退職金の規定が変更されて確定拠出金が導入されたのは、四十代半ばの頃です。
あと十数年で退職年齢に達するのに、ギャンブルらしき制度の導入で驚いたわ。
制度的には、半分は会社の厚生年金制度で積み立てられ、半分がそっちらしい。
自分で利材の金融商品を選んで利殖に励むということで、米国由来の制度だな。
ですが、本家では破綻企業もあり、本当に従業員にメリットがあるのかどうか。
まあ、ギャンブル好きならば、利率の高い商品に一か八か掛けるのも悪くない。
こうして、リスクの高い商品を選んだ結果、元本割れを起こした人もいました。
本来の積立金の半分以上を失ったことになり、こうなると手取りは激減します。
自分の場合、そんな稼ぐ気もなかったので、保険会社と銀行の安全な信託投資。
利率は付くのか付かないのか分からないぐらい薄くとも、元本は目減りしない。
こうして、積み立ては退職年齢の60歳までして、雇用延長ではほったらかしだ。
ですが、退職までもう少しという時に、この拠出金の取り計らいで通知が来る。
一括で貰い受けるか、年金で毎月貰うかの選択ですが、自分は全額確保とした。
まあ、遊ぶ金欲しさというわけでもないが、自分で管理すればよいだけの話ね。
送られて来た書類を作成しますが、実印を押す必要と印鑑証明も必要になった。
それで、上さんに証明を取りに行ってもらったのですが、証明が抹消なのです。
つまり、現在の住まいから海外へ転居した結果、自治体での証明は取り消しだ。
なので、印鑑登録を出し直さなければならず、本人が出かけなければならない。
いやはや面倒くさいなと思いつつも、週末金曜日に半休を取って区役所詣でね。
というわけで、退職前には、しこしこ色々と手続きをせねばならないのですわ。
上さんも、自分が退職して毎日家にいるようになると、どういう生活パターンを作ったらよいかと、時々話をしてくる始末で、健康管理には重要な側面でもあるのですが、何だか老いるための六十五才の壁を感じる始末で、そんなに府混んではおらんぞと気張る自分なのでした。
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