2026年9月30日水曜日

釧路湿原では、近年、ヨシ草原が減ってヤチハンノキの灌木林が増えていて、遊歩道を歩くとそうなのかなあと感じた ー 釧路湿原(北海道道東)

                                    
釧路湿原の恩根内ビジターセンターから、湿原内の木道を歩いた。センターの館員からは、木が朽ちているので歩行に注意する箇所の説明を受けたせいもあり、途中で折り返すことにした。まあ、夏の日ゆえに日差しもきついし、気温も珍しい27度くらいだから、無理をして歩き回る必要も無かろうと判断したのである。

                                          
釧路湿原で、数は少ないがワタスゲを見る。尾瀬の湿原でも見かけられるが、内地では高山地帯地帯でしか見られない。ここは冷涼の平地なのだ。白い穂の姿がこの花だと思われがちだが、これよりもっと前に、雪の解けた直後に、他の植物に先駆けて花を開くらしい。といってもまったく地味で、枯れ草と一緒にして見過ごすような地味さなのである。

                                           
釧路湿原の木道を歩くには、ビジターセンターでクマよけの鈴を借りなければならない。この鈴は造りがしっかりしていて、カランカランと適度に響てくれる。ここ釧路の仕事着専門店のプロノでは、クマ除け鈴が売られていて、仕事柄、昨今のクマ被害対策として当たり前だろう。一方、セリアの百均では、内地の店でもこの鈴が売られている。これは、アウトドア向けの観光用だな。

                                                   
釧路の北斗遺跡でも、クマよけの鈴を借りる。展示施設から復元された縦穴住居まで、一キロ弱で森の中を歩くのだが、鈴は欠かせないのだ。この復元住居には作業員の方もいて、色々と説明してくれて助かった。四角く掘り下げて、屋根にはカヤが葺かれている。これより古い縄文時代の住居跡は、丸くなっていて、時代の違いが分かった。



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2026年9月28日月曜日

国際コンテナターミナルとして整備されたし、酪農地域への飼料供給を担う国際バルク戦略港湾でもあるかの地は、霧の街だった ー 釧路港・米町エリア(北海道道東)

                                  
釧路の幣舞橋を渡ると、主要道路には珍しいロータリーが存在している。右折がないので事故が起きにくいというのだが、運転して走ると、慣れないと難しい気もするのだが、この開店するロータリーでは自然とスピードを落としながら、左折、右折を行う気がする。それが、安全なのだろう。

                                       
石田和啄木が、釧路に新聞記者として滞在したのは三か月にも満たない。だが、多くの短歌を残している。市内に歌碑が、26もあって、文学好きなら訪ね歩くのもよいだろう。この啄木の銅像は、港文館 (港湾休憩所)のそばにあり、旧釧路新聞の記者として働いていた頃の社屋を復元した建物ということだ。一階はカフェで、二階が石川啄木ゆかりの展示となっている。

                                         
夕暮れの霧の釧路。お盆も間近い真夏というのに、霧が迫るのだ。その後、たちまちに晴れて青空に戻った。年間平均で100日以上も霧が発生し、日本一の霧の発生率を誇る場所だから、天候が変わりやすい土地柄なのだろう。霧のロンドンならぬ、霧の釧路だな。

                                           
港町として釧路が発展した当初、この米町公園周辺に人々が住み着いたのも、高台の上に位置していたからだろう。津波、高潮、洪水などの災害を避ける目的だったはずだ。港が開かれてから一世紀以上になる国際港なのだが、市街としての出発点は、このエリアだったのである。実際に、運用中の釧路崎灯台とは目と鼻の先なのだが、それを模した展望台が公園にあり、上ると港町が一望でき、釧路ならではと思わせる。



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2026年9月26日土曜日

夏の風物詩と言えばセミなのだが。ここ釧路では内地で見られるセミより種類が少なくて、やや単調な鳴き方なのだ ー 亜寒帯(冷帯)湿潤気候(北海道道東)

                                         
内地の暑さから逃げて、はや一週間が過ぎた。でも、斜里では、日中三十℃以上になり日差しのきつさを感じてしまった。それでも、釧路に戻ると急に曇りがちの天気になって気温が下がって来る。ブラタモリで釧路湿原の影響による天候を説明していたのだが、濃霧注意報は毎日のように出される。だから、夏の間に逃避行をするメリットを大いに感じるのである。

ブログ投稿で思い出したのだが、釧路に蚊はいないようだ。網戸がいらないくらいで、最低気温が未だに二十度を切っていて、夜間になると涼しいので、蚊は飛ばないようだ。まあ、ミンミンゼミも鳴かないのだが、屈斜路湖の藻琴半島だけは火山性の地熱で暖かいせいか、生息していてやかましく鳴いている。当然、天然記念物に指定されていた。

セミと言えば、こちらで真夏に鳴くのはエゾゼミで良く鳴いているのだが、ギーまたはジーという連続音だった。クマゼミとは類学上、かなりの近縁らしいのだが、こちらはビート音でリズム感がある鳴き方でやかましい。エゾゼミは、調子のおかしい機械のような雑音に近い印象なのである。

                                
釧路周辺をドライブするときは、FM釧路(76.1Mhz)をよく聞く。出力が20Wと小さな局だが、雑音の少ないので音楽を聞いていて楽しい。ただ、隣町に入ると、雑音だらけで聞こえなくなってしまい、遠出をすると少し寂しい。そういえば、十勝管内には民間のFM局が二つもあるな。


道東をドライブすると、FM釧路はよく聞くのだが、20Wの出力はか細い。同じ出力のFMねむろも、隣町の浜中町までは届かないようだ。それでも、雑音で途切れてしまうまで聞いてしまうのは、中波のAMと違ってクリアな温室で、ドライブ中、音楽を聴くのに最高だからだ。



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2026年9月24日木曜日

以前の旅行で訪れることができなかったので、オホーツク海の網走方面まで遠出をしたみたのだ ー 網走管内の町(北海道道東)

                                
釧路に来て一週間だが、この日は斜里まで遠征だ。天に続く道は、噂にたがわぬように、天界へ続いているようなイメージを掻き立ててくれる。ただ、一着線の道路というのは、道東ならありきたりなのだが、一定程度の高低差があって、一直線を見越せるようなルートは少ないということだ。だから、この道路は、天に続くように見える点では、ダントツだろう。

                           
清里町のさくらの滝で、サクラマスの遡上を見学。果敢にジャンプする姿は、なかなか迫力がある。八月末までの間らしいが、季節が間に合ってよかった。思い出すのは、番組”鶴瓶の家族に乾杯”で、俳優の國村隼が、この滝を訪ねていた。この滝の後は、近くの日帰り温泉”緑の湯”に立ち寄ったものの、なかなか家族に出会えなかったという印象がある。

                                   
斜里には、山岳にかかわる芸術家、文筆家の小さな美術館、”北のアルプ美術館”がある。その中心は、随筆家、串田孫一が創刊した山岳の文芸誌”アルプ”なのだか、これにかかわりのある芸術家の作品を鑑賞して満喫した。知床に立ち寄る前に、時間があれば訪ねるべきと思う。

                              
牧草を収穫する季節がやってきた。裏摩周へ抜ける道道で、トラックが積載していたロールを落としていったのが、道端に転がっていた。人口より牛の多い別海町へ抜ける道路だから、どこかの牧場へ運んでいたのだろう。

                                    
裏摩周の展望台に到着。なかなか訪ねる機会がなかったのだが、今回は念願がかなった。視界は、成長する木々にさえぎられて、思うようにアングルが得られにくい。この摩周湖の北側には、第一展望台からは見られない、北側のくびれた部分の湖面を眺めることができて、良い訪問になった。



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