2018年2月11日日曜日

演歌歌手”チャダ”は、シク教徒だからターバン被って、コブシを効かせていたんだな - シク教徒(パンジャブ州・インド)

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工場を去る時、"I will be back"と、皆に臆面も無く言ってしまいました。
これは、ターミネーターの主人公役、シュワルツネッガーの有名な台詞。

”戻ってくるぜ”と言うわけですが、実際、もう一度、インドに出張します。
だから、間違いではなく、日本に帰国する期間は、十日間ちょっとだけ。

だから、インドにどっぷりはまった月間としては、新しい発見もありました。
それは、雇ってもらった専用車のドライバーが、シク教徒のおじさんです。

元来、シーク教徒は教養の高い人が多いので、英語は流暢なんだ。
警察官、教師、軍人などに奉職したり、エンジニアーなども多いのです。

なので、タクシードライバーもいますが、これまではシクの人に当りません。
今回、このおじさんが来てくれたおかげで、運転中、会話を楽しみました。

シク教といえば、ターバンを巻いていますが、このおじさんに聞いてみます。
”中の髪の毛は、どうなっているの”、答えは切らないで巻いているそうです。

プロレスラー、タイガージェットシンもシク教徒

確かに、街中で、髪の毛を頭の上にちょこんと円くしている人を見かけます。
特に若い人に多かったので、これがシク教徒の人だろうと想像が付きます。

いやはや、こまめに髪の毛を洗わないと、かゆくてしようがないんじゃないの。
不潔にはできないと思いつつ、調べてみると、ターバンに特例がありました。

それは、イギリスでバイクに乗るとき、ヘルメットをしなくて構わないそうです。
インド陸軍でも、正式ターバンが軍装で採用されているそうで、驚いた。

まあ、英国統治時代のインドから、シク教徒が社会的に活躍しています。
このため、海外に渡航した人材も多くて、ターバンの印象が広まりました。

まあ、インド人ならターバンみたいに、年配の日本人は必ず錯覚します。
なぜなら、懐かしい明治キンケイカレーの包装デザインがターバンの人。

お玉でカレーをすくって、ニコッと笑っていて、しかもキャッチフレーズがすごい。
”インド人もびっくり”って、同一視しているほどで、ターバンの威力は大きい。

37年前の写真が残っていた

それで、自分もシク教徒の総本山である黄金寺院を訪ねたことがあります。
もう、三十五年も前のことで、学生時代、バックパッカーでインドの放浪旅。

ガンジス川の聖地、バラナシから夜行の寝台車に乗って、向かったんだな。
早朝、デリーに到着してから急行列車に乗り換え、着いたのが夕方です。

長い鉄道旅でしたが、翌日に拝観したんだけど、頭にハンカチを載せます。
ターバン代用さえすれば、入れてもらえるんだけど、それ以外は自由なの。

イスラム教のモスクでは女性は入れませんが、ここはお構い無しなんだな。
中で、参拝していた日本人の女性に出合って驚いたけど、勇気あるなあ。

というわけで、そんな昔を、つい思い出してしまった出張旅行になりました。
それ以外では、特に代わり映えのしない滞在経験でしたが、一つ、印象が深まったのは、ナビムンバイ地区で道路清掃人の数が増えて、街中が綺麗になったことと、ジーンズなど洋装の若い女性が増えていたので、洋風化の波が着実に押し寄せているのをいたく感じたことで、ここインドでも欧米文化をキャッチアップしているのは間違いないのだなと、思ったのでした。



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