2015年10月30日金曜日

赤茶けて錆ついたリフトの支柱を見ながら山​頂を目指していたんだな - 国設 十勝岳スキー場(北海道)

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このスキー場は、昭和63年の十勝岳噴火が災いして、閉鎖されてしまいました。
その後、リフトは立て替えられ営業したものの、稼動はわずか二シーズンでした。

噴火を繰り返す、危険な活火山のイメージが強く、客足が遠のいたのでしょうか。
しかも、平成11年には自然公園法に基づいて、リフトが撤去されています。

この十勝岳は、開拓で北海道へ人々が移り住むようになって知られ始めました。
このため、噴火の歴史も、記録的には江戸時代の幕末以降からとなっています。

ところで、自分は、この昭和63年の夏に十勝岳山頂まで登山をしておりました。
このため、噴火した時期はこの後になったのかと、ネットで少し調べてみました。

先ず噴火は、年末の12月19日に始まり、24日夜半には火砕流の発生です。
続いて、美瑛町は避難命令を出し、国立大雪青年の家に避難を終えました。

その後、活動は収まる気配もなく、避難解除は翌年の5月1日まで続きました。
結局、住民は、四ヶ月以上にわたる避難生活を余儀なくされてしまったのです。

この地区ですが、白金温泉があり、何軒かの旅館やホテルが営業して来ました。
観光組合も、宿泊施設が営業できなければ、打撃はさぞ大きかったと思います。

クリックで拡大してご覧ください

こうして、この噴火は、登山した後に起きていたのが分かりました。
これに加えて、新たに思い出したこともあって、それは登山道なんですね。

自分の登ったルートですが、ゲレンデの二本目のリフトと並行して付いていました。
点々とする赤茶けた支柱が道しるべのようで、上りながら数を数えたりします。

支柱の間隔が50メーターぐらいとして、本数を掛け合わせて距離にしていました。
なだらかなでつまらないせいか、それで気を紛らわせていたのかも知れません。

それで、リフトを離れて非難小屋に来ると、痩せこけたキタキツネに出会いました。
ずいぶん人に慣れているのか、一メーター近くまで寄って来ても逃げようとしない。

かわいそうな感じもしてきて、昼飯のおかずにあったウインナーを分けてあげます。
地面に投げたら砂がついてしまったのですがて、それでもパクついていました。

よっぽどお腹が減っていたのでしょうか、食べた後も物欲しげに後をついて来ます。
もうないよと念を押しながら、まだまだ先の長い登山道を改めて登りだしました。

それで、稜線は細かい軽石がザクザクで、登山靴の中まで入ってきて登りづらい。
一方、はるか遠くからドーンと噴火を思わせる、つんざく音も聞こえてきました。

これは、活火山だから、火山弾でも噴き上げているのかと思ったほどです。
でも、発生する音の間隔があきすぎていて、発射音のような感じするんですね。

変だなと思いつつ、頂上まで登ってしまったのですが、実は大砲の射撃音でした。
近くに陸上自衛隊の大規模演習場があって、発砲訓練をしているようです。

というわけで、何のことは無い、発射音を噴火だと勘違いしてしまったのでした。
普通だったら、音を伴うような激しい噴火があれば、登山道も閉鎖されるし、もっと手前で非難警戒区域が設定されて当たり前ですが、そんな判断力もないままに能天気に登り続けたという、お気楽なハイカーだったことを思い出したりして、つい思い出し笑いをした自分がいるのでした。


おまけ:
ユースホステルのスタンプ

<上富良野演習場>
上富良野演習場(かみふらのえんしゅうじょう)は、陸上自衛隊の設置する演習場の一つである。
北海道空知郡上富良野町・中富良野町・富良野市にまたがる道北地方最大級の演習場である。上富良野駐屯地業務隊演習場管理班が管理している。



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2015年10月27日火曜日

北海道パワーベルトと名づけて、ニセコやルスツに負けないゲレンデゾーンをPRだ- 旭川・富良野エリアのゲレンデ(北海道道北)

ノーマルタイヤで上がれたのが奇跡

望岳台は、活発なかつ移動を続ける活火山の十勝岳に位置しています。
標高が930メーターなので、冬の訪れも、ふもとより一足早いのが分かります。

時期的には、紅葉が進んでいる最中で、北海道と言えでも未だ秋でした。
ただ、北の方で低気圧が急速に発達すると、シベリアの寒気を巻き込みます。

TVの天気予報で、冬の気圧配置で等圧線が縦に混んでいる日があります。
この線に沿って寒気が流れ込むのですが、未だ秋なので北に偏っています。

このため、寒気は部分的で、北海道と東北地方の北部を覆うぐらいなのです。
一方、関東地方などで、乾いた晴天になって木枯らしが吹く程度でしょうか。


つまり、寒気団が日本全国に来襲する季節までは、まだ温いということです。
ところで、富良野は北緯43度と緯度が高く、平野部に雪が降って当たり前。

このため、反対側の富良野スキー場は、何と標高220メーターがベースです。
一方、最高地点は、標高1,050メーターと、さすがFIS公認ゲレンデでした。

条件の標高差七百メーター以上を軽くクリアしたのは、さすがと言うべきか。
このため、これまでにワールドカップのスキー大会が十回も開催されて来ました。

ただ、最後の大会が平成7年で、それ以降は残念に開かれておりません。
スキーブームも終焉して、大衆も他のスポーツへ興味が移ってしまいました。

まあ、冬の寒さの厳しさより、夏の海のレジャーの方がお気楽で楽しいでしょう。
それに、スキー教室でいくらレッスンを受けても上手にならなくてあきらめたのか。

結局、スキー客も減少し続け、最近、ようやく客足も回復し始めたばかりです。
このため、富良野のゲレンデマップでも、ゴンドラがまだ休止中となっていました。

一方、円安で海外からのスキー客が北海道を目指して押し寄せてもいます。
特に、ニセコ、ルスツの道央のリゾートは千歳空港から近くて地の利があります。

国際便も多く就航しておりますし、海外からは先ずそこを目指すのでしょう。
ゲレンデの数が半端無く多いし、札幌の都市観光もできたりして便利ですな。

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他方、富良野エリアといえば、最寄の空港は旭川ですが、国際便も少ない。
それに、夏の富良野が有名過ぎて、スキー場の存在感が希薄かもしれません。

確かに、旭川は動物園やラーメンもありますが、冬はスキー以外は力不足か。
そういうわけでも無いのでしょうが、このエリアの宣伝に英文パンフができました。

その名は、北海道パワーベルト、周辺地域のスキー場が紹介されております。
富良野を筆頭に、カムイスキーリンクス、星野リゾートトマムも参戦しました。

これに加えて、初滑り、春スキーの旭岳、層雲峡のゲレンデも個性的でしょう。
ちょっと、遠くなりますが、ここにサホロ、ぴっぷのゲレンデも加えれば完璧ですな。

道央のスキーリゾートに負けない、強力打線の完成、そろい踏みなのですよ。
というわけで、このパンフレットを富良野のロープウェイ乗り場でいいただきました。

こういったPR活動が、地元の観光振興に是非つながってもらいあたいと期待しつつ、自分も道産子ですからブログで紹介しておこうと、思いたったというわけなのでした。


おまけ:
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2015年10月24日土曜日

墓参り帰省なのに、寄り道しながら旅行したのが楽しい思い出 - レイクヴィラファーム・豊平峡ダム(北海道道央)


メジロラモーヌメジロドーベルって牝馬は強かった

実は、宿泊先の壮瞥温泉からニセコに向かう道すがら、迷ってしまいました。
ところが、偶然、競走馬を育成する牧場に出会うとは思いもしませんでした。

上さんも、喜んでお馬さんの写真を、パシャパシャ撮影しております。
自分も、柵の側まで寄って、のんびり草を食む馬たちに見入ってしまいます。

後日、場所がどこだったのか、グーグルマップで探すと簡単に分かりました。
グーグルアースに切り替えると、建屋の並びと広大な牧場が一目瞭然です。

しかも、(株)レイクヴィラファームと記載され、ストリートビューで馬もおります。
あー、ここだなと思いながら、グーグル検索ではメジロ牧場の名もありました。

レイクヴィラと検索しても、上から三番目にメジロと出て不思議に思いました。
それがウイキだったのですが、何でもここはメジロ牧場の分場だったみたいです。
  
  
伊達市にあるのが本拠の牧場で、育成馬には全てメジロの名がつきました。
一方、この分場では、ユーロビートという競走馬が輩出し、活躍しています。

自分も、この馬の名前が音楽にちなんでいたこともあって、記憶にありました。
地方競馬で重賞も二勝したし、獲得賞金も一億円を軽く超えています。

実を言いますと、北海道の競走馬を見に行こうと、かねがね話していました。
日高の静内がいいと思っていたのですが、ここで目的を果たしてしまいました。

旅をしていますと、こんな思いがけない幸運が舞い込んでくる時があります。
そんなことを思わせてくれた、競走馬育成牧場の立ち寄りになりました。
  
  
  
  
☆スキー場のゴンドラは、紅葉シーズンは観光ゴンドラに変身

今回の旅行では、墓参りにかこつけて、北海道の紅葉が目当てでした。
それで、札幌で用事を済ませたら、奥座敷の定山渓温泉に先ず向かいます。

ここは、紅葉で有名な豊平峡があるのですが、生まれて初めてたずねました。
実は、自分は札幌っ子でして、大学を卒業するまで市民だったのです。

ところが、この豊平峡は見たこともなくて、季節がら、楽しみにしていました。
でも、天気が悪くて、どんよりした雲行きで、雨が降ったりやんだりと散々です。

それで、ダムに向かうには手前の駐車場で降りて、電気バスに乗るのです。
少し長いトンネルを抜けると、そこは景色が美しく、わざと歩く人もおります。

歩けば片道で三十分ぐらいはかかるのですが、それぐらい価値はあるみたい。
自分たちは、雨模様だったので、無理せずにバスに乗って出発しました。
   
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写真はダムの端にそびえる断崖なのですが、紅葉と緑のバランスがすばらしい。
本当は、リフトカーに乗って、小高い展望レストランから眺めてみたかった。

ただ、このリフトに乗るために、二三十人が傘を差して、並んでいるのでした。
小雨から雨足も強くなってきていますし、ずぶぬれになりそうであきらめました。

ところで、バス乗り場でもらったパンフには、観光ゴンドラも紹介されています。
札幌国際スキー場が、紅葉シーズンの期間限定で、運行しております。

ニセコ比羅夫スキー場のゴンドラも運行していましたが、残念、乗れなかった。
翌日に出かけましたが、天候が悪くて、強風注意報が出たりしていました。

こういうスキー場は、スキーよりも、紅葉を眺めにゴンドラに乗るのも良いかも。
もし、北海道で紅葉を楽しむのなら、本州より時期も早くて美しいと思います。


おまけ:
サイロ展望台より
サミットの開かれた洞爺湖は箱庭のよう



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2015年10月21日水曜日

冬のスキー旅行だけだと、ローカルな道の駅の楽しさは分かんないのだ -  羊蹄山周辺の道の駅、他(北海道)

北海道旅行の成果だぞ

道の駅って、地元の野菜をふんだんに産直で販売していますよね。
北海道は、農業が地元経済の基盤になっている自治体も多いのです。

このため、主要国道が通る町村には、必ず道の駅が存在するほどです。
それに、羊蹄山の山麓、喜茂別町には瓜二つの”郷の駅”も存在します。

この蝦夷富士の周囲には、ニセコやルスツのスキーリゾートが点在します。
一方で、大規模な畑作地帯が広がっているので、道の駅の宝庫でした。

 ニセコ町 → ニセコビュープラザ
 真狩村 → 真狩フラワーセンター
 留寿都村 → 230ルスツ
 喜茂別町 → 望洋中山
 京極町 → 名水の郷きょうごく

ニセコ町かぼちゃストリート
収穫の秋の名物

今回の旅行では、道の駅を通るたびに、トイレタイムと称して立ち寄ります。
特に収穫の秋ですから、どんな野菜が売られているか、興味も湧くわけです。

結局、野菜のお手頃な値段に誘惑され、ついつい買い込んでしまいました。
冒頭の写真がそうなんですが、重量にして5キロ以上になったんじゃないのか。

 かぼちゃ 1個 150円 (230ルスツ)
 にんじん 7本 100円 (230ルスツ)
 ごぼう 5本 150円 (230ルスツ)
 ジャガイモ 一袋 100円 (230ルスツ)
 なし(千両) 7個 450円 (きもべつ郷の駅)
 大豆 1kg 600円 (230ルスツ)
 小豆 1kg 700円 (230ルスツ)
 でんぷん粉 300g 80円 (真狩フラワーセンター)
 干ししいたけ 50g 216円 (自然体感しむかっぷ)

改めてリストアップしてみましたが、留寿都村の農産物が驚きの激安です。
ほかの駅では、じゃがいも3キロ単位とか、かさばって持ち帰れそうにもない。

ところが、留寿都村では、生産農家ごとに小分けに袋詰めされています。
一袋の量も少ないし、種類が多く選べるので、楽しみながら買えるわけです。

一方、占冠の道の駅で買ったしいたけは、不揃いで規格外品のようです。
多少、型が小粒なんですが、家庭料理ですから、見た目より味わいですよ。

旅先で買い物した産物で食卓がにぎわうのであれば、それもまた楽しいかな。
それに、千両という種類の梨は、北海道でしか栽培されていない幻の品種。

自分が子供の頃は、値段が安かったせいか、頻繁に食卓に上がりました。
今では、あのニッカウイスキーで有名な余市でしか栽培されていないようです。

帰宅して食べましたが、形の似た西洋梨と全く異なる食感を堪能しました。
シャキシャキとほどよい甘みもあり、昔食べた長十郎梨に近いかもしれない。

この梨は、中国由来の鴨梨(ヤーリー)で、人手に種子が持ち込まれました。
後になって千両という名称に代わったのですが、収穫量が多かったからです。

開拓で移住してきた農民たちも、豊作に期待して呼びなおしたのでしょう。
それに、梨の形が、豊臣秀吉が使った馬印の千成ひょうたんにも似ています。

つまり、功なり名を遂げた歴史上の人物にあやかろうとしたのかもしれません。
というわけで、自分は道産子ですから地場の作物を目にすれば、懐かしい記憶もよみがえってくるわけでして、とくにこの千両梨は八百屋で買うと、新聞紙の袋紙に包んでもらっていたのを改めて思い出したりして、昭和は遠くなりにけりかなと思ったのでありました。


(おまけ)
道の駅"望羊中山"
公式ゆるキャラ「あげポン」


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2015年10月18日日曜日

二千人に満たない、おらが村のスキーリゾートは全国区なのである - 赤井川村・留寿都村・占冠村(北海道)

羊蹄山、またの名を蝦夷富士

羊蹄山つまり蝦夷富士は、山容が本当にきれいな円錐形をしておりました。
道産子ゆえ、幾度となく見て来ましたが、今回で十年ぶりだったでしょうか。

京極町のスリーユーパークキャンプ場で見たのが、最後となっていたのです。
朝起きたら、ピーカン晴れの青空を背景に、北側からの景色も最高です。

正に、どこから見てもきれいな円錐形の山でして、富士山以上でしょうか。
一方、本家の富士は、江戸時代に噴火した宝永山が斜面をえぐりました。

見る方角次第では、あばたのようでして少し不細工になってしまっています。
それに真西側の山体斜面には、大沢崩れで侵食された谷が深いのです。

このため、富士山のきれいな姿が、いつまでも保たれる保障がありません。
片や、この羊蹄山はがけ崩れが発生しているとはいえ、それほどでもない。

なので、美しい山の形が永らえそうな気もしますが、皆さんもどう思いますか。
ところで、この蝦夷富士は単独峰で平原が広がっており、見晴らしもいい。

記念切手:ニセコ積丹小樽海岸国定公園

このため、晴れさえすれば、ニセコやルスツのスキーリゾートから眺められます。
調べましたが、少し離れたキロロのスキーリゾートでも山頂部を拝めるらしい。

ただ、スキーシーズンは雪の日も多く、目にすることができれば幸運でしょう。
今回は、ニセコのゴンドラが目的で来たのですが、強風で運行中止でした。

雨こそ降らなかったのですが、前日から強風の注意報が発令されていました。
翌日は雪になりそうとか、荒れ模様の天気らしく、紅葉狩りもできずじまいです。

それでも、冒頭の写真のように、羊蹄山が一瞬ですが、姿全体を見せました。
これだけでも、ラッキーということにして、ゴンドラは次回のスキーに譲りましょう。

ところで、この羊蹄山を取り巻く町村ですが、平成の大合併はなかったのです。
ニセコ町、倶知安町、京極町、真狩村、留寿都村、喜茂別町とそのまま。

クリックで拡大してご覧ください

北海道内でも市町村合併は、平成16年の函館市を皮切りに始まりました。
大合併以前には212市町村だったものが、現在、179まで減っております。

ところが、ニセコ・羊蹄山のような観光資源があれば、強気なんでしょうかね。
留寿都村なんかは、すでに人口が二千人を割り込んでしまっておりました。

まあ、スキーリゾートのおかげか、過疎が進んでも、村は健闘しているみたい。
元来、北海道は人口が少ないのですが、おらが村のリゾートはあるのですよ。

自治体名 赤井川村(あかいがわむら)
総人口 1,137人
人口密度 4.06人/km²

自治体名 留寿都村(るすつむら)
総人口 1,866人
人口密度 15.6人/km²

自治体名 占冠村(しむかっぷむら)
総人口 1,193人
人口密度 2.09人/km²
姉妹都市・提携都市 アスペン市 (アメリカ合衆国、コロラド州)

※調査時点:住民基本台帳人口、2015年3月31日

というわけで、北海道では、人口が千人ちょっとでも合併とは無縁なのでした。
これは、滞在型リゾートの観光資源が地域経済に貢献しているからこそです。

これで何とか自立できるのかも知れず、他方で京極町のように、百年以上も前の開拓者の出自にちなんだ家名(大名)を、合併でみすみす変えるのは忍びなかったのかのようにも思えて、そこに自立心の旺盛な、開拓者魂を未だに見るような気がしたのでした。


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2015年10月15日木曜日

秋の紅葉シーズンが一晩で雪景色に変わり、もうすぐシーズンだ - 富良野スキー場(北海道)

富良野スキー場全景
ロープウェイ山頂駅

月遅れになってしまいましたが、彼岸の墓参りで北海道へ帰省しました。
たまたま、マイレージが溜まったていたこともあり、使うことにしたのです。

二週間前の予約ですが、10月三連休と紅葉シーズンが重なりました。
このため、土曜日出発はどの便も満席で、やむなく日曜日にしました。

ただ、墓参りだけのトンボ帰りでは、秋の観光シーズンを逃してしまう。
なので、紅葉をたのしむことにして、少し趣向を凝らすことにしたのです。

それは、スキー場の観光ゴンドラに乗って、空中散歩を楽しむことです。
富良野スキー場のロープウェイが営業中ですし、足を伸ばしてみました。

ただ、札幌からは少し距離がありますので、泊まりがけで出かけました。
途中、紅葉の名所もありますし、立ち寄りながらドライブを楽しみます。

夕張・滝の上公園
三笠・桂沢湖

残念ながら、天候は恵まれませんでしたが、程よく色づいた借景が美しい。
富良野の近道として、国道452号線を使えば、一挙両得になりました。

他方、途中には三階滝もあって、実にバリエーションが楽しめるルートです。
こうして、ちょうど、スキー場の山麓にある宿泊施設まで、たどり着きました。

チェックインしてから、テレビを見たんですが、天気予報で夜半は雪でした。
北海道は寒さの厳しい北国ですが、十月に雪が降るのは、珍しいでしょう。

レンタカーはノーマルタイヤだし、雪道になったらどうしようかと不安になります。
でも、悩んだところでどうなるものでもないし、その内、寝入ってしまいました。

翌日、朝の六時ごろにゴソゴソ起きだしたのですが、窓の外が気になります。
恐る恐るカーテンを開きながら、うっすらと雪が積もっている景色が見えました。

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上さんを誘って、宿の外に出てみると、一面が雪景色に変わっております。
はるかスキー場のゲレンデも白く染まって、一足早い雪景色に驚きました。

もう、冬がやって来たんだな、これからスキーシーズンだとワクワクしました。
それで、富良野ロープウェイに乗りましたが、海外のお客さんもおります。

よく聞いていると、タイ語らしくて、山頂ではカップルがはしゃぎ回っております。
子連れらしいのですが、子供はおばあちゃん任せで、終いには雪合戦でした。

まあ、タイは雪の降らない熱帯ですから、生まれて始めて見たんじゃないのか。
あの喜びようといったら、珍しいほどですが、今はノンビザで来られますからなー。

というわけで、乗客は紅葉を愛でにロープウェイに乗りに来たんでしょうけれど、雪景色も堪能できて一挙両得はラッキーだったなと思いつつ、四半世紀前に滑りに来た頃のゲレンデを改めて思い返すこともできたりして、実に楽しい一日になったのでした。


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2015年10月12日月曜日

シルバーウイークの旅行で印象に残ったアイテムを、防備録的に書いてみる - 福島県・茨城県の旅先

☆リカちゃんは、百万体出荷のロングセラーアイテムだった

リカちゃん二代目

ところで、リカちゃんは『日本タレント名鑑』(VIPタイムズ社)に載っています。
タレントのひとりとして、プロフィールが掲載されている分けです。

バービー人形より、二回り小柄に作られていますが、ハーフの女の子です。
日本の女の子に可愛がってもらえるように、小さめなのが成功しました。

四十五年前、リカちゃんは十一歳で、小学校5年生前後の設定でした。
同じ年齢の少女をターゲットにしていましたが、低年齢化が進んでいます。

現在では、メインターゲットが三~六歳までとなっており、七五三ですよ。
どうも、お姉ちゃんのリカちゃん遊びをまねして、妹も遊びはじめようとする。

子供の世界での口コミもそれなりに有効で、低年齢化が進んだようです。
まあ、上の年齢の子達は、月に向かってお仕置きよのセーラームーンですか。

ところで、小野町でリカチャンの製造が始まった頃、地元は農業が中心です。
農家のお母さん達の副業としては、非常にありがたかったのかもしれない。

なぜなら、リカちゃんキャッスルに掲出された古い写真が物語っていました。
生産ラインのお母さん達が、ほっかぶりにもんぺ姿の出で立ちだったのです。

横浜元町リカちゃん

☆ご当地キャラが面白い


パンダウサギ

全く、名前にひねりも感じられない東邦銀行さんのマスコットです。
実は、ダッチと言うイギリス産のペットとしても有名で、当初は食肉用でした。

パンダのような、ツートンカラーの大きな柄がある特徴的な種類が有名です。
日本で紹介された時、パンダウサギと呼ばれており、そのままのキャラでした。

ホームページを見ると、数種類のCMが紹介されていますが、ありきたりです。
それよりも、写真の通り、ショーウインドウの中で背を向けるベイビーたちです。

何を密談しているのか、それともただシャイなだけで引きこもったのでしょうか。
いわき駅前のいわき営業部で見かけましたが、営業部長さんのアイデアか。

だとしたら、なかなか小粋だとは思うんですけどね。
まあ、白黒パンダのとぼけたひょうきんさがウサギに転じただけでも、OKです。

なに、コソコソしているの

☆Fランクって言うけど、就職には大学一番で出ればいいだけのこと

大学のゆるキャラをはじめて見た

この常磐大学は、模試のランキングでFBだとありました。
受験から遠ざかって、だいぶ年月が経ちますが、要するに駅弁大学か。

ただ、卒業する時に一番で出れば、就職に困らないと思いますよ。
一番で出るって言うのは、なかなかできるもんじゃないですから。

この”ときわんこ”は、かわいいゆるキャラですが、結構、大学にはおります。
私大ですと、学生勧誘の方策と思いますが、国立大学も頑張っています。

静岡大のしずっぴーは、世界遺産の富士山が学生帽を被っていました。
奈良教育大のなっきょんは正体不明の動物で、鹿せんべいが好物とか。

ちなみに、ときわんこさんは、公募により選ばれたそうですが、かわいいです。
学園自体は、開学して百年以上の歴史があるそうで、伝統もあります。

つまり、茨城県の地域教育に貢献しているといっても過言ではないのです。
まあ、好奇心が強ければ、旅先で色々なモノに出くわすということでしょうか。



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2015年10月9日金曜日

富士山の見える最北限というより、ブナ・ミズナラの天然林の山だよ - 日山登山・日山キャンプ場(福島県)



キャンプ場の近くで、放射能汚染残土の黒い除汚袋を見かけました。
ここは福島県、大震災による福島原発事故の記憶は癒えておりません。

しかも、取手付きコンテナバッグが放置された場所が、何箇所もあります。
何気に山間部の放棄された耕作地が、仮置き場になっているのでした。

そんな所にキャンプ場があるのですが、気づくまで除染は忘れていました。
なぜなら、農業を営む集落が点々として、稲穂もたわわに実っております。

収穫の季節がやってきたと思いつつ、喜んでキャンプ場に向かったわけです。
黒いバッグもありましたが、田舎で見かける牧草ロールだと思い込みました。

ところがどっこい、後になって除染袋だと気づかせてくれるきっかけがありました。
それは、道端の大きな栗の木で、道路に栗のイガがたくさん転がっています。

誰も拾わず、通行する車が速度も落とさずに、イガを踏み潰していきます。
変だとは思いましたが、栗拾いもなかなか乙なものと車を止めて拾います。

山栗で小ぶりですが、五十個ほどで小さな買い物袋がいっぱいになりました。
お家に帰って栗ご飯を楽しみにしていたのですが、家内が気づいたのです。

あれって除染袋なんじゃないのって、黒い袋を指差して自分に尋ねます。
確かにそうかもしれないって答えますと、拾った栗が危ないと言い出しました。

うーん、もう福島は危なくないだろうって思ってきたのですが、怖気づきました。
ちょっと、こわくなって栗の実は、捨てるというか、山へ戻してしまいました。

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ところで、この日山キャンプ場ですが、昔は岩代町の区域にありました。
その後、平成の大合併によって、現在は二本松市の一部になっております。

この二本松市ですが、元々安達太良山も含まれ、合併で大きくなりました。
このため、この登山口まで市内を一時間半も車で運転することになります。

同じ二本松だから近いと思っていたのが、予想に反してかなりの距離です。
それでも、安達太良山はゴンドラのおかげで、お気楽な登山ができました。

まあ、キャンプ場には二泊しますし、最終日は念願の日山を目指します。
この山も、昔は地元の登山連盟が放射線量をネットで報告していました。

当然、この日山も調査対象で、原発に近いせいか測定値は高めでした。
ただ最近は、照射線量が低下したので測定をしなくなったように見えます。

と言うより、放射能自体が福島から隣県へ拡散してしまっている感じです。
まあ、山麓のパークゴルフ場の測定値がかなり低いので、大丈夫でしょう。

臭木(クサギ):花のようですが実です
キャンプ場からの夕焼けが美しい
猛毒のドクツルタケ、生まれて初めて

こうして独断で安全だと判断して、山頂を目指して登山を開始しました。
パンフレットでも分かりますが、駐車場のある田沢登山口が便利です。

個々を起点に登りだして、山頂からは茂原登山口へ下山していきます。
下山したら、舗装道路の緩い下りをてくてく歩いて、駐車場へ戻ります。

この山は、登山道をピストンで上り下りせずに、周遊できるのがミソです。
ゆるやかな下りのコースでは、ブナ・ミズナラの明るい原生林も歩けますよ。

というわけで、あの地域に住んでいる人にとっては、放射能汚染をギャーギャー騒がれるのは風評被害の何物でもなくて、いい迷惑でしょうし、実際にキャンプ場を利用してみると、近くには日帰り温泉もあったりして、アウトドア好きのキャンパーには、たまらんスポットになること間違いなしと思ったのでした。


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