夏ミカンの三齢幼虫 |
十月三連休ですが、最終日、気温が二十度も超えない冷たい一日になりました。
終日、降り続いた雨模様の天気だからでしょうか、アゲハの芋虫がかわいそう。
今年は猛暑の夏だったせいか、九月末になってもアゲハ蝶がヒラヒラ飛来する。
何せ、三十度を超えた日が二十日以上もあったので、実に長い夏の季節になる。
昆虫にとっては、うれしたのしいシーズンにはなったのでしょうが、急転直下。
十月に入って、さすがに気温も下がり始めて、この日は北海道の帯広で初氷だ。
こうなると、サナギになるまで芋虫さんが本当に成長するのか、不安なんだな。
実は、このアゲハの幼虫を発見したのは、この雨の日から五週間ほど前でした。
上さんが、ヘンルーダの木に産み付けられた卵らしい丸い粒を発見しています。
なので、孵化を楽しみにしていたのですが、幼虫を見つけられないでいました。
ところが、冗談半分に育てていた夏蜜柑の若木に、偶然にも幼虫の一匹を発見。
ヘンルーダには、例年、たくさんの幼虫が育ちましたが、まさか思いもしない。
それからニ三日して、ヘンルーダにも一匹幼虫がはっているのを発見しました。
つまり、二匹の幼虫は、九月末の頃に孵化して成長してきたということらしい。
マンションの中庭では、確かにアゲハ蝶が飛んでいれ、ベランダまで来たんだ。
そこで産み付けられたと思いますが、この時、クロアゲハ蝶も飛んでいました。
だから、夏ミカンはそちらだと思いましたが、三齢幼虫では見分けがつかない。
なので、このまま成長を見守る気でいますが、実はすでにサナギがいるのです。
一匹は、わかりやすい場所で簡単に見つかりましたが、もう一匹は偶然でした。
ローズマリーの木の鉢皿に付いているのに触れてしまって、糸が切れたのです。
このため、サナギを支える一本の糸ではサナギがブラブラして不安定に見える。
何時、落ちるとも分からないので、応急措置で取り外して、安置してみたんだ。
このやり方は、ネットで探したらよく行われており、自分もそう試しただけね。
というわけで、この二匹のサナギは、アゲハ蝶で間違いないと確信しています。
だって、九月にはアゲハ蝶の幼虫が十匹もいて、サナギになったのかも分からないまま脱走して行方知らずになってしまったので、そうだと思っているのですが、現在、幼虫の二匹は、ナミアゲハなのかクロアゲハなのか、確認できる四齢の脱皮を待ち望んでいる自分がいるのでした。
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