2020年12月18日金曜日

芸能人の渡辺謙も大桃美代子も、小出高校の卒業生だったのは知らなかったな ー 小出スキーエリア(新潟県)

平成5年2月6日滑走

歴史のあるゲレンデですがら、そのせいかスロープが実にコンパクトでした。

当時を考えれば、地元にそう大きな資本力もないし、技術力もこんなものか。
現在もリフトは三本で、昔のシングルから、ペアリフトに掛け換わってはいる。

しかも、索道距離が二三百メーターと短く、乗ればあっという間に山頂でした。
三分もかからないし、お湯を注いでカップヌードルができてしまう所要時間。

こういったゲレンデは鳴子上野々スキー場で経験したが、それなりに楽しい。
寂れた印象はぬぐえませんでしたが、ちびっ子たちも滑りに来ていました。

ここは、駅から歩いて五分ほどと近く、昔はスキー列車も運行されたようです。
首都圏から大挙してスキーヤーが来たらしいのですが、時代は変わりました。

マイカーブームが来ると、誰もが車でスキー場へ出かけるようなご時世です。
新幹線も使えますが、手前の浦佐駅を降りて上越線へ乗り換えねばいけない。

クリックで拡大表示するよ

まあ、そこまでしてリフト三本の場所へ、あえて出かける人もいないでしょう。
こうして、地元民が冬のレジャーを楽しむゲレンデに戻ったとしても仕方ない。

そんな、雰囲気のゲレンデは、地元の小出高校はスキー部が強豪なのです。
インターハイ常連校、県の強化指定ですが、ノルディック競技が強いみたい。

まあ、アルペン選手がこのバーンで練習しても、残念、滑走距離が足りません。
近くにはジャンプ台もあり、なれば、距離とか複合の競技が有利なんでしょう。

ところで、この小出は、歴史的に見ても”雪合戦の発祥の地”なんだそうです。
由来は、戦国時代までさかのぼり、越後を治めた守護職の内紛が発端でした。

刀折れ矢も尽きても、なお、両者は戦いをやめず、雪を固めて投げ合ったとか。
季節が冬だから雪玉でしょうが、夏場は田んぼの泥球になったかも知れない。

ユーチューブはこちらから

それで争い事に決着がつけば、何とものどかで微笑ましい気もいたしました。
地元では、これをきっかけに”小出国際雪合戦”も、例年、開催されています。

国際と冠名がついているものの、世界中で行われている大会でもないしな。
理由は、この魚沼市の隣の南魚沼市に国際大学があるからなんだそうです。

実際に、海外の学生が参加するので、国際色豊かなという意味づけでした。
というわけで、スキーブームの下火でこのゲレンデも閉鎖しそうになりました。

発端は、スキー場を管理する小出町が、合併して魚沼市になったことですな。
このため、自治体が所有した五ヶ所のスキー場を併せて管理せねばならない。

この財政負担が耐え切れずに、平成21年に閉鎖せざるを得なくなりました。
それでも、地元の嘆願もあり、運営が継続されているのは喜ばしいことです。

この他、関越国際大原スキー場やら歴史のある須原スキー場も健在ですので、町に一番近いホームゲレンデとして、このスキー場が存在したっていいじゃないかと思う次第なのでした。


お断り:
記事を書いた時の関越国際大原スキー場は、改称で新生大原スキー場になりました。コロナで、今シーズンオープンできるか心配だな。



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