語呂合わせのK-POPグループ |
別に、このK-POPの”Wow Thing”というガールズグループのファンでもない。
たまたま、お題で紹介したユーチューブのチャンネルを見つけてしまったから。
気になったチャンネルなんだが、どうもパキスタンの町工場の取材動画らしい。
規模が大きくても、せいぜい、従業員数十人ぐらいで作業場に毛の生えたもの。
もちろん、私服でユニフォームなど着ていないし、安全靴の着用もありません。
サンダル履きをしながら、溶接はするわ、溶けた金属をを鋳型に流し込みます。
要するに、安全衛生は無視のへっちゃら感で、さすがGDP千ドルちょっとの国。
二億人も人口があって労賃も安いので、労働者はいくらでも替えが効くみたい。
こういう国に生まれなくて良かったと思いつつ、この国は密造銃のメッカです。
ペシャワールと言う都市では、図面もないのに銃のデッドコピーをしています。
だから、時に暴発するとか物騒なんだけれども、かの国の人はどうも器用だな。
しかも、一人で全工程をこなして全部品を作り上げして、組み立てから試射も。
そんな現地取材番組を見たこともありますが、”Do It Yourself”の風土が息づく。
どの工場にしたって労働環境は劣悪ですが、工作機械は旧式でも揃っています。
旋盤、ボール盤、プレスマシンなどで、電気溶接も一丁前にするが手袋はなし。
火花が手に飛んで火傷をしないのだろうかと恐ろしくなりますが、全然平気だ。
平然と作業をしているのですが、それなりのレベルで終えているので感動的だ。
溶接跡のビードもまあまあで、グラインダーをかけてきれいにすれば実用範囲。
逆に日本ではロボットの工作機械が多いから、昔の製造方法に興味が湧きます。
こうやって、手作りだと設計もシンプルになりがちで、二層式の洗濯機がそう。
この動画はこちらから(Other things) |
ステンレス洗濯槽の製造とか、モーターもそこで手作りして、最後に動作試験。
ちゃんと動いていますが、しかも、今時にモーターの固定具が板だったりする。
外観はそれなりの電気製品に見えますが、中に木製の板を使うなんて驚きです。
まあ、政府も国内産業を保護育成する政策で、高い輸入関税をかけているはず。
最近は、どんな国でも鋼材やプラスチック原料等は、価格差も無く購入できる。
だって、海上貨物の物流コストもコンテナのおかげもあって低廉になりました。
だから、最後は人件費などそれ以外のコストも安ければ、それなりに競争可能。
なので、こんなレトロの二層式洗濯機でも、所得の低い国だから需要はあるな。
というわけで、パキスタンに在留している日本人は、千人ちょっとだけでした。
それだけ、身近な国とは言い難いのですが、モノづくり大国の日本としては、ユーチューブを通してでも、この国の町工場の営みが知りえたのなら、少しでも親近感が湧くのではないかとも思うのでした。
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