2023年3月30日木曜日

ゴルフ場もあって、夏冬楽しめるリゾートというのが実態のスキー場であった ー 湯沢パークスキー場(新潟県・湯沢町)

令和5年2月23日(木)滑走
    
上越方面では、永らく訪ね漏らしをして来たスキー場をついに滑り終えました。
高速の湯沢ICを出れば、さほどクルマを走らせる必要もなかったはずなのにさ。

でも、不思議と足が向かず、ほったらかしだったゲレンなのは違いありません。
一方、コロナ禍で三年間も滑りに行けない鬱積から、満を持しての滑走なんだ。

こうして、宿泊先の沼田市から関越トンネル越えで直行しましたが意外に近い。
このスキー場は、ゲレンデの前にホテルがあって、併設ゲレンデの印象ですな。

だとすれば、ファミリー向けのテレンコなゲレンデと思いきや、そうでもない。
意外に、中上級のコースもあって、第一ペアリフト山頂駅からの滑走は豪快だ。

最大斜度28度で圧雪が入ったバーンは、一気呵成に滑り降りると大満足でした。
ダイナミックコースと名付けられたコースですが、降りる人は以外に少ないの。

ここを何回も滑ってしまいましたが、これ以外では、パノラマコースもお勧め。
最大斜度27度で圧雪が入って、休まずに繰り返し滑走を楽しめるゲレンデです。

PDF閲覧はこちらから
     
一方、このゲレンデで最も乗りたかったのは、レトロなシングル第七リフトだ。
長さも三百メーターちょっとで、乗ればあっという間に降りなければならない。

斜度も十度あるかないかで、典型的な初心者向けのゲレンデになっていました。
昨今、こういったシングルリフトは、少なくなりまして思い出深い経験だった。

実際に家族連れが多いのは事実ですが、意外に初心者コースが限られています。
なので、他のペアリフトまで初級者が乗り込んでくるのは、あまり無い感じね。

こうして、第七リフトでゲレンデの稜線左側へ上がると、見晴らしが望めます。
谷をはさんで、ゲレンデらしき斜面も確認できましたが、廃止されたようです。

何だか勿体ないような気もしましたが、これが”加山キャプテンコースト”だな。
オーナーの加山雄三が、情熱をもって作り上げたゲレンデだったんだけれども。

資金難で、当初の予定規模のコースが設定できなかったり、営業的に苦戦する。
それに、東北大震災の影響も災いして閉鎖になってしまったのは、残念でした。

大源太山(だいげんたさん)
    
それと、この山頂から、上越のマッターホルンと呼ばれる山塊が眺められます。
それが、大源太山(だいげんたさん)で、谷川連峰を形成する尖った峰なんだ。

標高千六百メーターと高くはありませんが、山の姿を一目見たら登りたくなる。
そう思ってしまうほど姿も美しく、夏になったら登ってみようかと思案したな。

というわけで、最後まで残しておいて良かった、ゲレンデには違いありません。
ただ、標高がそれほど高くありませんので、新雪が積もっても気温が上がると、すぐベタ雪になってしまうので、気温がまだ低いリフト営業開始直後に、一気に滑りまくってしまうと、グッドな雪質で滑走できるのはずと思ったのでした。

おまけ:
加山キャプテンコーストのゲレンデ投稿は、こちらから



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2023年3月28日火曜日

イタリアの歌、”フニクリ・フニクラ”は登山電車のコマソンでも、フニテルは フランス語を基にした索道のことだよ ー 谷川岳天神平スキー場(群馬県・みなかみ町)

    
平成17年にロープウェイが掛け替えられて、十年以上が過ぎてしまいました。
自分が前回滑走したのが平成5年で、この時は古いタイプのキャビン(客車)。

普通のロープウエィでは、けん引しながら客車を吊り下げる索道が一緒でした。
ところが、谷川岳では、けん引する索道が分かれていて複線自動循環式だった。

古い箱根のタイプを確認しますと、客車は索道に乗るだけで、ちょっと怖いな。
つまり、風の強い日だと索道から客車が外れやすいので運航中止になるだろう。

これに比べて、普通のロープウェイは索道にがっちり固定されているので安全。
見た目で普通のロープウエイにしか見えなくても、違っているということです。

ただ、キャビンが次々と連続して乗車するから、スキー場のゴンドラと同じだ。
そんな印象のある谷川岳のロープウェイですが、今度はフニクラがやって来た。

この愛称のあるシステムは、正式には複式単線自動循環式(DLM)と言います。
索道二本とも同じ方向に動き、客車はがっちりと握索するので、非常に安全だ。

しかも、索道が二本なので、強風で揺られても、安定した運行が期待できます。
一方で、索道の二本が同じスピードで上り下りをする、運転構造が気になるの。

ロープウェイの山麓駅に模型が置かれていましたが、なんと索道は一本だけだ。
ワイヤーロープを複数のリールに掛けて回しており、秀逸な設計に驚きました。

これなら、二本の索道が、等速で同じ方向へ移動するのも分かった気分になる。
こうなると、この手の策動システムが世界の主流になって行くのかもしれない。

世界的には、オーストリアのドッペルマイヤー・ガラベンタ・グループが有名。
国内では、日本ケーブルがライセンスで製造しており、谷川岳も設置しました。

フニテルの原理模式図
令和5年2月22日(水)滑走
     
それで、当日はピーカン照りで、滑走よりもフニテルに乗ってみたくなったの。
さぞや、谷川岳がきれいだろうと思って、奥利根スノーパークを後にしました。

だって、谷川岳ロープウェイまでは車で十分だから、行かない手はありません。
というわけで、午後から六千円也の一日券をはたいて、滑りがてら搭乗したの。

上さんも一緒に乗って、ゴンドラの乗り心地も良く楽しみましたが、上さんからはお帰りコースの田尻沢は危ないから滑らないでと言われてしまって、結局、山頂駅からのゲレンデリフトは、三回ぐらいしか乗らずに降りて来た、自分なのでした。



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2023年3月26日日曜日

早朝からナイターまで営業時間が長いので、雪を酷使して可哀そうだなと思っても、首都圏から2時間は近い ー 奥利根スノーパーク(群馬県・水上町)

令和5年2月22日(水)滑走
    
このスキー場は、登頂リフトに乗らないとメインゲレンデにたどり着けません。
向山ゲレンデと言うのですが、そこから麓まで降りられるコースは存在します。

お帰りコースみたいですが、不思議なのは登頂リフトにたどり着けないのです。
一度、スキーを外して車道を少し歩かないといけないのが、面白いところだな。

実は、降りてくると温泉民宿の宮前山荘が目の前にあり、宿泊すれば便利です。
もちろん、登頂リフトの脇にもゲレンデは存在しますが、かなり急斜面でした。

圧雪も入っておらず、滑る人もまれなのか、滑走したシュプールが残っていた。
実際に麓のスキーセンターは、リフト券売り場とレンタルショップがメインね。

軽食のブースはあっても、メインの食堂は向山ゲレンデまで上がると言う感じ。
三十年前の滑走時も同じレイアウトでしたが、施設の一部が刷新されています。

まあ、昨今のスキー場経営は厳しくて、こういう新規投資のゲレンデは珍しい。
リフト券の値段も、前日のかたしな高原より強気で、四時間券が三千八百円也。

一方、かたしな高原は、千円食事券付きで二千九百円と大奉仕の価格だったの。
それに比べると、かなり割高ですが、水上ICから近いメリットもあり許します。

PDFはこちらをクリック
    
まあ、ノルン水上スキー場の方が近さで直結した印象ですが、バーンが堅いな。
スノーマシンを多用した感じで、比べれば、こちらは天然雪が多いからなのか。

しかし、標高の高くないゲレンデなのでパウダースノーの期間は短いでしょう。
余り欲張らずに、関越トンネルで上越まで行くより、便利ということにします。

それで、二月末の平日に滑りに行きましたが、シニア世代が多いのなんのって。
ご夫婦で滑りに来られていたり、一方では、家族連れでも奥さんは車で待機だ。

洒落たコートにヒールの高い防寒ブーツを履いており、スキーと縁が無さそう。
そんな恰好で駐車場を歩き回るのも、麓のスキーセンターが詰まらんからだな。

お父さんと子供二人が上部のゲレンデに上がってしまえば、することないしね。
もちろん、自分の上さんもスキーをしないので、車の中で休憩中していました。

というわけで、今回は新しい第四リフトで”ブナの木コース”も滑走できました。
ネットで評判を見ると、中級者以上の斜面構成で広くて気持ちはいいが、勾配は全体的にきつめなので、初級者はやや厳しいかもとあり、もう少し圧雪バーンが増えてくれると滑りやすくなるのにと思った、ゲレンデなのでした。

※こちらもぅリックして読んで参考にしてね



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2023年3月24日金曜日

オープンが尾瀬戸倉スキー場より五年遅くても、片品エリアの中核ゲレンデとして、地区経済をけん引してきた実績 ー かたしな高原スキー場(群馬県・片品村)

令和5年2月21日(火)滑走
    
自分的にコロナ禍明けの三年ぶりスキーは、最初が”かたしな高原スキー場”だ。
横浜からなら圏央道を使えば、三時間ちょっとで到着できるので早朝出発だよ。

前日に準備していましたが、寝坊したりして出発が六時でも到着は九時になる。
平日の休暇ですから、高速も国道もスキー場も混雑はしていないので、御の字。

三十年ぶりに訪れましたが、前回は、まだスキーブームが燻ぶっていた頃です。
なので、休日に滑ると回数券を使うのに一日を費やすほど、スキー客で混雑だ。

当時、スノーボードに乗る人も出始めていましたが、まだ少数派の頃でしたな。
それでも、ボーダーお断りのスキー専用ゲレンデは珍しく、ここもそうだった。

メインキャラがミッフィーなので、ちびっ子に配慮したゲレンデなのでしょう。
それで、前回は非常に混雑していて、滑走時、他のスキーヤーに注意しました。

そのせいか、どこをどう滑ったのかあまり印象に残らなかったのが、感想です。
一方、今回は二月末なのに強い寒波が到来していて、雪が降りしきる天気です。

視界が遮られるので、あまり滑りやすくはありませんでしたが、全コース滑走。
一部、競技のためコースが閉鎖されていましたが、それは致し方のないことだ。

全リフトに乗ってみて、感想としては中級者が楽しめるゲレンデではないかと。
面白いのは、スキー場を前にして、一番右側のリフトに乗った時のコースです。

   
途中に”岩鞍スキー場”の連絡コースの表示板があり、滑りに行けそうな感じね。
ただ、向こうはスノーボード滑走もできたり、終点はスキー場の駐車場でした。

なので、一回スキーを縫いで滑りに行くわけですが、この連絡コースは下り坂。
緩やかそうですが、戻りはつらいだろうし、リフト券の買い直しも必要になる。

一方、共通に滑られる”OZE VALLEY特別リフト券”も販売されてはおりますな。
ただ、周辺に泊りがけで来て、午前午後とハシゴで滑るなら意味があるかなあ。

まあ、滑りを楽しみたいと言う人なら、このゲレンデに専念しても十分満足だ。
というわけで、三十年ぶりの滑走でスキー場の全容を確認できたのがうれしい。

実はこの岩鞍連絡コースは、冬季閉鎖の舗装道路上にある感じで、グーグルマップでもなぞることができるのですが、かたしなのゲレンデから岩鞍を回って、国道120号線に戻る道路になっていて、二つのゲレンデはオープンした時期も違うことから、連絡通路はオマケ程度なんだろうな、と思ったのでした。

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