北太平洋シーサイドラインをドライブする。断崖の海岸線へは、それて側道で降りるのだが、難読地名の宝庫だ。テレビ朝日系列『朝だ!生です旅サラダ』の番組内でも、リポーター福澤 朗さんが紹介していた。この難読地名エリアは、釧路町内であり、釧路市ではないのである。全国には、伊達市、府中市など、離れた場所に位置する同名の自治体がある。でも、合併を避けたのか、同名で隣り合う自治体などは、稀な土地柄だろう。町の方がコバンザメともいうべきで、地名ブランドにあやかったのだろうか。なら、いっそ946町ぐらいに改名してもよいのだ。
難読地名を巡るドライブになってしまった北太平洋シーサイドラインなのだが、同時に、クマ出没の注意書きが出ていた。勝手に林野へ立ち入らないほうが無難だ。実際、集落は海岸の断崖に沿ってへばりついており、内陸の国道44号線沿いにある集落との間には、広大な原生林が広がっている。ヒグマがいるのは、常識の範囲内ということだ。
レンタカーのカーナビデータが古くて、シレパ岬までの道路が検索されない。仕方がないので、自分の勘を頼りに、砂利道を走ると到達した。これぞ、誇るべき勘ナビだろう。実は、先月クマが出没しているので、岬へ向けて歩き出したものの、先端までたどり着くは取りやめた。命あっての物種なのだ。
三十五年前、フラフラと一人旅で気の向くまま、訪れたキトウシ野営場を再訪した。以前に比べて、設備が充実していたのだが、最近のキャンピングブームもあってか、内地の長期滞在者が増えていた。ただ、北海道に長期滞在するキャンパーと話をしていると、なにがしか、場末にたどり着いたうら寂しさを感じてしまうのだ。もし、金銭面で余裕があるのなら、釧路で部屋でも借りたほうが気楽だろう。そんなに風に思う。















