2020年12月12日土曜日

二月の平均気温が零度近くまで下がらない西日本のゲレンデだから、雨天強行滑走という特別な体験をさせて貰ったゲレンデ ー 女鹿平温泉 めがひらスキー場(広島県)

煙雨の中、ベースペアリフトから出陣

最初、恐羅漢スキー場へ行ったのに、雨が激しく降って、これが二月中旬かよ。
このゲレンデは、結構な山岳地域にあって頂上部が標高1,280mにも達します。

それに駐車場付近のベースでも850mで、かなり標高を上り詰めたエリアだよ。
なのに、宿泊した”いこいの村ひろしま”を出発する時点で、雨模様はうんざり。

この付近は標高で800メーター超えなのに、玄関を出たら空気がもわっとする。
それのそのはず、後で調べたら近辺の最低気温が3度で、最高気温は10度近い。

これでは雪も降るはずがなく、背後にある雪に覆われた深入山が切なく見えた。
ここは、西中国山地国定公園のエリアで、恐羅漢のゲレンデも含まれています。

それで、雨が止むのを期待して駐車場で待ちましたが、逆に激しく降り出した。
こうなれば、この日のスキーをあきらめるしかないと思って、泣く泣く下山だ。

それで、たどり着いたのが”道の駅 来夢とごうち”で、地元のお土産を探したり。
次に、”おふくろ弁当 もみじコロッケ店”ではTVで紹介の看板に誘われ買い食い。

時間を潰すしかないと思いましたが、少しだけ雨が小降りになってきたんだな。
なので、この戸河内 ICから吉和 ICまで一つだけ間近な女鹿平温泉に変更です。

ICリフト券なのでデポ代金が犠牲

でも、雨の中で滑るなど、あんたはどうにかしていると、上さんが不平を言う。
それもそうだ、自分が滑っている時は、スキーセンターで待っているからです。

カフェテリアでコーヒーでもと言いますが、しっかり者は魔法瓶のお茶を飲む。
うーん、安月給の自分に勿体ないくらい糟糠の妻でありますが、でも滑りたい。

だから、折角来たのだから是非滑っておきたいと説得して、出かけ直しました。
道中、スキー場の道しるべを見落とすなど、道を間違えたりしたんだけど到着。

このゲレンデは広島県で最も西側に位置していて、九州地方から近い立地です。
山口県にゲレンデはありますが、滑走距離の見込めない小規模なゲレンデなの。

このため、九州ナンバーの車をよく見かけるとネットに書き込みがありました。
実際に鹿児島ナンバーも見ましたので、九州人はここまで苦労して来るらしい。

こうして、いざ滑りだしましたが、雨は止まずにずぶ濡れになって滑りました。
それでも、スキー客はいるもので、百人くらいは滑っていたんじゃないのかな。

PDFは画像をクリック

ここのゲレンデは、ベースからペアリフトで一本載ったら、次が高速クワッド。
このクワッドが距離で一キロもあって、長距離滑走をかなり楽しめるゲレンデ。

縦のレイアウトで横に広がりはありませんが、中級者向けにまとまっています。
なので、クワッドリフトを思い切り滑り込みましたが、下部のペアもまあまあ。

それなりに斜度もありますが、雪のベタ付きでコンデション最悪の滑りだった。
というわけで、条件の良いときに滑りにくれば、印象の変わるゲレンデと思う。

このゲレンデのある旧吉和村域は、広島県の豪雪地帯に指定されているからこそ、スキー場をオープンしたと思うのですが、二月の平均気温が二~三度くらいなので、降雪のある気温にしてはかなり厳しくて、だから二月に雨の降る日があったとしても、ここでは珍しくないのだろうと、思った自分がいるのでした。



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