雲取山は、自分の登山歴から、三度、頂上に立っていて思い出の深い縦走です。
中でも、奥多摩の鴨沢から七ツ石小屋を経て、登頂を目指したコースはきつい。
かなりバテたのですが、初日は、何とか五十人平野営場でテントを張りました。
一夜明けて雲取山を目指しましたが、三峰神社までのコースが一番長いのです。
途中、白岩山、霧藻ヶ峰を抜け、高度を下げながら神社のビジターセンターだ。
そこから、三峰神社へは、ちょっと寄り道なのですが、帰り時間が足りません。
なので、参拝できないのを残念に思いつつ、バスには乗らずに直接下山したの。
バスの所要時間より、時間短縮できると踏んで、途中のバス停まで下りました。
これで、西武秩父駅からは特急で池袋へ戻り、帰宅したら夜九時を過ぎました。
かなりのハードスケジュールだったのですが、天気が良かったので思い出深い。
良い思い出になりましたが、惜しむらくは参拝ができなったので後悔しました。
だから、いつかはお参りしたいと思っていたところ、この秋、実現したのです。
既にリタイアして時間もあり余っていますから、紅葉の見物がてらの旅行です。
だから、見ごろの時期が来るか来るかと待ち望んでいたら、十一月末がベスト。
いやはや、秩父駅からレンタカーを走らせると時間が結構かかって驚いたのよ。
ただ、参拝に出かけたことだけのことはあるなと、厳粛な気持ちになりました。
写真の通り、神社は、狛犬ではなくて山犬が神のお使いの眷属だと分かります。
今や絶滅してしまったニホンオオカミで、眷属は神の意志を伝達する神使だな。
一方、狛犬は、神域を守るための魔除けの役割、邪気を払う単なる像なのです。
だから、狛犬にご利益は全く無くて、むしろ眷属の山犬は霊験あらかただろう。
他方、西日本の四国地方には、犬霊の憑き物という犬神が、分布しております。
この犬神を踏まえた怪談があって、自分もユーチューブから視聴していました。
特に、お笑いタレントの北野 誠さんが心霊現象で積極的に取り上げています。
というより、彼は、お笑いよりも今や心霊や怪談で有名になってしまっている。
”北野誠のおまえら行くな。~ボクらは心霊探偵団~”のビデオシリーズは有名。
しかも、この三峰神社も、ユーチューブで実際にこの眷属が話題になりました。
というわけで、この神社で石碑を見かけて、信仰組織の講が今でも盛んらしい。
代表者が神社に参拝して神札などを受け取ってくる「代参講」という形式をとることが多いようで、主に害獣、火災、盗難除けなどを祈願していましたが、振り返るに東北地方の各県は、クマ除けのため参拝するのが肝要だろうと思ったのでした。





