2025年6月29日日曜日

幼虫は葉にしがみつくこともなく、触って簡単に摘まみ上げられるし、ぷにぷにしていてかわいい ー ジャコウアゲハ(幼虫観察)

                
ジャコウアゲハの幼虫が我が家にやって来たのが、たった二週間前のことです。
さっそく栽培中の食草、ウマノスズクサの鉢に移し替えたら、食欲が旺盛です。

むしゃむしゃ食べていて、葉っぱはおろか茎まで食べつくしているような感じ。
以前、朝顔の栽培で発生したエビガラスズメの幼虫の食べっぷりと瓜二つです。

どちらの幼虫もアゲハチョウの幼虫と違って、地味な色合いでグロテスクなの。
それで、排出される糞の量が半端なくて、ベランダの床が汚れるから退治した。

その翌年以降、その蛾がベランダにやってくることも無くて、駆逐は成功です。
かわいそうな気もしますが、成虫になった蛾の姿を見ていると気色が悪いんだ。

一方、ジャコウアゲハの糞も負けず劣らず大量ですが、繁殖は中庭の共用地ね。
バルコニーの大規模修繕工事で一時的に鉢を避難させてて、地面に糞を発見だ。

小粒の毒掃丸といった格好で、食べては排出するのを繰り返している感じです。
成長のスピードを見ていると急速で、大きくなったと思ったら脱走を始めだす。

一匹一匹、蛹になるためなのか、ウマノスズクサからは姿が見られなくなった。
食草自体が有毒なアリストロキア酸を含んでいて、体内に毒をため込むらしい。

                
まるで魚の河豚と同じような感じで、このアゲハチョウの幼虫には影響しない。
この有毒成分のおかげで、ほかの昆虫にも食べられず、野鳥も捕食しないのだ。

むしろ、捕食しても吐き出してしまうと書かれてあって、記憶されているのか。
ウマノスズクサ自体が希少植物になって、繁殖地も限られて個体数は少ないな。

なのに、捕食する生物が記憶しているとは不思議な話で、これも生活の知恵だ。
こうして、元気に八匹ぐらいいた幼虫も脱走を繰り返して、最後の一匹になる。

間もなく脱走を始めると思って写真を撮りましたが、蝶の姿が待ちきれないな。
蛹から羽化するまでは十日から二週間が必要で、年に3〜4回発生するようです。

もちろん、ネットで得た情報ですが、計算すると羽化までは二か月必要だろう。
というわけで、マンション内のウマノスズクサだけで繁殖できるかは未知数だ。

現在、七株のウマノスズクサを栽培していますが、この秋、最後の繁殖で蛹になってから越冬して羽化できるかまでを観察し続けようとは思いますが、もし失敗したら、またネットオークションで幼虫をゲットするしかないのではと思うのでした。



いいねと思ったら、三つポチっとね!
にほんブログ村 スキースノボーブログへにほんブログ村 スキースノボーブログ スキーへにほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村    にほんブログ村      にほんブログ村 



0 件のコメント:

コメントを投稿