2015年1月9日金曜日

ゲレンデトップから、日本一の河岸段丘を愛でて滑り込もうよ - マウントパーク津南スキー場 (その一) (マウンテンパーク津南)(長野県)

平成5年2月27日滑走

”笑っていいとも”が終了すると、タモリさんをTVで見かけずらくなりました。
それでも、深夜の”タモリ倶楽部”は、長寿番組として健在なのがうれしい。
  
この番組、オタク的な趣味やマニアックな社会現象を紹介する趣向です。
ご本人も多趣味で、鉄道マニアは有名ですが、地理マニアでもあるらしい。
  
実際に、東京大学地文研究会地理部の62周年特別展に乱入しています。
番組名は、「地図マニアの最終形 ひとり国土地理院大集合」なんだとか。

自分も地理は大好きで、高校の地理のテストで百点を取ったぐらいです。
その内、登山が新たな趣味に加わり、等高線の読み方が役に立ちました。
  
もちろん、スキーへ出かけるのにドライブしますので道路をよく調べました。
こうなると、自然と地理マニアになってしまう下地は、あったのでしょうね。

河岸段丘の写真

ところで、このスキー場は、地理マニア兼スキーヤーにとって聖地ですよ。
なぜなら、ゲレンデトップから信濃川の河岸段丘の絶景が眺められます。
  
川沿いから平野が広がりますが、帯をなした森の段差が区切りをつけます。
その上には、あらたな田野があり、複数の段々をなした平原が広がります。
  
これを地理用語で河岸段丘というのですが、信濃川の地形はすばらしい。
特に、冬の季節になりますと平原が白く染まり、帯状の森が黒々とします。
  
このコントラストが非常に対照的で、暮色に暮れなずむ頃が美しいのです。
白い雪原が、はるか向こうまで何時までもくっきり浮かび上がっていました。
 
クリックで拡大してください
 
まあ、地元が日本一の河岸段丘だと宣言するのも、納得してしまいました。
それで、この段丘の成り立ちは、次のようなプロセスがあるのだそうです。
  
(1)川の流れが、土砂を運び出し、平らな土地(川原)ができる。
(2)土地がだんだん隆起すると、川の傾斜が急になり、流れが強くなる。
(3)侵食作用が増して、土砂を強く押し流し、元の河床を低く掘り下げる。
(4)このため、以前より低いところを川が流れるようになる。
(5)繰り返しで、新しい川原ができて前の川原は平らな面として残る。
(6)こうして段丘ができあがり、土地は隆起を繰り返して行く。
(7)順番に川原が出来上がり、段々をなした丘陵地帯を形成する。
    
というわけで、この地形は、急峻な日本国土ゆえ、至る所にあるのです。
特に、お隣の長野は南信州にある豊丘村も、日本一(?)としていました。
 
ただ、はてなマークが付いたのは、津南町に気後れしたのかもしれません。
いろいろな段丘と見比べたことはありませんが、稲穂が実る秋や白い雪原と黒い森が印象的な冬の季節など、四季折々に大きな変化を見せてくれる、この津南の河岸段丘こそ、やはり日本一なのであろうなと、改めて思うのでした。
 
 
おまけ:
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