釧路湿原の恩根内ビジターセンターから、湿原内の木道を歩いた。センターの館員からは、木が朽ちているので歩行に注意する箇所の説明を受けたせいもあり、途中で折り返すことにした。まあ、夏の日ゆえに日差しもきついし、気温も珍しい27度くらいだから、無理をして歩き回る必要も無かろうと判断したのである。
釧路湿原で、数は少ないがワタスゲを見る。尾瀬の湿原でも見かけられるが、内地では高山地帯地帯でしか見られない。ここは冷涼の平地なのだ。白い穂の姿がこの花だと思われがちだが、これよりもっと前に、雪の解けた直後に、他の植物に先駆けて花を開くらしい。といってもまったく地味で、枯れ草と一緒にして見過ごすような地味さなのである。
釧路湿原の木道を歩くには、ビジターセンターでクマよけの鈴を借りなければならない。この鈴は造りがしっかりしていて、カランカランと適度に響てくれる。ここ釧路の仕事着専門店のプロノでは、クマ除け鈴が売られていて、仕事柄、昨今のクマ被害対策として当たり前だろう。一方、セリアの百均では、内地の店でもこの鈴が売られている。これは、アウトドア向けの観光用だな。
釧路の北斗遺跡でも、クマよけの鈴を借りる。展示施設から復元された縦穴住居まで、一キロ弱で森の中を歩くのだが、鈴は欠かせないのだ。この復元住居には作業員の方もいて、色々と説明してくれて助かった。四角く掘り下げて、屋根にはカヤが葺かれている。これより古い縄文時代の住居跡は、丸くなっていて、時代の違いが分かった。













