ちょぼ焼きの調理をしている職人さんの手際に、思わず見入ってしまいました。
手さばきを見ていると、道具を使う所作に、少し大げさなしぐさが入るのです。
職人さんの顔つきも、眉がとても特徴的で、誰かに似ていると思い始めました。
その場では思い出せずにいましたが、帰宅して喜劇俳優らしいと気が付いたの。
多分、藤山寛美の松竹新喜劇とか藤田まことのてなんもんや三度笠の時代だな。
そんな彼らが活躍していた時代だから、半世紀ぐらいは前の話になってしまう。
それで自分の記憶の片隅に名前が残っていないか、頭をひねっても出て来ない。
なのでネットやらユーチューブでも必死に検索しましたが、小島慶四郎かなあ。
いや、漫才師にもいたような気がするし、てなもんやでも見たような気もする。
ただ、慶四郎さんは、顔つきが岡目だったので、その職人は細面なんだよなあ。
なので、誰かはっきりぜずに分からずじまいでしたが、ちょぼ焼きは美味いな。
実を言うと、この阪神デパート「スナックパーク」ではイカ焼きが目標でした。
でも、イカ焼きの調理器具がいかめしくてクリーニング屋を思い出してしまう。
つまり、プレスアイロンを連想させるほどに具を充填したらバタンと閉めます。
つまり、たこ焼きみたく、途中にひっくり返したり回したりしない自動化だよ。
何やらプレスマシンで一定時間後に出来がって来る感じで、面白くありません。
その代わり、ちょぼ焼きやたこ焼きは、職人さんの手際が面白くて見とれます。
まあ、こういう粉もんのB級グルメと言うのは、調理見物も味わいの一つだな。
そんなスナックパークは、安く早く手軽に食せるB級グルメの殿堂に違いない。
以前はデパ地下の一角を占めていましたが、少し離れた場所に最オープンです。
このデパートのある梅田の地下街は、広すぎで迷子になってしまうほどなんだ。
なので、JR大阪駅の改札口を出て歩いていて見つけたのが、無料配布のマップ。
地味にひっそりラックに立てかけられており、目ざとく見つけて活用しました。
と言うわけで、この職人さん、翌日に中田ボタンのそっくりさんと気が付いた。
確かに眉と目元の感じが、この漫才師に良く似ており、中田カウスとのコンビも長年活躍して来たし、テレビを通じてお茶の間を笑わせてきたからせいで、この顔つきも自分の脳裏に焼きついていたのはさもありなん、しかも、あの焼き方、ひっくり返しに振りを付け足していたのが、なんとも漫才の絶妙な掛け合いにも通じるものがありまして、個人的なフードパークの一風景になったのでした。
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