電球レセプタクル |
最近は、家電量販店の照明機器コーナーへ行くと、LED照明がズラリ並びます。
昔は蛍光灯が主流でしたが、最近は消耗品の蛍光管だけで機器が見当たらない。
機器自体を家庭内で見かけるとしたら、使い古しばかりで生産終了でしょうか。
実際、蛍光管に使われる材料の水銀は揮発性が高く、生物の体内に蓄積します。
しかも、体内の神経系に有害なため、その使用が禁止されるようになりました。
特に東日本大震災以降、国内では電力不足などから省電力の意識が高まります。
LED照明も急速に普及しましたが、発光効率は蛍光灯よりたかく、省エネです。
なので、有害な水銀を使わず、省エネなLED照明だから、エネルギーに優しい。
なので、政府も政策で蛍光灯を廃止し、LEDに切替える政策を進めてきました。
まあ、この照明で日々の消費電力も抑えて、温室効果ガスの排出も減らします。
それで、器具の生産は終了しているようで、今は交換品の蛍光管の販売だけだ。
しかも、あと十年でこの消耗品の蛍光灯も、ストックを消化させて終了だとか。
こうなると、残り十年間の命になるので、家にある蛍光灯照明器具も切り替え。
新品を買おうか検討したのですが、設置した部屋は、頻繁に使う部屋でもない。
なので、金をかける気も起きず、ここは電球ソケット式に改造を決断しました。
このソケットは、レセプタクルという商品名で売られていてネット通販で購入。
ところで照明用電球は、LEDの他にフィラメント球も未だに売られています。
百均で買えるような廉価な商品もあって便利なので、即刻改造に着手しました。
先ずは、天井から照明器を下して、フードと蛍光灯を外したら、分解開始です。
止めてあるネジを外して蓋を開けると、中に安定器などの部品が入っています。
配線を切断すると、あっさりと部品は外れて、上蓋だけを残してしまうんだな。
この後、レセプタクルに配線をつなぎ、ネジ止めで固定するのに適当な穴探し。
ただ、見つけた穴は貫通して固定できず、上部に止め板を当てネジ込みました。
というわけで、60Wのフィラメント級の懐かしいオレンジ色の照明が完成ね。
欧米人は、夜間の室内照明では、日本人の好きな蛍光灯の昼光色と違って、少し暗めのオレンジ色を好むのだそうですが、今回改造した照明を点灯してみてそんな気分にもなり、昔ながらに影のできるレトロな電球に、愛着を感じてしまった自分がいるのでした。
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