本来であれば、五月中にまいておくのがベストらしいですが、おっとりで遅れました。
小学校一年の時に育てて咲かせて以来、五十年ぶりの俄かベランダガーデニング。
しかも、ヨーグルトや出汁入り味噌の容器を鉢にするなど、あるもので済ませました。
鉢にはキリで数箇所穴を開けて、水はけ穴を設け、その上にフィルターを被せます。
そのフィルターだって、百均で買っておいた換気扇用のもので、園芸用でもない。
残るは植えるための土ですが、これも百均の培養土に腐葉土を幾層に重ねました。
そして、鉢から滴り落ちた水を受ける皿も、お菓子の入ったプラトレイの有効活用。
何でも手軽な身の回りの廃品を使っていますので、お金を掛けずに楽しみました。
あとは、種をまき発芽してもらうだけですが、朝顔の種だって自分で摘み取りです。
昨年、近所の遊歩道でたくさん咲いたのを見ていたので、そこからゲットしました。
要するに、断りも無く勝手に採種したのですが、多分赤い花だろうと思う程度です。
こうして、用意万端になったので、六粒選んだ種子を最初は水に濡らしてみました。
三粒は底に沈みましたが、残りは水に浮いたままで、これでは身の入りが悪い。
実が詰まっていないので、中に空気があるせいで、浮いてしまうということです。
そして、本来なら外皮をふやかして発芽しやくするので、漬け置きが必要でした。
でも、今回はあまり気にしなかったので、十分ほどと短かく、ちょっと失敗しました。
なぜなら、鉢毎に開花する時期が大分ばらつき、最後に発芽したのは先週です。
種をまいてから二週間も経ってしまって、これからがんばって育ってほしいなあ。
こうして、六粒中四粒が発芽したので、あまり準備もしない割りに、まあまあです。
後は、来月にもなれば、花が咲いてくれるのでしょうが、これからが楽しみです。
つまり、朝顔は、短日植物なので、日照時間が短くなればなるほど、開花します。
だから、これから9月にかけて、咲き続けてほしいと思うのですが、どうでしょうか。
ところで、朝顔の水やりは朝夕に一回ずつですが、おちおち旅行もできません。
なのに、夏休みは一週間の北海道旅行へ出かけるので、水やりも難しくなります。
どうしよう、どうしようと悩みましたが、グーグルの検索でアイデアを見つけました。
それは、小学校の理科実験でお馴染みな、毛細管現象を利用した方法なんだ。
というわけで、これから旅行に向けて、自動水やり器の作成に着手いたします。
実験的に、風呂場で洗面器からたらした靴紐から、高低差を利用して水が滴り落ちるのは確認したのですが、少し給水のスピードが速すぎるようなので、少し細めのタコ糸に切り替えることにして、加えて蒸発をふぐためにサランラップで糸をくるんでしまうとか、これから考えを出してみて、旅行前には装置を完成させたいものだと思うのでありました。
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