昭和62年12月12日滑走 |
昔は、初すべり御用達のスキー場が各地にありました。
例えば、関越では谷川岳天神平が真っ先にオープンします。
例えば、関越では谷川岳天神平が真っ先にオープンします。
一方、東北地方へ北上すれば各県に存在していました。
青森なら八甲田、宮城は蔵王すみかわ、山形が天元台。
青森なら八甲田、宮城は蔵王すみかわ、山形が天元台。
岩手ですと、この岩手八幡平スキー場に白羽の矢が立ちます。
例年12月初旬にオープンしますが、 冷え込みのきつい年もあります。
例年12月初旬にオープンしますが、
こういった時、まれですが11月末に臨時オープンです。
ただ、その後、雪が融けてしまって一時的にクローズもします。
ただ、その後、雪が融けてしまって一時的にクローズもします。
初冬、天気予報で寒波情報を見ますとなぜかウキウキです。
この気圧配置なら、あそこは積雪何センチだろうとか推測します。
この気圧配置なら、あそこは積雪何センチだろうとか推測します。
とにかく、寒波が初雪を降らして通り去ってくれた後が大事です。
いてもたってもたまらなくなって、スキー場へ電話をしてみます。
いてもたってもたまらなくなって、スキー場へ電話をしてみます。
相手から30センチと聞こうものなら、よっしゃーと歓声ですよ。
もちろん、リフトを営業しますと相手から確認するのも忘れない。
もちろん、リフトを営業しますと相手から確認するのも忘れない。
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こうして、この年はいそいそすべりに出かけることができました。
このスキー場、 ハッキリ言ってシーズン初めと終わりの用向きだけ。
このスキー場、
あいにく、フルシーズンになってしまえば見向きもされません。
なぜなら、標高があるので寒いし雪のある日が多いのです。
なぜなら、標高があるので寒いし雪のある日が多いのです。
天候に恵まれなければ、ふもとの八幡平リゾートが快適でしょう。
そんなスキー場なので、 客層はかなりマニアックな連中ばかりでした。
そんなスキー場なので、
この日は未だに覚えていて、 午後からみぞれまじりの雪になりました。
滑走には最悪の天候でして、 吹雪いてまともな視界すらありません。
滑走には最悪の天候でして、
そんなスキー場の思い出ですから、 リフト全てを通したこともありません。
初すべりは、たいてい、一番下のゲレンデだけでした。
初すべりは、たいてい、一番下のゲレンデだけでした。
リフト券(裏面) 東北ではこのコンフォールというスキー板を見かけました |
すべり納めになると、残雪の上部リフトを使用します。
しかも、 バーンが数メーターの幅しかなくなって窮屈に滑りました。
しかも、
とにかく、コースを選んで滑る余裕などは全くありません。
でも、滑れればよいというマニアにはたまらないスキー場でした。
でも、滑れればよいというマニアにはたまらないスキー場でした。
と言うわけで、このゲレンデは廃止されてしまって、 いかにも残念です。
ただ、 今は元来の山スキーコースに先祖がえりして生き残りました。
ただ、
春先の残雪をたのしみに、スキーを履いて登山と言うのも、 乙なことではないかと思った次第なのでした。
注:コースマップ出典元→オールスキー場完全ガイド’95( 立風書房)
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