好きで滑りに行くのか、リフト券を集める収集者なのか、よく分かりませんな。
でも、どちらもクリアできれば満足なので、体力勝負の欲張りコレクターです。
でも、どちらもクリアできれば満足なので、体力勝負の欲張りコレクターです。
それで、広島県に出かける際、積雪地域の道路事情が分からず、事前に調査だ。
”広島県 県道 冬季閉鎖”のように単語をピックアップして、ググってみました。
”広島県 県道 冬季閉鎖”のように単語をピックアップして、ググってみました。
もっとも、アサヒテングストンからこのスキー場に向かう時は、島根県からだ。
なので、島根県も併せて検索しますが、近道で便利な県道11号線は閉鎖だとさ。
なので、島根県も併せて検索しますが、近道で便利な県道11号線は閉鎖だとさ。
若い道路番号で主要道だと期待しましたが、グーグルストリートビューも凄い。
道路をなぞると山間部は1.5車線以下で、カーブも急だったりと雪道は危険だ。
しかも、来尾峠の頂上で標高八百メーターもあれば、閉鎖されて当たり前かも。
本当は、この道路が冬季通行できれば、瑞穂ハイランドからでもハシゴできる。
でも、冬はダメ出しの道なので、代わりに県道113号線を使うことにしました。
ところが、ストリートビューを見ても、この道だって同じ車線巾で細いの何の。
少し標高の低い谷間を走り抜けるから、そう積雪はないと思っても北向き道路。
日中、気温が上昇して溶けた雪が凍ってアイスバーンになるかもしれない恐怖。
そんな気持ちの高ぶる中、意を決して通ることにしましたが、確かに怖かった。
特に、都川の集落を抜けてからは坂も急で車線は細いし、退避路もありません。
こんな場所ですから、対向車が来たらバックなんかできないよと思いつつ走る。
なんとか通り抜けましたが、途中、都川の集落で棚田の雪化粧も見られました。
ルートマップ(クリックでズーム) |
雪化粧した都川の棚田 |
この棚田は、高さのある野面積みの石垣に囲まれた水田で、まるで城壁のよう。
鎌倉時代、京から移り住んだ人々が開墾した集落だそうで、地名がゆかしいの。
そこを流れる川の風情を、京の鴨川に見立てなぞらえて、”みやこがわ”と呼ぶ。
そんな謂れのある集落だそうですが、季節の良い時にもう一度訪ねてみたいな。
まあ、そこを過ぎてから地獄の走行になりましたが、何とか脱してサイオトへ。
地名が才乙と”さいおと”と呼ぶみたいで、ゲレンデの命名はカタカナ化で勝負。
それなりに都会風に変身した感のスキー場でしたが、午後の雪質は重たかった。
バリエーションのあるゲレンデで楽しい一言ですが、板がなかなか滑りません。
滑走中、スピードが板に乗らず、前のめりに突っかかって転びそうになるほど。
トップで標高が千メーターを越えて、ボトムでも七百メーター以上もあるのに。
やっぱ、西日本まで来ると冬の寒さはそう厳しくなくて、雪も融けやすいのか。
だって、滑ったのが二月中旬で、これが東日本なら雪質はまだ上等のはずだよ。
というわけで、雪質がベタつかない午前中に滑りたかった、ゲレンデなのです。
この日はピーカン照りだったので、午後になって雪が暖められて、ゲレンデコンデションが悪化する一方でしたが、その分、頂上から芸北国際など遠方のスキー場も見渡せるなど、滑りよりも見晴らしのよさに感銘を受けた自分がいるのでした。
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