2025年12月20日土曜日

フォトスポットだと思われる ハートライト の中に入ってカップルがフォトを撮っていたのでござる ー 月の石もみじ公園(埼玉県長瀞町)

                        
ここは、ライン下りで有名な荒川の川岸にあって、紅葉の名所で知られます。
ただ名前が月の石とあるので、自分的にはアポロの月の石かと思ってしまう。

隣接する県立自然の博物館もあって、関連展示があると勘違いしていました。
ところが、命名の由来は別で、俳人、高浜虚子の詠んだ句にちなんでいます。

「ここに我句を留むべき月の石」と書かれた句碑が置かれているからだとか。
そんなシンプルに由来する公園ですが、紅葉の見頃の十一月は混雑するんだ。

約五十本のオオモミジなどがライトアップされ、夜の紅葉狩りがとても有名。
インスタ映えするから、スマホやデジカメを持って歩き回る鑑賞者が一杯だ。

当然、紅葉狩りの頃は、入場料や駐車料金を取られてしまって、仕方がない。
そんな時期に出かけた分けで、ライトアップよりちと早い夕方の四時前です。

それでも、駐車場は車も混雑していて、公園にはお客さんも多く見かけます。
ただ、夕日が傾いてきた程度で、ライトアップまでは待たないといけません。

少し早めに到着してしまったかなあと思いつつ、入場料が百円で済みました。
受付の方が、このまま五時以降のライトアップも、鑑賞して下さいと説明だ。

五時以降は本来なら三百円ですが、割り引きがうれしくとも、ひたすら寒い。
夕闇が迫ると気温も急に下がりだして、厚着をして来たから耐えるのみです。

まあ、五十本くらいのモミジしかないので、歩き回るとすぐ終わってしまう。
雰囲気の変わるライトトアップまで待つしかなく、ベンチに座り込みました。

                               
イヤー寒いなーと待っていると、ウトウトしてきて居眠りまでしてしまった。
それで、上さんからライトアップだと言われて、のっそり立ち上がりました。

後は、ライトアップされたモミジをスマホで撮影しようとひたすらうろつく。
それが、日中のモミジ鑑賞と比較してきれいなのかは、想像にお任せします。

というわけで、ライトアップで滞在していたのは、たった三十分なのでした。
この後、お惣菜がおいしいと評判の近所のヤオコースーパーへ行って、夕食の買い物を済ませると、チェックインでホテルへ向かいましたが、ここの大浴場が冷えた体を温めるのにうってつけだったので、今日一日はまず満足したということなのでした。



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2025年12月18日木曜日

カエデの仲間なのに、モミジと違って三枚に葉が分かれたような形をしているのがユニークだ ー メグスリノキ(植物観察)

       
不思議な名前のメグスリノキの木を、三峰神社へ向かう縦走路で見かけました。
雲取山からの鞍部を歩く登山道の途中で、アップダウンは多少はある山道です。

その時に見かけたのですが、どの地点だったのか、記憶に定かではありません。
ただ、この木の幹に、片仮名で書かれた木製の名札が打ち付けられていました。

大きな木でもないし、どうしてこんな山奥の道に名札があるのかも分からない。
きっと、目の薬にする大切な樹木だから、人々へ知らせたいのかもしれないな。

こんな思い出は、今から三十年も昔の話ですが、その時以来、名前は忘れない。
帰宅してからググったのですが、古来、樹皮を煎じて洗眼薬にしていたらしい。

実は、戦国時代の武将である黒田官兵衛の祖父が、この薬で一儲けをしました。
この財を成したという逸話から、”長者の木”という別名の由来の一つになった。

目薬の木紅葉
     
他には、”千里眼の木”とも呼ばれますが、目の健康を保つための民間薬らしい。
肝臓病にも良い効果が伝えられていますが、薬理作用がはっきりしていません。

ただ、医学の進んだ現在も目に効果的な薬物は少ないので、この木は貴重です。
それで、三峰神社のお土産屋に、メグスリノキの”眼力あめ”が売られています。

この神社のお使いは山犬ですが、飴の包装には眼力のある日本狼のイラストだ。
どうも。アニメ”もののけ姫”の大きな山犬一族の長・モロを思い出してしまう。

何もかも見通す眼力にあやかろうというより、実際にメグスリノキの成分入り。
他方、秩父札所慈眼寺の”あめ薬師縁日”でも、成分入りの飴も売られているな。

というわけで、この木はカエデの仲間でも、最も紅葉の美しい部類に入ります。
日本にだけ自生する珍しい植物とのことですが、標高七百m前後の山中に多く見かけられる上に、そう数の多い樹木でもないので、見つけられたら果報者なのかもしれず、あの木札のついた木を見かけておいて良かったなと思うのでした。



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2025年12月16日火曜日

鉄道列車の進行方向が変わるのをスイッチバックと言いますが、この私鉄もそうだったのだ ー ラビュー号(西武鉄道)

     
秩父の三峰神社参拝に紅葉狩りを兼ねて一泊二日の旅行に出かけてみました。
たどり着くまでには、交通としてごく当たり前に考えるのが、西武鉄道です。

特急ラビュー号が池袋から出発しますので、これに乗らない手はありません。
他には熊谷駅から秩父鉄道経由もありますが、距離が長く時間もかかります。

なので、西武鉄道一択という感じもしますが、池袋は東部東上線も起点です。
ただ、東上線は料金が必要な特急の運行がなくて、通勤路線のイメージだな。

まあ、秩父までは所要一時間半で、新宿から箱根へ行くロマンスカーみたい。
乗ると窓がでかくて、愛称がラビューとあるのも贅沢な眺望がウリでしょう。

乗ると分かりますが、飯能へ座席が進行方向でも、そこから逆に変わります。
つまり、飯能駅は西武池袋線として開業した時に、終着駅になっていました。

ただ、JR八高線も開業されたので、東飯能駅に立ち寄る理由が出てきました。
つまり、秩父へ延長するのに、利用客の乗り換えも考慮されたのでしょうな。

こうなると、東飯能駅の立地で、飯能から逆の進行方向で運転するしかない。
ラビュー号でも同様で、飯能駅の到着前に車掌アナウンスで説明があります。

座席位置を進行方向に変えたければ、シート横のフットスイッチで操作する。
丁寧に、行き先表示の液晶画面から、その時は操作の説明画面に変わります。

      
なので、簡単にできるのですが、後ろの座席に乗客がいれば、少し厄介な話。
何もしないと、四人掛けボックス席になってしまって嫌がる人もいるだろう。

なので、後部座席のお客さんに座席位置を変えてくれとお願いするしかない。
ただ、ほとんどの座席が埋まっているのなら、お願いを繰り返すのは大変だ。

というわけで、特急列車の止まるJR北海道の遠軽駅も、進行方向が反転する。
ここは、かつて名寄本線と石北本線が接続していたY字の線路配置が残ったままで、そのために列車が進行方向を変えるために、未だにスイッチバックを行うのですが、西武鉄道もそうなのかと思ったのでした。



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2025年12月14日日曜日

お犬様は、日本武尊の道案内をしたという伝説から守り神とされ、山岳信仰における神の使いとして崇拝されている ー 三峰神社(埼玉県秩父市)

         
雲取山は、自分の登山歴から、三度、頂上に立っていて思い出の深い縦走です。
中でも、奥多摩の鴨沢から七ツ石小屋を経て、登頂を目指したコースはきつい。

かなりバテたのですが、初日は、何とか五十人平野営場でテントを張りました。
一夜明けて雲取山を目指しましたが、三峰神社までのコースが一番長いのです。

途中、白岩山、霧藻ヶ峰を抜け、高度を下げながら神社のビジターセンターだ。
そこから、三峰神社へは、ちょっと寄り道なのですが、帰り時間が足りません。

なので、参拝できないのを残念に思いつつ、バスには乗らずに直接下山したの。
バスの所要時間より、時間短縮できると踏んで、途中のバス停まで下りました。

これで、西武秩父駅からは特急で池袋へ戻り、帰宅したら夜九時を過ぎました。
かなりのハードスケジュールだったのですが、天気が良かったので思い出深い。

良い思い出になりましたが、惜しむらくは参拝ができなったので後悔しました。
だから、いつかはお参りしたいと思っていたところ、この秋、実現したのです。

        
既にリタイアして時間もあり余っていますから、紅葉の見物がてらの旅行です。
だから、見ごろの時期が来るか来るかと待ち望んでいたら、十一月末がベスト。

いやはや、秩父駅からレンタカーを走らせると時間が結構かかって驚いたのよ。
ただ、参拝に出かけたことだけのことはあるなと、厳粛な気持ちになりました。

写真の通り、神社は、狛犬ではなくて山犬が神のお使いの眷属だと分かります。
今や絶滅してしまったニホンオオカミで、眷属は神の意志を伝達する神使だな。

一方、狛犬は、神域を守るための魔除けの役割、邪気を払う単なる像なのです。
だから、狛犬にご利益は全く無くて、むしろ眷属の山犬は霊験あらかただろう。

他方、西日本の四国地方には、犬霊の憑き物という犬神が、分布しております。
この犬神を踏まえた怪談があって、自分もユーチューブから視聴していました。

特に、お笑いタレントの北野 誠さんが心霊現象で積極的に取り上げています。
というより、彼は、お笑いよりも今や心霊や怪談で有名になってしまっている。

”北野誠のおまえら行くな。~ボクらは心霊探偵団~”のビデオシリーズは有名。
しかも、この三峰神社も、ユーチューブで実際にこの眷属が話題になりました。

というわけで、この神社で石碑を見かけて、信仰組織の講が今でも盛んらしい。
代表者が神社に参拝して神札などを受け取ってくる「代参講」という形式をとることが多いようで、主に害獣、火災、盗難除けなどを祈願していましたが、振り返るに東北地方の各県は、クマ除けのため参拝するのが肝要だろうと思ったのでした。



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