平成3年4月20日滑走 |
このスキー場は、二三年前、 利用客の減少で危うく閉鎖しかかるところでした。
魚沼市には、五ヶ所の市営ゲレンデがあり、 ここ大原スキー場もそのひとつです。
平成の大合併で市に昇格しておりますが、 スキー場の所在は旧入広瀬村です。
他に、堀之内町、小出町、湯之谷村、広神村、 守門村が編入に加わりました。
他に、堀之内町、小出町、湯之谷村、広神村、
全国では、市町村が数にして半減してしまうほど、 過激な変化だったのですよ。
総務省もずる賢く、 自治体の広域化で財政基盤が強化されると誘い掛けます。
総務省もずる賢く、
しかも、地方交付税の配分が、 合併前のままで十年据え置く特例を設けました。
この十年が甘いわなで、何も考えずに自治体を運営すれば、 一体どうなるのか。
この十年が甘いわなで、何も考えずに自治体を運営すれば、
合併で似たような公共施設も増えますし、 財政のためには削りたいところでしょう。
ところが、地域住民へのサービスを考えれば、 おいそれとは減らしにくいものです。
ところが、地域住民へのサービスを考えれば、
一方、老朽化で維持費も増えて、 広域をカバーする費用がバカになりません。
自治体も、施設を廃止したいのが本音で、魚沼市は、 正にスキー場なのでした。
自治体も、施設を廃止したいのが本音で、魚沼市は、
しかも、ゲレンデが五箇所だと、 一二ヶ所は減らしたってかまわないと思うでしょう。
ところがどっこい、スキー客のために民宿を開いていたり、
豪雪地帯の冬だと行楽もありませんから、 スキーというスポーツはかけがえがない。
それでも、魚沼市は、 合併から五年後に民営化へ移管する構想を練りました。
それでも、魚沼市は、
現状、スキーブームの絶頂期に比べて、 客数は三分の一まで急減しております。
結果、収入の見通しも立たないはずでして、 誰が経営権を譲り受けましょうか。
結果、収入の見通しも立たないはずでして、
グーグルドライブはこちらから 全ページごらんいただけます |
実際に、この五ヶ所を滑ってみたのですが、 この大原スキー場は実に辺鄙でした。
既に人口に膾炙している限界集落という言葉のどおりで、 ひっそりとしていました。
二十年以上前に出かけて感じたほどで、 現在はもっと進んでいるかもしれない。
既に人口に膾炙している限界集落という言葉のどおりで、
二十年以上前に出かけて感じたほどで、
魚沼市から指定管理も受け、 引き続き営業ができるようになったのがうれしい。
先ずは、一年目のシーズンが終わったところで、 これからの検討に期待しましょう。
というわけで、大原スキー場は、 あわや廃止のところまで追い込まれたものの、 地域の人々の熱意によって受け皿の会社が設立されたことで、 上手に徳俵に足が掛かった感じもして、 今後とも末永くゲレンデを維持して言って欲しいと、 強く願うのでありました。
おまけ:
平成25年度年末年始スキー場利用客状況
(平成25年12月29日~平成26年1月3日)
今年度 前年度 比較
奥只見丸山 1750 1410 124%
大湯温泉 460 730 63%
薬師 2450 2697 90%
小出 3400 2300 147%
須原 3390 2860 118%
大原 600 540 111%
合計 12050 10537 114%
※少しでも、利用客が増えてくれるとうれしいですね。
(平成25年12月29日~平成26年1月3日)
今年度 前年度 比較
奥只見丸山 1750 1410 124%
大湯温泉 460 730 63%
薬師 2450 2697 90%
小出 3400 2300 147%
須原 3390 2860 118%
大原 600 540 111%
合計 12050 10537 114%
※少しでも、利用客が増えてくれるとうれしいですね。
いいねと思ったら、二つポチっとね!
0 件のコメント:
コメントを投稿