2026年10月14日水曜日

別荘生活の延長線上みたいなものだから、睡魔には負けずに、ここ釧路でも読書にいそしむのだ ー 釧路市図書館(北海道道東)

        
かの地では、二週間以上の滞在者であれば、公設図書館で本を借りられる。人生の半分以上を内地で暮らすようになった道産子としては、地元がもっと知りたくて、その手の本を借りてしまうのであった。

          
札幌在住の小説家、小桧山博は、道北の滝上町の出身だ。現在は、鹿追の神田日勝記念美術館館長ということだ。エッセーなので気軽に読める。実家は、とにかくの貧農だったらしい。今の農家を見ると、四代五代と続けば、蓄財もできるということなのだろう。中学時代の同級生は、フェースブックを通じて、父の友人で偲ぶ会の実行委員長もやっていただいたとのことだ。
全集も亡き父の書斎にあったけど、家ごと売っちゃってもう何もありません、とは少し残念に思う。彼の言葉によると、村長の息子からいじめられ、貧農から新聞記者になり、小説家に至った波瀾万丈な人生ということである。

           
日本のフランス料理の第一人者、三国清三氏、増毛町出身の出身だ。37年続いた「オテル・ドゥ・ミクニ」を閉じ、ぼくは70歳で新たな夢を実現すると述べた本を、図書館で借りて読破した。やはり、あそこまで料理人の境地に達するには、人の及ばない努力があったのだろうと思わざるを得ない。

              
内地に戻る前までに、この小説を読み終えた。主人公は、ギリシャ正教のイコン画家、山下りんだ。そのイコンを有する中標津町上武佐にある正ハリストス教会を拝観したこともある。まあ、二週間以上の滞在者には、図書の貸し出しができる釧路市図書館には、感謝したい。しかし、明治政府が殖産興業を掲げて、工部美術学校を開学し、女子の画工を育成するため、生徒を募集したのは驚きでしかない。



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2026年10月12日月曜日

環境省は、野付半島と風蓮湖、根室半島周辺を国定公園の新規指定候補地として選定ずみだよ ー 根室観光巡り(北海道道東)

              
根室の道の駅は、風連湖に面しているのだが、もちろん国道44号線がそばを走っているからだ。水深1.5メーターでも面積は広く、ニシンが湖内を回遊しているらしい。館内で、北方領土返還の署名をしていたので、家内共々、署名をする。奇しくも、プー助が北方領土を電撃訪問した直後で、このことを言ったら、担当員が苦笑していた。

           
根室のご当地回転寿司、花まるで、地元ネタを堪能した。テレビ東京”カンブリア宮殿”が十年近く前に取材していて、地場では食べられるのだが、すしネタとしては珍しい魚種を出してヒットした経緯の話が鮮明だった。確かに、ニシンの切込みとメフンの軍艦は、ここでしか食べられないだろう。地元ネタが減った印象とかいう人もいるが、ネタのよくわからない中国人には、月並みに赤身マグロで注文して貰えればよいのである。

                
根室の明治公園にある、サイロは明治時代に建てられたもので、国登録有形文化財なのだ、一見の価値はあると思う。駐車場を挟んで向かい側には、古ぼけた洋館が建っていて、煙突の突端が壊れてもいて、誰か住んでいるのか、空き家なのか気になってしまった。帰宅してから、グーグルのAIで検索したら、AIは特徴から特定したので驚いてしまった。

         
根室は花咲灯台の天然記念物、車石を見てきた。兵庫県豊岡の柱状節理、玄武洞と似てはいるが、車輪のように節理が出来上がっている点が面白い。海食崖を洗う海は激しく荒れている。沖合に望めるのは、ユルリ島だ。ここは、我が国の島で、北方領土ではない。露助に詐取されなかったのである。


花咲灯台の写真を忘れていた。沖合に望めるのは、ユルリ島だ。ここは、我が国の島で、北方領土ではない。露助に詐取されなかったのである。戦後、昆布漁の干場を求めて、人々が馬を連れてユルリ島に渡ったが、二十年余りで島民は島を離れた。ユルリ島は再び無人島となって、馬だけが取り残されたのだが、岡田敦という写真家が、その馬を被写体にとらえて写真集を出している。

            
根室の花咲灯台で見かけた、ツリガネニンジンが美しい。自分も、自宅のバルコニーで栽培しているが、花の色がかなり薄くて、見映えが悪い。こんな青色になってもらいたいものだ。

          
今日は、回転寿司で塩分をとりすぎたので、夕飯は甘い菓子が代わりになった。腎機能の衰えた老いたる吾人は、甘いもの好きになってしまう。そういえば、根室の菓子鋪、はやかわは、”ひょうたんぱん”(右下隅)を売っていて、昔は一路庵といっていたのだが、創業家の氏名に切り替えたようだ。



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2026年10月10日土曜日

根釧エリアは、日本の生乳生産の大きな割合を担う”日本最大の酪農拠点”なのである ー 牧場案内看板(北海道道東)

                                   
高速道が釧路から東進して、上尾幌付近まで伸びてきた。ここから、根室へ行くには国道44号線を走ってよいのだが、内陸の酪農地帯へドライブしながら、あまり遠回りもせずにたどり着くこともできる。それで、道々で見かけた牧場の門柱が面白いので、写真でコクレクションしてみた。

                   
牧場の門柱コレクション、その1。ワンピースモウ君が面白い。それで、コピーライトはどうなっているのかなと、少し心配になってしまった。このJA釧路太田地区の牧場案内看板は、みな同じデザインなんだが、近隣の看板業者が請け負って制作しているのだろう。他の地区のJAでは、全く違う看板なので独自性を打ち出しているようだ。

                     
牧場の門柱コレクション、その2。ウシ君がグッドの親指を突き出していた。キャッチが、”元気な牛乳!!”で、健康になるために飲みたくなってしまうのである。そして、この牧場のウシ君は、働き者なのだろう。紋付き袴のようで、居住まいを正しくして歓迎してくれるのかな。


 牧場の門柱コレクション、その3。ここは、JA道東あさひ地区なので、案内看板のデザインが異なっている。愉快なイラストで、ウシ君姉妹が挨拶をしてくれているのが、かわいい。(最初、兄弟と書いてしまったのだが、乳牛はメスだけなのだ。オスは、種牛にならない限り、厳しいサバイバルが待っている。)     

冒頭の写真の通り、牛の放牧風景は、ミルクランド北海道のイメージそのものである。ドライブしていて、やっと撮影ができた。道路は、放牧地帯の牧草地を抜けて走るのだが、意外と乳牛が放牧されておらず、やっと出会ったのである。


           



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2026年10月8日木曜日

研修生の母国、ベトナムにあるホンゲイ炭鉱は、最高品質の無煙炭で、日露戦争のバルチック艦隊が燃料の石炭補給で寄港していた ー 太平洋炭礦展示館(北海道道東)

                                     
今日のドライブで最初の訪問は、太平洋炭鉱の展示館だった。すでに閉山した炭鉱なのだが、先進的な採炭技術を維持するために、諸外国の研修生を受け入れて、採炭しているとのこと。海底下の炭鉱地層は、単層が緩やかな傾斜で掘りやすく、資源は枯渇していない。残念だが、輸入したほうが安いからなのだ。受付で外国人研修生の受け入れを聞いたら、中国、ベトナム、インドネシアからだそうで、ベトナムの人が研修中だった。

                                        
太平洋炭鉱の展示館で、入り口の脇にハイマツが植えられていた。庭木として移植したのだろうが、高山地帯で見かける樹木が、涼しい釧路では平地でも自生できてしまうのに驚く。いかに、かの地が冷涼なのか、分かってしまった。ちなみに、日本におけるハイマツの分布の南限は、南アルプス(赤石山脈)南部にある光岳(てかりだけ)周辺(静岡県・長野県境)なのだそうだ。

                                         
太平洋炭鉱の展示館には、模擬坑道がしつらえていて、実際に中に入って設備をみているかのように、錯覚を覚えてしまう。見学する価値は、本当にあると思う。因みに、現在、採掘している石炭は、釧路市から太平洋の沖合に向かって傾斜して賦存する海底下の新生代古第三紀の炭層で、発熱量が約6,100kcal/kg、硫黄分が0.2〜0.3%と少ない、低公害炭として電力を中心に幅広く利用されている。




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