2026年9月16日水曜日

北海道ゾーンでは、エゾヒグマ、エゾシカ、エゾモモンガ、エゾクロテンなど、そこに生息する動物を中心に観察できるのだ ー 釧路市動物園(北海道道東)

             
釧路市動物園は、昭和50年の開園当時、国内最大の面積を持つ施設だった。背後の山林は深くて、ヒグマがのこのこ降りて来て、園内を散策できるほどだ。今では、広さで日本一を返上しているが、日本で一番東に位置する施設でもある。自然が豊かな園内は、軽いハイキングができるほど、かなり歩き回ることができる。ここで生まれて初めて、実物の生きたアルパカを見たが、ほとんど動かずにのんびりしている。もともと、南アメリカのアンデス山脈高地で生息しているので、冷涼な北辺の動物園だと、気候が合っているのだと思う。

           
飼育員さんが、ライオンをケアする作業を実演中。猛獣だけあって、結構、怖い。飼育舎の中では、寝そべった、だらしない雄ライオンがいた。百獣の王者からは、まるでかけ離れた様相は、冷涼なくしろでもけだるい夏を感じずにいられなかったのだ。

        
ワシミミヅクのペア、夜行性だから昼間はじっとしていて、全く動かない。調べたら、一生を通じて同じ相手と添い遂げる一夫一婦制の強い絆を持つ鳥のようだ。北海道北部で、繁殖が一応確認されているものの、その後、観測された記録が乏しく、生息数や繁殖データが不足している現状なんだとか。

        
レッサーパンダも居眠りで、全く動こうとしない。動き回ると、結構、かわいいんだけどな。そういえば、ジャイアントパンダは日本からいなくなってしまったのだが、狆ころが”パンダ外交”とやらで、政治の道具に使った挙句、レンタル料も高額だったから、世界中が嫌気を指してお断りするような、かわいそうな生き物になってしまっったということだ。

     
キリンが高い金網から首を伸ばしていた。そばに飼育員さんがいて、理由を質問したら、金網際に伸びている樹木の葉を賞味したくて、首を伸ばそうとしているが食べられないでいる。このために、首を伸ばして金網を強く押しているので湾曲してしまった、と答えてくれた。確かに、かなり頑丈な金網がへこんでいて、キリンの食いしん坊ぶりには驚いてしまった。




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2026年9月14日月曜日

道東を代表する大河の釧路川流域には、国内最大の淡水魚イトウが現在も棲息していますが、環境の悪化が心配だ ー 釧路湿原美術館(北海道道東)

      
釧路湿原美術館、佐々木栄松の収蔵品が素晴らしい。本来は釣り師であり、画壇からは距離を置いていたという。かの”オーパ”で知られる作家、開高健の釣りの手ほどきをして、イトウを釣らせたのが、この栄松で、その交流の証となる手紙が展示されていた。つまり、イトウ釣りの第一人者としても著名だった分けで、このため、漫画「釣りキチ三平」の鳴鶴先生のモデルにとなったらしい。

      
この美術館の館長さんは、女性なのだが、閉館して売りに出されていた美術館を買い取ったという。以前の名称は、北緯43度美術館で、名前の通り北緯43度に位置する世界各国の様々な美術作品を展示していたようだ。

一方、佐々木栄松という画家の作品は、JR釧路ステーションギャラリーに併設されていた美術館で展示されていたが、その閉鎖に伴い、展示する施設を失ってしまう。画家自身は、その後、享年98歳で大往生してしまうのだが、作品の行方を心配する有志が集まって、美術館建設の機運も高まっていく。時期を同じくして閉鎖で売りに出されていた、この施設を買い取る運びとなって、居抜きという美術館の出発点になったものである。

個人的には、NHK教育テレビの日曜美術館で紹介してもらえないものかと思う。紹介に値する器量の絵画を残した画家だと思うのである。






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2026年9月12日土曜日

道東で出会った花々も美しく、ついついスマホで撮影してしまうのだが、結構、ありきたりに咲いている ー 北辺の花々(北海道道東)

                             
豊北原生花園のエゾフウロが、まだ咲いていた。この花は、北海道の原生花園を飾る代表的な花の一つだ。ただ、この場所では、エゾカワラナデシコは見られない。ハマナスは、もちろんきれいだったのだが。

                                                          
依田勉三の晩成社跡を見学してから、帰路の途中、豊北原生花園を歩き回る。盛夏の頃だから、咲きそろう花の時期は過ぎていて、熟したハマナスの赤い実がかわいい。ここには、戦争遺跡のひとつ、防衛陣地のトーチカが見られたのだが、赤い小さなお社が建てられていた。十勝の海岸沿いには、太平洋戦争末期に作られた、このトーチカと呼ばれる小型の防衛用陣地が、数多く残っている。

                       
滞在中のハウスそばの一軒家で、シレネが咲いていた。横浜では、春先に咲いて枯れる一年草で、暑さには非常に弱い。ここでは、越年する多年草だろう。耐寒性はあるのだ。自分も、近所で咲いていた種子は採取しているから、内地に戻った後、九月を過ぎたら種まきをしようと考えている。

                            
リナリアが咲いていた。道端だから、雑草に近く、多年草で毎年花を咲かせるのだろう。横浜では、毎年種まきが必要な一年草だから、暑気には弱い植物なのかもしれない。内地では、シレネと同じ境遇の植物なのだろう。

                                       
来て早々、仮住まいの場所から、近所のコンビニまで散策してみた。ここは、釧路市内では北辺にある住宅団地で、以北になるろ乾燥の進んだ湿原が広がっている。このニュータウンも一歩出ると、道路わきは原野に近く、ハタザオキキョウを見ることができた。釧路では一般的な植物らしく、鑑賞用として持ち込まれて、雑草化したのだという。




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2026年9月10日木曜日

道東に滞在するのだから、少し遠いとはいえ十勝まで足を延ばして、観光地を訪ね歩いてみるのだ ー 十勝ドライブ行脚(北海道道東)

                            
釧路に来て訪ねてみたかったのが、ここだった。それは十勝の大樹町で、少し遠出をする必要があったのだが、他にも落穂ひろいのように景勝地を巡ることにした。この町には生花苗(オイカマナイ)という地名があり、明治時代、十勝地方の開拓を先駆けた晩成社が、拓殖に着手した跡地だったのだ。そこを見学してみると、依田勉三の暮らした小屋に近い居宅が、復元されていた。見る限り、冬の寒さは辛く答えただろうと思わざるを得ない。しかし、生花苗は難読地名の一つだろう。


                    
浦幌町は南北に長い自治体で、昆布刈石展望台はその南端に当たる。景観が素晴らしく、人気バンドMrs. GREEN APPLEの曲「Magic」のビデオのロケ地になったほどだ。この昆布の名がつく地名は、多くが北海道に特有で、アイヌ語に由来する。昆布森・昆布盛(こんぶもり)、昆布浜(こんぶはま)、昆布(こんぶ)などだ。

                                                 
パラグライダーを楽しむグループがいた。場所は、昆布刈石海岸の海食崖、海風が崖を駆け上る時にできる上昇気流に、上手に乗って飛んでいるのだろう。ここでは。パラグライダー体験もできて、インストラクターと一緒に飛ぶタンデムフライトになっており、初心者でも安心だという。でも、上さんは怖がりだから、地に足のつかない行動など、絶対にご免被るだろう。



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