JR東日本の路線では、唯一自社の他の路線に接続していない飛び地路線です。
以前は、東北本線の接続する野辺地駅でしたが、現在は3セクの青い森鉄道だ。
東北新幹線の八戸駅~新青森駅間の開業で、接続が別も路線になってしまった。
奇妙な線路ですが、JR東日本も自社の路線として大湊線を経営する方針です。
非常にカーブの少ない線路で、まっすぐな鉄路なので揺れをあまり感じません。
ローカル線のワンマン電車なので、先頭車両から先方の鉄路が眺められました。
当日は、夕方の列車に乗ってのですが、商用とか観光の帰り道なのか混雑です。
とはいっても、ボックス席に二人程度なので、空席を断って何とか確保したの。
この日は、梅雨なのに快晴で、陸奥湾に沈む夕日がみられて美しい借景でした。
それで、終点の野辺地ではかなり下車してしまい、青森行きの乗り換えみたい。
実は、青森駅から大湊線の終点まで、青春18きっぷの使える特典があります。
加えて、途中下車しなければ、青春18きっぷで八戸まで乗車できる特典なんだ。
だから、野辺地で乗り換えても大湊線はJR線だから、この切符が使えるのだ。
こうして、我々夫婦も一日三便が運航されている快速列車「しもきた」に乗車。
下北半島にある”むつ市”にある下北駅からですが、駅員もいないローカル駅だ。
人口数万の市内にある駅なのに裏さびれた感じもして、本州の最果て感も強い。
しかも、下北半島には水田が少なくて、これも冷害の原因、”やませ”の土地柄。
野辺地から東北本線に入ると、田んぼが多くみられるようになって驚きました。
つまり、下北半島は本州の内地なんだけれど、気候的に冷涼で北海道に近いな。
だけど、本州最北端のニホンザルがこの半島に生息するから、やっぱり本州だ。
というわけで、津軽海峡の強い海流を渡れずに、動物もこの半島がどん詰まり。
自分の記憶ですが、北海道の小学校では、内地と北海道に生息する生物の違いが、この津軽海峡にさえぎられているのが要因で、これを発見した人、トーマス・ブラキストンの名をとった、”ブラキストン線”と教わったことを改めて思い出した自分なのでした。
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