2016年2月27日土曜日

マックアースの一ノ本社長の話を聞いて、俺はサラリーマンの出稼ぎ人生なんだと思った - カンブリア宮殿(テレビ東京放映(2月25日))

 
私は、北海道で生まれて、大学を卒業するまでそこに住んでいました。
まあ、小樽の小さな大学を卒業しても、地元に就職先は限られています。

せいぜい、地方の金融機関、電力会社、ガス会社、公務員でしょうか。
道産子は本州を内地っていうくらい、開拓の後発地ですから産業が乏しい。

農業や漁業には目もくれず、若い頃は、ついつい夢を持ちたくなるものです。
しかも、小さいながら国立大学でしたから、本州で活躍する諸先輩もいます。

こうして、自分も雄飛を夢見て、東京まで出てきてサラリーマンになりました。
それで、どうだったのかというと、まず気候や生活習慣の違いに面食らいます。

これに慣れるのが一所懸命で、慣れれば後は惰性ですが、故郷が恋しくなる。
そして、雪国の出身ですから、楽しんでいたスキーを再開したくもなりました。

小樽といえば天狗山スキー場もありますし、大学ではスキーが必修でした。
校舎の裏山がゲレンデになっていて、スキー授業に出ないと卒業できません。

しかも、下宿はスキー場のすぐ真下にありまして、滑るには不自由しないのです。
こんな学生時代の生い立ちのせいか、東京に来てから、雪に遊びたくなります。

こうして、東京で本格的に滑り始めて、三十年以上が経過してしまいました。
そして、自分はサラリーマンになって出稼ぎに来たんだろうなって、今、思います。

そして、ふとそんなことを、TV番組”カンブリア宮殿”が思い出させてくれました。
正式には、日経スペシャル カンブリア宮殿 〜村上龍の経済トークライブ〜。

ずいぶんと長いタイトルですが、企業経営者の生のトークが聞けて、面白い。
毎週欠かさず見てきましたが、今回は、マックアースの一ノ本さんなのです。

現座、スキー場の運営再生ビジネスでは、順風満帆といったところでしょうか。
休廃止になりそうなゲレンデを、すんでに救い出して運営を続けさせています。

自分も、こういったゲレンデについては、折に触れてブログで紹介してきました。
それで、自分も出稼ぎだったんじゃないかという触発は、次のトークからでした。
  
ナレーター:
スキー場があるからこそ、生活ができ、家族が一緒に暮らすことができる。
一ノ本のスキー場への恩返し、
それは雪国の人々の暮らしを守ることでもある。

一ノ本:
スキー場経営って町づくりなんですよ。
スキー場が繁盛して初めてそこに雇用が生まれ、人の流れができるんで、
やっぱりそこに人が住み続けてもらえるような形にして行かないと、
やる意味が無いと思うんで。

村上:
スキー業界で有名なのは、プリンスとか東急系とか、大体この二つですよね。
黒字を維持できそうなところは、こういう大手は手放さないんですよね。

一ノ本:
まあ、そうですね。

村上:
(一方) マックアースがそこを買い取ったり、運営委託するのは、
ここが儲かるからって言うのと違うような気がするんですけど。

一ノ本
確かに、経営の行き詰ったところをお受けしたのは、かなりありますよ。
(それで)何でそういうところをやるかって言う話なんですけど、

スキー場を閉めちゃうと、もうその地域自体が崩壊しちゃうんですよね。
存続できなくなっちゃう。
そこの人たちって、かつては夏は農業をしてて冬は出稼ぎに出ていたんですよ。

スキー場を作ることで、出稼ぎ生活に終止符を打って、通年を通してそこでお仕事ができるって、まあ、リフトの会社に勤めたりとか、自分で民宿を始めたり、それを旅館にしたりとか。

家の親父もまさしく、スキー場ができるということで山小屋を作って、その前は、やっぱり出稼ぎに行っていたんですよ。

なので、日本のスキー場が立地している所は、ほとんどが出稼ぎ地帯なんですよ。

小池:
複雑なんですね、スキー場の成り立ちって。
  
まあ、自分的にはスキービジネスに興味を持って、ブログに投稿して来ました。
特にバブル景気の時代は、リゾートも林立しましたが、いまや風前の灯です。

だからこそ、当時を滑った思い出と、現在までの変遷を書き残しておきたい。
こうして、こういった趣旨に絞りこんだ投稿は、次のような記事になります。
  
現地でかつての運営会​社を口にするのはタブ​ーみたい - メープルヒルリゾート​スキー場 (栃木県)

猫の目のように経営者が変わっても観光資源がよけりゃ大丈夫 - 京急猪苗代リゾートホテル・スキー場(グランドサンピア猪苗代リゾートホテル&スキー場)(福島県)

居抜きでリゾートを引き継いだ、ババア経営者のホテルチェーンはすごいぞ -  妙高パインバレースキー場(新潟県・上越)

ホームページを見ても、旧六日町ミナミスキー場って、わざわざ出すほどの知られたゲレンデ - 六日町スキーリゾート(新潟県・中越)

行け行けドンドンの開発投資は戦略暴走だったのか - 小海リエックス・スキーバレースキー場 (長野県)

四全総の行け行けリゾート開発 - オニコウベスキー場 (宮城県)

給料未払いの挙句、代表が失踪するなんて推理ドラマの筋書みたい - 神立高原スキー場(新潟県)

バルブ屋がバブルで作​ってガキ相手に一商売​を企んだ波乱・・・ - キッツメドウズ大泉・​清里スキー場(サンメ​ドウズ清里スキー場) (山梨県)

東京都湯沢町と揶揄された頃の摩天楼ビクトリアタワーを思い出した - 岩原スキー場(新潟県)
 
 (タイトルをクリックすると投稿記事を読むことができます。)
  
というわけで、一ノ本さんの発言は、雪国育ちの自分にとっても頷かざるを得ないものがあったのですが、ただひとつ、ニューヨークは一日だけをオプショナルツアーとしてスキーに出かけることはできない、みたいに発言した点は間違いのはずで、ちゃんと三時間以内で行けるスキー場もあるので、その点での情報精査については、自分のほうが上だと、ちょっと得意になったりもしたのでした。


おまけ:
ニューヨークから三時間以内のスキー場の投稿はココ;
名前をパクれば本家のご威光にあやかったのか有名になった - ハンターマウンテン・スキーボウル塩原スキー場(栃木県)

マックアースさん関連を紹介した投稿はココ;
スキー歴史遺産として登録して当たり前の一世紀 - 国設沼尻スキー場 (福島県)

簗場ってどこで魚取りをしていたんだろう - ヤナバスキー場(ヤナバスノーアンドグリーンパーク)(長野県)

雪とは全く無縁のシンガポール・チャンギ空港で投稿中だが、バンコクで雪が降る!?


小樽天狗山スキー場の投稿はココ;
憲法裁判の佐藤さん - 小樽天狗山スキー場 (北海道・道央)


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2016年2月24日水曜日

居抜きでリゾートを引き継いだ、ババア経営者のホテルチェーンはすごいぞ -  妙高パインバレースキー場(新潟県・上越)

平成5年12月24日滑走

昨年五月連休に、新潟県内を旅行したときに、改めて耳にしました。
でも、アパリゾート妙高パインバレーって名前を変えていたのですよ。

なぜ覚えているかというと、燕三条駅前のアパホテルに泊まっていた時です。
チェックインして、くつろぎながらテレビを見ていたら、CMに登場しました。

このアパホテルは、ド派手な衣装の女性社長で、瞬く間に有名になりました。
当初、これでもかというくらい、アップで微笑んで広告に登場しだしたのです。

クレーム覚悟だったそうですが、宣伝的には効果的な話題づくりになりました。
その後、ホテルチェーンは事業も大躍進して、最終的にはリゾート進出です。

アパホテル社長、元谷芙美子

平成17年に買収しましたが、スキー場は残念ながら営業を休止しています。
ただ、上越妙高の森ゴルフコースとホテルは、積極的に営業中のようでした。

だって、このリゾートの宿泊パックが、TVコマーシャルで盛んに流れていました。
結構、手ごろな価格でして、地元、新潟県の消費者がターゲットに思えます。

首都圏のゴルファーも、今時、わざわざ、ここへゴルフに来ることもないでしょう。
ゴルフ人口自体が減少していますし、廃止になるコースだって現れています。

その代わり、地元の需要を積極的に掘り起こしていると、思ってしまいました。
ところで、このリゾートは、不動産開発業者のコクド松下興産が担いました。

大デベロッパー二社が、共闘しておったてたリゾートですが、珍しい事例です。
オープンは昭和63年と、日本経済もこれからバブリーに突入する時期でした。

プリンスホテルは二棟で、客室数は225室、収容人員は430人とどでかい。
ゴルフコースにスキー場、温泉大浴場、露天風呂、サウナと至れり尽くせり。

ただ、どちらかと言えば、ゲレンデは施設の一つに過ぎない感じもしました。
ゲレンデマップを見ると分かるのですが、ホテルからスキー場まではやや遠い。

グーグルドライブはこちらから

連絡バスに乗って、ゴンドラの山麓駅まで出かけなければ行けない感じです。
自分はというと、自家用車だったので、スキー場前の駐車場に停めました。

それで、飛び石連休の中日で平日のせいか、スキー場は空いていました。
というより、滑っている人を見つけるのが難しいほどの、ガラガラ状態なのです。

これじゃ、経営難になるんじゃないかなーと、良くない予感がするほどでした。
ゲレンデも、ゴンドラの山頂駅から山麓まで初心が降りられるほどの緩斜面。

申しわけ程度に上級コースはありますが、少し長めの中級コースで我慢かな。
そんな風に思って楽しみましたが、ここは家族連れの天国ゲレンデでしょう。

だって、ファミリー揃ってゴンドラに乗り、山麓駅まで一緒に降りてこられます。
こんなスキー場は、非常に珍しいと思いましたが、休止になったは残念でした。

というわけで、このスキー場の山頂は、標高千メーター近くと高度もそれなりに高くて雪質も期待できますし、松の木々が多い谷間に開発されたことから、「パインバレー」と命名されたように、林間コースも堪能できるわけでして、いつの日にか必ず再開されることを、願ってやまないのでもありました。


おまけ:
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2016年2月21日日曜日

ゲレンデも町も、名前が一体になって観光地らしくグレードアップ - いいづなリゾートスキー場(長野県)

平成4年2月15日滑走

このスキー場は、長野市から有料道路の戸隠バードラインを経由しました。
東京方面から目指して北上してきますので、ルートとしては順当でしょうか。

長野在住の人なら、お膝元のようなゲレンデで、スキーは冬のレジャーです。
手前には、飯綱高原国際のゲレンデもあり、気分で選択できてしまいます。

こちらは、五基のリフトが設置されていましたが、現在は三基に減りました。
でも、全エリアを3基でカバーできていますので、機動力は確保されています。

ゲレンデの六割を滑られる第一クワットリフトは1.7キロ以上と距離も長い。
中でも、センターゲレンデが長い緩斜面だった特長を、今でも覚えています。

グーグルドライブはこちらから

当時、アマチュアスキーヤーのダウンヒルチャレンジカップも、開かれていました。
TV中継されたのですが、週末の番組枠が埋まらないような午後の時間です。

これが、フィニッシュまで長大な緩斜面を延々実況するので、つまらないのです。
卵形のように身を屈めたクラウチングスタイルが続いて、動きがあまりに乏しい。

まあ、二十年以上前の番組中継を思い出せるほど、奇妙だったのも事実です。
こんな草レースですが、現在も根強いファンがおり、開催が維持されて来ました。

さて、ここは所在は飯綱町になっていますが、昔は牟礼村(むれ)だったのです。
これが平成17年の合併で、三水村と合併して現在の町名になりました。

上信越高原国立公園の飯綱名が、町名に転じればPR効果は抜群でしょう。
この山は、北信五岳に含まれる名峰として親しまれ、既にブログで紹介しました。

支峰は霊仙寺山といい、この山麓にゲレンデが開かれているロケーションです。
読みは”りょうぜんじ”で、昔は飯綱山への登山口に寺院も建立されていました。

かつて、修験者が戸隠へ詣った道中にあり、山岳信仰の修験所の遺跡です。
鎌倉時代から栄えたようですが、明治時代の廃仏毀釈で廃寺になっています。



一方、近隣に霊仙寺湖という貯水池もありますが、注ぐ川の名が奇妙です。
ソブ川と、カタカナ表記がとても面白いので、色々とネットで調べてみました。

他の地方でも、祖父川、曽布川など、名称として多少は散見されます。
でも、カタカナで名づけられた例は少なくて、反対に水質のソブが見当たりました。

これは、鉄分を含んだ水のようで、井戸水を流してたまる赤い滓も意味します。
これを考えると、ソブ川は鉄分を多く含んだ水質が、語源になったのでしょう。

実際に、水田に影響を及ぼす鉄分の沈殿が目的で、貯水池も作られました。
ゲレンデもあるような高原地帯ですが、今は県有数の稲作地域なわけです。

というわけで、冬ばかりスキー行脚をしていると、他の季節は分からずじまいです。
なので、他の季節はどうなっているのだろうかと思いをはせるのですが、このブログがきっかけになって調べていくうちに、興味を引く風物や風土の発見に出会ったりして、面白いものだと思うのでした。


戸隠有料道路通行券
拡大してご覧ください


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2016年2月18日木曜日

岩原&上国共和国のターゲットは魚沼側で、当間のスロープは単独の存在感  - 上越国際当間スキー場(新潟県・中越)

平成27年12月28日滑走

リフト券の裏面を見ていて、ちょっと驚かされたことがあります。
それは、岩原、上越国際と、二つのスキー場が印刷されています。

どちらも規模やら歴史のあるスキー場ですが、コラボしたのでしょうか。
俄然、興味が湧いてきまして、グーグルでググりながら調べてみました。

そこで、たどり着いた”新潟スノーファンクラブのサイトの説明が面白い。
なんと、岩原&上国共和国をテーマに、二つの完全コラボは六年目。

かなり以前から、コラボの関係は出来上がっていたようで、露知らず。
もっとも、岩原上越国際も、かなり昔に滑っていた記憶だけでした。



その頃は、既にブログに投稿済みですが、面白い体験がベースです。
特に岩原スキー場は、人気の投稿にランクインされるほどになりました。

まあ、東京都湯沢町と揶揄されたリゾートマンションを揶揄しました。 
どちらかと言えば、当時のバブル景気の世相を反映したネタですね。

一方、上越国際ですが、スキー以外にご当地の話題も拾いました。
国宝の縄文土器、インドの民族芸術、果ては日本刀までと幅広い。
  
国宝と芸術の街、十日町市にまで広がるゲレンデ - 上越国際当間スキー場(新潟県) 


   
元々、当間スキー場のある十日町は、かすり織物の名産地なのです。
江戸時代には、越後縮(えちごちじみ)の機織技術が定着しました。

つまり、伝統産業の拠点だったわけで、歴史的文化的にも造詣が深い。
そんな妻有地方では、現代芸術の祭典、大地の芸術祭も開かれています。

結構、訪ねると興味の湧くエリアなんですが、そこにあるのがこのゲレンデ。
十日町から西側へは、比較的なだらかに魚沼丘陵が広がるスロープです。

最高峰が当間山で千メーターちょっとなので、山地といわず丘陵なのでしょう。
このため、当間ゲレンデは、滑走距離の長いリフトが構成できるのでした。

グーグルドライブはこちらから
ゲレンデマップが参考になります

第一第二ロマンスリフトのどちらも、一キロ弱の距離があり、中級コースです。
ただ、第一から第二への連絡が、単なる平地でつらい歩行を強いられます。

多少、上り下りがあったりしまして、少しヘトヘトになるのが、玉に瑕でしょうか。
パンフレットは、第二ゲレンデへと簡単な矢印ですが、これが落とし穴でした。

それに、第二から第一ゲレンデへ直接滑り降りる地図の流れも、間違いです。
結局、連絡コースは必ず通りますので、同じコースのリピートが適当でしょう。

或いは、連絡リフトで最上部の第四ゲレンデまで上がった方がいいのかも。
実は、当間のコースは、ここでスロープの連絡が途切れてしまっています。

雪上車で連絡できる道路は見下ろせますが、途中から逸れてしまいました。
しかも、第四ゲレンデへ合流するには、迂回路のコースを降りねばなりません。

こうして、初めて第四ゲレンデで滑られますが、滑走距離が2キロ以上です。
クワッドの索道距離も1.5キロ以上あり、標高も高く、雪質に期待できます。

以前の投稿では、ゴンドラが無い理由を書いてみましたが、これが代わりかも。
ただ、メインの魚沼側から、当間まで6本のリフトを乗りつなぐ必要があります。

どれだけ規模の大きなスキー場かって思いますが、一気に降りてこられない。
途中でアップダウンがあったりして、基本はリフトを乗り継ぎながらのスキー場。

というわけで、上越国際スキー場は、長峰、美奈、パノラマ、大別当、大沢、当間の6エリアで構成されていて、大まかに言えば三つのゲレンデに分けられるものの、当間のゲレンデから魚沼側まであえて降りてみるには、時間も掛かり過ぎてしまって、よほどの物好きでなければ挑戦しないでしょうから、パンフレット自体も当間ゲレンデだけでPRするのは、当然かもしれないと思ってしまったのでした。


おまけ:
雪国うおぬまMAP
リフト券(裏面)

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2016年2月15日月曜日

ホームページを見ても、旧六日町ミナミスキー場って、わざわざ出すほどの知られたゲレンデ - 六日町スキーリゾート(新潟県・中越)

平成27年12月27日滑走

昔は、六日町ミナミってと呼んでましたが、或るリゾート企業に買収されました。
それが、スマイルリゾートなのですが、ブランド名なので企業名は違うのです。

正式には、(株)ホスピタリティオペレーションズですが、ホテル事業が有名です。
スマイルホテルで全国に展開されていますが、自分はTV番組から知りました。

それは、テレビ東京のバラエティ番組に『YOUは何しに日本へ?』なのですね。
先ず、空港に居合わせた外国人に、日本に来た理由をインタビューします。

次に、その内容が面白かったら、密着取材をさせてもらう趣向の番組でした。
それで、デンマーク人の若者二人が、スマイルホテルだけに泊まろうとします。

バイトで貯めたお金で日本を放浪するのですが、なぜスマイルだけなのか。
良くは分かりませんが、MC役のバナナマンも興味を持って指摘しておりました。
  


これで、スマイルホテルの存在を知ったのですが、リゾートまでは知りません。
ただ、記事を書く内に、湯沢の中里スキー場がスマイル系列なのを知りました。

しかも、買収を重ねてスキーリゾートが五ヶ所まで増えているとは、露知らず。
今回、かつてのミナミスキー場を訪ねた後に調べてみたら、結構あるんだな。
  
【新潟県】

【島根県】
   
この内、スキー場に宿泊設備が併設されているのは、舞子と六日町です。
滞在型のリゾートといっても良いのですが、それ以外はゲレンデだけと寂しい。

今回、滑りに行った六日町は、昔は確かスターホテルと言っていた気もします。
そのまま温泉も引き継いでいて、滑った後は、ゆったりと疲れを癒せるのです。

グーグルドライブはこちらから
ゲレンデマップをご覧ください

こうなると、温泉保養かつ滞在型のリゾートとして、この六日町は合格ですな。
そんなゲレンデも、昨年末は、雪不足でやっとオープンできたという格好でした。

動いているリフトも、山麓から縦に伸びて、ペア二本だけが稼動している始末。
しかも、最初のは、登行用のお帰りリフトにもなっていて、時間がかかります。

どうも、暖冬で雪が不足しているらしく、お帰りコースが閉鎖されていました。
しかも、帰りのスキーヤーがリフトを降りるたびに、泊まったり減速したりしました。

こうして、滑走できる所まで上がるのに、三十分掛かったんじゃないでしょうか。
結局、滑ったコースは、最大斜度16、平均斜度8°のビギナー向けのみです。

というわけで、新雪とはいえ、湿り気の多い雪が降り止まぬ中、直滑降だけで滑ったりして楽しみましたが、午後からようやくにして、お帰りコースもオープンされて、久しぶりにトップからボトムまで滑り降りられたことに、大満足なのでした。


おまけ:
ホテル前にて


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2016年2月12日金曜日

里山ゲレンデだから、遠方のお客さんを呼ぶのもむずかしくなったのだろう - 妙高パノラマパークスキー場(新潟県)

平成4年2月14日滑走

JR妙高高原駅から五分と非常に近い便利なロケーションがウリなのでした。
こんなところにゲレンデがあるのかと思うほど、里山に開かれたコースです。

設備全体が年月を経ているらしく、リフトもシングルで構成されております。
滑車も金属製で、搬器が通るたびにカランカランとゆれながら、音を立てます。

シングルリフトの搬器も、椅子が分厚くペンキ塗りされて、実に古めかしい。
ただ、索道を中継する支柱は円筒型で、古い時代の骨組トラスとは違いました。

まだ近代的な索道だと思いつつも、距離が五百メーターに達しておりません。
コースレイアウトも、それなりのバリエーションですが、滑走距離が短いのが残念。

スキー場併設のホテルもありましたが、その施設に老朽感はぬぐえません。
カップルで訪れるには、華やいだ感じも無くて、何だか裏寂れているのです。

この日は、小学生の団体がゲレンデを占領していて、雪遊びで混乱しています。
スキーを履いて滑っている人も殆どいないし、ゲレンデは圧雪車も入っていない。

グーグルドライブはこちらから

学校のスキー学習、部活の合宿、研修など、団体さんを受けて入れていたのか。
それで、糊口をしのいでいた感じが十分して、場末の泡沫感もただよいました。

しかも、ボタン雪になりかかった湿雪が降りそそぐせいか、さみしさも募ります。
ゲレンデのBGMも無く、リフトの稼動音が、静寂の中で鳴り響いていました。

あの頃、人々の出かけ方も、列車でなくてマイカーで行動する時代になりました。
まして、ゲレンデが面白いのなら、少しぐらい不便でも、車で目指す分けです。

そして、この方面の道すがら、奥にはタングラムリゾートもできてしまいました。
こうなると施設の規模や機動力では、かなわずに、結局、閉鎖されたようです。

時期があまりはっきりしないのですが、ネットでは平成15年頃とありました。
マッカーサー将軍の名言”老兵は死なず、ただ消え去るのみがまことふさわしい。

というわけで、スキーヤーの懐かしい思い出の玉手箱にゲレンデは還るのでした。
ここを滑った後、妙高温泉関川共同浴場(大湯)に立ち寄ったのですが、ここはしっかり現在も営業中で、たった二百円で温泉が楽しめますので、観光行楽で出かけた際には、是非立ち寄ってはどうかとお勧めする次第なのでした。


おまけ:
妙高温泉関川共同浴場
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2016年2月9日火曜日

北信五岳のしんがり、斑尾は、ゲレンデのドッキングで楽しさ倍増 - タングラムスキーサーカス・斑尾高原スキー場(長野県)

北信五岳地図雁田山展望園地のパネル

斑尾山は、昔から北信五岳の一つとして長野盆地から望められる独立峰です。
他の峰々は、妙高、黒姫 、戸隠、飯縄ですが、斑尾は標高では少し見劣りします。

それでも、中野市周辺から眺めたら、他とまるで同じような高さで見えるらしい。
いちばん北の妙高山は、二千五百メーター近くで、この峰は千四百足らずです。

距離的には一番手前にありますが、同じくどっしりした山容を見せて秀峰です。
地元では、各々の山名の頭一字をとって、右から「まみくとい」と憶えて来ました。

愛称ですが、左から「いとくみま」で読ばないのは、それなりの理由があります。
昔は、文字を縦書きで右から左へ書き進んだので、物も右から見たのです。

文字を読む感覚としては、横書きが当たり前の現在、左から見てしまいそうです。
他にも、向かって右側が上座で、上座(右)から下座(左)へ見た説もあります。

何れにせよ、スキー野郎には難しい話ですが、名峰だったのに違いありません。
さて、この斑尾ですが、スキー場開発としては、この五岳の中で最後発でした。

北信五岳スキー場開業年表

もし、長野で雪をたたえた山があれば、スポーツとしてスキーを思いつくはずです。
続けて、この山にスキー場を作れないものかと、誰かしら考えるはずでしょう。

一方、妙高山は新潟県にあり、スキー発祥の地である高田も近い場所です。
赤倉温泉も強い後ろ盾になったことで、日本のスキー場のさきがけになりました。

この後、ウインタースポーツの大衆化もあり、第一次スキーブームがやって来ます。
他の山でもゲレンデが切り開かれていくのですが、斑尾はしばし取り残されました。

そして、何とか第二次スキーブームに間合わせたのが、斑尾高原になる分けです。
まあ、国立公園の山々に比べれば、県立自然公園では魅力が乏しいかもしれない。

それでも、スキー場の誘致による成功で、斑尾の名前は全国区になりました。
面白いのは、管理センターが長野県にあるのに、ゲレンデは新潟県になります。

郵便物は、飯山市の郵便番号を使えば届くのだそうですが、県境がややこしい。
一方、山すその北西側に位置するタングラムは、長野県に戻ってしまうのです。

しかも、タングラムへ入るには、新潟県の妙高市から県道で入るのが適当です。
そして、二つのゲレンデを滑って往来すれば、自動的に両県をまたぐのでした。

というわけで、地理マニア必見かもしれない両ゲレンデなのですが、昔はどちらのスキー場も滅茶苦茶混雑していて、リフト待ち一時間が当たり前だった頃に比べれれば、最近は空いていて滑る楽しさも倍増ですから、ぜひ再訪されることをお勧めしたくなるのでした。


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2016年2月6日土曜日

日本三大美人のふるさと秋田に触れておかねばなるまい - 協和スキー場(秋田県)



この秋田おばこは、女性ポートレートの名手とうたわれた木村伊兵衛が撮影しました。
半世紀以上も昔に撮られたとはいえ、現在も秋田美人を代表する写真なのです。

このため、県をPRする「あきたびじょん」プロジェクトにも、写真が使われていました。
このキャッチコピーですが、びじょんのよの字が極端に小さいところが憎い計らいです。

誤って読み落とせば、秋田美人になるわけで、コピーが写真と一体化してしまいます。
実は、この女性はどこにいるのかと話題になるほど、ちょっとした成功を収めました。

それは、東京は銀座四丁目に、この写真を使った巨大広告が出現したからなのです。
その費用は、千五百万円も掛けたようですが、とにかく印象付けるのに成功しました。

確かに、秋田は色白美肌の美女が多くみうけられますが、思い込みではありません。
科学的に証明されていて、肌色素の透明度が日本女性の平均以上だということです。

佐々木 希さん、もち秋田県出身

特に、秋田県県南に位置する横手盆地では、日本の平均をはるかに上回りました。
つまり、圧倒的に秋田の女性は肌の明るさがずば抜けているということなんですね。

ことわざでは、”色の白いは七難隠す”といいますが、ずばり言い当てております。
色の白い人は他にさまざまな欠点があっても、色白なせいで目立たないということ。

ところで、日本海側の女性は、肌が白くて美人に見えるといいますが、本当でしょうか。
何か根拠があるはずですが、陽に焼けないのなら晴れの日も少ないことになります。

それで、調べてみたんですが、年間日照時間の都道府県別で、秋田は44位でした。
ビリから数えたほうが早いぐらいで、年間降水日数でも年の半分近くが雨降りです。

しかも、冬になれば陽も早く落ちるし、雪の降る日も一年で四ヶ月に達するほどです。
こうしてみると、秋田は色白美人の産地として折り紙付きですが、もちろん天然です。

韓国整形写真

ところが、お隣の韓国では整形で美人に這い上がろうとする輩が、うじゃうじゃいます。
上の写真は、「ミス・コリア」候補者たちの写真だそうですが、どこを切っても金太郎飴。

みんな同じ顔で見分けがつかないのも、人造美人ゆえデザインの大量生産なのか。
整形外科医だって、一度成功したパーツの作り方をノウハウにして使い回したいもの。

そうすれば手術にも失敗しないで、手術費用もふんだくれるし、お金儲けもできます。
こういったご都合で、鋳物の型に流し込んだお顔が、粗製乱造されていくのでした。 

これに比べれば、肌が白ければ難点は隠されますので、秋田の女性は美人です。
もし、色白でなければ、知性や教養を磨いたほうが、手っ取り早いんじゃないのか。

その方が個性の差別化になるので、韓国女性も考え直した方がいいと思うのです。
まあ、整形美容の高須クリニックの院長だって、日本の芸能界を茶化していました。

協和スキー場チラシグーグルドライブはこちらから

ほとんどテレビに出てくる芸能人は、自分の作品だってネタばらしていましたから。
こうなると、日本も似たようなもんですが、顔面全改造だけは避けている感じもします。

その分、顔の個性は多少なりとも残されていますから、何かホッとするのですよ。
だって、人の顔は左右非対称ですから、整形のし過ぎは完全左右対称なのでした。

というわけで、このスキー場のチラシにもモデルさんが登場ですが、?マークですな。
色白なのは分かりますが、無理やりの作り笑顔でポーズをとるのはいただけない。

本当の素顔は、案外かわいいのかもしれず、もう少しデザインに工夫してほしかった。
こうして、このゲレンデにはさっぱり触れずに記事を終えようとしているわけですが、今やホームページを訪問してもらえれば、ゲレンデ情報は簡単に入手できる時代だし、やはりここは、地域ネタに絡めて秋田美人に集中した助平根性も、なかなか読んでもらえる記事になると、自画自賛する自分がいるのでした。


おまけ:
平成5年1月2日滑走
リフト回数券(裏)
スキー場駐車券(裏)
当時のゲレンデマップ
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