明日は、11月23日で、勤労感謝の日ですから、祝祭日としては固定日なのです。
週末になってくれると、連休で休みの日も多くなり、ラッキーと思うのは人心ですな。
ところが、週の中日ではポツンと休みになり、どう過ごすか思い悩むことも多いのです。
それで、今年はそんな休みになってしまい、明日はのんびりしていようかとも思います。
でも、その水曜日の夜半から、関東の平野部に初雪の可能性が浮上してきました。
もし、東京で11月に雪が降るのなら、実に54年ぶりのことなんだって言ってますよ。
どうも、11月としては最強の寒気が流れ込んできて、関東でも雪模様になりそうです。
まして、平野部に雪が降らなければ、山は雪だべーと、山頂の初雪が見られそうです。
とくに神奈川県では、大山とか丹沢山塊の初雪観測がニュースネタになったりします。
例年ですと12月上旬ごろになるのですが、今年は少しばかり早くなるかもしれません。
一方、大山でも鳥取県の大山(だいせん)は、昨年より23日早く、初雪になりました。
日本海側に位置し、寒気が入り込みやすいに加え、標高も千七百メーターあります。
ただ、昨年が最も遅い初雪になり、繰り上がった気もしますが、平年より一日遅いだけ。
ところで、平地での初雪はどうかと言うと、北海道の札幌が平年で10月28日です。
今年は、10月20日に初雪になりましたので、例年より早く、今年は寒いかもしれない。
なので、今年の「勤労感謝の日」は、冬将軍は休むどころか、威力を発揮しそうです。
ところで、日本の歴史で最も早かった初雪は、何時だったのか疑問が涌いてきました。
多分、その年はひどい不作で飢饉に陥って、出来事に名前を残しているかもしれない。
時代は鎌倉の頃で元号から名づけられたのですが、飢饉は翌年に掛けて続きました。
何でも、旧暦の六月九日、新暦では七月下旬に、日本で雪が降ったのだそうです。
場所は、美濃国蒔田荘(現岐阜県大垣市)と武蔵国金子郷(現埼玉県入間市)。
鎌倉幕府の事績を記した吾妻鑑ですが、これに降雪が記録された異常気象です。
その後も、長雨と冷夏に見まわた結果、八月末には早くも霜が降り、冬支度になる。
ただ、この後寒さが厳しく厳しくなったのかと言うと、逆に極端な暖冬になったりと異様。
季節に伴う農作物の作付けもままならず、翌年になると種籾まで食い尽くしてしまった。
この三年前、山形県の蔵王が噴火して、火山灰を高層の大気に吹き上げています。
そして、この年にも同じく蔵王が噴火し、ダブルパンチで気象に悪影響を与えたのか。
今だったら、気象衛星のひまわりで天気図を見ながら、気候の長期予測もできます。
天候不順を考えて、事前に備えることも出来ますが、時代は八百年以上も前です。
当時は、占いやら雨乞いやらが精一杯で、お天道様のことは神頼みでしかないのだ。
現代に生まれて良かったなーと思いつつ、今年は暖冬にならずに済みそうでうれしい。
というわけで、スキー場のオープン営業は、今年は意外に早いんじゃないでしょうか。
現段階では、オープンしたスキー場も人口雪で降らしたゲレンデだけで営業をしているようですが、これに天然雪が積もってくれれば、ミックスされたバーンで最高の滑走条件が出来あがるわけでして、早く雪よ降れ降れと、初すべりをひたすら待ち望んでいるスキーオタクの自分がいるのでした。
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