2018年2月27日火曜日

インドの美魔女と呼ぶのにふさわしかったのに、享年54歳とは早すぎるんだなあ、、、合掌 - シュリーデヴィ(インド・国民的映画女優)

    
このシュリデヴィさん、日本なら「吉永小百合」さんのような存在でした。
しかも、過去形ででしたと言ったのも、突然の不法が舞い込んできたから。

毎朝、ホテルの食堂で朝食をとっていると、TVで同じ美女が映し出される。
お年を召していたものの、美しさは妖艶であり、つい見とれてしまいました。

それで、なぜ何時もニュースで取り上げられているのか、よく分かりません。
ホテルのボーイさんに聞けば、スリデビと話すので名前だけは分かりました。

有名らしくて、こちらでは知らない人はいないほどの有名な女優さんらしい。
でも、どうして連日、TVニュースをにぎわせているのかが、解決しません。

それで、ネットでググッテ見ようかと思い出して、名前をタイプしてみます。
まあ、インド人の名前は、出張が長くなって経験からつづりを類推できます。

いくつか入力してみて、SRIDEVIでぴったしカンカンで、たどり着く。
なるほど、逝去されたのか、道理で訃報の報道が連発していると分かります。

それで、面白くなって調べたら、このシュリデビさんは来日していました。
しかも、五十歳になって主役を務めた映画のプロモーションが目的です。

四五年前の話ですが、阿部首相夫人の昭江さんとツーショットもあります。
小顔で身長も高いし容姿端麗の典型ですが、比較して失礼な気もしました。

    
映画のタイトルは、「マダム・イン・ニューヨーク」で、記憶にあるなあ。
日本で上映が始まった際、ネットのニュースで紹介があったのでしょうな。

だから、何となく頭の隅に残っていたのかも知れず、ボーイさんから質問。
貴方なら女優は誰が好みなのって、おれはアイシャワリーしか知らんわ。

本当は、アイシュワリヤー・ラーイ なのに、適当にしゃべっても通じます。
この人も、それぐらい有名なセレブで、かつてのミスワールドなのでした。

面白いのは、どちらも南インドの出身で、その地方は美人の産地かな。
亜大陸の多民族国家ですから、美形を輩出するチャンスが多いかもしれん。

   
というわけで、この映画を見ていないので、ちょっと見たくなってしまったな。
邦題は、マダムなんとかなんだけど、原題は「English Vinglish」と言って、都会のニューヨークで暮らすために英語を勉強する婦人の話なんですが、このVinglishというのが曲者で、貧弱な文法で英語を話すベトナム人の英語をもじったスラングだから、ある意味、タイトルは人種差別っぽいニュアンスを含んでもいて、宗主国さまの言葉はインドでも公用語っぽい位置づけだから、英語はしゃべられないといけないという、日本人にも教訓のように思えてしまうのでありました。



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2018年2月24日土曜日

ありがとう。おかげで芥川賞が取れたよ。それにしてもきたねえ。 - 小説「百年泥」(石井遊佳・インドチェンナイ)

第158回芥川賞受賞

またまた、二週間の現地工場へのインド出張となってしまいました。
いつもの通り、ANAの直行便でムンバイへ向かっている最中です。

十時間以上のフライトにもなり、本当に長旅なのでやることが無い。
映画でも見るか、後は買って来た新聞とか雑誌を読むぐらいです。

ハリウッドの映画も見飽きたし、ここは邦画の「三丁目の夕日」だな。
自動車整備の工場で働くクロちゃん役の、堀北真紀が実にかわゆい。

彼女自身、きっぱりと芸能界から身を引いて結婚してしまいました。
だけど、この映画を見ていると、彼女自身の人生をダブらせた印象。

今は子育てで大変でしょうが、幸せになってもらいたいと思います。
それで、この映画だと、二時間半くらいは暇をつぶせそうでした。

残るは、機内誌の紙でも正方形にカットして折り紙にチャレンジ。
鶴、犬、うさぎを折りながら、むずがっている赤ん坊にあげたりします。

サンキューと親から感謝されますが、インド人は英語は話して当り前。
大学、工専クラスの高等教育だと、全授業が英語だからしょうがない。

しかも、給料を奮発してくれる会社に勤めたければ、英語は必須なの。
だから、日本人がインドで仕事すると、英語でバカにされたりもします。

悔しいけど、日本人は英語がダメなのを、まざまざと実感したりして。
まあ、そんな時間つぶしのついでに、残る時間は雑誌を読むのだ。

買ってて来た「文藝春秋」三月号は、芥川受賞作を掲載しています。
その内、インドつながりの受賞作もあり、途上で読まずにはいられない。

タイトルは、「百年泥」っていうんだけど、大洪水で堆積した泥が象徴。
つまり、インド社会の屈折した社会様相を、オリとして例えたようです。


スラムドッグ$ミリオネアの映画も思い出したりして

まあ、舞台は南インドのチェンナイで、ムンバイでなくともインドはインド。
この混沌とした亜大陸の巨大国家を、いやというほど表現しております。

小説の筋なんか時間軸も場所もぶっ飛んで、自在にストーリー展開。
過去と未来、日本とインドを往来しつつ、意識の流れを表現したのかな。

まあ、主人公は借金返済のかたに、インドで日本語教師になる破天荒。
ありえへん設定で、既に異次元の世界ですが、SFっぽい趣向もある。

つまり、小説のインドでは、通勤に有翼飛行装置なるものが使われます。
あまりに、交通渋滞が激し過ぎて、空を飛ぶことで解消しているんだとか。

まるで、アニメ「進撃の巨人」で使われる立体機動装置みたいな感じです。
でも、インド風の味付けが面白くて、有力者じゃないと使えないのよ。

しかも、ネットオークションで許可無く装置が出品されるとか、IT大国だ。
ただねー、変な漢字の熟語で表現しないで欲しいと、思うんだよね。

有翼装置を外す表現で脱翼と書いていますが、脱糞と読み違えたの。
なんで、ここでクソするんだと思ったけど、糞と翼の漢字は良く似ている。

最近、老眼気味で活字が読みづらくなったんだけど、間違えますわ。
というわけで、今回の受賞作「百年泥」は、一気に読んでしまいました。

まあ、インドに関わって仕事をして来た人であれば、ここまで、インド社会の内面を小説の中に書き連ねてくれたのは見事と言うほかなく、ふむふむなるほどど感心しながらついつい没頭して読んでしうのですが、もしインドに関わっていない人であっても、観念小説風の実験手法がなかなか面白いので、ぜひ一読をお勧めするのでありました。

注:タイトルは、文藝春秋のインタビューで、作者が最後に放った言葉です。



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2018年2月20日火曜日

ゆずの栄光への架け橋を聞いていると、この選手のためにあるような歌かも知 れないと思った - 羽生結弦選手(平昌オリンピック)

  
平昌オリンピックの男子フィギュアスケート競技は、思い出になる実況中継です。
NHKの鳥海貴樹アナウンサーが、視聴者を思わず引き込んだ名調子でした。

初日のショートプログラムからして、美の戦士が降臨したかのように披露します。
つまり、演技の始まる前、「羽生結弦が戦いの場に戻ってきました」と宣言だよ。

まだ冷静さは失われす、厳かな雰囲気から、華麗な滑りになって熱を帯びます。
そして、演技が終わった直後、アナウンサーはヒートアップして名言を吐きました。

 なんという精神力、なんという高い技術。
  羽生結弦がパワーアップして帰ってきました。
    やはり、彼は王者でした。
      異次元の強さです。

賞賛の言葉は、枯れぬ泉のごとく、次々とあふれ出てくるのですが名文句だな。
でも、これはスケーティングが超絶にして華麗だからこそ、生み出されたものです。

 これだけ完璧な演技が...
  本当に彼は二ヶ月間、氷の上に乗れなかったのでしょうか。
    信じられません。

驚嘆と賛美の言葉で締めくくられましたが、フリー演技のアナウンスこそ真骨頂。
この二日間、氷上は羽生選手のために設けられた独擅場と言いたいかのよう。

 これが王者です!
  王者の滑りです!
   圧巻の強さ!

一方、小平奈緒選手も、この平昌でとうとう金メダルを獲得してくれました。
前回のソチオリンピックでも期待されていましたけど、後一歩の五位で及ばず。

この女史五百メーター短距離スケートは、韓国の選手としのぎを削りました。
このライバルは金メダルを二連覇中で、三連覇が掛かっていた大会なんだね。

でも、今季は小平選手が負け知らずの15連勝中だったので、勝って当然か。
しかも、前夜の羽生君が金メダルに輝いて、小平選手も気が楽になったはず。

    
だけどさ、国賊放送局TBSのアナウンサーって、国民の神経を逆なでします。
インタビューでは、「闘争心あふれる、まるで獣のような滑りでしたね」とのたまう。

これって、滑走中の鋭い視線が、闘争心を見せた眼差と言いたかったのかも。
でも、女性に対して獣は失礼極まりないし、こいつはボキャブラが脳足りんだよ。

まあ、TBSこそ日本を貶める「サンデーモーニング」の番組を流す偏向メディア。
だから、ぶっちゃけ、アナウンサーがこのような質問をしても定常運行ぐらいだな。

というわけで、札幌っ子の自分では、「飛んだ、決まった、見事なジャンプ」なの。
昭和47年の札幌オリンピックでは、ノーマルヒルで日本選手がメダルを独占しましたが、その最終飛躍で放物線を描いた笠谷選手を、NNHKの名アナウンサー北出清五郎が発した名文句こそ、わが町のオリンピックであったから、忘れられずにはいられないのでして、とにかく平昌出場の日本選手には、心からエールを贈りたいと思うのでした。



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2018年2月17日土曜日

オラが滑った頃には、すでに歩夢君はハーフパイプを滑っていたのだろうか - 小国町横根スキー場(小国町・山形県)

今もリフト料金は変わっておりません

リフト券の裏面に、平成15年3月15日と鉛筆で滑走日が記されておりました。
国道113号線沿いにあって 道の駅「白い森よこね」が隣接しており便利です。

この日は快晴で、春の日差しが射して暖かい陽気だったので、汗ばみました。
スキー場と道の駅で兼用する駐車場に車を停めましたが、スキー場はどこだ。

とにかく、ゲレンデの行き方も分からずに、スキーを担いで建物を通り抜けます。
すると、ゲレンデが広がっていましたが、右半分はスノボ専用になっていました。

ハーフパイプのコースで、筒を半分に切ったような形状は、ネーミングそのまま。
だから、ゲレンデスキーヤーは滑られなくて、左側半分のコースを滑りました。

一方、ハーフパイプには簡易リフトがあって、ボーダーたちはそれに乗りました。
場内アナウンスもにぎやかで、ハーフパイプの競技会が行われていたのです。

小規模なスキー場ですが、ハーフパイプは、かなり造成がしっかりしています。
コースの上がり口、リップと呼ばれる部分も、しっかり雪で固められていました。

スキー場のマスコットキャラだってさ

そばにブルトーザーのような重機が置かれていて、これで造成するのでしょう。
何とも手間のかかるコースだと思いましたが、平野歩夢選手も滑ったはずです。

四歳の頃から始めたとあって、平成15年ならすでに滑っていたのかもしれない。
当時、彼は新潟県村上市に住んでいて、国道を一走りすると着いてしまいます。

それから、このゲレンデが彼にとってのホームゲレンデになったのでしょうな。
だから、ソチオリンピックで銀メダルを獲得した時、ゲレンデも脚光を浴びました。

ハーフパイプはもちろんですが、整備していた高橋さん自身も注目を浴びます。
インタビューに答えた内容が、雑誌記事になったりしていますが、今度は平昌。

このオリンピックでも、また銀メダルに輝きましたが、高橋さんも再度注目の人。
取材では、1日7時間近く、300本滑ることもざらと答えて、記事になりました。

実は、ソチオリンピック当時、高橋さんの記事を読んでおり、またもやなんだ。
まあ、二大会連続でメダルっていうのは、常人じゃできないことで、偉大です。

というわけで、羽生選手の二大会連続金メダル奪取で、影が薄くなりましたな。
ノルディック複合の渡部選手にしても、同様に連続銀なのですが、金メダルって言うのは取ろうと思って取れるものでもないのかも知れず、さりとて、色は関係なくともオリンピックを連続でメダル表彰に輝くというのは、常人の及ぶものではないなと、思うのでした。



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2018年2月14日水曜日

エレクトロニック・スポーツって、イスに座って画面を見続けるだけなら、カウチポテト族と変わらないよ - 液晶モニター反応速度(その他)

    
NHKのニュース番組でも紹介されたほどで、ゲーマー達のトレンドでしょうか。
でも、簡単に言うと、複数のプレイヤーで対戦されるコンピュータゲームです。

スポーツや競技になぞらえますが、イスに座ってモニターを見るのは変わりない。
ただ、対戦する相手がいるゲームなので、競技思考なのは間違いありません。

調べていて分かったのは、発祥がLANパーティの中から誕生したという点です。
それで、この言葉を知らなかったのですが、要するにオンラインゲームだってこt。

初期の頃は、インターネットを経由せずに、お互いをLAN接続していたんだ。
それが、技術革新で回線速度が向上して、ネットで参加できるようになった。

まあ、今では当り前の話になってしまいましたが、これってスポーツじゃないよ。
確かに、バーチャルで戦闘してくれるモニター中の戦士は、機敏に動きます。

でも、プレイヤーは座っているだけで、これは映画マトリックスの世界ですわ。
だって、マトリックスの中で生活する人間は、実際は培養器の中にいます。

   
自分がどのような状況にあるのかは知らず、バーチャルな世界で生きています。
それが、20世紀の世界そっくりに作られた社会なんだけど、マトリックスなのだ。

首の後ろにプラグが付いていて、これがオンラインでマトリックスへつながります。
これって、eスポーツプレイヤーは、首にプラグこそ無いけれど似たようなものだ。

違うのはコントローラーを使うことで、自分の動きは画面のプレーヤーなのです。
こうして、仮託されたイメージの人格が出てくるモニターでは、綺麗なのが最高。

それで、最近のインド出張中、液晶ディスプレイで問題が起きてしまいました。
この工場では、大型モノクロ液晶で係数を表示させる装置を生産しています。

ただ、カウントアップ中のセグメント表示が、部分的に応答できなくなりました。
本当は、計量結果が最も重要で、途中のカウント表示は計測の確認に過ぎません。

従って、カウント結果は、見映えで全く問題なくとも、現地従業員が騒ぎました。
反応速度が遅くて暗くなってしまうんですが、途中の表示は見せ掛けなんだよね。

大事な顧客もいるためか、もしクレームになったら、全交換になると主張します。
だから、最初から完璧に表示できる液晶でなければ駄目だって、無理なんだ。

まあ、これをうまく説明できずに苦労しましたが、渋々、承知してもらいました。
ただ、ネットでは有用な記事もあったり、テストプログラムまで紹介されています。

これらを読んで先に知っていたら、ダウンロードできていれば、よかったのかなあ。
後悔、先にたたずとはよく言ったもので、日々、ネットで情報漁りは大事かもね。
    
 液晶の応答速度と残像の関係
     
 Online MonitorTest
     
というわけで、eスポーツでは、高額な賞金のかけられた世界的な規模の大会も開かれるようになり、年収1億円を超えるプロゲーマーも出現しているようですが、その背後では、技術革新で画像の応答速度が向上した液晶モニターが市場に出たからこそ、彼らも楽しめるわけでして、この手のレジャーを楽しめる道具、ツールには並々なら技術の進歩が背景にあることをお忘れなくと、思ったのでありました。



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2018年2月11日日曜日

演歌歌手”チャダ”は、シク教徒だからターバン被って、コブシを効かせていたんだな - シク教徒(パンジャブ州・インド)

歌を聴きたい人は、ここをクリック

工場を去る時、"I will be back"と、皆に臆面も無く言ってしまいました。
これは、ターミネーターの主人公役、シュワルツネッガーの有名な台詞。

”戻ってくるぜ”と言うわけですが、実際、もう一度、インドに出張します。
だから、間違いではなく、日本に帰国する期間は、十日間ちょっとだけ。

だから、インドにどっぷりはまった月間としては、新しい発見もありました。
それは、雇ってもらった専用車のドライバーが、シク教徒のおじさんです。

元来、シーク教徒は教養の高い人が多いので、英語は流暢なんだ。
警察官、教師、軍人などに奉職したり、エンジニアーなども多いのです。

なので、タクシードライバーもいますが、これまではシクの人に当りません。
今回、このおじさんが来てくれたおかげで、運転中、会話を楽しみました。

シク教といえば、ターバンを巻いていますが、このおじさんに聞いてみます。
”中の髪の毛は、どうなっているの”、答えは切らないで巻いているそうです。

プロレスラー、タイガージェットシンもシク教徒

確かに、街中で、髪の毛を頭の上にちょこんと円くしている人を見かけます。
特に若い人に多かったので、これがシク教徒の人だろうと想像が付きます。

いやはや、こまめに髪の毛を洗わないと、かゆくてしようがないんじゃないの。
不潔にはできないと思いつつ、調べてみると、ターバンに特例がありました。

それは、イギリスでバイクに乗るとき、ヘルメットをしなくて構わないそうです。
インド陸軍でも、正式ターバンが軍装で採用されているそうで、驚いた。

まあ、英国統治時代のインドから、シク教徒が社会的に活躍しています。
このため、海外に渡航した人材も多くて、ターバンの印象が広まりました。

まあ、インド人ならターバンみたいに、年配の日本人は必ず錯覚します。
なぜなら、懐かしい明治キンケイカレーの包装デザインがターバンの人。

お玉でカレーをすくって、ニコッと笑っていて、しかもキャッチフレーズがすごい。
”インド人もびっくり”って、同一視しているほどで、ターバンの威力は大きい。

37年前の写真が残っていた

それで、自分もシク教徒の総本山である黄金寺院を訪ねたことがあります。
もう、三十五年も前のことで、学生時代、バックパッカーでインドの放浪旅。

ガンジス川の聖地、バラナシから夜行の寝台車に乗って、向かったんだな。
早朝、デリーに到着してから急行列車に乗り換え、着いたのが夕方です。

長い鉄道旅でしたが、翌日に拝観したんだけど、頭にハンカチを載せます。
ターバン代用さえすれば、入れてもらえるんだけど、それ以外は自由なの。

イスラム教のモスクでは女性は入れませんが、ここはお構い無しなんだな。
中で、参拝していた日本人の女性に出合って驚いたけど、勇気あるなあ。

というわけで、そんな昔を、つい思い出してしまった出張旅行になりました。
それ以外では、特に代わり映えのしない滞在経験でしたが、一つ、印象が深まったのは、ナビムンバイ地区で道路清掃人の数が増えて、街中が綺麗になったことと、ジーンズなど洋装の若い女性が増えていたので、洋風化の波が着実に押し寄せているのをいたく感じたことで、ここインドでも欧米文化をキャッチアップしているのは間違いないのだなと、思ったのでした。



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2018年2月8日木曜日

デリーベリー、バリベリー、モンテスマの復讐とは何ぞや - 海外旅行の下痢症状(インド、バリ島、メキシコ)

ROKO(ロコ)、下痢止めの薬

この間の日曜、何を食べたか分かりませんが、激しい下痢を催してしまいました。
お腹が痛むと言う分けではありませんが、ちょっと動くと漏れ出しそうになりました。

このため、外出を避けてホテルの部屋に閉じこもり、一日ユーチューブを見る始末。
出そうだなと思えば、さっとトイレに駆け込みますが、しゃがめば一発速攻なんだ。

まあ、尾篭な話ではありますが、この症状に掛かった人で無ければ分かりますまい。
それで、インドを旅行して下痢に掛かると、Delhi Belly(デリーベリー)と言うのです。

英語的に見ても語呂も良いし、きっと首都デリーのお腹と、意味を当てたのかな。
一方、似たような症状は各地でも発生しまして、これがバリ島ならバリベリーです。

こっちも語呂合わせの印象が強いのですが、中南米の旅行は、少し恐そうなの。
だって、Montezuma's revenge(モンテスマの復讐)と読んで、報復行為みたい。

何れにせよ、衛生状態が悪そうな地域で起こる下痢ゆえ、旅の洗礼でしょう。
なので、仕事で出張している人間にとって、現地での体調管理は欠かせません。

ですが、下痢だけは注意していても、突然に発症するので防ぎようがありません。
起こってしまえば甘んじて受け入れて、症状が回復するまでは我慢々々なのか。

それでも、夕方には症状も治まってきて、用心に薬を買いに行くことにしました。
ホテルの近くに薬局があり、夜遅くまで営業しているのがありがたい気もします。

しかも、インドには処方箋無しでも帰る薬がたくさんあって、しかも日本より廉価。
値段も気にならず、用心程度に買って、使わなかったとしても損になりませんわ。

まあ、Diarrhea(下痢)とメモ書きして、それを見てMedicine(薬)と言うだけです。
後は、店員さんが即座に取り出してくれたのが、冒頭にあるROKOなる薬でした。

そして、幾らなのと聞けば、十錠で18ルピー(約40円)と言われて激安に驚き。
本当かと思ってしまいましたが、実は、インドはジェネリック医薬品大国なのです。

成分は、塩酸ロペラミドとあります
この薬、日本で売られている”ピタリット”や”ピシャット”に含まれる成分が同じです。
塩酸ロペラミドの成分ですが、このロコでは、一錠当りで倍以上も含まれています。

それだけ効き目が強いのですが、海外の薬は、概ね成分が多く入っているのが普通。
なので、一錠だけ飲めば効きそうな気もしますが、以前、効き目が出ずに困りました。

二錠飲んでやっと治まりましたけど、帰国する際に症状が出て、本当に難儀しました。
というわけで、バンコクの国際空港で買えるのは、同じ成分のイモジウムと言う薬です。

今までは、格安航空券で出張することを余儀なくされて、タイ航空の乗り換えで出張することも多かったのですが、そこで薬を買い揃えたりする重宝さもありまして、このイモジウムの買い置きは未だ残っていて、これを使い切ったらどうしようかと思っていたところ、こちらのインドではROKO(ロコ)なる薬の存在が分かりましたので、これからは心置きなく、ANAの楽な成田~ムンバイ直行便でためらうことなく、出張できると思うのでありました。



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2018年2月4日日曜日

出張中にホテルを二回も変えなきゃいけないのは、イベントシーズンのせいもあるからだよ - FourPointsHotel/RoyalTulipHotel(Navi Mumbai・India)

ホテルの部屋から隣のショッピングモールを見渡す

今日、宿泊中のホテルをチェックアウトし、ロイヤルチューリップに移ります。
通しで予約が出来なかったのも、日曜日には色々とイベントがあるからだな。

結婚式やら企業の研修会やら、雨も降らないし過ごしやすい気候だからね。
気候的にムンバイは乾季の最中で、五月上旬まで一切雨が降りません。

湿度も極端に低く、喉が渇きやすくなるほどにドライで、日中は三十度まで。
逆に、雨季になれば湿度は80%で、気温も35度くらいになるので地獄だ。

まして、空調を完備していない工場のラインに出れば、すぐに汗ばみますな。
そんな両極端の気候なので、何かしら行事を催すとしたら、今しかないのよ。

だから、乾季は結婚式も盛んで、昨日はロビーに出席者が集まっていました。
その正装ですが、豪奢な金襴緞子の服装に、派手な貴金属品でまといます。

しかも、ムンバイはインド経済の中心地で、地方出身者も多く働いております。
なので、故郷から式に参加する人も多いので、宿泊の予約が満杯なのです。

それに、この手のイベントは前から決まっていて、部屋が押さえられています。
結果、突然の出張者は追い出され、近くのホテルの空いた部屋へ移動です。

まあ、これまでも出張中にホテルを変えることを、余儀なくされて来ました。
今回は、二泊をチューリップのホテルに泊まってから、またこのホテルに復帰。

ロイヤルチューリップの近くの見る・聞く・言うサルども

だって、あちらは食事の内容が今一で、Wifiも貧弱で接続に期待できません。
近くのショッピングモールも小さいし、交通量の多い道路を渡るのは危険です。

だから、フォーポイントホテルに戻ってくると、ホッとするのもやむを得ない。
ただ、あちらはバイキングの夕食が宿泊代込みなので、便利といえば便利。

でも、メニューは概ねカレー味で胃腸にもたれそうで、あまり気乗りしません。
そんな感じですが、とにかくチェックアウトを午後二時に伸ばしてもらいました。

ゆっくりと荷物を詰めていますので、焦らずに日曜日の時間つぶしってこと。
というわけで、インドの結婚式と言えば、ブンチャカ楽隊が付き物なのでした。

朝八時過ぎから、半日くらいはホテルの前を延々と騒音みたいな音楽を奏でているわけですが、今回の結婚式は、それもなくずい分とお上品でして、出席者の中にはお手伝いさんを連れて来ている人もいて、しかもそのお手伝いさんにはちゃんと正装させていたので、どこかの地方のお金持ちなんだろうなと、思ったぐらいなのでした。


おまけ:
こんな感じの楽隊が練り歩きます




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