昔は、ゲレンデガイドがたくさん出版されていました。
毎年、毎年、スキー場が増えていくような時代です。
特に、立風書房なんか有名でした。
インターネットなんかは序の口で、パソコン通信がせいぜいです。
ゲレンデやスキー場経路の地図なんか、パソコンで表示できない。
何せ、電話モデムが主流の時代で通信スピードが、鈍足です。
大量のデータをインターネットで紹介する時代は、先のことでした。
だから、大事な情報源として出版物はまだまだ健在でした。
それに、スマホ・カーナビもありませんから道路地図も大事です。
とにかく、スキー場情報は、出版物に頼っていた時代でした。
自分も”オールスキー場ガイド”とか、未だに持っています。
他には、スキー場の集まる地域を紹介したパンフもありました。
群馬県スキー場経営者協会の発行物なんか、所有しています。
それで、自分のお宝はまさにそのレアなゲレンデガイドです。
一般刊行物でして、非常に地域を限った冊子です。
上に挙げた表紙ですが、これは北海道の限定版でした。
思い出せば、道北の朝日町あさひスキー場で滑った時の話です。
リフト一本の小さなスキー場で、市街地からは目と鼻の先でした。
休憩室も小屋がけみたいでリフト券売り場が併設されています。
そこで、切符を買ったんですが、スキー客もまばらです。
自分は、四十前後の男性でして、一人ですべりに来たのが珍しいらしい。
売り場のおじさんから話しかけられて話し込んでしまいました。
その時、自分は趣味で全国のスキー場を滑っている。
道産子なんだが、道北はやっと来られて楽しいと。
そのおじさんは、奇特な御仁とでも思ったのでしょうか。
見かけたゲレンデガイドを、いいから持ってけと言ってくれました。
ホイホイ喜んでもらったら、なんと本当は有料でした。
裏表紙を良く見ると、一冊940円です。
行ったものの滑りませんでした、残念。 |
たぶん、スキー場には無料で配布されたものの余りでしょう。
ページによっては、切り取り線でリフト券の割引クーポンもついていました。
このスキー場ガイドですが、町営の一本リフトの施設が充実しています。
これを使って、地味目な小さいスキー場を攻めたのは、言うまでもありません。
そんな、うれしいめぐり合いのあったスキーシーズンなのでした。
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