2021年8月31日火曜日

具体的に上手な使い道を知らないと、コマンドを知っているだけで、宝の持ち腐れになるな - Collectionオブジェクト(VBA)

      
英語の"Collection"は、コレクションと日本語でも一般化した収集の意味です。
郵便ポストの郵便物を回収する場合も、英語圏はこの言葉を使用するんだとか。

言い回し上、集金の意味にもなるそうですが、VBAのコレクションは何だろう。
模範解答では、同種のオブジェクトを複数まとめたものを指して表現するんだ。

簡単に言えば、学校のクラス名簿のようなデータを、VBAで取り込む分けです。
生徒名には番号順で氏名が振られていまして、これをメモリーに流し込みます。

でも、こういった名簿は、ワークシートに入力が終わって表示されているもの。
わざわざ、パソコンのメモリーに書き込んで使うとしたら、活用法はあるのか。

ネットで一般的に紹介されているのは、このコレクションのコード記述の解説。
なので、便利な使い道を教えてくれるサイトが少ないので、紹介してみたいな。

上記のサンプルデータは、みかん、りんご、ぶどう、もも等と果物を使います。
単価いくら、何個とか割り振られますが、同じ果物でも係数が変化するのです。

こういった要素が沢山あって、係数がまちまちなデータがあるとしましょうか。
要素は繰り返し何度でも出て重複しますので、純粋な要素の数だけ把握したい。

しかも、可変する係数に紐づけられた要素が数百にでもになれば、適いません。
単純に要素の数が何個あるのか抜き出す時、このコレクションは鬼に金棒なの。

実際、このコレクションでは、キー(Key)、アイテム(Item)を割り振ります。
さっき述べた要素と係数を割り振れますが、ここはキーとアイテムが同一です。

実は、コレクションでは、キーが重複して割り振ることができない仕組みです。キーは省略もできるけれど、この仕組みを利用して、重複する要素を省きます。

Sub Cllctn()
Dim A As New Collection, i As Long
On Error Resume Next ’エラーが出たら次のステートメントから実行
 For i = 2 To Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
 A.Add Worksheets("Sheet1").Cells(i, 2), Worksheets("Sheet1").Cells(i, 2)
 Next i 'キー(A列)と項目を同じにして格納
On Error GoTo 0 ’エラー処理ルーチンを無効化、重複キーを回避
 For i = 1 To A.Count
     Worksheets("Sheet1").Cells(i, 5) = A(i)
   Debug.Print A(i)
 Next i  ’キー数をカウントして、項目をE列に書き出し
   For i = 1 To A.Count
         A.Remove Cells(i, 5)
   Next i ’メモリー格納のコレクションを消去、ループが面倒
End Sub

同じキーが投入されるとエラーですが、このエラーを回避すると登録しません。
つまり、一番最初に登録した要素だけが残ることになり、重複要素は省かれる。

こうして、コレクションをメモリーに格納したら、コマンドでキーの数を取得。
これを、ワークシートに書き出してもいいし、Debbug.Printで可視化するの。

これがコレクションを使う最大のメリットですが、連想配列でもできるやり方。
ただ違うのは、重複キーの項目(特に実数)を合算できるかどうかという点ね。

つまり、連想配列(Scripting.DIctionary)はOKでも、コレクションは無理だ。
というわけで、コレクションの方は、コード記述が少なくて楽なんだけどなあ。

調べてみると、コレクションは、すでに登録済みのKeyを持つデータを更新するのが面倒なようで、エラーになってしまうため、Removeでキーを削除しておくとか、コレクション全体を消すコマンドもないので、その時は、連想配列で行くしかない思うのでした。



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2021年8月29日日曜日

世界の学会でカテーテル療法の賞を受けたほどの大先生に診てもらったんだが、異常がなくてよかったよ ー 珍しい苗字(担当看護師)

四国統一の覇者、長宗我部元親

病院で採血をする看護師さんが長曾我部さんだったので、思わず興奮しました。
だって、この名前を読めば、戦国大名の長宗我部元親を、つい思い出したんだ。

この武士は、四国統一を成し遂げた大名として有名ですが、変わった名字だな。
ただ、二文字目の”宗”が”曾”になっており、不思議なので帰宅後に調べました。

そうすると、同じ読みでも異字の苗字が複数あると分かって、驚いてしまった。
次に列挙しますが、戦国大名だった長宗我部さんは、全国でも非常に少ないな。

 長宗我部 全国で20人
 長曾我部 全国で170人
   長曽我部 全国で540人

本当は、家系が断絶していましたが、明治になり傍系の子孫が継いだものです。
だから、一家だけで子孫が増えたので、まだ数が少ないのですが、他は多いな。

しかも、家系発症の地、高知県に加え、四国九州地方まで広範囲に分布します。
元々、宗部郷に定住したので地縁で名乗ったのですが、香宗我部さんもいるな。

こちらも土佐の氏族ですが、長宗我部さんの一族で、やはり地名が由来だそう。
香美(かみ)郡に住み着いたからだそうで、全国で三十人しかいないレア苗字。

これらの苗字は、秦の始皇帝の子孫と称する帰化人秦氏の子孫とも言われます。
この子孫が土佐の蘇我部氏の首長になったから、地名のミックスで創氏をした。

そんな経緯があるようですが、面白い苗字と思いつつ、採血そっちのけで雑談。
すると、親が高知の出身でも北海道で奉職したから、看護師さんは北海道出身。

転勤が多かったそうで、住んだのが標茶、中頓別、本別と郡部の自治体ばかり。
なんでも、お父さんが農業関係の公務員で、かなりの距離を移り住んだようだ。

自分は中頓別に近い名寄生まれだし、父親も本別の隣町、陸別出身で懐かしい。
そんなこともあってか、造影剤投与の冠動脈CTスキャンを楽しく終了しました。

というわけで、診察の先生が、漢字こそ違っても自分の親と同姓同名で驚いた。
検査の心電図にトゲがあるといって最初は驚かされたのですが、動脈はきれいだねーと言ってくれて、何もおらのハートには問題がないようで、もうすぐ来るコロナ一回目の注射になっても、心筋炎になる懸念は全くないなと、安心した自分なのでした。



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2021年8月27日金曜日

即位の礼では、正殿の儀の直前で雨が止んだように、エンペラーウェザー=「天皇晴れ」があったのを思い出した - 戻り梅雨(パラリンピック開催)

令和3年8月15日天気図

俳句の季語には、”送り梅雨”という言葉があり、人口に膾炙しているようです。
でも、今年は、梅雨明けしてから、梅雨前線がぶり返す戻り梅雨になりました。

それで、送り梅雨には、梅雨が早く上がって欲しいという願望の語感があるな。
来るべき夏に向けて、期待感を滲ませる思いを読み込む季語として、相応しい。

最も、戻り梅雨は季語にありますが、梅雨のぶり返しを意味して扱いが難しい。
どんな俳句が読まれているかと思って探しましたが、意外とありませんでした。

まあ、今年は、正に八月中旬の天気が雨模様続きで正に戻り梅雨の恰好でした。
他方、梅雨明けは関東地方だと7月16日で、例年よりも二週間以上早かったな。

オリンピックの日程も迫っていたし、早く明けて好都合だったのは間違いない。
こうして、猛暑が続く中、競技の熱戦が繰り広げられて、大盛況の内に終幕だ。

メダルの獲得数も過去最高になったし、日本での開催は、成功だったはずです。
だから、この後で梅雨がぶり返したのであれば、これは天の配剤かもしれない。

そして、この前線の日本列島停滞も一週間ほどで終わり、次はパラリンピック。
この競技大会の日程も、天候が回復してから始まりましたが、天が味方をする。

そう思うと、わが日本国の将来も、この先、明るいものがあると思ってしまう。
コロナ流行り病が蔓延っている悪条件ですら、世界的イベントを敢行できる国。

そんな日本に生まれ、暮らせるのを幸せと感じますが、はみ出し者も存在する。
それは、このイベント開催に反対する徒党で、開催会場でピケを張っていたな。

    
見ていると、マスクもせずに太鼓ドンドンで、アホなパヨク連中と断定します。
世のはみ出し者に過ぎないので、コロナに罹って死に絶えろと念ずるのみです。

反対に、パラリンピック競技者の生き生きとした活躍こそ、素晴らしいの一言。
最近は、障がい者の装具も色々な新素材が使われて、健常者を上回ってしまう。

特に、走り幅跳びは、過去のオリンピック優勝記録を抜いた記録が出ています。
車椅子の改良、技術革新も長足の進歩を遂げて、バスケのぶつかり合いが凄い。

というわけで、日本人のメダル獲得者が出ると、テレビの前で賞賛を送ります。
そこで、敢えて思い返したのですが、日本共産党の小池某などは、パラリンピックのイベント開催が感染者増加につながるから中止しろと主張するに始末で、障がい者の夢と希望を打ち砕く、こやつらは差別団体に成り下がってしまったのかと呆れてしまったのでした。



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2021年8月25日水曜日

習近平が、ウイグル人弾圧の張本人なのは明々白々ですが、ウクライナにおける前例があったと言う、いやらしいマネなんだな ー ヴィクトル・コセンコ(ピアノ協奏曲)

     
ウクライナという国は、国際連合の加盟国として国連総会に議席を持ちました。
ソビエト社会主義連邦の一員だったのに、えっと思う人もいるかもしれません。

実は、ウクライナというエリアは、二十世紀まで民族国家を持ちませんでした。
その後、ロシア帝国の支配下にあった関係で、ソ連邦の一員の国家になります。

母語もウクライナ語で、キリル文字を使う点では同じですが、違う言語なんだ。
どちらかというと、文化的には、地理的に近い中欧東欧諸国と深い関係にある。

16世紀以降、国土は、ヨーロッパの穀倉地帯として知られるほど、豊穣でした。
それから、19世紀に入って工業を含めた産業地帯として大きく発展しています。

まあ、鉄鉱石や石炭の天然資源にも恵まれて、鉄鋼業を中心に発展したんだな。
だから、この国がロシアより先進地帯であったのは、間違いないと思うのです。

実際、あの中国の空母”遼寧”も、ウクライナの造船所で建造された事実がある。
なので、ウクライナの国民は、完全に独立できて良かったと思っているはずね。

だけど、ソ連邦ではロシア語使用が強要された結果、東部ではロシア語が優位。
ウクライナ人なのに、日常生活でもロシア語を話している人も多いという事実。

このロシア化は、同地では17世紀から始まりましたが、最悪は農業の集団化だ。
この集団化により、同国の文化の中心だった農村が破壊され、疲弊したのです。

しかも、裕福な農民は「人民の敵」としてシベリアと沿海州へ流罪されました。
この強制移住の犠牲になった農民は、少なくとも数百万人が死亡したんだって。

これは、当時、独裁者だったスターリンが進めた政策ですが、集団虐殺ですわ。
まあ、未だに、露助は同国のクリミア半島を実効支配で弱い者いじめする始末。

1996年発行の切手


それで、なぜここまでこの国を解説するのかは、作曲家コセンコが関わるから。
この彼の生涯こそ、このロシア化が進んだ時代であって境遇が符合しています。

だって、この時代の彼の暮らしについて、ウイキペディアの説明が異様でした。
音楽院の教授だったのに、他の家族と生計を分け合うのを強要されたとあるな。

それに、路上生活者を頻繁に招きいれては、食物や金品を与えていた事実なの。
これって、極端なロシア化で、国内経済が疲弊し破綻していたのが背景だろう。

多分、この同化政策のおかげで、ウクライナ独自の文化活動は停滞したはずだ。
だから、このピアノ協奏曲が発表された時期を考えると、感慨深いものがある。

ロマン派後期の堂々たる作風ですが、背後にロシア化がなかったとは思えない。
というわけで、本人はこの集団虐殺(ホロドモール)の最中に亡くなりました。

逝去したのが41歳で、この年に叙勲されたとはいえ、長年暮らした不衛生な生活環境が、不治の病=ガンの遠因となったことは明らかであったと、ウイキペディアが何とはなしにロシア化の圧政を匂わせていて、そんな不遇でも作曲を続けた彼に感銘を受けた自分なのでした。




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2021年8月23日月曜日

植物は動物と異なり自ら移動しませんが、枝を折って土に挿すと切り口から根が再生するなんて不思議だな ー クローン化技術(ガーデニング)

   
今から20年前、世界で初めて哺乳類のクローン羊であるドリーが誕生しました。
このクローン動物は、お互いに全く同じ遺伝子組成を持 った複数の生命体です。

大人の体細胞を使ったクローンでは、親と子も殆ど同じ遺伝的特徴を持ちます。
ただ、同じ遺伝的特徴であっても、成育環境が違えば、成長も異なるはずです。

なので、気性や性格は受け継ぐのでしょうが、何かメリットはあるのだろうか。
もし、遺伝的に病気に強い成体であれば、この資質を受け継ぐ家畜は有利です。

それから、多産の家系とか肉質が良いとか、畜産業界の人は期待するでしょう。
ただ、正常細胞の分裂回数が少ないとされたクローンは、短命に思われました。

しかも、ドリーは病気が進行して安楽死させられて、普通の羊より短命でした。
でも、ドリーから再生された四頭の子供は、少なくとも彼女より長生きなんだ。

なので、体細胞のクローン動物が、必ずしも早死する分けでもないようですな。
上の写真は、その子供で九歳の頃ですが、人間の年齢で70歳に当たるそうです。 

   
一方、植物の世界では、この技術の元祖と言える挿し芽、挿し木が使われます。
植物を人為的に繁殖させる方法の一つで、種子でもなく球根の株分けでもない。

先ず、植物は動物と違って、根っことか枝先の成長点などに寿命はありません。 
なので、この技法から誕生した苗は、クローンでも老化した苗ではないのです。

だから、クローン技術で増やされた植物は、親株と同じように成長してくれる。
それで、写真のアップルミントなんだけど、もちろん受粉して種子を作ります。

種子をまいて育ててもよいのですが、実はハーブのシソ科は交雑しやすいんだ。
だから、シソ科の別の植物の花粉で受粉すると、ハーブの香りが弱くなります。

このため、アップルミントの香りが強い苗は、切取って挿し芽にするのが無難。
しかも、繁殖力の強さで挿し芽の成功率が高く、自分の経験だと50%程です。

成功したければ、挿し芽用の土を使い、植える前に苗には水の吸い上げも必要。
もし確実な成功が欲しければ、植物活力剤のメネデール希釈液に浸しましょう。

挿し芽から一週間で値が出るとネットの説明でしたが、自分は二週間目で確認。
確かにしっかりした根も張っていたし、真夏になる前にやれば大丈夫だろうな。

というわけで、ローズマリーの挿し芽も成功で、植物のクローンは意外に簡単。
ある程度、ガーデニングの知識がある人なら、注意してやれば苦労することなく繁殖させられると思いますので、先ずはやりやすい多肉質の葉をもつマツバギクなどから、ぜひお試しあれと思った自分なのでした。



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