2016年5月31日火曜日

まんが日本昔ばなしで、お話のあった禅師河童(ぜんじかっぱ)は、洞窟に関わるんだな - 秋吉台・秋芳洞(山口県)

安富屋観光会館にて

B級グルメって全国各地にありますが、ここ山口県にもしっかり存在しておりました。
下関の方では瓦そばと呼ぶそうですが、ここ秋芳洞では河童そばと呼び習わします。

なんでも、この鍾乳洞にちなんだ禅師河童の昔ばなしが、語り伝えられて来ました。
その名にあやかったのかもしれませんが、瓦が転じて河童になってしまいました。

たれはしょうゆ味で、抹茶そばの焼きそばに、ネギや牛肉、錦糸卵がどっさりです。
具だくさんの抹茶そばは、焼いているので、香ばしい風味が活かされて満足、満足。

上さんの方は、もうひとつ名物のごぼうそばを食したのですが、軍配は河童でした。
お互いに半分ずつを残して、食べ分け合ったので、上さんもその味を堪能したはず。

ところで、秋芳洞といえば日本の代表的な鍾乳洞で、皆さんもご存知のはずでしょう。
自分は小学校の理科や地理で習いましたが、石灰岩のカルスト地形が特徴的です。

至る所に石灰岩柱が突き出ていて、他方、すり鉢みたいな窪地、ドリーネもあります。
実にへんてこりんな風景なのですが、そこかしこにあるような借景ではありません。

しかも、石灰岩は水に溶けやすいので、地下水の浸食作用で空洞を作り出します。
これが、秋芳洞という洞窟の鍾乳洞になって、有名な観光地を生み出しております。

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国定公園切手は、風景画なんだ
昭和34年発行

何でも日本三大鍾乳洞に数えられ、他は岩手県の龍泉洞、高知県の龍河洞でした。
自分的には、訪れていた福島県のあぶくま洞も、中に含まれているかと思いました。

でも、発見は比較すると近年で、戦前に発見された龍河洞の方が知名度もあります。
このため、このような選定になったかと思いますが、それでも秋芳洞は筆頭でしょう。

かつては、海外からの旅行者も多く、一時期、台湾の人には人気の観光地でした。
二十年前には八万人も来訪客があったのに、最近は数千人と激減しているのです。

広島の宮島とセットで旅程が組まれていたようですが、旅行先にも変化があるのか。
まあ、北海道は定番でしょうが、東京や京都、分散傾向があるのかもしれません。

確かに洞窟探検を楽しめるのかも知れませんが、エンターテイメントはありません。
ディズニーやら、ユニバーサルスタジオと競争しても、形勢は少し不利な気もします。

なので、秋吉台のある美弥市は、台北市に観光・交流事務所を開いてしまいました。
しかも、台北で有名なランタン祭りを、秋芳洞の商店街が招いて開催しております。

というわけで、この秋吉台は、秋吉台国定公園というカルスト地形単独で指定された公園なのですが、特徴がこれだけのためか、国立公園に準じた景勝地という指定に甘んじたのかも知れず、観光地としての人気の凋落傾向に歯止めをかけるには、やっぱりPRしかないのだと思ったのでした。


おまけ:
この安冨屋で河童そばをご賞味ください
小学校の頃、丸暗記できるまで読みました

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2016年5月28日土曜日

スキーに出かけたら、ぜひ地酒で一献傾けるのは欠かせないイベントなんだから - 近くに酒蔵のあるスキー場(全国津々浦々)


のん太くんの名刺だそうです

広島県、東広島市の西条地区は、日本三大酒処の一つとして挙げられています。
他は、兵庫の灘、京の伏見なのですが、知名度では決して引けを取りません。

賀茂鶴」を筆頭とする有名な酒蔵は特に有名ですが、全部で七箇所あります。
駅前の通りに沿って集中して営まれていますが、お酒の都みたいなものです。

そして、宿泊先では、お猪口で五つの銘酒が楽しめる利き酒セットがうれしい。
おつまみもついて五百円ですから、街のPRとして提供されている気もしますね。

冒頭の”のん太”くんですが、この酒蔵通りをPRする、ゆるきゃら観光大使です。
市長さんからも、お墨付きをもらった公認キャラですから、全国を飛び回ります。

こうして、ゆるキャラグランプリ2015に出場したものの、結果は588位でした。
全部で千七百以上の参加キャラなので、まだ上位に占めたということでしょうか。

クマやタヌキ、イヌなどは、複数のキャラと競合したのでサバイバルだったみたい。
まだ良いほうで、最下位のしっくいくん(大阪府)に至れば、意味不明なのです。

一方、スキーリゾートの志賀高原キャラ、おこみんも529位と似たようなものです。
ですので、結構、初参加にしては、健闘したといってあげていいんじゃないのか。

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そんな風にも思いますが、狸といえば笠をかぶり酒徳利を持ったイメージが強い。
これは、信楽焼きの置物から来ていますが、どうして徳利を抱えるのでしょうか。

この他、大福帳を下げたりしていますが、調べると江戸時代から始まったみたい。
庶民がお酒を買いに行き始めた江戸時代、こんな手まり歌の一節がありました。
  
『雨のしょぼしょぼ降る晩に 豆狸が徳利もって酒買いに』
  
そして、その頃の古い置物から、そういった意匠で作られ始めていたようです。
他方、現代の置物は、初代狸庵 陶芸家 藤原鐵造さんによって始められました。

以来、商売の縁起物で、店先に置かれるようになったのは、皆さんご存知の通り。
加えて、のん太くんは、ネットの世界まで活躍するキャラに、進化したのでしょう。

そんなことも、この西条まで宿泊しに来たからこそ、知りえただけのことです。
ホテルでパンフレットを手にして、なるほど、ここが加茂鶴の故郷だと感じ入りました。

ところで、自分は道産子ですが、北海道には最北の醸造所 国稀酒造があります。
くにまれと読みますが、増毛町にあって、旭川の男山酒造より少し北に位置しました。

逆に最南端は、熊本県津名木町の亀萬酒造で、鹿児島だと焼酎だけになってしまう。
全国津々浦々、約千六百箇所の酒蔵があるそうで、中にはすぐ海に面した立地も。

向井酒造、ちょっとだけ海が見えます

丹後半島の伊根町の舟屋群は有名ですが、この湾内に向井酒造があるのです。
京の春という地酒ですが、東京周辺でも飲むことができますので、有名みたい。

おいしいからこそでしょうが、賀茂鶴にしても、おいしいお酒には話が尽きません。
というわけで、スキーブログを書いていらっしゃる方の中には、お酒が好きな御仁も多いようですが、スキー場、酒蔵と打ってググってみるだけでも、いろいろな酒蔵が見つかりますので、スキーに出かけたら、ぜひ地酒で一献傾けるのは、欠かせない恒例行事に違いないわと、思うのでありました。


おまけ:
信楽焼きの狸の置物は、八つの縁起を担いだ意匠なんだとか。

笠 - 思わざる悪事災難避けるため用心常に身を守る笠
顔 - 世は広く互いに愛想よく暮らし誠をもって努めはげまん
目 - 何事も前後左右に気を配り正しく見つむる事忘れめ
通帖 - 世渡りはまず信用が第一ぞ活動常に四通八達
徳利 - 恵まれて飲食のみに事足りて徳はひそかに我身につけん
腹 - 物事は常に落ちつきさりながら決断力の大肚をもて
金袋 - 金銭の宝は自由自在なる運用をなせ運用をなせ
尾 - 何事も終わりは大きくしっかりと身を立てるこそ真の幸福

信楽 器の店 連月 より引用しました。


ゆるキャラのネタも投稿しておりますよ、、、

レオナルドダビンチもオコジョを描いたんだよ - 一の瀬・高天ヶ原ゲレンデエリア(志賀高原)(長野県)

雪国ならではの町おこし一村一品運動みたいだった - 会津高原台鞍山スキー場 (福島県)

リフト券の譲り渡しで、良心の呵責に苛まれるのは普通のことでしょう - 池の平スキー場(新潟県)



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2016年5月25日水曜日

寺めぐりで歩き回るのも乙なんだが、途中、名物のラーメンを食べるのに苦労したんだな - 尾道のお寺(広島県)



尾道の浄土寺では、今年五月一日、秘仏のご開帳がありました。
平安時代の中期作になる十一面観音菩薩で、稚児さんの行列がかわいい。

国指定の重要文化財ですが、後ろに見える多宝塔は国宝なのでした。
文化財のありすぎる寺院でして、開帳でも仏様がかすんでしまうのです。

そして、尾道って言う風光明媚な町にあるせいか、仏様は二の次でした。
何しろ、この町のお寺の数は、二十五もあり、訪ね歩くだけでもうれしい。

町の東端にあるのが、この浄土寺で、ここから寺めぐりを歩き始めました。
上さんと一緒に、晴れ渡る五月の青空の中、坂を上ったり下ったりします。

坂の町とも言われるだけ、多いなと感じつつ、裏路地の多さも驚きでした。
迷路みたいな中を歩けば、分けの分からぬうちにお寺にたどり着くのです。

こうして迷子になったかのように歩き回るうちに、昼時になってしまいました。
お腹も空いて、ここは尾道ラーメンでもと思い立ち、商店街へ方向転換です。

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そこで、有名な朱華園へたどり着くと、長い行列で一時間待ちみたいでした。
これは無理だと思って諦め、アーケードの古めかしい商店街をうろつきます。

でも、ラーメン屋さんが一軒も見当たらず、お腹だけは空いて来るわけです。
どこかで腹ごしらえはしたくなるものでして、改めて、国道二号線へ出ました。

でも、そこら辺りにも食堂らしきものはなさそうで、あきらめかけて来ました。
なので、山陽本線の線路を渡り、千光寺の新道から一挙に頂上を目指します。

ところが、ラッキーなことに入ってすぐにラーメン屋さんのノボリを見つけました。
それは、踏切を渡って、看板を左に曲がるとお地蔵様がお迎えするお店です。

余りに立地のよすぎる店で、行列で並びたくない人にはうってつけでしょう。
民家をそのまま利用したお店でして、名前は”尾道めん家 ひらおか”でした。

まあ、元々は普通の家だったわけでして、一階のリビングは十人も入れません。
ただ、並んで待たせることもないし、それでも入れ替わりにお客さんが来ます。

というわけで、小魚によるだしを加えた濁らない鶏がらスープは、旨かったです。
それに、ラーメンをすすれば、窓から山陽本線の電車が通過して行くのですよ。

味もしつこくないし、豚の背油ミンチも浮かばせてあったりして、これが尾道ラーメンなんだと堪能したわけなんですが、一杯五百五十円なら懐にやさしい手頃さですし、一時間も並んで食べるほどのグルメなのかと思う人には、こういうお店で即効で食べて、お寺めぐりをしたほうが良いんじゃないかと思った次第なのでした。


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2016年5月21日土曜日

寺の町、尾道はよかったが、呉市でカレーを食べられなかったことが最大の悔いなのである - 呉市 (広島県)

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広島県の呉市は、海上自衛隊の基地の町として有名ですね。
戦前は、呉海軍工廠が設立されて、海軍の重要な基地でもありました。

それがベースとなって、戦後は海自の呉地方総監部が置かれています。
となれば、この基地に関わる人々も多く働いていますし、暮らしております。

当然、食生活も見過ごせないのか、現在、海自のカレーライス食をPR中です。
これは、日々、艦艇の洋上で勤務すると、曜日が分からなくなると言います。

このため、曜日感覚を思い起こすように、特定の日はカレーにしたみたいです。
一方、横浜に住んでおりますと、旧海軍の拠点だった横須賀市も同じでした。

よこすか海軍カレーとして紹介され、レトルトパウチでも市販されております。
このレトルトですが、販売元は、横須賀海軍カレー本舗といい、商魂たくましい。

やり手ババアみたいな商法ですが、実態はアメリカの海軍基地が主力でした。
海自はどちらかといえば、隅に追いやられて、堅苦しい思いをしているのかも。

一方、この呉市は、戦前の伝統をそのまま受け継ぎ、海上自衛隊が主力です。
だから、三十の店舗が、各々の自衛艦レシピにならったカレーを提供します。

これは物凄いことで、オスプレイも着艦したヘリ空母いせのメニューもありました。
そして、最新鋭そうりゅう型潜水艦の中で提供されるカレーも、食べられるのだ。

艦名は、そうりゅう、うんりゅう、はくりゅう、けんりゅうで、みな呉が母港なのです。
そして、一世代前のくろしお、いそしお、みちしお、おきしお、もちしおも同じでした。
  
潜水艦うんりゅう、ウイキペディアより

これだけの潜水艦が集結している基地ですから、わが日本国の国防拠点です。
しかも、練習艦、輸送艦、補給艦、掃海艇に加え、地上隊のカレーも登場します。

こうなると、否が応でも基地の町の面目躍如が、カレーによって象徴されてしまう。
面白いと思いましたが、これが佐世保や舞鶴だったら、何になるのでしょうか。

海自は五つの拠点があるそうですが、カレーコンテストでもやったらどうでしょうか。
そんな風にも思いましたが、実のところ、時間がなくて食べられなかったのですよ。

本当は、最終日に音戸の瀬戸で、掃海艇「あいしま」のカレーを食べる予定でした。
でも、悪天候が予想されたので、帰宅を早めて予定をキャンセルしたのが悔しい。

なので、来年、もう一回、瀬戸内の旅行を、五月連休に企てることにしました。
もちろん、カレーは外せませんので、もう一度、呉近辺にまた出かけるとしましょう。

というわけで、音戸の瀬戸を抜けて、江田島市に行くのも一興でしょうし、そこには、現在も、海上自衛隊幹部候補生学校や第1術科学校、江田島基地などを抱えていて、自衛隊等の火薬を製造する中国化薬工場もあるなど、何から何まで海自絡みの地域ゆえに、カレーが盛り上がるのもなるほどと思ったのでした。


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2016年5月17日火曜日

ブラタモリを見ながら、ゲレンデのことを考え込んでしまったのだ - みつまた・かぐらスキー場・寺子屋スキー場(新潟県・長野県)

 
毎週土曜日のNHKテレビ番組、ブラタモリを楽しみに見ています。
先週の五月十四日は、自分の住まいする横浜が取り上げられました。  

人口が三百七十万人の巨大都市ですから、市域もかなり広範囲です。
自分なんか、鎌倉市の方が近いくらいですが、それでも市民には違いない。

少し自慢げになるほどの横浜というネームバリューですが、驚きもありました。
港のそばの中華街なんですが、外人居留地の名残で、周辺が埋立地なのです。

長崎の出島みたいに、外国人は隔てられて住んでおり、通行には橋を渡ります。
その先に関所があったから、通れば関内になるので、それが地名になったとか。

なるほどと拝聴いたしましたが、水不足になって水道を相模川から引いたらしい。
距離にして44キロですが、上手に勾配を選んで自然に流下できたのも凄い。
  


  
上のフリップは、出演者が手に持っていたもので、これで高低差を説明しました。
でも、ところどころでグンと水位が落ち込んでいるのに、流れ降りていくのです。

確かに、相模川の取水口は標高が高くとも、貯水池手前の落ち込みは激しい。
水圧で登ることができたのか、タモリさんは逆サイフォン原理と説明していました。

自分も興味が湧いて調べたんですが、金沢を扱った番組で紹介していたようです。
その時は、兼六園へ注ぎ込む辰巳用水だったのですが、規模は横浜が勝ります。

しかし、この逆サイフォンというのは、発電所の導水管によく利用されるみたいです。
山の頂から、途中の坂なぞ苦にせず上りあがって行くなど、水の流れは凄いなあ。

これになぞらえる分けじゃないんですが、スキー場のゲレンデはそうは行きません。
頂上からガンガン滑っても、逆勾配のスロープにぶつかれば、はい、お終いです。

リフトに乗らない限り、向こう先のゲレンデに出て降りることは、まず無理です。
うーん、水になってみたいものだと思いましたが、こういうゲレンデは存在します。

かぐら~みつまたゲレンデへの戻り
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寺子屋スキー場の春スキーは注意!
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個人的に、この二つのスキー場は、行きはよいよい、帰りは怖い、逆勾配の聖地。
特に、かぐらからみつまたに戻るコースは、スキーブームは、一時間待ちでした。

一方、寺子屋スキー場は、春スキーによく行きましたが、帰り道が分かりません。
お帰り用に使うと思われるリフトは、四月以降、営業終了となってしまっています。

だから、いつも、スキーを担いで登ったとして、楽なお帰りコースでもあったのかな。
どちらにしても、もし、逆サイフォン原理が応用できて、上り勾配を滑られたらなー。

というわけで、何でも良いから、スキーネタに引っ掛けてしまった魂胆なのでした。
スキーシーズンも終わったばかりの今現在、来季までは、これから梅雨もクソ暑い夏も過ごせねばならないので、本当に待ち遠しいところですが、何時までコジツケネタで投稿が続けられるのかとも、思ってしまうのでした。 


おまけ:
上越国際も逆勾配があるんだな!
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2016年5月14日土曜日

歩きまくって足腰きたえて、来シーズンのスキー滑走に備えておこうかな - 東戸塚までの小徒歩旅行(神奈川県横浜市)

二万八千七百歩、約二十一キロを半日で歩いてみました。
週末は、会社もお休みですが、室内の警報器の点検があります。

マンションなので、サイレンの音が聞こえて確認中が分かるのです。
十一時頃と聞いていましたが、予定より早く始まったのが幸いでした。

十時半過ぎに点検員が訪れて、ウーウー鳴り出せば動作確認です。
簡単に終了してしまいましたが、午後から何をしたら良いのだろう。

外は快晴で、さわやかな北風も吹いていますので、出かけましょうか。
上さんも歩くとか言い出して、近場のハイキングと洒落込みました。

自分の住んでいるところは、横浜でも内陸なので緩い丘陵地帯です。
徒歩で通勤する事務所が海抜12メーターで、マンションは少し登ります。

これが21メーターで、道路の向こう側は、飯島市民の森で60メーター。
横浜市の住宅街なのに、アップダウンの里山ありで、住んで楽しい。

ここから里山の舞岡公園を抜けて、東戸塚まで歩けば距離もあります。
グーグルマップで、直線的に抜けるようなコースを選び出してみました。

探す内に下永谷市民の森も抜けたりして、標高は50メーターでした。
以前から、自分の買い物圏内は、歩いて一時間をベースにしてきました。

だから、ちょっと足を伸ばして二時間程度の距離はなんともありません。
こうして出かけましたが、途中、上柏尾第二公園で発見がありました。
  
タベログから失敬

ノスタルファブリックという小粋なパン屋さんですが、入り口は公園からです。
帰ってからネットで調べましたが、それなりに紹介されているようです。

この団地は、住宅だけで店屋もない感じで、近所で重宝されているのかな。
そんな風にも思いましたが、タベログで紹介されているのも素敵でしょう。

ところが、定休日が月~水っていうのが変則すぎて、商売は二の次みたい。
次に、ここから坂を下れば川の袂に出て、標高は二十メーターを切ります。

もう少し足を伸ばして、東戸塚のショッピングモールで折り返し点としました。
周囲には、東海道の東品濃の一理塚もあって、まさに旅歩きの道中です。

一方、坂あり山ありで雪が降れば滑られそうな斜面をついイメージしました。
今はオフシーズンなので、実際、冬の到来が待ち遠しいと思ったりもします。

一方、先シーズンは、慢性硬膜下血腫でスキー滑走を棒に振ってしまった。
残念ですが、今は歩いて歩いて、足腰を鍛えて置くようにいたしましょう。

それで、バス電車など乗物のなかった江戸時代の人は、歩くしかなかった。
あるのは自分の二本の足だけでして、一体、一日でどれぐらい歩いたんだろう。

今の我々の生活では、歩くということは、せいぜい十五分くらいのものですな。
パレードやデモに参加したり、イベントの特別な歩きをすれば、別なんですが。

おそらく、江戸時代は、ちょっとの用足しも、すぐ半日くらいは歩くはずでしょう。
だって、乗り物の全く無い時代ですから、足で稼ぐって言うのは当然のことです。

だから、一時間程度の歩きは、我々の十分程度と同じだったんじゃないのか。
そして、その程度の徒歩は、当時の江戸庶民には、苦にもならないのです。

当時の歩くということは、早足歩きで、感覚で言えば小走りに近いのだろう。
メールだって歩いて届けるしか方法がなかったのだから、足腰は鍛えられます。

つまり、社会の活動全般が、そのくらい早足で歩かないと間に合わなかった。
というわけで、現代人は乗り物のおかげで、足腰が弱くなったのも事実です。

でも、自分は、一日で三万歩以上、軽く20キロ以上を歩くのは、それほど苦にはならないので、六十近いおじさんの割には、まだまだ体力もあるはずだし、歩くことで来シーズンのスキー行が楽しみになるなと思ったのでした。


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2016年5月11日水曜日

中村春吉の自転車世界無銭旅行と安芸灘とびしま7つ橋 - 安芸灘とびしま海道(広島県、そのほか)

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この碑文に、日本初の「自転車による世界一周冒険旅行者」と書かれています。
二十世紀に入って間もない明治35年、主人公の中村春吉は、中国へ渡航しました。

それから、東南アジア、インド、中近東、ヨーロッパ、アメリカ各地を一年で回りました。
正にサイクリストの元祖とでもいうべき日本人で、瀬戸内海の豊島生まれなのです。

広島県の七つの島々が連なる風光明媚な土地柄ですが、石碑がその島にあります。
御手洗の町内にある天満宮に建立されていますが、なかなか面白い石碑ですね。

この町自体は、江戸時代に賑わいましたけど、今は時代に取り残されたようです。
そして、御手洗(みたらい)の地名は、平安時代の菅原道真から由来しているとか。

なんでも、大宰府へ左遷される船旅の途中、道真は港に立ち寄り、用を足しました。
そのとき、貴人がお手を洗ったので、この地名になったと説明が書いてあります。

読みは珍しい苗字として知っていましたが、春吉さん本人は別の分野で活躍します。
それは、気功法にでもなぞらえるべき「霊道法ノ祖」として、大家をなしたのでした。

今で言うなら、野口晴哉の整体運動の元祖的な人物だったようにも、思われます。
この他、世界各地を放浪した経験を活かして、軍事密偵(スパイ)をしていたとか。

いろいろな逸話が残された御仁ですが、それにしても、この七つの島々は美しい。
島を結ぶ橋を渡りながらドライブをすると、多くのサイクリスト達にも出会いました。

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ところで、掛けられた橋ですが、一番狭いところで距離が百メーター弱しかありません。
一番長いのは、本州を結ぶ有料の架橋ですが、それでも一キロちょっとなのです。

このため、狭い海峡のような印象で、干満で潮の流れが変わるのが分かります。
非常に早い海流で、まるで川の流れのような感じで、さすが瀬戸内海と思いました。

ところで、この島々を伝って御手洗の町屋に至りますが、出かけた理由は簡単です。
だって、落語家の笑福亭鶴瓶が、「家族に乾杯」というTV番組で訪ねていたから。

この時のお相手は、俳優の柄本明さんですが、映画のロケでも訪ねていたみたい。
御手洗にある乙女座という劇場も訪ねますが、自分もそっくりに後を追いました。

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というわけで、自分にとっての瀬戸内海の旅行は、楽しい思い出になりました。
かたや、本土側の広島から島根県へ北上すると、バッチリ、スキー場もあります。

温暖な瀬戸内の気候に感銘を受けつつ、ウインタースポーツも楽しめるという広島県の地理的な豊かさに、うらやましくも思ったりしましたが、道産子の自分としては、夏の蒸し暑い瀬戸のベタ凪(なぎ)だけは耐えられないかもしれないと、思うのでした。


おまけ:
  ① 中村春吉年表
グーグルドライブはこちらから
面白い一生を送っていますね

  ② 橋の情報
    1号橋  安芸灘大橋  本州 - 下蒲刈島 (有料)  1175m
    2号橋  蒲刈大橋   下蒲刈島 - 上蒲刈島   480m
    3号橋  豊島大橋   上蒲刈島 - 豊島      903m
    4号橋  豊浜大橋   豊島 - 大崎下島      543m
    5号橋  平羅橋     大崎下島 - 平羅島     98.5m
    6号橋  中の瀬戸大橋 平羅島 - 中ノ島      251m
    7号橋  岡村大橋    中ノ島 - 岡村島      228m

    8号橋  (未定)     岡村島 - 大崎上島


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2016年5月8日日曜日

箱庭的な広島県の温暖さ・豊かさに、騙されそうな所だったわい - 広島県のスキー場(その他)

初めて広島県を訪ねたのですが、海・山の豊富な自然に感激いたしました。
瀬戸内海の島々は美しいし、方や冬になれば北部ではスキーが楽しめるのです。

一方、県庁の広島市は、中国地方で人口百万を越す、政令指定都市です。
大都会もあるし、広島カープもサンフレッチェなど、プロスポーツも盛んなわけです。

冬季オリンピックの開かれた札幌なんて、日本ハムが移ったのは最近のことです。
その代わり、アイスホッケーのチームはありましたが、行政の中心地だけでした。

一方、広島は自動車メーカー・マツダをはじめに、知る人ぞ知る工業地帯です。
この他、化粧用ブラシ広島針は、その品質で世界に向けて輸出されております。

こうなると、自然は豊かで食い物はうまいし、産業基盤も十分に整っています。
これは、豊かな県だって思うと、ここでは冬場の出稼ぎなんてありえないはずです。

でも、調べると、県北には豪雪地帯が存在しているのが、分かって驚きました。
年平均降雪量が六メーター近いのは、スキー場があって当たり前のことでしょう。

  地点 :八幡(北広島町)
  年平均降雪量:592(cm)
  最深積雪記録:207(cm)
  起日:2011年2月13日

  地点 :高野(庄原市)
  年平均降雪量:582(cm)
  最深積雪記録:166(cm)
  起日:2005年12月24日

<広島県の豪雪地帯>
  ① 三次市(旧君田村域・旧布野村域・旧作木村域に限る)
  ② 庄原市(旧庄原市域・旧総領町域を除く)
  ③ 廿日市市(旧吉和村域に限る)
  ④ 安芸高田市(旧美土里町域・旧高宮町域に限る)
  ⑤ 安芸太田町(旧戸河内町域に限る)
  ⑥ 北広島町

それにしても、広島県は一口に言って、日本国の縮図とも呼ばれるのだそうです。
なるほど、温暖な瀬戸内海の地域だけなら大間違いで、豪雪地帯をつい見逃します。

だから、縮図といわれて当たり前になっちゃうほどの県なのかもしれませんなあ。
今回の旅行では、宮島で焼きカキも食べましたし、夏みかんもうまかったなー。

一方、地元スーパーの藤三では、地元のチチヤス牛乳を見つけてうれしかった。
関東ではヨーグルトでおなじみですが、この他、納豆も売っていたので驚きました。

だって、東日本より西日本の人は、あまり食べないって言うじゃないですか。
大体、スキー場のある雪国では、納豆を食べて当たり前なのが、常識でしょう。

だから、広島はどうかと思って調べたんですが、一応売られていて安心しました。
ただ、納豆消費量の都道府県ランキングでは36位と下位で振るいません。

まあ、それでも良いかと思いましたが、それよりもスキー場が近いのなんのって。
ルート検索をしたら、広島市内からスキー場までは二時間以内が当たり前でした。

  ① 芸北国際(県内) 1時間31分(72.5キロ)
  ② 大佐(県内) 1時間42分(78.1キロ)
  ③ 恐羅漢(県内) 1時間16分(65.2キロ)
  ④ スノーリゾート猫山(県内) 2時間26分(130.2キロ)
  ⑤ 琴引フォレストパーク(島根県) 2時間30分(121.8キロ)
  ⑥ アサヒテングストン(島根県) 1時間12分(75.0キロ)
    ※出発地点は、広島平和記念公園にしました。

というわけで、こんなにスキーに出かけやすい政令都市はうらやましい限りです。
多少、スキー場の営業期間は短いようでも、その分、ほかのスポーツなども楽しめそうですが、北アルプスみたいな標高の高い山岳地帯が周りに無いので、登山が趣味の自分としては、住むわけにはいかないなーと思ったのでした。


おまけ:
広島を旅行した写真は、一つ前の投稿を参考してください。

納豆消費量は、ちゃんと統計が出されておりました!!
クリックで拡大してご覧ください

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