豊北原生花園のエゾフウロが、まだ咲いていた。この花は、北海道の原生花園を飾る代表的な花の一つだ。ただ、この場所では、エゾカワラナデシコは見られない。ハマナスは、もちろんきれいだったのだが。
依田勉三の晩成社跡を見学してから、帰路の途中、豊北原生花園を歩き回る。盛夏の頃だから、咲きそろう花の時期は過ぎていて、熟したハマナスの赤い実がかわいい。ここには、戦争遺跡のひとつ、防衛陣地のトーチカが見られたのだが、赤い小さなお社が建てられていた。十勝の海岸沿いには、太平洋戦争末期に作られた、このトーチカと呼ばれる小型の防衛用陣地が、数多く残っている。
滞在中のハウスそばの一軒家で、シレネが咲いていた。横浜では、春先に咲いて枯れる一年草で、暑さには非常に弱い。ここでは、越年する多年草だろう。耐寒性はあるのだ。自分も、近所で咲いていた種子は採取しているから、内地に戻った後、九月を過ぎたら種まきをしようと考えている。
リナリアが咲いていた。道端だから、雑草に近く、多年草で毎年花を咲かせるのだろう。横浜では、毎年種まきが必要な一年草だから、暑気には弱い植物なのかもしれない。内地では、シレネと同じ境遇の植物なのだろう。
来て早々、仮住まいの場所から、近所のコンビニまで散策してみた。ここは、釧路市内では北辺にある住宅団地で、以北になるろ乾燥の進んだ湿原が広がっている。このニュータウンも一歩出ると、道路わきは原野に近く、ハタザオキキョウを見ることができた。釧路では一般的な植物らしく、鑑賞用として持ち込まれて、雑草化したのだという。






