2024年8月11日日曜日

平安の世にも『虫めづる姫君』がいたように、我が家もベランダで挙げの幼虫を飼育して愛でるのだ ー アゲハ蝶羽化(昆虫観察)

      
アゲハ蝶がベランダで羽化していたのを見つけましたが、今朝方のことらしい。
朝、起きてベランダの鉢に水やりをしようとしたら、何か黒いものを見つけた。

濃い黒の紋様が特徴的なのは夏型の特徴で、黒っぽさで蝶に見えませんでした。
そのため、鉢に水やりをしていたら軽く触れてしまって、なんだと驚きました。

それがこの蝶だったので、相手も驚いたのか、手すりの下部で張り付いたまま。
まだ羽が乾いていないのか、羽ばたかせることもなくて、じっとしていました。

上さんが、時折、ベランダに出ては、観察していましたが、午前中はそのまま。
午後になったら、いつの間にか羽ばたいて、ベランダから飛び立ったようです。

今年は、五匹の幼虫が蛹になるために、ヘンルーの木から脱走していきました。
羽化のタイミングを考えると、最後の一匹がベランダで蛹になっていたみたい。

      
まあ、今年もこうして巣立った姿を確認できたのは、とてもうれしいことです。
それで、今年は順調に育ったウマノスズクサも、ジャコウアゲハのためなんだ。

実は、ウマノスズクサは毒草ですが、この蝶はこれしか食べない習性の持ち主。
幼虫の頃から体に毒を溜め込んでいるので、鳥や昆虫から捕食されないようだ。

いったん捕食しても吐き出してしまうと書いてあったので、サバイバル戦略ね。
ただ、ウマノスズクサ自体は、それほど繁殖力がないので分布が非常に少ない。

このため、この食草が生えていたとしても、この蝶が飛んでいるわけでも無い。
蝶自体の個体数が非常に少なく、アゲハ蝶のように簡単に産卵に来ないのです。

繁殖力の弱い毒草を餌にしているから、蝶自体の個体数も限られてしまうのか。
そのかわり、羽化した後でも捕食されることもなく、細々と繁殖できる分けね。

賢い生存戦略ですが、身の回りの近所でも、それらしい蝶は見かけるのですよ。
だから、どこかにウマノスズクサが自生するのだと思うのですが、どこだろう。

というわけで、メルカリなどで繁殖家の方から分けてもらうことしかなさそう。
まあ、非常に珍しいと言われるウマノスズクサの開花も、今年は経験できましたので、残ることはこのジャコウアゲハの幼虫飼育を、ぜひベランダでやったみたいと思うのでした。



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