2020年12月30日水曜日

植物の増やし方にも、色々な方法があって、挿し木は試してみたのだが、このやり方は初体験だった - 根伏せによる発根(ガーデニング) 

根伏せをした株は四本

 
自分だけの秘密にしてある植栽地に、オオバウマノスズクサが繁殖しています。
それで、その土地を所有する企業に断って、株を分けて貰うことができました。

ところが、小さな株と思って堀り起こしたら、地下茎がかなり延長しています。
それが1メータ先の株までつながっている感じで、びっくりしてしまいました。

この植物は、根が地下茎になって良く匍匐するとは聞いていましたが驚きです。
全部を掘り起こす気は毛頭ないので、地下茎を30センチほど切り取りました。

それを自宅に持ち帰って植え替えましたが、やがて地上の葉は枯れてしまった。
この地下茎に根が出ていませんでしたので、そりゃ地上部は枯れるでしょうな。

無理かとあきらめましたが、ひょっとして来年の春が来て芽吹くかもしれない。
ただ、養生をせずにそのままでは、地下茎から根が生え出すことはないだろう。

一方、最近、植物の根の発育を促すホルモン剤のルートンで挿し芽をしました。
つまり、これを使えば、根が無くても処理次第で根が生えてくる可能性がある。

それで、生きているかもしれないと思って、掘ってみるとまだ青々しています。
未だ命はあると考えて、半分に切り分けして先ずメデネールで下処理しました。

根伏せの簡単な図解

このメデネールは、植物に活力を与える栄養剤で、これ自体では根は出ません。
このため、地下茎の端を斜めに切り出し、表面積を増やしてルートン剤を塗布。

両端に塗り付けてから、茎を垂直に埋めずに横に寝たような伏せ根をしました。
この埋め戻しで、来年、発根するのかは疑問ですが、やらないよりマシだろう。

冬の活性が低い時期だし、芽が出るかどうか春までわかりませんが、楽しみだ。まあ、もう一つの株はすでに新芽が出ているので、全滅でも救われる道はある。

それで、以前、ウマノスズクサの苗を頂いたのに、枯らせてしまった鉢もある。もう息絶えたと思って鉢の土を取り除いたら、根みたいなものが出てきました。

二三本根が生えているし、地上部が枯れただけで、この地下茎は生きているな。
そう思って、処理として、メデネールで浸漬してから両端をルートン剤を塗布。

それから根伏せで埋め戻しをしたので、発根ホルモンに効果があるか期待待ち。というわけで、植物の活性が低い冬の時期に、この手の処理は心配でしょうな。

ウマノスズクサを生育する方のブログに質問したら、屋外の育成であれば発泡スチロールの箱などを利用し、表面に腐葉土などでマルチング(保温)をされると良いとありましたので、代わりにプチプチのエアパッキンを鉢の周りに巻いて、その周囲を黒いゴミ袋で覆えば、陽光による吸熱効果で温まるでしょうから、春まではこれで地下茎さんたちに我慢してもらおうかと、考えた自分なのでした。



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2020年12月28日月曜日

エリアになる氷ノ山後山那岐山国定公園を、”ひょうのせんうしろやまなぎさんこくていこうえん”と読むのはかなり難しいと思う ー ハチ北高原スキー場(兵庫県)

画像クリックでパンフ閲覧

鉢伏山(標高1,221m)の頂上を南北に挟んで位置する、二つのゲレンデです。
北側に位地するのが”ハチ北高原”で、南側が”ハチ高原”というスキー場なんだ。

この二つのゲレンデは、関西圏では古くから開発されたこともあって有名です。
まあ、東日本で言うのなら、白馬とか志賀高原みたいな雰囲気のノリなんだな。

実際に行ってみて分かりましたが、開発の歴史が古い感じで雑然としています。
先ず、ハチ北は駐車場がおおまかに南北で地区に分かれますが、分かりにくい。

地名は同じでも道路が冬季閉鎖になるので、往来もできずアクセスが全く違う。
借りたレンタカーを走りながら、先ずスキー場入り口の立派なゲートを通貨だ。

これが、最初に開発されたと思われる南側の入口らしく、登れば道が細くなる。
しまいには、旅館街の急な坂道になって、とある旅館の駐車場で袋小路でした。

グーグルマップから

ただ、そこから上部のゲレンデに上がる連絡リフトがあったので駐車しました。
問題は、一緒に来てくれた上さんで、自分の滑っている間は待ってくれるんだ。

なので、スキーセンターの食堂等で本でも読みながら、時間を潰してくれます。
ところが、ここは、旅館やレンタル店の寄せ集めに過ぎず、何にもありません。

うーん、困ったと思ったけれど、途中に日帰り温泉の施設を見つけていました。
なので、そこで時間を潰してもらうことにして、帰ってきたら上さんは激怒だ。

何でも、朝十時にならないと開かなかったらしく、中は何も無かったそうです。
掃除をするおばさんが見かねて、早めに開けて中に入れてくれたのが救いだな。

なので、自動車の中でさんざん文句を言われましたが、ハチ北は施設が不十分。
ゲレンデ運営全体で、スキーセンターのような施設がないのは、貧弱すぎます。

なので、自分的にゲレンデは面白かったけれど、旧時代の残滓を引きずり過ぎ。
設備の古い旅館が立ち並び、しかも休業中の店ばかりと寂れた印象は拭えない。

そんな悪態を付きたいのですが、帰宅してから分かったのは北側の駐車場の事。
最初のゲート入口よりかなり北側から入るようですが、残念なことをしました。

滑りながら発見したのですが、かなり滑り降りてこないと見つけられなかった。
まあ、広い駐車場もあったし、休憩できそうな食堂も立ち並んでいたのですよ。

まあ、それほどゲレンデが広大だったのだが、少し悔やまれるスキー行でした。
同じく、蔵王のスキー場でも早く到着しないと駐車場が見つからず苦労します。

ただ、分かったのは、日帰りスキーバスは、この南側の旅館街に到着する感じ。
北側の駐車場まで走らせると時間も燃料代もかかるから、行かないのでしょう。

というわけで、集落を抜ける生活道路から駐車場へ着くので生活感を感じたな。
これが、雪深い東日本のスキー場ですと、もう少し整備されて拡幅した道路を運転しながら、ゲレンデ駐車場までたどり着くという一般イメージが定着しているのですが、この近畿圏のスキー場は雪が降っても路面はすぐ溶けてしまうのかもしれず、だからこそ、それほど道路の拡幅に注力しなかったと思われて、道も狭くてそれに沿って集落が軒を張り出して肩を寄せ合っている風景は、まことに田舎臭いなと思ってしまったのでした。



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2020年12月26日土曜日

ほとんど種子を形成しない宿根草だから、茎や葉の繁殖力に依存して、人為的に増やして上げようというのは、なかなか優れたアイデアではあるな - ウマノスズクサ挿し芽(ガーデニング)

挿し芽によるウマノスズクサ

冬だというのに、季節外れに繁茂するウマノスズクサの挿し木を決行しました。
この植物は縮根草ですから、地上部が枯れても地下茎は死なずに年を越します。

そして、翌年の春が来ると芽吹いて繁茂するのですが、この株はまだ成長中だ。
トタン板で囲われた塀からですが、造作が下手くそで地面から隙間があります。

そこから寒い割に若い芽が成長していて、地べたを這って歩道へ伸びています。
アスファルト製だし、日中は日が射して暖かいから、成長しているのでしょう。

もっともこの植物はつる草なので、直立する植物などに巻き付いて伸びるんだ。
きっと、塀の内側では巻き付くものがなくて、塀の外に這って出たのかもなあ。

それで、挿し木は植物の枝を切り取って地面に刺す技法でクローン技術の元祖。
後は、根が自然と生えて成長すれば、その植物が親株になるということですな。

普通は、大体の植物が六月から八月にかけて行いますが、今回は演習がてらね。
考えたのは、自分の家は暖房を使わなくても、室温がいつも二十度近くある点。

この温度では、植物も低い活性でゆっくり成長すると考えて、逆手に取ります。
なので、外に出さず、日中は陽が多少は当たるリビングで、挿し芽を養生する。

後は、ホルモン剤のルートンで発根を促せば、何とかなるのではと考えました。
一般的に、この植物の発根率は30%ですが、これを使えばもっと高くなるはず。

そう考えて、トライしてみることにしましたが、これで失敗しても来年がある。
春になれば、近所のウマノスズクサもトタン塀の上部から伸び出して来ますな。

その時は本来の挿し木の季節だから、今回は上手くいかなくても已む無しです。
そんな気持ちで、色々とネット探してみたんだけど、ちゃんと解説書があった。

自治体の姫路市の支援で作成されたようですが、ジャコウアゲハに関係がある。
実は、この蝶が市の蝶になっているのですが、ウマノスズクサを食草とします。

このため、姫路市が蝶の繁殖目的で、この食草の増やし方を解説している分け。
懇切丁寧に挿し木の方法を解説しているので参考になりますが、準備も必要だ。

写真クリックで資料閲覧

左:ルートン、右:メネデール

それは、挿し木から上手に根を発現させるのに、肥料のような薬剤を揃えます。
巷では”植物活力素”なんて呼びますが、植物のサプリメントみたいなものです。

資料では、”HB-101”なる商品を使用しましたが、”メデネール”も良いみたい。
ただ、根を発現させるのに、植物ホルモン剤”ルートン”も使用と説明があった。

メデネール単独でも多少は効果があるようですが、併用で効果が増すのだろう。
両方とも、近所のDIYで探し出して買いましたので、あとは株の切り取りです。

最近はテレワークも週二回に増えて、会社にいる時より時間が自由に使えます。
なので、朝早く刈り取りに行ったら、鉢を揃えたり挿し木を作ったりで忙しい。

もっとも、仕事時間中の合間を盗んでの作業ですが、自宅にいるからできます。
こうして、三鉢に挿し木しましたが、試みたい人は、紹介資料を参考にしてね。

というわけで、季節外れの挿し木が吉と出るか凶と出るかは、全く分からない。
リビングに鉢を置いて水やりをしつつ、このまま気長に様子を見ようと思いますが、冬でも暖房をしない我が家ですので、室温が18~20度くらいと一定しているので、植物の活性が低いままに推移しながらゆっくり根が生えてくれたらと、淡い希望を抱いてしまう自分なのでした。


おまけ:この資料も面白い(画像をクリック)



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2020年12月24日木曜日

運営者のもう続けられないなーと本音の心情がフェースブックの書き込みに滲んでいて、何とも言えなくなったゲレンデ ー 雄鹿高原スキー場(広島県)

クリック拡大で読んでね

最近は、このゲレンデを滑っておいて良かったと思うような場所が増えました。
特に、昨シーズンはコロナ流行病のせいで、外出を自粛したスキーヤーも多い。

そうでなくとも、昨今は客の減少で赤字経営の多いゲレンデが増えております。
この雄鹿高原スキー場もその例外ではなく、昨シーズンから休止になった模様。

シングルリフトの設備も老朽化し、ゲレンデ前の休憩室兼食堂も古めかしいな。
まるで、昭和の頃、田舎の典型的なゲレンデをほうふつとさせる施設なのです。

それでも、日曜の昼下がり、お客さんも多少はいるので駐車料金を徴収します。
要するにふんだくられた分けで、上さんは、あえて滑る必要はないと言う始末。

それでも、国道から橋を渡ってすぐのゲレンデは、なかなかに便利と思います。
このスキー場は、近隣の芸北国際と同じく、三十年以上も前に営業開始の古巣。


なので、由緒あるゲレンデと思いますが、運営自体が家族経営みたいに小規模。
こう言う地元ゲレンデも、消え去る運命で風前の灯火と思いつつ、滑りました。

結局、フェースブックでは、もう運営はしないような書き込みになっています。
なので、休止・閉鎖という結果になってしまい、滑っておいてよかった思い出。

まあ、圧雪車も見当たらず、設備も最小限に抑えた本当に昔ながらのスタイル。
こう言うゲレンデに懐かしさを感じるのは、還暦ジジイだからなんでしょうな。

それで、近隣の松原スキー場へ行ったら、平日が営業休止で滑られなかったの。
このゲレンデもリフト二本のファミリー向けゲレンデででしたが、今や休業中。

この手のゲレンデは消えゆく運命にあるのかもしれず、大型スキー場も危うい。
瑞穂ハイランド、アサヒテングストンなど、破産、倒産など、悲惨な実態です。

自分なんか、わざわざ横浜から東日本へ遠征してまで滑りに来たのに切ないよ。
団塊の世代が、もう一度スキーを始めると言っても、わざわざ遠出はしないな。

それに西日本まで来ると暖かさのせいで、降雪が少なくて営業期間も短いんだ。
暖冬になれば滑られない日も多くなるわけで、不安定な環境は経営リスク増大。

というわけで、昔を懐かしみつつ、残り火を見送るかのように行脚するスキー。
こうして、このゲレンデを滑られただけでも、良い思い出になったのかもしれず、ここ広島県ではリフトが数本あるようなゲレンデでも経営が危ないとみなされている始末ですので、未滑走のスキー場へは遠征を急がねばならないと、コロナで行動が制限する中、やきもきする自分がいるのでした。



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