2026年10月26日月曜日

市役所も市議会の面々も盆踊りに参加して、イベントを盛り上げるという港町のにぎわい ー くしろ市民北海盆踊り(北海道道東)

           
8月19日、ここ釧路の地では、北海盆踊りが開催された。横浜の自宅でも、町内会主催の盆踊りが開かれていたが、コロナ以降は中止されたままだ。北海道特有の”子供盆踊り”の歌は流れなかったのだが、十分に満足だ。

        
子の盆踊り大会では、仮想大会も同時に開かれていて、工夫を凝らした仮想が、大勢、集結していた。この男性の仮想は、丹頂鶴を模したものだが、ユニークなのだ。

         
この盆踊りの大会会場は、釧路市中央図書館がすぐそばだ。盆踊り大会が開かれるまで、この図書館で雑誌など読んで、時間をつぶす。ここで、イコン画家、山下りんを描いた小説、”白光”を借りることができた。ここを去るまでに読了しないといけないな。ここの自治体の図書館なら、どこでも返却できるのがありがたいのである。

              
この中央図書館には、釧路文学館が併設されている。釧路にかかわる文学作家と言えば、かつては原田康子だったのだが、現在は直木賞作家、桜木紫乃である。資料の陳列は、彼女が筆頭になって紹介されていたのだが、作品の基調はエロっぽくて、上さんは読むのをためらっていた。作品、”ホテルローヤル”は、その受賞作なのだが、北辺の地で生き様をさらす男女の関係を描いているとはいえ、描写が悲しすぎてしまう気がするのである。

         
不便な仮住まいの家からは、この盆踊り会場へバスに乗ってわざわざ出かけてきたのだ。どうも、このイベントのために駐車場が提供されていなかった。なので、帰りのバスを逃すと、一万円も掛けてタクシーで戻らなければならなくなる。

それで、急いでバス停へ戻る最中、ベトナムの国旗を掲げたグループがいて、釧路コールマインへ技術研修に来日しているベトナム人の一行だろうと察しが付いた。まあ、このイベントへの参加が楽しい思い出になってくれれば、うれしい限りと思ったものである。



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2026年10月24日土曜日

北海道遺産に登録された格子状防風林の眺望で有名な、ぐるり330度の開陽台以外にも見所はあるのだ ー 中標津町(北海道道東)

                                         
中標津町での昼飯は、上さんがネットで探し出して来た”佐藤さんちのぎょうざ”だ。掛け値なしにうまい、日本最東端のグルメ餃子だろう。釧路のイオンでも、冷凍で購入できるというのだが、中標津まで出かけて食べることに、価値があるだろう。

                                               
中標津にある、この業務スーパーも日本最東端なのである。ここで、マルサンの豆乳を買ったのだが、釧路に戻ってスーパーに行く気力など、運転疲れで毛頭ない分けである。もちろん、釧路にもこのチェーン店があって、イオンモールの近くに位置しており、消費者の流れを誘っているのかもしれない。この後、道路を挟んで向かいの家具屋さんに行ったのだが、品ぞろえもあって近隣の分散する牧場主などが、買いに来るのだろう。つまり、この町は、地域の消費や流通の拠点なのだろう。

                                                  
今日の中標津行では、もう一つの美術館を訪問する。それは、”荒川版画美術館”だ。サイロの先端部を切断して、それを二つ並べて、内部を円形の展示室にしたユニークさが特徴なのだ。牧場主の厚意で無料公開なのだが、レストランやキャンプ場、一棟貸しの宿泊施設も揃っていて、観光ビジネスに挑戦している感じだ。

                                               
出展作品の版画家、富田美穂さんは、乳牛のウシさんをモチーフとしていて、小清水町に在住だ。何かの記事で紹介されていたので、知っていたのだが、再会できてうれしい。実は、かなり昔の事だが、今は無き神奈川の大野山育成牧場へ出かけて、放牧地を見学したことがある。そこの事務所では、女子美の大学生が、牛の絵画作品を展示していた。名前を失念したのだが、ググると二名が検索されて来て、そのどちらかとは思うのだ。




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2026年10月22日木曜日

ロマノフ王朝の支援を受けたロシア正教会だから、日本への布教が広まったのであり、この北辺の開拓地まで行き着いたのだ ー 正ハリストス協会(北海道道東)

                                                 
釧路で、今夏の仮住まいは、明治期のイコン女性画家だった”山下りん”の作品を鑑賞することだった。場所は、中標津町上武佐にある、この協会なのだ。十年前、訪ねたら扉は閉められており、事前の申し込みが必要なのを後になって知った。今回は、捲土重来なのである。それで、釧路のハリストス教会へ見学の電話依頼をしたら、管理担当者の連絡先を聞いて、やっと見学を受け入れてもらった。

                                                     
私が、山下りんを知ったのは、若桑みどり著”女性画家列伝”だった。その後、教育テレビの日曜美術館でも紹介されたし、山田五郎氏のユーチューブ動画”【日本初のイコン画家】なぜキリストの絵に漢字?【山下りん】”でも紹介された。明治期に単身でロシアにわたって、イコン画を修行したのである。

                                         
実際の山下りんが描いた祭壇画は、ギリシャ正教のイコン画における描画の制約があったとはいえ、描写は素晴らしい。エルミタージュ美術館で、模写をしたというが、卓抜なデッサンの努力の跡がしのばれる。

祭壇中央のイコン画では、中央左右の二枚が山下りんの真筆だと言われている。並んでいる他の絵よりも、はるかに出来が素晴らしいと思う。秋田県大館市にある北鹿ハリストス正教会曲田福音聖堂に掲出されている作画のイコンも素晴らしいが、ネットで検索された画像を見るよりも、実際のイコンは臨場感があり、感銘を受けた。

                                                       
中標津町の上武佐地区には歴史的建造物として「旧土田旅館(北村家住宅主屋)」が残されていた。見学の趣旨でお断りしようとして、玄関から声をかけたが応答はない。人が住んでいる気配がしなかった。北海道の駅逓制度は、開拓当初、鉄道網が未発達の地域で、旅人の宿泊や、運送、郵便の役割を担った施設であり、宿場だったということだ。



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2026年10月20日火曜日

”まだ夏に汗かいてるの?”、”怪談話がなくてもヒヤッとした夜を過ごせます。”といったコピーが実際なのだ ー 釧路の天候(北海道道東)

                                      
釧路駅中でみた、釧路の自治体PRポスター。そのキャッチコピーが、”夏は笑えるくらい、涼しい946で会いましょう”とあって、微笑んでしまった。だって、自分もその一員に成りすまして滞在している分けで、暑さから逃げおおせたと言う逃避行なのである。避暑と言えるほど、優雅なわけでもないし、金銭に余裕のあるわけでもない。

                                         
最近は、冷害という言葉を聞かなくなった。道産子なら、基幹産業の農業については、子供のころから教わってきたのだ。そして、天気図にはオホーツク海の上に冷たい高気圧が居座ってしまう絵柄。今年も、天気図を見ていて、思い出したのだ。そういえば、下北半島には稲作がない。北海道の気候と延長線上の内地なのである。

                                
お盆も過ぎて月末なのだ。釧路は、一日中、雨が降り続いている。だから、外出もせずに家にこもって読書三昧だ。外はひんやりとして、秋が歩みを早めて迫ってきているような気がする。今週末に内地に帰れなければならないのが、口惜しい。横浜では、まだまだ残暑が続いていくからなんだ。



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