2014年3月3日月曜日

亡霊のゲレンデがパンフに - 聖高原スキー場 (長野県)

平成5年3月6日滑走

豪快にジャンプするスキーヤーは受け狙いでしょうか。
派手なスキーセーターはイエローなのでした。

袖にはラインも引かれて、アクセントで引き立ちます。
パンフはレトロで、まるで70年代を引きずったかのようです。

でも、滑ったのは90年代に入ってです。
つまり、パンフのデザインを変えずに使い続けてきたのでしょう。

手にした途端、懐かしさで一杯になりました。
コピーの字面も漢字が並んでいて古めかしい。

今時の子供たちには、なじめない雰囲気です。
だから、ちょっと心配にもなってきました。

パンフも新調できないなんて、経営はどうなんだろうか。
実際、その日は自分を含めて十数人です。

ほとんど一枚バーンのゲレンデを独占して滑りました。
一方、今現在、このゲレンデは営業中なのがうれしい。


ホームページを見ると、SAJ認定のスキー学校も開かれています。
地元のみなさんに愛されているというところでしょうか。

ところで、このスキー場までのアクセスがちょっと難です。
国道403号線を上るのですが、四百番代は想像がつきましょう。

二車線あるかないかで、冬なら大型の対向通行も難しい。
しかも、高度を上げて行くので頻繁にカーブに出くわします。

冬場の道路としては、慣れていないとちょっと厳しい。
ただ、距離としてはそんなに長くないので大丈夫でしょう。

それで、この近辺にはすずらん第二ゲレンデもあったようです。
車の運転中に、赤さびたスキーリフトの鉄骨支柱も見かけました。

ゲレンデらしい斜面と見なせましたから、そうでしょう。
でも、パンフレットにその紹介が堂々と乗っていました。

もう廃止したのなら、削除して良かったのかも知れません。
ところで、鉄道オタクのスキーヤーなら、ここは見逃せません。

麓には篠ノ井線があって、ここの姨捨駅は見ものです。
スイッチバック方式で車両が出入りするみたいです。

そして、この駅から見下ろすと善光寺平が眼下に広がります。
ここは、戦国時代、武田・上杉軍がたびたび激突しました。

歴史好きなら、ご存知の川中島合戦場として有名です。
それに、お月見ポイント第一位に選ばれたこともあるようです。

というわけで、近くには上山田・戸倉温泉もあります。
観光スポットが以外に点在しているんですね。

と言うわけで、規模に拘わらず訪ねてみる価値はあります。
今でも、そう思えるスキー場なのでした。


おまけ:
聖高原パンフ(中左)
聖高原パンフ(中右)
聖高原パンフ(裏)


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