2026年9月24日木曜日

以前の旅行で訪れることができなかったので、オホーツク海の網走方面まで遠出をしたみたのだ ー 網走管内の町(北海道道東)

                                
釧路に来て一週間だが、この日は斜里まで遠征だ。天に続く道は、噂にたがわぬように、天界へ続いているようなイメージを掻き立ててくれる。ただ、一着線の道路というのは、道東ならありきたりなのだが、一定程度の高低差があって、一直線を見越せるようなルートは少ないということだ。だから、この道路は、天に続くように見える点では、ダントツだろう。

                           
清里町のさくらの滝で、サクラマスの遡上を見学。果敢にジャンプする姿は、なかなか迫力がある。八月末までの間らしいが、季節が間に合ってよかった。思い出すのは、番組”鶴瓶の家族に乾杯”で、俳優の國村隼が、この滝を訪ねていた。この滝の後は、近くの日帰り温泉”緑の湯”に立ち寄ったものの、なかなか家族に出会えなかったという印象がある。

                                   
斜里には、山岳にかかわる芸術家、文筆家の小さな美術館、”北のアルプ美術館”がある。その中心は、随筆家、串田孫一が創刊した山岳の文芸誌”アルプ”なのだか、これにかかわりのある芸術家の作品を鑑賞して満喫した。知床に立ち寄る前に、時間があれば訪ねるべきと思う。

                              
牧草を収穫する季節がやってきた。裏摩周へ抜ける道道で、トラックが積載していたロールを落としていったのが、道端に転がっていた。人口より牛の多い別海町へ抜ける道路だから、どこかの牧場へ運んでいたのだろう。

                                    
裏摩周の展望台に到着。なかなか訪ねる機会がなかったのだが、今回は念願がかなった。視界は、成長する木々にさえぎられて、思うようにアングルが得られにくい。この摩周湖の北側には、第一展望台からは見られない、北側のくびれた部分の湖面を眺めることができて、良い訪問になった。



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2026年9月22日火曜日

最近、二年連続で水揚げ日本一になった釧路だけに、美味な水産物が手頃に食べられるのだ ー 釧路海産物(北海道道東)

                               
釧路の地元食品スーパー、雷さとう店で手ごろな魚介類を仕入れて、夕食にした。単価としては、ホタテ、300円、ムール貝、150円、カキ、200円と首都圏では買えないほどにお手頃価格だ。ただ、クレジットカードの支払いは、日専連のカードしか使えないので、厳禁で支払うことになった。このカード会社の名称を久しぶりに聞いたのだが、北海道では比較的有名で、住んでいるエリアで使われるカードなのだ。

                                          
花咲ガニを、地元スーパーのフクハラで買った。千二百円は安いなーと思いつつ、舌鼓を打つ。上さんが、計算したところ、単価は百グラムで298円になった。今回の旅の目的は、以前、美味を堪能した思い出を根室駅前のカニを食べさせてくれるお店に行って賞味することだったのが、取り立てていく必要もなくなったのである。毎日、スーパーへ行っていたが、お盆のころまでは、連日、鮮魚コーナーで見かけられたほどで、花咲ガニは、ここ道東では珍しくないのかもしれない。

                                
釧路の東家が発祥のクロレラ入りざるそばを、スーパーで買った。塩分控えめの食事をしている最中なので、久しぶりのそばだ。そういえば、のれん分けで札幌に開店した東屋の親父は、落語好きで大学生の落語研究会を応援していたのは事実で、グーグルで検索すればAIが丁寧に紹介してくれた。ただ、札幌の東屋本店は、クロレラは入っていない。



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2026年9月20日日曜日

険しい地形で建設費もかさむから、国立公園の自然保護を優先させる目的で、湖を一周する完全な道路はないのだ ー 屈斜路湖(北海道道東)

                               
美幌峠から屈斜路湖を眺める。三十数年前、一人で車を運転して道東まで旅に出たのだが、当時、阿寒湖へ抜ける国道240号線が閉鎖されてしまっており、仕方がないので津別峠まで上り詰めて、それから屈斜路湖へ下りて、改めて阿寒湖まで上がるという遠回りのドライブをしたことがある。その時は、厚い雲が下界を覆っていて視界もなく、ただの通過地点に過ぎなかった。だから、屈斜路湖全体を眺める光景は、今回が初めてで、その絶景には感動を覚えてうれしかった。

                                       
                                  
美幌峠で存分に屈斜路湖を拝められたら、つづら折りの道路をなめるように降りて、和琴半島一周のトレッキングをした。三十数年前の一人旅を思い出すのだが、その時は、サンダル履きで一周しようとして、すりむいた傷で痛みがひどく、仕方なく引き返した苦い思い出があった。今回は、ちゃんと運動靴を履いて歩ききった。コースの折り返し地点には、オヤコツ地獄という噴泉があって、モーターボートが近くに寄ってきて見物をしていた。この屈斜路湖には、観光船が運行されていない。 過去には運航されていたのだが、現在は休止なのか廃止なのか、定かではない。阿寒湖に比べれば、観光客が少ないのだろう。




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2026年9月18日金曜日

北太平洋の警備と開拓を目的に、石川県や山形県などの士族を中心に入植した、最後の屯田兵開拓地 ー 厚岸町太田地区(北海道道東)

      
厚岸町太田にある屯田兵の現存兵屋。写真の粗末な小屋は、明治の頃に建てられたというのだが、個人で維持されてきたらしい。それだけ、開拓した土地に愛着があるからだろう。記念館も近くにあって、館内の収蔵品は、意外と充実していた。ここで、大洋漁業が、ミンク牧場を運営していたのには驚いた。
この厚岸の開拓地では、酪農を始めた当初、スコットランド西部エア州原産のエアシャー種が導入されたという。写真を見る限り、ホルスタイン牛と変わりはないのだが、耐寒性に優れ、粗放な飼養管理にもよく耐える一方で、乳量が少ないため、乳用牛はホルスタインに置き換えられていったということだ。

             
         
井上耕介先生殉職碑、厚岸町片無去(かたむさり)にあるが、グーグルマップでも見つけられる。明治41年3月6日、税法改正の急務を伝えるため釧路から厚岸へ向かう出張の途中、吹雪の中を行軍して遭難したという痛ましい事件だ。駅逓のある宿舎まで、あと百メーターだったというのが、なんとも切なく気の毒に思える。しかし、この辺鄙な土地に旧国道が通っていたとは思えないのである。現在の国道44号線より、遠く北に位置しており、この難読な地名の周囲には牧場が散らばっているだけなのだ。しかも、建立された殉職の碑が、行方不明となってから発見されたのは、三十数年後の事だったという。

             
厚岸町から標茶町の内陸部は、牧草地帯が広がる。牧場の経営面積も大きい。北海道の青空と雲を見ると、首都圏の雲はみすぼらしくみえてしまう。実は、釧路に来てから二三日は天候が思わしくなくて、青空を拝むことができなかった。この日は、ようやく北海道の夏空を眺めることができて、被写体に収めた。



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