北海道旅行の成果だぞ |
道の駅って、地元の野菜をふんだんに産直で販売していますよね。
北海道は、農業が地元経済の基盤になっている自治体も多いのです。
このため、主要国道が通る町村には、必ず道の駅が存在するほどです。
それに、羊蹄山の山麓、喜茂別町には瓜二つの”郷の駅”も存在します。
この蝦夷富士の周囲には、ニセコやルスツのスキーリゾートが点在します。
一方で、大規模な畑作地帯が広がっているので、道の駅の宝庫でした。
ニセコ町 → ニセコビュープラザ
真狩村 → 真狩フラワーセンター
留寿都村 → 230ルスツ
喜茂別町 → 望洋中山
京極町 → 名水の郷きょうごく
ニセコ町かぼちゃストリート 収穫の秋の名物 |
今回の旅行では、道の駅を通るたびに、トイレタイムと称して立ち寄ります。
特に収穫の秋ですから、どんな野菜が売られているか、興味も湧くわけです。
結局、野菜のお手頃な値段に誘惑され、ついつい買い込んでしまいました。
冒頭の写真がそうなんですが、重量にして5キロ以上になったんじゃないのか。
かぼちゃ 1個 150円 (230ルスツ)
にんじん 7本 100円 (230ルスツ)
ごぼう 5本 150円 (230ルスツ)
ジャガイモ 一袋 100円 (230ルスツ)
なし(千両) 7個 450円 (きもべつ郷の駅)
大豆 1kg 600円 (230ルスツ)
小豆 1kg 700円 (230ルスツ)
でんぷん粉 300g 80円 (真狩フラワーセンター)
干ししいたけ 50g 216円 (自然体感しむかっぷ)
改めてリストアップしてみましたが、留寿都村の農産物が驚きの激安です。
ほかの駅では、じゃがいも3キロ単位とか、かさばって持ち帰れそうにもない。
ところが、留寿都村では、生産農家ごとに小分けに袋詰めされています。
一袋の量も少ないし、種類が多く選べるので、楽しみながら買えるわけです。
一方、占冠の道の駅で買ったしいたけは、不揃いで規格外品のようです。
多少、型が小粒なんですが、家庭料理ですから、見た目より味わいですよ。
旅先で買い物した産物で食卓がにぎわうのであれば、それもまた楽しいかな。
それに、千両という種類の梨は、北海道でしか栽培されていない幻の品種。
自分が子供の頃は、値段が安かったせいか、頻繁に食卓に上がりました。
今では、あのニッカウイスキーで有名な余市でしか栽培されていないようです。
帰宅して食べましたが、形の似た西洋梨と全く異なる食感を堪能しました。
シャキシャキとほどよい甘みもあり、昔食べた長十郎梨に近いかもしれない。
この梨は、中国由来の鴨梨(ヤーリー)で、人手に種子が持ち込まれました。
後になって千両という名称に代わったのですが、収穫量が多かったからです。
開拓で移住してきた農民たちも、豊作に期待して呼びなおしたのでしょう。
それに、梨の形が、豊臣秀吉が使った馬印の千成ひょうたんにも似ています。
つまり、功なり名を遂げた歴史上の人物にあやかろうとしたのかもしれません。
というわけで、自分は道産子ですから地場の作物を目にすれば、懐かしい記憶もよみがえってくるわけでして、とくにこの千両梨は八百屋で買うと、新聞紙の袋紙に包んでもらっていたのを改めて思い出したりして、昭和は遠くなりにけりかなと思ったのでありました。
(おまけ)
道の駅"望羊中山" 公式ゆるキャラ「あげポン」 |
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