2016年11月28日月曜日

ペットのワンちゃんも楽しくお散歩していましたが、少し歩き回れるエリアが限られているみたいです - 舞岡公園(横浜市・戸塚区)

里山も紅葉狩りの季節

舞岡公園は、地下鉄舞岡駅から南に向かって、1.5kmくらいテクテク歩きます。
周辺の市街化が進む中でも、昔ながらの雑木林や田園の風景が残る谷戸です。

つまり、三方向を山に囲まれた、ゆるやかな谷間をなすのが谷戸(やと)というのです。
谷津(やつ)、谷地(やち)、谷那(やな)とも呼ばれ、関東や東北地方で見られます。

地方々々によってイメージが多少ちがったりしますが、里山の代表的な風景でしょう。
そんな、都市の人工的な風景や風物からちょっと離れて、静かな自然を楽しめます。

自然の生態系もよく保護されており、さまざまな野生の動植物が生息しております。
四季に応じた自然のとりなす表情の中、手軽に森林浴が楽しめるのはうれしい限り。

お隣の栄区に住んでいますと、ちんたら歩いて、時折、公園を訪ねることができます。
特に、桜が満開の春や紅葉の色づく初冬の頃は、欠かせない季節の風物ですな。

しかも、コース次第では、丘陵地帯の鞍部へ登って降りるようなハイキングもできます。
標高差で五十メーターになるようなルートもあり、色々と歩き回るのが楽しくなります。

ただ、戸塚区ホームページが紹介するルートは、総てを網羅している分けでもない。
それに、隣接する北小菅ヶ谷公園も充実して、散策のバリエーションも増えました。
  
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拡大してご覧いただけます
    
雪の残る古民家・しめ縄つくり

なので、公園のアクセスは、JR戸塚駅や本郷台駅を始発とする路線バスが便利です。
このため、単純なピストンのような往復ではなくて、入り口と出口を別々にもできます。

ただ、こういうアクセス方法の紹介が少ないので、歩いている人だけが知る感じかな。
コンビニとか食事のできるような便利なポイントもありますので、紹介しておきますか。

バス時刻表だって、”神奈川バス案内WEB”から、ダウンロードできるので便利です。
この時刻表の検索が少し難しいのですが、地図にバス停留所を記載しておきました。

これを検索用語にしていただければ、簡単にバス路線が見つかるかもしれません。
何しろ、住宅地が公園まで迫っていて、バス路線が縦横に伸びているので探しづらい。

そしてバスを上手に使ってもらいたいのが、横濱アイス工房という絶品のアイス屋さん。
とんねるずのTV番組でも紹介されたらしく、近くにある小野牧場の牛乳の産直です。

この牧場は、距離にして一キロも離れていないのですが、住宅地に囲まれています。
小さな谷戸の中にあって分かりにくい場所なのですが、下倉八幡神社の裏手です。

しかも、グーグルマップのストリートビューでも捕捉されており、牛舎も分かるのです。
そばには一車線の舗装路しかなく、歩いてみるのも面白いはずで、ここが戸塚なんだ。
  
  
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食べられるジェラートがわかるよ

まあ、アイスはおいしいと折り紙つきで、近くに明治学院大のキャンパスもあります。
大学が舞岡公園に隣接しているのですが、この施設が丘の頂にあって砦みたいです。

鎌倉時代のはるか昔、この近辺でも、有力御家人が居宅を構えたのかもしれない。
きっと、守りやすく攻めにくい、こんな小高い丘の上で暮らしていたのだと思いますね。

そんな雰囲気を夢想しながら、歩き回って疲れたら最寄のバス停から帰るとしましょう。
というわけで、万歩計を見たら、半日のハイキングで一万二千歩を歩いていました。

良い運動になったなと思い返しつつ、五十四年ぶりとなった十一月の降雪のせいか、茅葺の古民家に積もった雪が解けずに残っている景色にも満足しまして、今度は、もうしばらくしてから冬枯れの里山歩きでも楽しもうかと思ったのでした。


おねがい:公園内はペットの立ち入り制限も多いので、ルールは守るようにして下さいね。


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2016年11月25日金曜日

シカとぶつかって、車をオシャカにするのは実に不運だが、映画の脚本だと出来レースみたいだ - 動物接触事故(北海道全体)


  
どこかの国の朝焼けの海辺。
アフリカ系を含む欧米人や東洋人のグループらしく、浜辺で女2人がたき火中。

そこに集まって来た男らは、ボンゴを叩いたり、笛を吹いたりし始める。
日本人、五代高之(石原裕次郎)は、ギターを弾きながら歌を歌い出すのだった。

たき火の側では立っていたのは、坂本優子(浅丘ルリ子)が立ちつくしていた。
世界中のレースを渡り歩く五代と共に、トレーラーでジプシー生活を続けている。

これは昭和44年に封切りされた映画「栄光への五千キロ」の出だしなのですわ。
石原プロが、「太平洋ひとりぼっち」、「黒部の太陽」などを製作した中の作品です。

もちろん、石原主演映画の一つとして有名ですが、興行的には成功しておりません。
膨大に製作費が膨らんでしまい、その割りに配給収入が伸び悩んだのが原因です。

面白ければ大入りだったのでしょうが、延々と空撮のラリー走行が続いたりします。
しかも、石原裕次郎も年なのかふくよかで、浅岡ルリ子も化粧が濃くなっております。

若々しさも遠のきつつ、秋風の候といった感じで、新鮮味に掛けたのかもしれません。
まあ、日産のブルーバードがサファリラリーで優勝したりで、カーレースは注目の話題。

柳の下に泥鰌が二匹いると思って作ったのでしょうが、映画産業自体が斜陽です。
思い入れはあったにせよ、TVアニメ「マッハGoGoGo」が、お子達には人気でした。

そんな思い出の映画ですが、自分には勝手すぎるどんでん返しのストーリーなのだ。
レーサー五代は、レース終盤二番手に付けて、必死に一番手を追い上げていく。

間もなくゴール直前になり、一番手の車の前に、突然、ガゼールが飛び出してくる。
鹿に似た大型動物なのですが、急ブレーキでも間に合わず、正面衝突してしまった。

ドライバーは呆然として立ち尽くし、ナビゲーターはオイルパンがやられたと言います。
結局、車はお釈迦になってゴールはおろか棄権で、その脇を五代車が駆け抜ける。

こうして、五代はトップになってゴールインして、めでたしで映画を締めくくるのでした。
でも、オフロードっぽいラリーと言っても、そんなに動物がのこのこ出てくるものなのか。

ルートには、事前に路面偵察も入っているはずだし、動物も追っ払うんじゃないのか。
映画の終わる間際、ガゼールを車に体当りさせるなんて、これはストーリー上のお話。

何とも腑に落ちないものがあったと覚えておりますが、実際にぶつかったらどうなるか。
もちろん、日本にガゼールはおりませんが、シカだったら日本中に生息していますな。
  
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中ページもご覧ください

ただ、シカも二種類あって、本州産より北海道のエゾシカは、もっと大柄な巨体です。
これは、ベルクマンの法則に符合するそうで、寒冷地で生息すれば大型化します。

このエゾシカが、自動車と接触事故を起こすのは、北海道では日常茶飯事みたい。
ドライバーも、このシカに注意しましょうと、サービスエリアでパンフが配られていました。

実は、この夏、道北を車で旅した際に、道の駅で初めてこのパンフを見かけました。
本当に、道路で接触、衝突事故が頻繁に起きるものなのかと、疑ってしまいますね。

ただ、車の修理に要する代金が五十万近くなので、動けなくなりそうな気もします。
シカの巨躯にぶつかれば、バンパーやボンネットのヘコミ程度では済まないのでしょう。

多分、ラジエーターやシャーシーが破損や変形したレベルまで、達するのもしれない。
度を越した程度ですが、日本で最も事故に遭う不幸な動物は、タヌキなんだとか。

これは、高速道路での事故統計ですが、43%の高率でタヌキが昇天しております。
この狸さんが原因で、最高裁判所まで争った判決もありますが、それが北海道です。

でも、道路公団に管理責任は無いことになり、亡くなった方は無念の思いだろうな。
敗訴の確定になりますが、北海道でもシカではなくて、タヌキが元凶だったということ。


まあ、タヌキは人里に接する里山のような場所に暮らしていて、よく見かけるものです。
そんな場所には、交通量の多い道路も通じていて、そこへタヌキが横断しようとする。

狸さんも右見て左見てなんて、お行儀良く注意して渡るなど、毛頭ないことでしょう。
それに、車の走行速度は、自然界で体感できるような速度とはかけ離れております。

なので、野生の生き物も本能で覚えている範囲から、ぶっ飛んでいるんじゃないのか。
こうして、車道に出てしまって、道路が近づいて来ようものなら、驚いて固まってしまう。

逃げようと気がつく前に、跳ねられてしまって、タヌキ君もシカさんもお陀仏なのでした。
というわけで、北海道へ旅行したら、動物との接触、衝突事故に気をつけましょう。

北海道にも、本土タヌキの亜種、エゾタヌキが住んでいるのですが、元来臆病な小動物ですし、北海道には里山と呼べるような自然もありませんので、山の中でひっそりと暮す地味な存在でして、それでも、縦横無人に走るようになった高速道路が餌場を分断することになって、横断のために不幸な事故が起きてしまうとは、何ともかわいそうなことだと思うのでした。


おまけ:
北海道に暮らしているエゾタヌキの可愛い生態は、こちらから。
   
   

札幌に行ったら、狸小路の商店街もブラブラしてみてください


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2016年11月22日火曜日

初雪の情報やら天気予報を気にしつつ、天然雪のゲレンデよ早くこーいと祈るんだな - 全国各地のスキー場(その他)

    
明日は、11月23日で、勤労感謝の日ですから、祝祭日としては固定日なのです。
週末になってくれると、連休で休みの日も多くなり、ラッキーと思うのは人心ですな。

ところが、週の中日ではポツンと休みになり、どう過ごすか思い悩むことも多いのです。
それで、今年はそんな休みになってしまい、明日はのんびりしていようかとも思います。

でも、その水曜日の夜半から、関東の平野部に初雪の可能性が浮上してきました。
もし、東京で11月に雪が降るのなら、実に54年ぶりのことなんだって言ってますよ。

どうも、11月としては最強の寒気が流れ込んできて、関東でも雪模様になりそうです。
まして、平野部に雪が降らなければ、山は雪だべーと、山頂の初雪が見られそうです。

とくに神奈川県では、大山とか丹沢山塊の初雪観測がニュースネタになったりします。
例年ですと12月上旬ごろになるのですが、今年は少しばかり早くなるかもしれません。

一方、大山でも鳥取県の大山(だいせん)は、昨年より23日早く、初雪になりました。
日本海側に位置し、寒気が入り込みやすいに加え、標高も千七百メーターあります。

ただ、昨年が最も遅い初雪になり、繰り上がった気もしますが、平年より一日遅いだけ。
ところで、平地での初雪はどうかと言うと、北海道の札幌が平年で10月28日です。

今年は、10月20日に初雪になりましたので、例年より早く、今年は寒いかもしれない。
なので、今年の「勤労感謝の日」は、冬将軍は休むどころか、威力を発揮しそうです。

ところで、日本の歴史で最も早かった初雪は、何時だったのか疑問が涌いてきました。
多分、その年はひどい不作で飢饉に陥って、出来事に名前を残しているかもしれない。

そう考えてググってみたらヒットしまして、正解は寛喜の飢饉(かんきのききん)でした。
時代は鎌倉の頃で元号から名づけられたのですが、飢饉は翌年に掛けて続きました。

何でも、旧暦の六月九日、新暦では七月下旬に、日本で雪が降ったのだそうです。
場所は、美濃国蒔田荘(現岐阜県大垣市)と武蔵国金子郷(現埼玉県入間市)。
   
    
鎌倉幕府の事績を記した吾妻鑑ですが、これに降雪が記録された異常気象です。
その後も、長雨と冷夏に見まわた結果、八月末には早くも霜が降り、冬支度になる。

ただ、この後寒さが厳しく厳しくなったのかと言うと、逆に極端な暖冬になったりと異様。
季節に伴う農作物の作付けもままならず、翌年になると種籾まで食い尽くしてしまった。

この三年前、山形県の蔵王が噴火して、火山灰を高層の大気に吹き上げています。
そして、この年にも同じく蔵王が噴火し、ダブルパンチで気象に悪影響を与えたのか。

今だったら、気象衛星のひまわりで天気図を見ながら、気候の長期予測もできます。
天候不順を考えて、事前に備えることも出来ますが、時代は八百年以上も前です。

当時は、占いやら雨乞いやらが精一杯で、お天道様のことは神頼みでしかないのだ。
現代に生まれて良かったなーと思いつつ、今年は暖冬にならずに済みそうでうれしい。

というわけで、スキー場のオープン営業は、今年は意外に早いんじゃないでしょうか。
現段階では、オープンしたスキー場も人口雪で降らしたゲレンデだけで営業をしているようですが、これに天然雪が積もってくれれば、ミックスされたバーンで最高の滑走条件が出来あがるわけでして、早く雪よ降れ降れと、初すべりをひたすら待ち望んでいるスキーオタクの自分がいるのでした。


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2016年11月19日土曜日

自宅で鉄板ゲレ食を調理しながら、天神平の初スキーは文化の日だったのに気がついた - みそ健康づくり委員会・谷川岳天神平スキー場

みそ健康づくり委員会のキャラクターだよ

上さんが、実家に帰省したので、今日は一人でしこしこと夕飯作りをしました。
男の手料理なので数も限られていますので、思案する選択肢もありません。

それでも、学生時代には二年ほど自炊生活を送ったので、心得もあります。
もう、寒い季節になりましたので、ここは定番の豚汁を作ってみることにしました。

それで、スキー場の食堂における三大メニューなら、ラーメン、カレー、豚汁です。
これに、こじゃれたスキー場になればミートソースのスパゲティーも加わります。

ナポリタンかもしれませんが、これに牛丼の丼物を足して食堂献立は一丁あがり。
一方、レストランとうたう食事をする場所であれば、ゲレンデだろうが洋食が中心。

日本人の食生活も変わって、欧風なメニューが好まれるようになったせいでしょう。
でも、昔から定番のお品書きがべたべた張られたスキー場の食堂は、和食なんだ。

それに、豚汁に香の物つきライスでいただくのは、理にかなっていると思うのです。
先ず、豚肉や色々な野菜で入れる具材の多さから各種の栄養素が含まれています。

肉入りですし、味噌汁みたいな副食の汁物ではなくて、単品で主菜にもなりえます。
そして、寒い地域や寒い時期に食べられることが多いのは、冷めにくいからですな。

草津国際スキー場スタッフブログから

なぜかっていうと、豚肉の脂が、汁の表面を覆うので、熱を逃さないようにします。
だから、豚汁をすすり、ご飯をほおばる食事をしても、汁自体はホッカホッカのまま。

しかも、お味噌は栄養価の高い調味料なので、滑走で疲れた体の回復を助けます。
こうして、豚汁定食という鉄板メニューも仕上がり、これは高速のSAでも見かけます。

まあ、スキー場の食堂こそ元祖と思いますが、何れにせよ豚汁の人気は衰えません。
小腹が空けば、豚汁の一杯も食べておくと足しにはなるでしょうし、簡単便利です。

スキー場のイベントだって、無料配布の食べ物といえば、この豚汁が定番なんだな。
でも、スキー場と豚汁の食堂メニューの係わり合いに、何か起源でもあるのだろうか。

そんな疑問もあって、この投稿を書き出す準備として豚汁のネタ探しでググりました。
そうしたら、みそ健康づくり委員会がヒットしたのですが、絡みはゲレンデオープン。

尾瀬戸倉スキー場で、豚汁の無料配布が振舞われたという記事が載っていました。
この他、1月12日のスキーの日を記念して、無料配布をするスキー場もあるみたい。

つまり、日本鋼索交通協会という財団が、この日の催事一覧を紹介しておりました。
まあ、スキー場にある索道(リフトやらゴンドラ)を運営する企業等が加入しています。

発足の趣旨だって、索道の安全性確保、研究・調査、輸送サービス向上が目的とか。
結構、お堅い団体みたいですが、スキーの日に関わる行事を紹介する辺り、面白い。

グーグルドライブはこちらから
スキー発祥の経緯が説明されています

サイトに説明もありまして、日本人が初めてスキーを習った日に因んでいるようです。
時は明治44年、オーストリアから来たレルヒ少佐が、新潟県高田で実習をしました。

その事実を記念したようで、その辺のいきさつは、以前の投稿を読んで見て下さいね。
というわけで、前々回の投稿で谷川岳天神平の初滑りが体育の日だったと書きました。

この件で、今一度思い起こしている内に、そうではなくて文化の日だったのではないか。
そう思うようになりまして、ネットでググって探すうち、初滑りの情報が続々出てきました。

どうも、文化の日にリフトが稼動したのが正解で、体育の日は思い違いだったのがはっきりしてきまして、十月中に滑られるようになるのは、いかに標高があろうとも、スノーマシンをフル稼動させる以外にないと、改めて認識した次第なのでした。


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2016年11月13日日曜日

体育の日に天神平で初滑りができた昭和の確かな年をご存知の方、おりませんでしょうか - 谷川岳天神平スキー場・中山峠スキー場・黒岳スキー場(群馬県・北海道)

昭和60年頃だったかなー

群馬県と新潟県の県境にそそり立つ三国山脈の名峰、谷川岳は初滑りのメッカでした。
まあ、過去形で述べだのも、人口降雪機をフル稼働するスキー場が増えたからです。

特に富士山麓のイエティスキー場は、紅葉も定かでない10月17日がオープンでした。
これだけ時期を早められるのも、スノーマシンを大量投入したおかげだろうと思います。

でも、雪の質が天然雪と何かが違うような気がするのは、皆さんも感じるはずです。
特に、圧雪車で踏み固めるのか、バーンも固くて雪の柔らかみを、全く感じません。

その分、スピードも出て面白いのには違いないですが、パウダースノーも経験したい。
内地なら、天然雪で初滑りができるようになるのは、早くても11月末だと思います。

それも、冬型の寒波の入り込みが、例年よりも早い年であれば、期待できるでしょう。
ところが、近年の暖冬傾向は、積雪自体が減少してきていて、12月ですら危うくなる。

それでも、谷川岳の天神平スキー場は、標高千五百メーターと条件は折紙つきです。
自分記憶では、とある年、国民の祝日の体育の日にリフトが稼動した年がありました。

それが、平成に入る前の昭和の終わりだったと覚えているだけで、はっきりしません。
新聞では、寒波で前日に40センチの降雪があり、急にオープンしたとの説明でした。

第一面に、スキーヤーが乗ったシングルリフトが稼動する写真が、掲載されました。
そこで、その翌週だったか、まだ大丈夫と思って出かけたら、雪は融けていました。

仕方なく、温泉宿に一泊して帰ってきたという、自分史的には情けない話のオチです。
ところで、どなたかご存知だったら、その年は何時なのか、教えていただけないか。

そんな風に思いつつ、冒頭は五月連休直前に、天神平スキー場出の記念撮影です。
背景には、オキの耳、トマの耳とよばれる双耳峰の谷川だけが、くっきり撮れました。

そんな思い出のゲレンデですが、では今シーズンの天然雪で初オープンはどこか。
いろいろとネット探しましたら、北海道の中山峠と黒岳スキー場が争っていました。

結局、今シーズン、中山峠スキー場が、予定より二日前倒しでオープンしました。
なので、本邦では、どこよりも一番早く、天然雪で初滑りが楽しめる場所になりました。

積雪は五十センチ以上に達していたようで、かなり良いゲレンデコンディションですな。
例年、営業開始で初滑りを心待ちにしていたスキーヤー・ボーダーも多いのですよ。

標高は830メーターとさほど高くありませんが、降雪量の多さでは国道の難所でしょう。
230号線が洞爺湖方面へ向かって、ゲレンデのすぐ真下を通り抜けるのが、面白い。

そこで、今年は、寒い冬か暖冬なのか占ってみたくて、オープン実績を調べました。
中山峠と黒岳の両スキー場をチェックしましたが、今年は、寒くなると期待したいなあ。

<中山峠スキー場、過去のオープン実績>
2016年11月10日 オープン時 積雪55㎝
2015年11月25日 オープン時 積雪35㎝
2014年11月15日 オープン時 積雪30cm
2013年11月13日 オープン時 積雪45cm
2012年11月21日 オープン時 積雪40cm

<黒岳スキー場、過去のオープン実績>
2016年11月11日 オープン時 積雪190cm
2015年11月25日 オープン時 積雪110cm
2014年11月16日 オープン時 積雪80cm
2013年11月28日 オープン時 積雪リフト降り場で120cm・リフト乗り場で90cm
2012年11月19日 オープン時 積雪100cm弱
2011年11月27日 オープン時 積雪70~90cm
2010年11月30日 オープン時 積雪95cm

というわけで、近所のイチョウもプラタナスも、紅葉が進んでおり、寒暖の差を感じます。
これから、12月に向けてどんどん寒くなってほしいものだと思いますし、せっかく工場勤務になって年末の長期休暇も取得できるようになったのだから、お天道様には雪もバンバン降らしてもらって、万全のゲレンデコンディションをつくっていただき、楽しいスキー旅行になってくれよと、神頼みで空をいつも見上げる自分がいるのでした。


おまけ:
登山ではリフトに乗りました。
黒岳のユルキャラ、なっきーさん
中山峠道の駅のゆるキャラ、
あげポン”もかわいい


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2016年11月10日木曜日

リタイア後の年金生活者が、どうやってスキー旅行の資金を作ったらいいのでしょうか - 日本全国各地のスキー場(そのほか)

時には横浜でも雪が積もるんだ

リタイアしたら、上手な節約生活を送って、不自由なく暮らしてみたい。
もちろん、冬が来れば、スキー旅行だけは思う存分に楽しみたいのです。

次に、四十過ぎになると、やはりマイホームだけは、購入しようと考えました。
無論、ローンの返済が長引いてしまうと、老後の資金作りにも支障が出ます。

結果、バリアフリーのマンションを買うことになりましたが、それがベストだったかな。
今まで住んでいた1Kの狭いアパート暮らしから、豪勢に3LDKに飛躍致します。

でも、住んでいた場所から、遠くに離れて引っ越して住む気は、毛頭ありません。
今の場所なら、買い物も便利だったし、都会の割には意外に自然が豊かでした。

ただ、周辺は地価がちょっと高いのと、不動産開発があらかた済んでおります。
物件も少ない上にかなり高価なので、一戸建てはあっさりギブアップしました。

それに、35年ローンを組んでも、繰り上げ返済で借金も、早めに終わらせたい。
仮に、二十年ちょっとで返済できると踏んで、自分の年収ならマンションです。

だから、ご近所にマンションが建たないか探したら、運よく二キロほど先に出ました。
モデルルームのお披露目は、雪が降り積もる寒い12月だったのを覚えています。

ゴム長靴を履いて不格好な普段着ながら、濡れ鼠になって歩いて行きましたな。
まあ、自己資金で虚勢を張ったのが功を奏したのか、即決で押さえられました。

こうして住み始めたのですが、ある意味、無理なく背伸びしない生活ができます。
というのも、買う前にじっくり考えたわけでもありませんが、土地勘があったからです。

それに、身の丈に合った生活ができそうで、老後の生活資金も溜められるだろう。
なので、老後破産は簡単には起きないにしても、「ラテマネー」に要注意らしい。

ネットで見かけましたが、ムダ使いをしない程度のゆるい節約生活がベストとか。
そうすれば、老後破産は、そう簡単に起きないものだと、ありがたい説明でした。

まあ、「ラテマネー」とは、ついカフェに入って、カフェラテを注文してしまう無駄なこと。
そんなムードや気分に押されて、つい不必要な衝動買いしてしまうこと、らしいです。

しかも、カフェラテのような見過ごしやすい小銭も、チリも積もればの例えになります。
これが積み重なって行き、一年も続けば、かなりのお足が財布から消えますでしょ。

では、どうしたら、過不足ない老後生活のために、資金作りができるのでしょうかね。
つまり、ラテマネーで不用意に散在させない、日常の暮らしを送るってことですか。

つまり、不要不急のものを見極めて、本当に必要なものしかお金を使わないこと。
このためには、住んでいる場所も大事で、今のマンションはドンピシャなんだ。
   
① 駅から歩いて二十分程度で、ある程度の商店街がある → 近くのJR駅
② 家から歩いて、十五分程度、以内にスーパーがある → 二軒が三件に増えた
③ コンビニが、歩いて数分以内にある → 三軒になった(無料Wi-FIを使う)
④ 郵便局が歩いて、十分以内にある → 一ヶ所ある。
⑤ 医者・歯医者が、歩いて数分内にある → 数軒に増加(大病院まで歩ける)
⑥ 公共の図書館など、時間をつぶせる施設がある → 隣がそうだった
⑦ 介護のデーケア施設があること → 歩いて三分だった
⑧ 森林公園など散策の場所がある → 目の前にあった
                  歩いて一時間で、ホタルも見られる
⑨ お値打ちのファミレスなど外食が歩いていける → いくらでもある
⑩ 交番・消防署がある → 歩いて三分のところ(区役所は三十分)
⑪ バス停が三分以内にある → 三ヶ所あり三方向のJR駅に行ける
⑫ 借りられる家庭菜園がある → 歩いて数分にある
⑬ 直接、家から歩けるハイキングコースがある → 住んでからかなり見付けた
⑭ 空港へのアクセス → 近くのJR駅から、成田エクスプレスで成田へ
                 羽田空港は、京急で乗り換えて行く
⑮ そして、オフィスまで歩いて通える → 現在、転勤でそうなった、二十分
   
こうして、あと数年でリタイアです。
もう、役職離脱なんで、すでに会社でものんびり気分ですわ。

そして、倹約も兼ねて健康維持のために、半径五キロは必ず歩く圏内にしました。
なので、車は廃車してレンタカーに切り替え、経費・維持費を浮かせることにします。

そして、しまむら、業務スーパー、百均、東京靴流通センターも、みな歩ける範囲。
自然も残っているし、それでいて交通も便利で都会の機能も残されている。

大雪の日、クロスカントリースキーを楽しんだ

横浜市民ですが、そういう場所に住めて、結果的に幸せだったということです。
結果、ラテマネーも、向かいのコンビニで百円コーヒーだけは許してもらいますか。

一方、よくリタイアしたら、田舎暮らしにあこがれて、移住してしまう人もおります。
でも、そこは自家用車は必要不可欠で、結構、コストがかかると思うんですよね。

スーパーやガソリンスタンドまで、車で三十分かかるような場所って、多いのです。
自分は、今は車を持ってませんが、旅行の際、現地でレンタカー調達にしました。

なぜかといえば、レンタカーも、冬場にはスタッドレスタイヤ装備が選べる時代です。
ある意味、マイカーも、お高い耐久消費財の”ラテマネー”なのかもしれませんな。

というわけで、年を取ればとるほど、住み易い場所を探すのは大事なことだと思うようになりましたが、スキー旅行の原資を確保するには、このラテマネーこそ大敵かもしれず、これから、一年一二回一週間程度のスキー旅行を必ず実現するために、今ある我が家のベストな立地条件を、有意義に活用しながら倹約に励もうとする、自分が、今正にここに居るのでした。


おまけ:
ここは、どこかって気になる人は、ヒントを一つだけ。
ゆるキャラ、タッチーくんの横浜市栄区ですよ。
ゆるキャラ、タッチー君


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2016年11月7日月曜日

北辺の湿原で見た、内地で見られる山野草の花々の可憐さに、ちょっと感動したんだな - サロベツ湿原(北海道豊富町・幌延町)

サロベツ湿原センターパンフ(豊富町)
グーグルドライブはこちらから

年を取ったのかなー、四季折々に咲く野の花を、愛でるのが好きになりました。
近くには、横浜の大都市にも残された、里山の風景の”舞岡公園”もあります。

そして、自宅のそばには、地主さんが横浜市に提供した市民の森があるのです。
そんな公園や森を散策すれば、咲いている花に目が行かないわけはありません。

春になれば桜も咲きますし、晩秋のかえでなど紅葉は美しいものがあります。
その中で可憐ではありますが、自然に咲く野の花は、癒されるものがありますな。

ただ、花の名前を知らずにいると、咲いていると見るだけで、その先がありません。
やはり、開花時期だとか、日影に咲くとか、湿地の植物とか、特徴はあるものです。

こうして、花の名前を調べて記憶するようにしても、種類が多くて覚え切れません。
そこで、デジカメで撮影した画像のファイル名に、花の名を書き加えておきます。

シュウカイドウ(帰化植物)
江戸時代の中国伝来で、R4みたい

それ以外では、ブログ記事に書きとどめておいて、必要に応じて検索することかな。
こうすれば、ど忘れした時にっも、名前を探し直したりできるので、便利でしょうか。

この夏、サロベツ湿原を訪問しましたが、さすが国立公園のパンフレットでしたね。
花の名前が写真付きで紹介されて一覧できるし、開花時期の表もありました。

しかも、ビジターセンターは、豊富町と幌延町に別々の施設で運営されています。
この内、豊富町のは、ボランティアガイドが、無料で遊歩道を案内してくれました。

ガイドさんは、夏休みを利用したボランティアの女子大生で、説明が親切でした。
よく見かける感じの花でも、以外に知らないもので、湿原特有の花でもありません。

北海道でなくても、内地(本州)で見かけそうな花だから、今度は探してみましょう。
そう思いながら、この湿原が原生花園と呼ばれるのも、エゾカンゾウの群落なのだ。

初夏の頃、お花畑のように咲きますが、それ以外の時期にも、別な花は咲きます。
特に、勤め人ですと、夏休みはお盆の頃になりますので、何とも季節が外れます。

代りに、ギボウシが咲いていますが、エゾカンゾウの黄色に比べて、色が地味だな。
藤色ですが、種類も多い花でして、ガーデニングでも良く栽培されている花です。

クサレダマ
ネジバナ 
ミゾソバ
ナガボノシロワレモコウ

この他、ネジバナ、ミゾソバ、クサレダマ、ナガボノシロワレモコウを見かけました。
みんな、内地でも咲くのだそうで、きっと、どこかで見かけるのだろうと思います。

特に、比較的、数が多くさいていたのがサワギキョウで、これもブルーの花です。
一方、黄色のあでやかなエゾカンゾウは、青空、緑の草葉と色の対比が、最高。

素人の撮影でも、素敵な風景写真になるのですが、青い花は色が重なってしまう。
なので、お花だけをアップして撮影するのですが、湿原の風景から切り離されます。

それでも、遠くに利尻岳を遠望する遊歩道から眺めれば、清涼感の風景ですわ。
やっぱり、七月の頃に、もう一度出かけねばなるまいと、思うようになるものです。

ところで、幌延町のビジターセンターは、館内の案内人も一人で閑散としています。
ただ、湿原の紹介ビデオがよく編集されており、四季折々の湿原が分かるのです。

サワギキョウ
エゾリンドウ

なので、ここはじっくりとビデオを鑑賞してから、遊歩道でパンケ沼まで歩きましょう。
一方、豊富町の湿原センターは、食堂も併設で、泥炭産業館も付属しています。

なんでも、土壌改良剤の原料で、湿原の泥炭を掘削していた頃の製造装置だとか。
事業の紹介ビデオまであって、掘削から製品生産まで、往時の工場が分かります。

つまり、この資料館から、サロベツの開発と保護のせめぎ合いが、分かるのでした。
原生花園のお花畑だけでなく、この湿原の経済活動が、現実に存在したのです。

というわけで、この湿原のそばには、大規模なオトンルイ風力発電所もありました。
風車が林立するさまは、苫前町のユーラスエナジー発電所と同じく大規模でして、日本海の沿岸は、風が強い地の利を活かした点は分かりますが、その厳しい風土こそが、冷涼なサロベツ湿原をはぐくんできたのであろうなとも、思うのでした。


おまけ:
幌延ビジターセンター(幌延町側)
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