2014年3月12日水曜日

進化をやめても種は生き残る - ホワイトバレースキー場 (群馬県)

昭和62年3月1日滑走

無骨なリフト監視員に怒りました。
リフト回数券をもぎ取られたんです。

後一回で使い切ったら記念に持って帰ろう。
そう思って、腕につけたホルダーを差し出します。

相手も、ハイ、終わりねーとか言いました。
その途端、ハサミも入れずに外されてしまいました。

あれっと思った瞬間、リフトに乗っております。
悔しくもあったのですが、そのまま上がってしまいました。

なので、このスキー場は駐車券しか残っておりません。
でも、行って滑ったのには変わりありません。

このスキー場、リフト二本でこじんまりしています。
谷川温泉の渓谷沿いに開かれたせいか、駐車場も小さい。

このため、これ以上ゲレンデは広がりを見せておりません。
昔からのまま、変わらずに営業が続いております。

まあ、首都圏からなら高速の水上インターで降りればかなり近い。
関越トンネルをくぐることもないし、時間が節約できます。

ただ、もっと近くにノルン水上スキー場ができてしまいました。
あっちの方は、それなりにゲレンデのバリエーションもある。

滑る楽しみだったら、あちらに軍配が上がりそうです。
ますます、客足が遠のくかというとそれほどでもない。

つまり、温泉宿に近いというメリットは捨てがたいのでした。
日本スキーヤー独特の温泉+スキーが見事にマッチです。

しかも、ゲレンデも拡張せず既存のみで堅実に営業しています。
過大な投資もせず、主に首都圏からの客を受け入れるだけ。

こういうスキー場もあるのですよ。
身の丈にあって自然体で経営しているのでした。

さて、ここは日帰りの行楽もかなり楽しめます。
ただし、滑るというより湯に浸かるのがメインです。

グーグルドライブはこちらから(滑走当時のパンフ)

そこは、日帰り温泉施設の”湯テルメ谷川”です。
じっくり温泉に浸って疲れを癒すのも一興でしょう。

滑るもよし、紅葉もよし、谷川岳の登山もよし。
そんな、マルチな観光地に合わせたゲレンデなのでした。


おまけ:

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