2020年11月24日火曜日

株を枯らしてしまっても、種子を分けてくださる方が見つかったという点で、この植物の栽培には幸運が待ち構えているのかもしれない - ウマノスズクサ(ガーデニング)

近所のオオバウマノスズクサ

実を言うと、ウマノスズクサは、株の切り取りによる植え付けが失敗しました。
二三回、若葉が伸びては枯れるのを繰り返したら、生えて来なくなったのです。

植えたのは七月初めですが、ぎりぎり、株を分けても大丈夫と考えていました。
それに、ネットの助言にあった通り、市販の腐葉土を使って鉢植えにしたんだ。

大きめの八号鉢を使いましたが、鉢植えで成長を阻害しやすい要因があるのか。
根が匍匐する説明もありますが、植えた直後にそんなに成長するわけでもない。

マンション住まいですから、路地植えもできず、鉢植えでは問題があったのか。
株分けてくれた方は家の庭へ移植して増やしただけで、特に説明もありません。

分からないままに時間だけが過ぎ去りましたが、偶然にも野生の株を見つけた。
それは管理の行き届いた事業所の緑地で、数株が繁殖しているような感じです。

事業所へ侵入を防ぐ金網仕切りがあって、その外側が、手入れのよい松林なの。
適度に日光が差し込む中、この金網に巻き付いていた葉っぱが、非常に特徴的。

ミッキーマウス型の葉っぱですが、ウマノスズクサの中でも特異に見えました。
蔓が草というより木質化していたので、オオバウマノスズクサなのでしょうか。

そして、金網に巻き付いていたのが二株で、地上から生えているのもあるんだ。
なので、この事業所にお願いして秋の草刈り前に株の掘り起こしも考えました。

だけど、鉢に植え替えて、また枯らしてしまうかもしれないので、ぐっと我慢。
その代わり、どこかで種子を分けてもらえないか、ネットで探しまくりました。 

馬の首に付ける鈴のよう

同封で頂いたアクセサリー

そうしたら、ウマノスズクサが実を付けたというブログ記事を発見できました。
早速、いただけないかと勝手なお願いをコメントしてみましたら快い快諾です。

そして、西日本に住むブロガーさんのご厚意で、種子を送っていただきました。
数年ぶりに結実とあり、今回は不稔ではないとのことですが、種まきは何時か。

後で電話でお礼がてらアドバイスを求めましたら、すぐに撒くのが良いらしい。
取り撒きといっていましたので、長めのプランターに撒いて試してみましょう。

それで、今年開花して結実したのは、分けがあって植物が危機感を感じたから。
庭先で繁茂したたくさんの株が邪魔になって、一株だけにした結果なのだそう。

ウマノスズクサだって、ここでは根絶やしにされると、生理的に感じたのかな。
多年草なので地下茎は枯れないんだけど、そんな話を電話からお聞きしました。

というわけで、近所のオオバウマノスズクサは鼻が異様に長いミッキーマウス。
もし、芽が出て成長してくれたら、ウマノスズクサを栽培してジャコウアゲハを育てている近所の人もいる関係で、自分の住まいまでふわりと飛んできてくれないものかと、淡い期待を寄せる自分がいるのでした。




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