2024年8月21日水曜日

亡き父の形見みたいなものだから、修繕しながら末永く使い続けようと思うんだ ー 回転盤交換(DIY)

       
父親が、グループホームの入所で、座りやすく回転しやすいと買い求めました。
以来、その部屋にありましたが、療養病院へ移ったので自分が引き取りました。

その後、父親も亡くなり、リビングにある籐椅子だけが、父親の思い出になる。
時折は腰かけていましたが、結婚してから上さんが良く座るようになりました。

上さんは背が低いので、座高の高くない籐椅子が気に入ったらしく座るのです。
長く使って来ましたが、回転機構のボールベアリングが、こぼれて転がりだす。

その内、滑らかに回らなくなり、椅子本体への負担で、壊れるかもしれません。
上さんは、そんなに高くないから、新しく椅子を買えばよいとまで言うのです。

でも、思い出の籐椅子だから捨てるのはしのびなくて、修理を思い立ちました。
以前、回転機構の保守で少しだけ分解した経験があるので、構造は分かります。

どの部分が交換できるのか把握していますので、後は部品が購入できるかだな。
手始めに籐椅子の修理を検索したら、部品名が”回転盤”というのを知りました。

そうなると、後はアマゾン等通販サイトで探してみたら簡単に見つかりました。
たくさん種類があるのですが、自分のは一辺が16センチの正方形の大型なんだ。

5.9インチで紹介しているタイプがそれらしく、高評価の多い商品を選びました。
二千円もしないから、サイズが合わなかったとしても買い直せばよいだけです。

こうして、配達されるまで待ちましたが、分解したままでも実に殺風景な感じ。
なので、座る部分を回転台に乗せて、居候のぬいぐるみに座ってもらいました。

          
こうして、品物が届いて取り付け直しましたが、ボルトナットの品質が悪いな。
ワッシャ―も無くて、ボルトとナットだけで締め上げていて、緩くなりやすい。

以前、分解した時に平ワッシャーをかませましたが、それでもすぐ緩みました。
なので、ゆるみを抑える”ばね座金”のついた、径の大きなボルトナットも用意。

一部を交換してきっちりと締めて取り付けたので、もうグラグラしないだろう。
というわけで、重心の偏らない座り方をしながら、長持ちさせるとしましょう。

上さんが言うには、自分がこの椅子に座って片足を上げ下げしたり、両足を上げて腹筋を鍛える運動で座っていたりもしたから、偏った重心の荷重で回転盤が損傷をしたに違いないと申すのですが、そんなことする前からベアリングがこぼれて回転がぎこちなかったではないかと、つい心の中で反論している自分なのでした。



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