2026年7月6日月曜日

戦前、天守が国宝に指定された広島城は、安土桃山時代の歴史的建造物でしたが、原子爆弾で倒壊したのと似たような顛末か ー 瑞鳳殿(宮城県仙台市)

      
まだ若い頃ですが、杜の都、仙台はその近郊に、数年間ほど生活していました。
週末が来るたびに、仙台の町中にふらりと出かけていましたが、懐かしいのだ。

確か、政令指定都市になったかならないかの時期で、人口は八十万人ちょっと。
その後、東北新幹線も開通して、以来、街はどんどん発展し始める頃だったな。

もう既に都会でしたが、杜の都というだけに自然と調和する穏やかな街中です。
当時、地元出身の歌手、さとう宗幸さんの歌う”青葉城恋歌”もヒットしました。

戦国時代の武将、伊達政宗が仙台の開祖だけあって、落ち着きのある城下町ね。
そんな、歴史も由緒もある都市でしたが、史跡にはほとんど行きませんでした。

なので、伊達三代の霊廟、瑞鳳殿とか大崎八幡神社は未だに未知の訪問先です。
だから、今回、仙台へ出かけることになったから、訪ねることにしてみました。

先ず、瑞鳳殿ですが、カーナビに指定して運転すると市内から本当に近いんだ。
鮎が天然遡上する広瀬川に掛けられた霊屋橋を渡ってしまえば、もう到着です。

駐車場は平日なので無料でしたが、先ずは経ケ峯の霊廟を目指し登りだします。
実は、この霊廟は、戦災で焼失してしまい、復興再建された新しい建築物です。

それでも、戦前に撮影された写真・資料が残されていたので、完全復元は事実。
だから、戦前は旧国宝に指定されたほどの荘厳華麗な意匠は、そのままでした。

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当然、入場料を払いますが、これは史跡維持保全のためなら、仕方ありません。
結構な山の中なのですが、空襲で焼失するほど、激しかったのかと思いました。

それで、帰宅してから調べてみると、この空襲の規模が大規模だったようです。
爆撃機B-29が123機で、合計12,961発、911.3トンの焼夷弾を投下しまくった。

しかも、建物密集地域に集中して爆撃したので、火災が激しくなってしまった。
このため、空襲の火の手が山林を越えて広がり、この瑞鳳殿に燃え移りました。

直接に爆撃を受けたわけでもないし、万全な消火活動ができたら防げたのかな。
まあ、爆撃地点からは、広瀬川を挟んで西側にあるため、不運と言えば不運だ。

というわけで、鬼畜米英の爆撃による空襲で焼失した国宝は、意外に多いのだ。
例えば、東京は芝に位置する増上寺は、東京大空襲で国宝指定の徳川将軍家霊廟が焼け落ち、名古屋城などは、国宝第1号に指定された格式高い大天守・小天守に、国宝の華麗な本丸御殿も焼失したのですから、人でないしのヤンキー野郎どもと思わざるを得ないのでありました。



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