2019年5月29日水曜日

ガーデニングがホビーとして定着したけれど、外国の草花がやたらめったら、野草化していて、驚いたんだな - マツバギク(飯島市民の森近辺・横浜市)

   
普通、歩道と車道の境界ブロックは、隙間をなくしてセメントで固めています。
それでも、ひび割れが出来たり、隙間が大きくなったり、地殻変動のせいかな。

日本は地震国ですから、このような揺れが日常茶飯事で影響もあると思います。
すき間は徐々に広がり、雨水で泥や砂塵なども流れ込みますが、僅かな堆積物。

土壌とは言えないような環境ですが、そんなところでも野草は繁茂するのです。
ご近所を歩いていて発見したのですが、これはマツバギクという帰化植物なの。

元来は南アフリカ原産で、多肉植物のような葉は、高温や乾燥に強いらしい。
こんな照り返しのひどいコンクリートの僅かなすき間でも、咲くんだからなあ。

それで、例年、ここに花をつけるので、健気なものだと感動して撮影した次第。
この坂道には一筋のか細いすき間が形成されて、カタバミなども咲いています。

多分、傾斜のおかげ雨水も流れやすく、水分も最低限に確保されるのでしょう。
特に、カタバミは小さな花ですが、種子を遠くまで飛ばすので知れらています。


熟れた房に触ると、種子がポンと弾けますが、顔に当たると感触が残るほどだ。
それだけ、強い力で弾き飛ばすようですが、一メータくらいは軽く飛ぶのです。

つまり、カタバミの繁殖力が強いのは分かりますが、マツバギクはどうなのか。
種子が風に飛ばされて、このすき間に落ち込んで繁殖したというのなら奇跡だ。

生命力が強いので、僅かな種子でも環境に適応して成長してきたと思うのです。
そんな街中の野草ですが、もう一つ、赤いカタバミみたいな花も見つけました。

葉っぱもカタバミと瓜二つですが、大振りで花もサイズが二回り大きいのです。
これもネットで調べましたが、イモカタバミと言うらしく、球根は芋なのか。

歩道の花壇とか、中には、区画整理で取り残された雑種地に咲いていました。
大きな桜の木が一本、植えられているのですが、その根元に赤く咲いています。

まるで、さくらんぼの実が落ちて転がっているようなイメージが、実に美しい。
丈の高い雑草のすき間から見え隠れしていますが、これも繁殖は旺盛らしい。

球根で栄養を蓄えますので、ほったらかしにすると、どんどんと広がるみたい。
有害植物のように思われていますが、人為的に南米からもたらされた植物です。

   
園芸植物として広がったのでしょうが、何食わぬ顔で日本に定着してしまった。
花が美しいのなら仕方ないと思いつつ、他方ナガミヒナゲシはいただけません。

この花も、車歩道の縁石のすき間から咲いていますが、アレロパシーだとさ。
これは、ある植物が他の植物の生長を抑える物質を放出する本能を指します。

邦訳では「他感作用」ともいいますが、要するに他の植物が育たなくなるのよ。
だから、これを知ってから、自分なんか見つけ次第に引き抜いたりしています。

というわけで、街中の山野草は、調べれば調べるほど、興味が湧いてきます。
こういった植物が、育てられるかネットで調べたりして、今回はイモカタバミの球根を採取して、三号鉢に植え替えてみましたが、暑くなると休眠期に入るらしく、葉を付け花を咲かせる秋口までは、じっと観察し続けてみるしかないと思う自分がいるのでした。



いいねと思ったら、三つポチっとね!
にほんブログ村 スキースノボーブログへにほんブログ村 スキースノボーブログ スキーへにほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村    にほんブログ村      にほんブログ村 



2019年5月26日日曜日

サロマ湖ワッカ原生花園でみたエゾカワラナデシコもきれいだったけれど、自分で育てた方が、もっと健気で美しいと自画自賛 - 河原撫子(カワラナデシコ)(自宅・横浜市)

   
去年の秋に種まきをして、育ててきた河原撫子がようやくに咲いてくれたんだ。
近所にお住まいの方が栽培した白やピンクの花から、種子を貰い受けたのです。

ブロック塀に朽ち果てた樹脂製の鉢が並んで、少し哀れに見えてしまいました。
横長の鉢ですが、壁が劣化で裂けてしまって、今にも土がこぼれそ出しうです。

それでも、毎年、春が来るとけなげな花を咲かせるので楽しみにしてきました。
毎朝、歩きで通勤すれば、道すがらに見ることができ、この上ない楽しみだよ。

一方、見て楽しむより自身で栽培できないものかと、そんな考えが浮かびます。
それなら、花が散ってしまった後に、種子が取れないものかと考え付いたんだ。

花が咲き終わり、帰り道に立ち寄っては、種子のできてくる子房に触れる日々。
その内に、房が硬くなって強く振って見たら、黒ゴマみたいな種子が飛びます。

あー、これが種なんだと思って、連日、割けそうな房から種を取り出しました。
二三十粒ぐらいになったでしょうか、これだけあれば種まきには十分でしょう。

帰り道、スーパーで失敬したロールポリ袋にしまいましたが幾日も続きました。
ただ、撫子の持ち主には断らずに失敬していたから、物盗りといえばそうかも。

ただ、歩道に置き放して朽ちた鉢は、所有権放棄みたいで罪悪感も湧きません。
なので、この件は勘弁してもらうことにしてて、時は過ぎて、種まきの季節だ。

種をまき、やがて芽を出すと冬の陽だまりの中で成長しましたが春はすぐです。
花が咲くまで少しじれったくなったけど、五月に入ると咲き出してくれました。

   
一方、ホタルブクロは、通勤の道すがら、歩道の花壇に咲いていたものです。
実を言うと、以前、種子を採取して撒いてみましたが、全滅してしまいました。

芽を出しますが、双葉のままで枯れるともなく、日が経つと消え去ってしまう。
種まきも少し遅かったのですが、種子自体が胡椒の粉みたく、はかないのです。

これでは栽培に神経を使いそうな気もして来て、だったら苗を手に入れるだけ。
先ず、三号鉢に土を少し入れて移植ゴテと一緒に、スーパーの買物袋に入れる。

それを鞄にしまい込んでから、その花壇経由で出社途中に苗を掘りだしました。
それから、手にした苗を便利なロールポリ袋にしまい込んで、会社へ急ぎます。

後は、勤務中にサボって苗を鉢に移し替え、終業時まで机に置いておきました。
それを持って帰って、毎日毎日、水やりを欠かさず液肥も撒いて育てたのです。

後は、成長が止まる冬の間に、少し大きめの五号鉢に移し替えたぐらいかなあ。
こうして、この花も五月に入って咲き出しましたが、花の大きさが小ぶりです。

一方、歩道の花壇はというと大きめの花を付けており、鉢がまだ小さいのかな。
この花は多年草なので、このまま育てて、来年、様子を見ることにましょう。

まあ、二年をかけた試行錯誤のチャレンジで咲いてくれただけでもうれしいよ。
というわけで、今年の春は、ベランダに色とりどりの花が咲いてくれたのです。

先ず、早春にはノースポールの白い小菊が咲きだして、その後を追って、カワラナデシコ、ホタルブクロ、アジサイと続けざまに、狭いベランダに花々が咲いてくれるのが楽しく、後は咲かずに葉だけに終わったスイセンを、来年は何とか咲かせてみようと、鉢の植え替えにいそしむ自分がいるのでした。



いいねと思ったら、三つポチっとね!
にほんブログ村 スキースノボーブログへにほんブログ村 スキースノボーブログ スキーへにほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村    にほんブログ村      にほんブログ村 



2019年5月23日木曜日

間違って駅を乗り越して戻ったとしても、それはそれで、旅のいい思い出になるものだと思うよ - 碇組の船鉾(上之町・京都市下京区)

この路線図を見て納得

錦市場をぶらついてから、京都駅に舞い戻る道のりを間違えてしまいました。
近くに阪急電車の始発、河原町駅があったので、そこから乗ってしまったんだ。

この路線は初め地下の軌道なので、乗換えの便利さで京都駅を通過するだろう。
そんな思い込みから乗ったのが運の尽きになり、京都駅なんか通過しませんわ。

知らない駅ばかりに停車していくだけで、上さんに間違ったと攻められました。
まあ、必至で携帯から乗り換え方法を再検索しましたが、何だ乗換えなんだな。

このため、反対側ホームへ階段を上り下りして乗り換え、烏丸駅まで戻ります。
何のことは無い、駅一つしか阪急電車に乗らなかったわけで、残るは地下鉄だ。

直結している京都市営の四条駅に乗り換えて、二駅目で京都駅まで戻りました。
これに掛かった所要時間が三十分くらいだから、徒歩も似たようなものですな。

帰宅してからグーグルマップで調べましたが、歩きもそんな感じになのでした。
でも、錦市場を見物する前に、三十三間堂、八坂の五重塔など歩き回りました。

かなりの距離で疲れたし、電車に乗り戻ったとしても不思議ではありますまい。
面白いのは京阪電車も京都駅を通らないし、市営地下鉄も二路線に限られます。

だから、京都駅前のバス乗場では、おもてなしコンシェルジュが活躍するんだ。
目的の観光地までバスの乗り方や、行き方を教えてくれるのがありがたいです。

ただ、駅からブラブラ歩いて拝観できる自社仏閣は、歩いてみるのが面白いよ。
今回、三十三間堂へ行く途中、塩小路を歩いていて碇組の船鉾に出会いました。

   
周辺は崇仁地区で、昔は新日吉(いまひえ)神宮の祭礼に参加していてみたい。
戦後、祭礼の参加は中断されていましたが、地元有志の熱意で復活したんだな。

そこで練り歩きの山車が必要になり復元されたのですが、小ぶりでも豪奢です。
使用されていた木彫や金工品などを上手に利用しだけあり、造作は素晴らしい。

交差点のビルで、一階のガラス張りの部屋に納められていたのを見て感激だな。
こういった地元愛と言うか、京都の歴史に裏打ちされたプライドは清清しいよ。

というわけで、新日吉神宮の祭礼といいますが、”いまひえ”とは読めなんだ。
なんで、新日吉がそうなるのか、平安時代に後白河法皇が法住寺殿を造設し、鎮守社として近江の日吉山王(ひえさんのう)の七社を移したのが始まりなんだそうで、ならば最初から読み仮名として改めて覚えておくことにするしかないなと、思うのでした。



いいねと思ったら、三つポチっとね!
にほんブログ村 スキースノボーブログへにほんブログ村 スキースノボーブログ スキーへにほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村    にほんブログ村      にほんブログ村 



2019年5月20日月曜日

戦国時代、伊賀忍者の百地三太夫が修行した赤目四十八滝だから、お子たちには滝めぐりよりも、忍者体験コースに人気が集まっていたよ - 赤目四十八滝(名張市・三重県)

赤目四十八滝五瀑・不動の滝

タイにいた頃、訪ねたエラワンの滝も、こんな渓谷にあったと思い出しました。
バンコク郊外の合弁会社に転勤する羽目になって、バンコクに住んでいました。

もう十年前のことですが、転勤して一年もたたないうちにリーマンショックだ。
日本経済が急転直下でしぼんでいくいく中で、何とか工場を運営していました。

ただ、海外勤務は現地スタッフとの人間関係もあったりしてストレスも溜まる。
日本への帰国は、社費規定で一年に一回だけだから里帰りもそんなにできない。

そんな時、バンコクばかりに居続けてもつまらないので、週末は旅に出ました。
日本ほどではありませんが、祝日が週末に連なって連休になったりしたんだな。

そういう時は、旅行代理店へ相談に行って手配してましたが、毛色が違います。
日本人なら日本語の通じるスタッフの店へ相談するでしょうが、自分は違うの。

住んでいた近くにユースホステルがあり、旅行ツアーの店も併設していました。
一応、トラベルツアーの店構いで目抜き通りに面していたけど客を見かけない。

でも、面白そうなので店に入って相談すると、英語で相談を求められました。
まあ、ユースホステルだから白人バックパッカー相手なので仕方がありません。

そんな英語圏の旅行者向けゆえ、格安ツアーは思いの外、用意されております。
中でも超激安だったのが、一泊二日旅程の滝めぐりツアーなのでありました。


交通費、アトラクション費用も込みで、全部食事まで提供されて五千バーツだ。
当時の為替レートで換算すれば、一万二千円ぐらいで激安なんてもんじゃない。

タイ中部のカーンチャナブリー県には、川や滝を巡る二つの国立公園があるの。
この国立公園は、サイヨークとエラワンに分かれていますが、両方行きました。

この滝めぐりはもちろん、泰緬(たいめん)鉄道の鉄橋を歩いて渡ってみたり。
宿泊は川面の水上ホテルでおんぼろでしたが、滅多に経験できるものじゃない。

今更ながらに思い出を蘇らせてくれましたが、この赤目四十八滝もそっくりだ。
熱帯と温帯の気候こそ違いますが、渓谷で出会う数々の滝の雰囲気が似ている。

もし、大きな違いがあるのなら、美しい秋の紅葉とか大山椒魚の生息地だとか。
渓谷の入り口自体が、このオオサンショウウオ専門のミュージアムなんだから。

赤目四十八滝・雛壇滝
エラワン渓谷の滝、似ている
   
このため入館料を払わねばならず、他方、エラワンの滝も入場料を払いました。
まあ、公園の環境維持に必要な費用を徴収する目的だろうし、当たり前の話ね。

でも、タイでは自国人に比べ、外国人は料金が倍になって、ぼったくりの世界。
ツアーガイドもずるくて、車に客を乗せたままで入り、外人はいないと申告だ。

ところが客が英語を喋って露見し、残った金子を懐にくすねる算段もおじゃん。
ガイドは料金所で黙っているように言っていたんだけど、おしゃべりもいます。

というわけで、ガイドの悪巧みは失敗でも、ちゃんとエラワンの滝は見たんだ。
本当は、赤目四十八滝をメインに書こうとしたけど、百聞は一見に如かずです。

国内の観光地で出かけやすいのも事実な分けだから、実際に出かけて借景を愛でるのもよし、他方、同じ滝めぐりでも海外で国が違えば、とんでも体験をするものだと改めて記憶が戻って来た自分がいて、その点では、この赤目四十八滝に感謝したいと思うのでした。

サイヨーク・ノイ滝
クリックでパンフを見てね



いいねと思ったら、三つポチっとね!
にほんブログ村 スキースノボーブログへにほんブログ村 スキースノボーブログ スキーへにほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村    にほんブログ村      にほんブログ村