平成3年2月22日滑走 |
有給休暇もしっかり取得したし、 自分なりに満を侍したつもりで出かけました。
平日のゲレンデなら少しは空いていて、 リフト待ちも多少は緩和されるだろう。
平日のゲレンデなら少しは空いていて、
そう期待しながら出かけたのですが、 さすが誰しもが知っているゲレンデでした。
朝の営業開始から既にゴンドラが三十分待ちで、 乗れたのは一日で二回です。
朝の営業開始から既にゴンドラが三十分待ちで、
このため、 リフトも初心者がのんびり上がり出す前に上部へ一気に登り詰めま した。
混雑する前に、 斜度のある斜面を選んではひたする反復に滑走を楽しむのです。
混雑する前に、
それでも、トップのゲレンデですら混み出す始末で、 一度下に降りることにしました。
途中、馬の背から白樺という中上級者のコースを滑りぬけますが、 実に楽しい。
途中、馬の背から白樺という中上級者のコースを滑りぬけますが、
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ちょっと寄り道したくなってきまして、 接続のリフトに数回乗って滑走にトライします。
ただ、ここでもスキーヤーの行列ができ始め、 ちょっと我慢するのがつらかったです。
ただ、ここでもスキーヤーの行列ができ始め、
平成3年といえば、正にスキーブームの最盛期で、 どこも混雑が当たり前でした。
平日の金曜日とは言えベストシーズの週末が続きますし、残念、 致し方ありません。
平日の金曜日とは言えベストシーズの週末が続きますし、残念、
この後、ゴンドラ始発駅まで降りようとしたのですが、 下は長い緩斜面が続きます。
この斜面が実にけだるそうな気がしまして、 中間駅から上部へ目指そうとしました。
この斜面が実にけだるそうな気がしまして、
ただ、 緩斜面の起点になる中間駅で降りるスキーヤーがほとんど現れない のです。
ここは我慢でジッと待ったのですが、 三十分以上待たされる羽目になりました。
ここは我慢でジッと待ったのですが、
こうして二度目のゴンドラに何とか乗れたものの、 上の方はイモ洗い状態になりました。
これだけ混雑してきますとスピードも出せず、 斜面の途中で立ち止る人も出て来ます。
これだけ混雑してきますとスピードも出せず、
こういった初心者の滑走は突然くるりと曲がったりして、 実に予測不能なわけです。
ボーダーなんかもそうですが、 当時は未だ少数派だったので気になりませんでした。
ボーダーなんかもそうですが、
さて、どこかしこも混雑で滑れなくなると、 残るはふもとのゲレンデだけになりました。
見渡す限り広大で緩やかな斜面のリフトでして、 タラーっと滑るにもってこいです。
見渡す限り広大で緩やかな斜面のリフトでして、
もし、日本三大緩斜面というランキングがあれば、 ここは絶対に含まれるでしょう。
そして、歴史のあるスキー場から選ぶのなら、 御三家は次の通りになるかもしれません。
そして、歴史のあるスキー場から選ぶのなら、
栂池高原 鐘の鳴る丘コース (開所:昭和33年・1958年(鐘搗き堂))
岩原 ビギナー・パノラマコース (開所:昭和6年・1931年)
野沢温泉 上ノ平コース (開所:大正12年・1923年)
岩原 ビギナー・パノラマコース (開所:昭和6年・1931年)
野沢温泉 上ノ平コース (開所:大正12年・1923年)
まあ、赤倉温泉スキー場もあるとか、
でも見通しのよい一面バーンで楽しく滑る場合、
と言うわけで、栂池高原は今年、 二十三年ぶりに春スキーで滑ることが出来ました。
ゲレンデは昔のままでも、往時の賑い振りとは違って、 宿泊街の寂れようが目立ちます。
ゲレンデは昔のままでも、往時の賑い振りとは違って、
やはり、 夢幻のごとく宿も繁盛しゲレンデも混雑していた思い出だけが、 自分の脳裏を駆け巡っているようで、 ちょっと寂しくもあったのですが、 空いているのなら是非フルシーズンの頃に滑りに来ようかとも思っ たのでした。
おまけ:
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注:コースマップ出典元→オールスキー場完全ガイド’95( 立風書房)
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