2025年8月14日木曜日

修繕工事も終わったから、移設してあった植物鉢も元の場所に復帰してもらい、これから毎日の水やりが始まる ー 新装バルコニー(ガーデニング)

       
マンションの大規模修繕工事も、お盆休みはさすがに取るので九日間連続です。
その間は派遣のガードマンさんが来て、仮設足場の見回りをしている最中だな。

作業員さんもたっぷり休暇が取れると思っていましたが、生憎の天候不順なの。
梅雨のぶり返しのような長雨続きで、楽しむにはほど遠くなってしまいました。

それで、これまでは天候も逆に順調で、工事は思った以上に進捗していました。
そのせいか、バルコニーから退避させていた植物鉢を、元に戻せとのお達しだ。

現状、中庭に仮設された鉢置き棚にあるのですが、原状は復帰させねばならん。
なので、時間が経つにつれて、あまり戻す気の無くなった植物は中庭に追放だ。

というより、中庭の花壇の植栽があまりに行き当たりばったりで貧相すぎます。
チューリップを植えたら、咲いた後のお礼肥もやらずに、放りっぱなしのまま。

二年目には、あまりに貧弱な花しか咲かなくて、これではいかんなーと思った。
だから、花壇の周辺に花の少ない時期に咲いて賑わいを見せる植物を移植した。

オキザリスとハナニラが特にそうで、他はニオイスミレも移しておきましたな。
球根植物や宿根草なら地上部が枯れても、季節が来ればまた芽を吹いてくれる。

一方、バルコニーに戻した鉢も多いの中で、最後に残ったのはウマノスズクサ。
つる性植物ですからネットを張って伸びるままにさせましたが、伐採が必要だ。

なので、伸びた茎をかなり切り取っても、光合成のため枝葉は少し残しました。
残した茎と葉は、そのまま花壇の緑肥になるように切り刻んで用土に戻します。

          
そんな時、ウマノスズクサの葉の裏側で、ジャコウアゲハの蛹の抜け殻を発見。
羽化していったのだと感動しましたが、これも幼虫の購入で繁殖を試みた結果。

ただ、産卵に舞い戻ってはくれなかったので来年も幼虫を購入してみましょう。
というわけで、バルコニーに戻ってきた鉢に、手始めとして水やりをしました。

こういった中で、勝手に花壇へ低木を移植していった人もいたりしたのですが、大規模修繕工事の最中は、マンションの清掃員の方も花壇に水やりをするようなこともないので、結果的には立ち枯れて閉まっていて、かわいそうな気がして自分の判断で引き抜いて始末した、自分なのでした。



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2025年8月12日火曜日

グーグルだって広告収入があるから、YouTubeも無料で視聴できますが、余計な広告はブロックしたい ー Google Chrome (パソコン)

     
ブラウザのグーグルクロームに、広告をブロックするアプリを導入しています。
名前がAdBlockですが、確かインストールしたのは、十五年も前のことだろう。

以来、ポップアップする広告とかブロックしてくれて、便利に思ってきました。
ですが、最近になってブロックのせいなのか、全サイトが重くなり始めました。

最初は、YouTubeを見ていて、AdBlockが機能すると、重くなると思いました。
ところが、別のサイトをクリックしてもAdBlockで重すぎでどうしようもない。

AdBlockを止めれば重いという症状は改善しますが、そうすれば広告祭りです。
エロ広告なんかも出現して、本来見たいと思う画面を煩わせるので、地獄だよ。

こうなると、鈍重クロームを辞めて、EdgeやFire Foxのラウザに移行すべきか。
ならば、このAdBlockを停止するのが無難なのだろうか、いやエロ広告は嫌だ。
      
そう思って、ネットで原因をググって検索すると、とりあえずの解決策を発見。
つまり、ブラウザをEdgeに移行して、AdBlockを導入するのがベストらしい。

ただ、グーグルアカウント(YouTubeも同じ)でログインしないのが前提条件だ。
次に、YouTubeの番組を右クリックでURLをコピペして、Edgeを開いておく。

このブラウザのアドレスバーにURLを貼り付け、エンターキーを押して視聴だ。
つまり、アカウントログインしないブラウザで視聴すれば、サクサク干渉なの。

まあ、ChromeはGoogleブラウザなので、YouTubeを見なくても監視される。
激重にされている気がして、AdBlockを外して別のアプリに移行しようかなあ。

代替アプリとして”uBlock Origin"がありますが、現在、移行できないらしいよ。
つまり、グーグル側が”Manifest V3”という新しい拡張機能を導入したからです。

というわけで、このアプリは、古いバージョンのV2までにしか対応していない。
やはり、グーグルも広告収入は重要と考えていて、あの手この手で広告ブロックアプリを外そうと画策しており、それがこの新しいポリシーらしいのですが、それでも悪意のある広告によるフィッシングサイトは防いでおきたいので、柔軟に対応を考えているブラウザの”FireFox”に移行しようかと、考え始めた自分なのでした。

後日談:アドレスバーのURLをクリックし、エンターキーを押すと少し改善。



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2025年8月10日日曜日

あれだけストーキングしていたのなら、どこかでバレていたはずだと思うのは俺だけだろうか ー むらさきのスカートの女(今村奈津子・第161回芥川賞)

         
作品は、芥川賞を受賞しているので、”純文学”とする人もいるかもしれません。
ただ、自分がこのジャンルに分類すべきなのか、面白くとも疑問が残りました。

徹底して一人称で語られる語り手は、普通、余計に自分を説明したりしません。
ですが、彼女の暮らし向きや、独身で決して豊かではない生活が垣間見えます。

これは、対象の”むらさきのスカートの女”より少ないのですが、似た者らしい。
むしろ、観察を通して、この女性を浮き彫りだたせるためには、よい伏線かな。

巧手なストーリーテラーだし、アッとどろかせる大団円なんだが、後味が悪い。
結局、むらさきスカートが正真正銘のストーカーだったのですが、無理筋です。

自分の仕事上の役得を有利にしたいのか、上司と恋仲になって弱みに付け込む。
妻子ある上司を強請っていたのも判明するのですが、それが露見する顛末だな。

痴話喧嘩がもとで転落した上司は、ストーキングの”わたし”は一計を案じます。
怪我程度を死傷と偽って、むらさき女を逃亡ほう助させるのですが、急な展開。

ここで、小説の主人公が同じ職場のチーフと判明して、むらさき女は唖然だな。
咄嗟にチーフは逃亡手口まで教唆しますが、そんなに手筈が整うものだろうか。

ストーカーの観察手腕の凄さの割には、話の展開がやや性急にしか見えない。
全体的に筋立ては面白いのですが、これが芸術性に重きを置く文学作品なのか。

                
だから、芥川賞よりも直木賞の方が適当だと思えてきますが、どうなのだろう。
ただ、小説の生まれた背景は、作家の同年代の日本経済が色濃く反映するのだ。

作家は、就職氷河期世代であり、大学卒業後はアルバイト暮らしだったらしい。
その中で、もっとも長く続けた職場が、この小説の主な舞台となったようです。

となると、就職氷河期の女性たちは、社会から見捨てられたような境遇なのか。
結局、同類項の女性たちのうら哀しさでは、余暇はストーカーぐらいが関の山。

他方、話は面白くとも、日本経済を再生できなかった政府の無策に憤るだけだ。
もし、もう少し就職の状況が改善されたら、こんな小説は生まれなかったはず。

というわけで、お隣のコミュニティセンターにある図書室は、実に重宝します。
マンションの大規模修繕工事で、エアコンも満足に運転できない夏ですから、図書室へ出かけて涼みを求めるのですが、そんな時に芥川賞の受賞作家の本棚は、実に重宝な退屈しのぎだと思ったのでした。



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2025年8月8日金曜日

隠居生活も、一日一日と日々は過ぎて行く中で、植物たちのちょっとした変化に目を止めるのも、また楽しからずや ー 檜扇・金柑(植物観察)

     
三年目を迎えたヒオウギだが、昨年以上に、花の数も増えて咲いてくれている。
今年はバルコニー修繕工事で、鉢を日当たりのよい仮設場所へ移動してあった。

日光もより降り注いでくれたのか、大きく伸びた葉も、名の通り檜扇に見える。
この檜扇(ひおうぎ)は、扇子と似ているが、どちらも扇ぐことで風を起こす。

薄い檜の板を重ねて作られた固定式の扇で、儀式や書付に用いられたとあった。
だとすれば、扇いで涼を求めるための風を起こすのが、第一義ではないようだ。

むしろ、平安貴族が、儀式や式典の際の順序を書き記すメモ帳だったともいう。
一方、高貴な十二単をまとった女性が、この扇で顔を隠すのは、知られている。

当時の女性は、夫や親兄弟以外の男性には、顔を見せる習慣がなかったからだ。
このため、他人の視線を避けて咄嗟に顔を隠す上で、重宝して使ったのだろう。

     
それ以外にも、宮中の行事や日常のやり取りで、物を受け渡す道具だったのだ。
仰々しい作法だと思ってしまうが、これも神秘的な力を持つと信じられたから。

無病息災や豊穣を招くお守りで大切にされたせいか、古い檜扇も残されている。
そして、この植物の命名もこの葉の形状からだろうが、正に自然の檜扇だろう。

ところで、この暑い夏の最中に散策すれば、金柑の小さな白い花が咲いていた。
小粒の白い花ゆえに地味で目立たないのだが、この花から美味な実がなるのだ。

実は、そのままで食べられるとは思っていなかったが、近所の人から教わった。
ただ、農家で栽培される金柑は、庭木の扱いより昔は飢饉の備えだったという。

不作の年になれば、植えた果樹の実を貴重な食糧にして、糊口を凌いだらしい。
それが、今や住宅地に変貌した環境では、金柑は庭木になり鑑賞されているな。

      
そこかしこに冬になれば実をつけるのだが、取っても怒られることは先ずない。
実をつけた果樹の姿に家主は満足するだけで、昔日の貴重さなど知らぬはずだ。

というわけで、酷暑の続く中、路傍に咲く花々を見て一服の涼に癒される日々。
グリーンカートンとして植えられたゴーヤも実をつけだして、今年はバルコニーの修繕工事で栽培できなかったのだが、それができれば大豊作だったのに悔やんでいる自分がいる。



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