2025年7月1日火曜日

光が当たると真っ黒な羽根が瑠璃色に光るので、とても美しい蝶ですが、幼虫は他の仲間に比べて地味目だ ー カラスアゲハ幼虫(昆虫観察)

              
マンションの大規模修繕工事では、自分の趣味で大発見がいくつかありました。
それは、ベランダのガーデニングですが、きっかけは鉢をすべて移動したこと。

中庭の仮設された鉢置き棚に移したのですが、住人の色々な鉢も集まりました。
自分はアゲハチョウに産卵してもらうために、食草のヘンルーダを栽培中です。

低木ですから、栽培が比較的容易で、他の柑橘類と違って小さな鉢で済みます。
十年ほど前のでしょうか、アゲハチョウがベランダに、よく飛来してきました。

栽培中の朝顔の周りを飛んでは、葉に止まり掛けて離れるのを繰り返しました。
その行動を何回か見ているうちに、産卵場所を探しているのだと気が付きます。

当然、柑橘類の植物が必要で、以来、ヘンルーダを継続的に栽培してきました。
それで、修繕工事で中庭へ移動させた鉢の中に、レモンらしい鉢がありました。

近所でも庭木として見るご家庭もあり、最近は夏ミカン代わりに流行りなのか。
キンカンを育てている庭もあって、夏ミカンやキンカンにはとげがありません。

こうして、周辺にはアゲハ蝶の仲間が繁殖できるような環境が、整っています。
なので、このレモンの木にもアゲハの芋虫がいないかと観察したらいましたよ。

カラスアゲハ幼虫(頭部)
クロアゲハ幼虫
             
それが驚きのクロアゲハ幼虫だったのですが、ナミアゲハとは文様が違います。
一目で違いも分かるし、中庭で見かけていたとはいえ、幼虫に驚かされました。

それで、自分のヘンルーダ鉢は、株を新しくしたばかりで、産卵はなさそうだ。
と思っていたら、一匹だけナミアゲハの幼虫が育っていて脱走していきました。

もう、産卵はないだろうと思っていたのも束の間、黒っぽい芋虫を新規に発見。
この文様からして、ひょっとしてクロアゲハかもしれないと期待して継続観察。

ようやく緑色の芋虫に脱皮してくれましたが、どうもクロアゲハの文様でない。
幾何学的な背中の文様が白くて薄いし、頭部には線で渦巻の文様が現れている。

蛇の擬態をする眼状紋こそありますが、体全体が緑っぽくて何の蝶でしょうか。
なので、パチリ撮影してググってみると速攻でカラスアゲハを選び出しました。

確かに、向かいの市民の森でカラスアゲハを見かけていますが、ここは中庭だ。
しかも、食草はカラスザンショウと思ったら、ヘンルーダにも産み付けたのだ。

というわけで、これでモンキアゲハの幼虫を見つけたら周囲のアゲハは勢揃い。
しかし、中層マンションとはいえ、建屋を飛来して降りてきて、中庭の鉢へ産卵しに来るなんて夢にも思わないし、数は少なくてもカラスアゲハが繁殖しているのをこの目で確認できたのが、うれしい限りなのでした。



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2025年6月29日日曜日

幼虫は葉にしがみつくこともなく、触って簡単に摘まみ上げられるし、ぷにぷにしていてかわいい ー ジャコウアゲハ(幼虫観察)

                
ジャコウアゲハの幼虫が我が家にやって来たのが、たった二週間前のことです。
さっそく栽培中の食草、ウマノスズクサの鉢に移し替えたら、食欲が旺盛です。

むしゃむしゃ食べていて、葉っぱはおろか茎まで食べつくしているような感じ。
以前、朝顔の栽培で発生したエビガラスズメの幼虫の食べっぷりと瓜二つです。

どちらの幼虫もアゲハチョウの幼虫と違って、地味な色合いでグロテスクなの。
それで、排出される糞の量が半端なくて、ベランダの床が汚れるから退治した。

その翌年以降、その蛾がベランダにやってくることも無くて、駆逐は成功です。
かわいそうな気もしますが、成虫になった蛾の姿を見ていると気色が悪いんだ。

一方、ジャコウアゲハの糞も負けず劣らず大量ですが、繁殖は中庭の共用地ね。
バルコニーの大規模修繕工事で一時的に鉢を避難させてて、地面に糞を発見だ。

小粒の毒掃丸といった格好で、食べては排出するのを繰り返している感じです。
成長のスピードを見ていると急速で、大きくなったと思ったら脱走を始めだす。

一匹一匹、蛹になるためなのか、ウマノスズクサからは姿が見られなくなった。
食草自体が有毒なアリストロキア酸を含んでいて、体内に毒をため込むらしい。

                
まるで魚の河豚と同じような感じで、このアゲハチョウの幼虫には影響しない。
この有毒成分のおかげで、ほかの昆虫にも食べられず、野鳥も捕食しないのだ。

むしろ、捕食しても吐き出してしまうと書かれてあって、記憶されているのか。
ウマノスズクサ自体が希少植物になって、繁殖地も限られて個体数は少ないな。

なのに、捕食する生物が記憶しているとは不思議な話で、これも生活の知恵だ。
こうして、元気に八匹ぐらいいた幼虫も脱走を繰り返して、最後の一匹になる。

間もなく脱走を始めると思って写真を撮りましたが、蝶の姿が待ちきれないな。
蛹から羽化するまでは十日から二週間が必要で、年に3〜4回発生するようです。

もちろん、ネットで得た情報ですが、計算すると羽化までは二か月必要だろう。
というわけで、マンション内のウマノスズクサだけで繁殖できるかは未知数だ。

現在、七株のウマノスズクサを栽培していますが、この秋、最後の繁殖で蛹になってから越冬して羽化できるかまでを観察し続けようとは思いますが、もし失敗したら、またネットオークションで幼虫をゲットするしかないのではと思うのでした。



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2025年6月27日金曜日

食のDX化を目指す飲食店ビジネスならではで、味も変わらずに店で調理してくれたと思わせてくれるわ ー コロワイドMD研究所(そのほか)

       
リタイアしてから初めての誕生日に、上さんがお祝いをしてくれるといいます。
昼ごはんでも食べようということになりましたが、ちょっと昼飲みを計画です。

サラリーマン時代、オフィス界隈では、ランチを提供する居酒屋に通いました。
午後、二時過ぎにはいったんランチタイムは終わって、五時から居酒屋タイム。

ところが、最近は昼過ぎからランチに関係なく営業を始めるお店が増えました。
しかも、開いてから酒を飲みんでランチも食べられるので、のん兵衛大歓迎だ。

近辺の戸塚とか大船では、正に居酒屋が昼間から営業中のお店が多い分けです。
色々調べましたが、ランチのおいしそうな居酒屋、”庄や”にして出かけました。

ここは、板前さんが店で調理するPRをしていますが、そこそこおいしい店なの。
大庄グループの運営する一つのブランドらしく、展開するブランドは沢山です。

それで、この手のお酒を提供する飲食店は、大規模な事業の企業も多いのです。
帰り際に停留所でバスを待っていると、ふと目に付いたのだがビルの広告看板。

      
コロワイドMD研究所と書いてあり、昔はあのビルでも系列店が営業していた。
それがビル全体をコロワイドが占めていて、この企業は”かっぱ寿司”を展開中。

他には、”牛角”、”大戸屋”に加えて、居酒屋の”甘太郎”、”いろはにほへと”等。
かなりの店舗展開ですが、食材供給で食品加工工場、配送会社もグループ化だ。

それで、看板にあったMD研究所は、これら業態メニューを開発する拠点です。
当然、食材をグループ一括で調達配送するのは、効率的な経営にかなっている。

しかも、テレ東番組”カンブリア宮殿”でも、同じ業態の企業が紹介されていた。
それは、”シコメルフードテック”と言って、食材の仕込み代行で急成長みたい。

この会社の面白いところは、自営の飲食店に料理の仕込みを代行して供給する。
代わりに、仕込んだ食材を食品工場から購入してもらうのが、ビジネスなんだ。

というわけで、その店一押しメニューを味でパクってくれるのなら感謝だろう。
今や、ヒトデ不足で居酒屋の調理場でのバイトなどもヒトデが集まらない時代ですので、代行してくれるビジネスで味も変わらずに採算が合うのなら、導入する店主が増えるのは確実に思われて、そんなトレンドの研究所が近場にあったのかと驚くのでした。



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2025年6月25日水曜日

ハナニラの分球された小粒の球根は、中庭にこっそり植えたので、いつかは花咲くだろう ー ハナニラ(ユニフロラム種・ガーデニング)

球根(ユニフロラム種)
                 
ハナニラを植え替えるので、青い花のロルフフィードラー種を掘り上げました。
それで、ぷっくりな球根が出るかと思ったら、もやしのような太いひげ根状態。

球根はほとんど登場しなくて、これまで自分の体験からすると驚いてしまった。
そんな経緯を先に紹介しましたが、少し遅れてユニフロラム種の掘り上げです。

普通、ハナニラと言えば、この薄いグレイで白っぽい花の咲く品種を指します。
早春、近所の焔魔堂では、小さな境内一面にこの白い花が咲き乱れて美しいの。

それで、自分の栽培は、近所の焔魔堂から堀上げて失敬した球根数個が出発点。
例年なら、花が咲き終わってから球根を掘り起こしますが、小さな分球が沢山。

なので、小さな分球は捨てたりして大きな球根のみを残すようにしてきました。
ただ、退職の二三年前、構内の半ば放棄された緑地に、こっそり植えておいた。

ハナニラ(ユニフロラム種)
                  
だけど、リタイアの年に数株が咲いただけで、土地が瘦せていると成長が遅い。
確かに、焔魔堂に咲くハナニラも花の丈も十センチちょっとで可憐な印象です。

それで、自分が栽培すると十分な肥育をしてきたから、葉茎の成長が著しいな。
全く印象が変わってしまうのですが、土地の養分は何も施さない方がいいのか。

まあ、今回の掘り起こしで、ネットで見るような十円玉ほどの球根が取れたな。
三年ぐらいほったらかしで、市販されているような球根も数多くが収穫できた。

そんな球根を見ていると、あのロルフフィードラー種とは、状態が全く違うな。
というわけで、花の色違いで別種のハナニラなのかもしれないと、思いました。

学術的には、ネギ科・ハナニラ属(イフェイオン属)に括られているのですが、地中で球根が作られていく過程が、自分のこの目で確認してみると、違うんじゃないかと疑ったりして、もし交雑させて種子から花を咲かせるのなら、三年以上もかかりますから、面倒くさくて確かめる気も無いわと思ったのでした。



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