釧路市動物園は、昭和50年の開園当時、国内最大の面積を持つ施設だった。背後の山林は深くて、ヒグマがのこのこ降りて来て、園内を散策できるほどだ。今では、広さで日本一を返上しているが、日本で一番東に位置する施設でもある。自然が豊かな園内は、軽いハイキングができるほど、かなり歩き回ることができる。ここで生まれて初めて、実物の生きたアルパカを見たが、ほとんど動かずにのんびりしている。もともと、南アメリカのアンデス山脈高地で生息しているので、冷涼な北辺の動物園だと、気候が合っているのだと思う。
飼育員さんが、ライオンをケアする作業を実演中。猛獣だけあって、結構、怖い。飼育舎の中では、寝そべった、だらしない雄ライオンがいた。百獣の王者からは、まるでかけ離れた様相は、冷涼なくしろでもけだるい夏を感じずにいられなかったのだ。
ワシミミヅクのペア、夜行性だから昼間はじっとしていて、全く動かない。調べたら、一生を通じて同じ相手と添い遂げる一夫一婦制の強い絆を持つ鳥のようだ。北海道北部で、繁殖が一応確認されているものの、その後、観測された記録が乏しく、生息数や繁殖データが不足している現状なんだとか。
レッサーパンダも居眠りで、全く動こうとしない。動き回ると、結構、かわいいんだけどな。そういえば、ジャイアントパンダは日本からいなくなってしまったのだが、狆ころが”パンダ外交”とやらで、政治の道具に使った挙句、レンタル料も高額だったから、世界中が嫌気を指してお断りするような、かわいそうな生き物になってしまっったということだ。
キリンが高い金網から首を伸ばしていた。そばに飼育員さんがいて、理由を質問したら、金網際に伸びている樹木の葉を賞味したくて、首を伸ばそうとしているが食べられないでいる。このために、首を伸ばして金網を強く押しているので湾曲してしまった、と答えてくれた。確かに、かなり頑丈な金網がへこんでいて、キリンの食いしん坊ぶりには驚いてしまった。