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| 社殿が国宝 |
五年もの間、仙台近郊に住んでいたのに、この神社は参拝していませんでした。
市中にある国宝建築物と言われると、仙台は歴史のある街並みと思うものです。
ですが、安土桃山時代から本格的に発展したので、年月は四百年ぐらいで浅い。
まあ、京都や奈良ならば千年以上の別格ですが、比べるわけにもいきますまい。
ただ、歴史のない道産子の自分には、歴史のある都会と思ってしまいました。
なのに、この八幡宮様は、この宮城県で働いていた時、一度も参拝していない。
ならば、今回の仙台行で参拝することにしましたが、先に訪問先がありました。
それは、瑞鳳殿なのですが、地図を見てもわかる通り、広瀬川沿いに位置する。
だから巡りやすいのですが、車で回ると駐車場があるのかどうか、気にはなる。
特に、大崎八幡宮は駐車場を調べずに行きましたが、過去の記憶で山側へ運転。
確か、街道筋にある参道ではなくて北側の地味な場所にあったと推理しました。
これが当たって駐車場に入れたのですが、観光シーズンもない平日はガラガラ。
すんなり駐車しましたが、ここは自動車のお祓いする場所にもなっていました。
社殿を取り囲む鎮守の森も深く鬱蒼としていて、神様が宿る神聖な場所なんだ。
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神のお使いだとか |
ですが、仙台空襲で焼失した瑞鳳殿は目と鼻の先なのに、ここは被害を免れた。
森の深さでは、広瀬川対岸にある瑞鳳殿もそうなのに焼け落ちてしまいました。
ただ、空襲で焼け野原になった爆撃地点から距離があって、離れてはいました。
しかも、標高が八十メートルと小高く、緑濃い防災林が神社を守ったのだろう。
加えて、伊達政宗の造営した用水路が敷地内を流れ、防災で有利に働きました。
つまり、ちょっとした環境の有利さが、奇跡的に国宝を守ってくれたのだろう。
というわけで、本殿周辺は、神のお使いでチャボが放し飼いにされていました。
江戸時代、大崎八幡宮に奉納された”鶏の絵馬”から一羽の鶏が抜け出し、毎夜近くの橋で鳴いて、洪水の危機を人々に知らせたという伝説が残っており、それから飼われているようですが、人懐っこく荘厳な境内の中で参拝客を和ませる人気者が可愛いのでした。


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