日曜日、上さんがローズマリーの若枝を詰めた袋を持って外出から戻りました。
この袋の中には、摘心された多肉植物と思われる苗も入っているのでびっくり。
知り合いが、がん治療も終わり退院すると聞き、お見舞いに出かけていたんだ。
ご本人の自宅も、一戸建てでそれなりに広く、雨戸やシャッターも多いらしい。
なので、病み上がりでは力も出ないだろうからと、手伝いに出かけたわけです。
まあ、これらを開けるのに力が必要だったと言っていて、手助けできたようだ。
それで、その家は庭も広いらしくで、生えている植物をいただいたという次第。
ローズマリーは低木で庭の地面を覆い隠す植物として、ごく普通にみられます。
それに、虫よけにもなるし、葉を摘み取れば、ハーブとして料理にも使えます。
要するに、一石二鳥の植物で、露地であれば手入れを必要としない丈夫さだよ。
ですが、小生の自宅はマンション住まいなので、ベランダガーデニングになる。
それでも、八号鉢くらいに植えて、肥料を施すのを忘れなければ、育つだろう。
そう思うと、挿し芽にして発芽させてから、鉢に植えかえる算段で即決行です。
先ず、小さなバケツに水を張って、そこにメデネール液を必要量、加えておく。
それに三時間以上の間、漬け込んでおいてから、成長している若枝を摘心した。
ネットで検索してみると、先端の枝が青々としている部分を使って挿すようだ。
これにならい、十本くらい切り落として、小枝の下側の葉は切り落としました。
できあがると、用土に挿していきますが、発芽に失敗した土が余っていて転用。
ウマノスズクサの種子をまいてみましたが、全く発芽せず、鉢はきれいなまま。
時折、こぼれ種のカタバミが生えて来てむしっていましたが、これを有効利用。
後は、発根剤のルートンを使う株と、使わない株に分けて、比較試験もします。
このルートンは、根の発育を促す成長ホルモン剤ですが、但し書きがあります。
それは、食用とする植物には使わないで下さいとあり、一年草の野菜だろうな。
その年のうちに成長して実をつけるので、少し危険なので、使わないのが無難。
でも、多年草や低木では、二年目以降、使ったホルモン成分は消費されるはず。
なので、初年度は食用にせずに二年目以降は収穫できるとして、使って見よう。
ネットを探すと、オリーブ農家さんもこの趣旨に沿って使う人もいるようです。
メデネールだけで挿して成長してくれれば、そちらを植え替えにも使えるしさ。
というわけで、以前の失敗した挿し芽よりは、はるかに期待の高まる作業です。
前回の挿し芽では、成長した若い枝をそのまま土に挿し込んだだけで、下処理も全くしなかったから、そのまま立ち枯れてしまったという経験があり、その後に、多肉植物のマツバギクで挿し芽をした経験も活かしつつ、今回の作業に結び付けた自分がいるのでした。
おまけ:水耕栽培でも発根するようで、おまけで実験中。
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