2024年1月20日土曜日

コンサートホールは、音響設計をヤマハさんがしたのだから、フェスティバルを開くのは当たり前だろう ー 草津音楽の森スキー場(群馬県)

平成5年に滑走した記憶
          
僅か十年の営業と実に短命なゲレンデで、滑ることのできた人は奇跡でしょう。
県道沿いに位置してアクセスは抜群でしたが、緩斜面過ぎたゲレンデが仇です。

昭和63年に営業を開始、平成11年にクローズなので覚えている人は少ないはず。
リフトは撤去されてしまいましたが、現在もクロスカントリーコースで利用中。

実際、クロスカントリーの愛好者は限られているので利用者は少ないようです。
ゲレンデは、平均4度(最大8度)の緩斜面に、1キロのコースが三本設定だ。

林間コースなので、滑らずに歩くクロスカントリーの方が面白い感じがします。
このような緩斜面コースは、ブランシュたかやまスキーリゾートを思い出すな。

キッズファンコースは、平均7度(最大10度)で長さは1.6キロもありました。
日本一長い固定式循環リフト(ペア)が設置されていたテレンコゲレンデです。

他には、妙高スキーパークが、全長1.2km、平均斜度7度のなだらかなコース。
こちらは、休止中なので滑走ができなくなっていますが、似た印象のゲレンデ。

何れも、ちびっこやファミリー向けでしたが、なぜ草津温泉に開かれたのかな。
それは、当時、草津温泉・国際のゲレンデが、滅茶苦茶混雑していたからです。

PDFはこちらから
       
このため、家族がゆったり滑られる配慮なのでしょうが、少しなだらか過ぎる。
初心者用の斜面だけで、初中級者のコースが無いので、すぐ飽きてしまいます。

なので、利用者が少なくて、たった十年の営業で終了してしまったのでしょう。
ゲレンデマップで探すと、草津温泉エリアのマップの中に紹介されていました。

シズカスキー場も載っていて、当時はゲレンデが三ヵ所だったのが分かります。
それで草津音楽の森というのは、ここにコンサートホールが存在するからです。

毎年夏が来ると、国際音楽アカデミー&フェスティヴァルが開催されるのです。
草津温泉は標高が高いので、避暑地にもなるから、音楽祭が開かれるのだろう。

まあ、本家は、ドイツの高級温泉地バーデン・バーデンのイベントと思います。
イースターと冬の頃に二回行われるようですが、草津は狭間の夏にしたのかな。

というわけで、本当は、草津温泉ゴルフ場のコースを利用した冬季営業なんだ。
多角経営でビジネスを大きくしようとしたのかもしれませんが、捕らぬ狸の皮算用はあてにならないものでして、わずか十年で果てない夢となってしまったと言う、厳しい現実なのでした。



いいねと思ったら、三つポチっとね!
にほんブログ村 スキースノボーブログへにほんブログ村 スキースノボーブログ スキーへにほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村    にほんブログ村      にほんブログ村 



0 件のコメント:

コメントを投稿