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| 日本の左手ピアニスト、館野泉 |
ユーチューブで、BGM風にクラシック作品を選曲して、聞く機会が増えました。
中でも、折に触れてセルゲイ・ボルトキエヴィチのピアノ協奏曲を聞くのです。
ピアニストの一方、作曲でもあったボルトキエヴィチは、三番まで残しました。
どれも捨てがたい作品なのですが、特に2番は”左手のための”と副題付きです。
この副題付きの作品は、ラベルがよく知られていますが、こちらは目新しいな。
この副題については、戦争で片手を失ったピアニストが、依頼したからでした。
つまり、裕福な出身のヴィトゲンシュタインは、このまま演奏を希望しました。
ただ、左手だけなので両手を使わずに済むピアノ作品が、どうしても必要です。
このため、彼は当代で著名な作曲家に作品を依頼した成果が、この作品でした。
ラベルの作品との比較は難しいのですが、ロマン派らしい堂々とした作風だな。
活躍した時代は二十世紀前半ですが、当時の音楽動向に影響を受けていません。
このため、左手だけで演奏していると思えないほどに、華麗な出来上がりです。
それで、作曲家に委嘱した中に、プロコフィエフのピアノ協奏曲がありました。
4番ですが、あの有名な3番の後に作曲されたのに、無名なままが不思議です。
これも、ウイキで作品解説を読んだのですが、依頼者が演奏不能としたせいだ。
結局、第二次大戦で右手を負傷した、ジークフリート・ラップが初演しました。
しかも、作曲家の死後から三年を経てからでタイミングを逸したのは否めない。
それでも、左手になったピアニストが、復活公園にこの作品を選んだりします。
ユーチューブで聞けたりしますが、他の作曲家も探すと見つかったりするんだ。
次に、作品を紹介しておきますが、ヴィトゲンシュタインは資産家なのでした。
というわけで、末尾のラーボアは、盲目のピアニストであり作曲家なのでした。
実は、盲目のピアニストというのは、現在では辻井伸行さんが著名ですが、十八世紀にはオーストリアのマリア・テレジア・フォン・パラディスという女流ピアニスト・作曲家が活躍したぐらいで、このラーボアの作品などを聞いていると、隻腕であろうが盲目であろうが、才能次第なのだろうとも思えたのでした。
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