2018年5月25日金曜日

9条、モリカケ、護憲などなど、教条主義者たちのマントラは続いていくのだ - 思想の科学(その他)


自分の通った大学は、坂道を登り詰めた谷あいのどん詰まりにありました。
だから、ハイキングみたいなもので、登校したら残るは下山だけなのです。

結果、講義が連続しないで次まで時間が空いてしまうと、やることもない。
降りてしまって街中で遊んでもいいのですが、もう一度登らねばならないの。

そんな無駄はしたくないし、後は自主休講にして講義ノートを借りたりする。
そうでなければ、喫茶部へ行き、一杯九十円のコーヒーで暇をつぶしました。

それでも、時間が余ってしまうと、後は図書館で本を読んだりしていました。
学生総数が二千人に満たない小規模な大学でも、図書館は立派です。

書籍も豊富だったし、経済系の大学なのに、不思議な蔵書もありました。
それは、平凡社の出版した東洋文庫でして、ハードカバーが緑色でした。

それで、特にお気に入りは、「耳袋」という江戸後期のという文学作品です。
江戸後期の幕臣、根岸鎮衛が、町の噂話を書留めた備忘録なんだとか。

発表する気が毛頭なかったようですが、その面白さから世間に広まりました。
だから、作品が現代へと伝わり、当時の世情を生き生きと伝えてくれます。

怪談、笑い話、艶笑譚、逸話、よく効く薬、人情話など、小ネタばっかり。
終いには、狐や狸に化かされた話も登場して、噂話の範疇みたいなものか。

まあ、江戸時代の後期だから古文でも分かりやすく、つい引き込まれます。
そんな、自分なりの図書館の活用でしたが、雑誌も豊富に閲読できました。


特に、思想関係の雑誌で未だに覚えているのは、「思想の科学」です。
なんたって、当時は、昔、紙芝居作家だった加太こうじが編集長だったの。

どうして、この人を知っていたかというと、”黄金バット”の原作者だったから。
TVアニメも欠かさずに見ていた中、黄金の骸骨って考えりゃグロだよなあ。

まあ、そんな黄金バットを書いた人が、なぜお堅い雑誌のトップだったのか。
紙芝居が廃れた後、大衆文化の研究、評論をしていたのが縁なんだって。

今は、この雑誌は休刊していますが、創刊当初の目的を見ると分かります。
それは、敗戦後間もなく、太平洋戦争がなぜ起きたのかを探ることでした。

つまり、第一に敗戦の意味をよく考え、そこから今後も教えを受け取ること。
関連して雑誌のリーダー格だった鶴見俊輔は、論文でこう問いかけました。

大衆はなぜ、太平洋戦争へと突き進んでいったのか?、ということなのです。
それで、見出したその理由の一つは、大衆が言葉によって扇動されたから。

言葉のお守り的使用法と述べていますが、意味もよくわからずに信じ込む。
そんな言葉が、軍隊、学校、集会などで訓示や挨拶に散りばめられました。

鬼畜米英、八紘一宇、国体というのを、読んだり聞いたことがあるでしょう。
このキーワードが必ず入っていたというのですが、これが洗脳のお守り言葉。

つまるところ、政府はこの言葉を巧みに使って政策を正当化し続けました。
このため、本当に戦争が必要だったのか、その実相は伝えられませんでした。

要するに、大量のキャッチフレーズが国民に繰り出され、戦争は賛美される。
熱狂的な献身と、敵国の米英に対する熱狂的憎悪とが醸し出されます。


これって、国民が骨の髄まで欺かれた異常事態だけど、今なら騙されない。
思い出してごらんなさい、野党がどれほど、モリカケと意味不明に騒ぐのか。

そして、九条やら、護憲など、なぜ憲法改正が不要なのか、よく分からない。
金科玉条、教条主義で、念仏のごとく唱えて、大衆に刷り込みを図ります。

でも、これが野党が与党を攻撃するお守り的用法だったなら、もう飽きたわ。
これほど、大衆をだませなかった”お守り言葉”ほど、無残なものはないねえ。

しかも、野党を支援するマスメディアの偏向報道は、この用法の延長線上。
要するに、彼らは古典的な大衆煽動にしがみつき、そこから解き放れない。

でもねえ、現代はインターネットによる、自由に発言するメディアの時代です。
だから、一方的にメディアが押し付け、ねつ造した見解は、評価に値しない。

どんなに与党へ攻勢を強めても、政党支持率は野党が落ち込むだけだよ。
つまり、大衆は騙されずに、自律した判断で与党を支持しているのですな。

こうなると、思想の科学が課題とした大衆扇動の抑止は、成果が出ている。
それとも、野党があまりに愚かで愚昧だから、大衆を出し抜けなかったのか。

というわけで、マスメディアも野党連中も既に無用の長物に成り果てました。
一方、雑誌「思想の科学」は、様々な「普通の人」が発言できる場所を提供する目的で、投稿の募集と生活綴方運動の推進を展開していったのですが、これを現代に置き換えてみれば、インターネットでブログを使って投稿したり、ツイートしたりする活動自体が、その目的と重なり合うのかもしれず、そう考えてみれば、自由に情報を共有し合い、自らが玉石混交の情報から真実を見出せるメディア=インターネットが確立できたからこそ、この雑誌が抱いた趣旨を果しえたのではないかと、思ったのでした。



いいねと思ったら、二つポチっとね!



2018年5月22日火曜日

礼二さんの大阪のおっさんバージョンはかくあれど、これが一番ハチャメチャで面白いと思うんだよね - 中川家(そのほか)

大阪のおっさんは、三分過ぎから捧腹絶倒

中川礼二さんて、デフォルメした形態模写では、抜群のセンスがあります。
ユーチューブでも、兄貴の剛さんと一緒にするコントで笑い転げてしまうの。

特に、この大阪の変なおっさんだけど、実際、大阪旅行でも出会いました。
歩きながら、ブツブツ、つぶやくのは当然だけど、なーんにも残ってへんって。

しまいにゃ、だれかぶっ殺したろかーとか叫んでるんだけど、さすが西成だな。
他のおっさんバージョンですと、ワンカップ酒を片手に持っていたりします。

これが、朝っぱらからで南海本線萩ノ茶屋駅周辺で見かけるんだよねー。
それも、一人二人じゃないんだから、うーん、西成はぶっ飛んでる場所だ。

中川家の漫才でも、大関のワンカップと商品名まで紹介してしまいました。
一方、西成で見たのも、モノ本のブルーラベルだったので、やっぱり大関だ。

ということは、中川家の礼二さんは、街中の人々を鋭く観察していたわけ。
実際に大阪へ旅行してみて、あの漫才ネタは本当だったんだと思いました。

それで、ホテル近辺からプラプラ歩いて、通天閣の新世界へ出向きました。
途中に、天王寺動物園があるんだけど、東京の上野動物園みたいです。

五月連休の中日だったせいか、小学生の子供たちも遠足に来ていました。
動物園のある上野公園と同じ雰囲気だけど、どうも、昔は違ったようです。

ホテルの年配の男性スタッフが言ってたけど、浮浪者が野宿していたとか。
西成区のあいりん地区に近かったから、公園内はホームレスのたまり場だ。

だから、当時は危険で、未だに動物園に行っていないと言っておりました。
そんな殺伐とした雰囲気が漂っていたのでしょうが、今はあべのハルカスだ。

それほど、あの周辺は変貌しつつあるとしても、そんなに人は変わらない。
だから、へんなおっさんが、目と鼻の先でうろついても不思議ではありません。

中川家 パートから帰ってきたオカン

というわけで、礼二さんの演じるパートのおかん役も笑わずにはいられない。
中川家の実家では、あまりに貧乏でおもちゃもろくに買ってもらえなかったので、自分で遊びを見つけるために、興味を持った人物の挙動を観察して真似をするのが遊びになってしまったと、テレビで話していましたが、それが大阪のおとん・おかんなら、やっぱり地元を訪れて旅人なりに雰囲気を味わうのが一番だと思うのでありました。

※はっきりお断りしておきますが、現在の西成区は、安全で大丈夫です。



いいねと思ったら、二つポチっとね!



2018年5月19日土曜日

東日本と西日本の食文化に隔たりを感じた道産子でもありましたが、粉もん文化は筆頭格に違いないね - たこ焼き・お好み焼き(そのほか)

   
大阪をうろついた四泊五日の旅行は、粉もん食道楽の旅でもありました。
ここと言えば、B級グルメの王道、お好み焼き、たこ焼きの食文化の地域。

当然、出発前に評価の高いお店を探しておいて、食べ歩くことにしました。
それで、場所的には、通天閣のある新世界とか、道頓堀がターゲットです。

結局、時間が足りずに、新幹線の新大阪駅でも帰りがてらに食べました。
それぞれ、大阪へ来ただけのことがある味わいでして、粉もん最高ですよ。

先ず、たこ焼きは、明石焼きの店も含めて、三軒を立ち寄ってみました。
食べた順に紹介しますが、どの店も捨てがたいが、コスパは多少違います。

あっちち本舗(道頓堀店) 8個500円
かんかん(新世界)  8個350円
たこ家 道頓堀くくる( JR新大阪駅店) 8個750円

うーん、かんかんのお値段はコスパ最高ですが、素材にチープさを感じます。
ただ、このお値段で、立ち食いでほおばる食し方なら、絶対にお勧めだな。

次のあっちっちは、並んだから焼き立てにありつけ、表面の焼き上りがグー。
中のトロトロ感との対比が絶妙なのと、具のタコがコリコリしておいしかった。

最後の明石焼き、くくるは、具のタコが一番おいしく、たこ焼きとも違う食感。
つまり、店によって味わいに違いがあるので、たこ焼きの食べ歩きも面白い。

   
これに加えて、お好み焼きに加え、すじねぎ焼きの変形バージョンもトライ。
お好み焼きは、有名な風月にしましたが、もちろん鶴橋の本店を攻めます。

冒頭の写真は、お店のお姉さんの手際が良くて、ついパチリと撮影しました。
それで、この鶴橋は焼き肉店も多いのですが、在日の多い商店街が迷路だよ。

アーケード街をうろつき回り、韓国風の海苔巻きを買って立ち食いしました。
チジミなんかも売ってましたけど、これも粉もん文化の一つなんでしょうな。

最後に、紹介するのはねぎ焼きですが、これは上さんが探し出してきました。
旅行最終日、もう一点、粉もんで勝負したかったらしく、これはおいしかった。

それで、十三が発祥の地なんだそうですが、”じゅうそう”と読むのが難しいな。
ただ思い出せば、昔、大阪キー局のTV番組から、この地名を知りましたよ。

”てなもんや三度笠”なのですが、藤田まことが”十三の姉ちゃん”と言うのだ。
”姉ちゃん、姉ちゃん、十三の姉ちゃん”って、ゲストの女性に声をかけます。


そして、突然ギャグらしく、劇中CMで”当たり前田のクラッカー”というのです。
このバラエティー番組は、一応、ドタバタでも時代劇で筋書きはあるのです。

でも、このクラッカーは、ついに北海道の店頭で見ることはありませんでした。
当時、日清食品の”出前一丁”にしても、マルちゃんばかりで見かけません。

CMで見ても買えない食品、それ程、東日本と西日本は隔たっていました。
しかも、五十代になって、前田クラッカーを業務スーパーでやっと買えました。

これも、この会社の営業基盤が関西だったこともあり、流通できたのでしょう。
というわけで、粉もんは、かの地で食べてこそ、地元の食文化が楽しめます。

例えば、広島が発祥の百均のダイソーでは、イカリソースが売られていますが、初めて目にしたとき、これが大阪の食品メーカーであるのを、わざわざネットで調べたほどでして、東日本に住む人間にとっては、まだまだ目新しいブランドがあるほどですから、粉もんにしても、ご当地で確かめないと、本場の味は賞味できないと思うのでありました。

※”ねぎ焼やまもと” は、新幹線の新大阪駅改札口内で賞味できますよ。



いいねと思ったら、二つポチっとね!



2018年5月16日水曜日

ホルモンを串に刺して焼いていたじゃりん子チエを見て、道産子は驚いたという昔話 - ホルモン焼き(そのほか)

  
漫画、じゃりん子チエが人気を博したのは、三四十年前のことです。
話し言葉が大阪の下町らしく、余りガラ(柄)もよくなさそうでした。

北海道に住んでいる自分にとっては、関西なんて夢の遠い場所です。
ただ、地方試験を開いている関西の大学が多いので受験はしました。

そして、同志社の商学部に合格しましたが、仕送りがバカにならない。
だから、親の懐具合も考えまして、地方の大学に引きこもったのでした。

それでも、この大学は私立でもないのに、親戚縁者が通っていました。
この先、北海道で金融、商業で生計を立てるのなら、手っ取り早い。

就職に困らなかった背景もありましたけど、そんな十代後半の思い出。
関西がより身近になりましたが、笑福亭鶴瓶も、その頃に知りました。

  
深夜放送のパーソナリティーとして有名だったのが、北海道にも届きます。
関西ローカルのラジオ曲でしたが、雑音の中をかいくぐって選局しました。

夜間は、上空にある電離層が中波を反射し、遠距離でも受信できます。
なので、こつこつダイヤルを回して探り当てて、よく放送を聞いていました。

当時は、若者の相談を受けて、親身に答えていたのが思い出せますな。
そんな受験の頃を懐かしく思い出しますが、そんな若き北海道の時代。

でも、関西弁なんて漫才の世界で、なんだか別世界にも見えたものです。
高校の修学旅行も飛行機ではなく、ブルートレイン・新幹線で関西だった。

はるかに距離感を感じるような遠隔地なのは、当時、間違いありません。
それで、なぜ、思い出したかと言うと、今回の大阪旅行が発端なのです。

だって、宿泊先が大阪西成区のど真ん中で、このチエちゃんの舞台なの。
ホテル、O-KINY(おおきに)って、記憶を蘇らせてくれて、ありがとう。

  
マンガは、大阪市頓馬区西萩と言っていましたが、間違いなく西成区。
西萩の地名だから、萩ノ茶屋というのは、誰しもが想像のつくことです。

それで、小学生の少女が、ホルモン焼の店を経営するという異次元さ。
しかも、父親は、ろくに仕事もせずバクチに溺れて周りの人間にたかります。

そんなだらしない父親との生活と、下町の人々との繋がりも濃密なんだ。
北海道は気候が厳しいから、こんな人に依存するような生活は送れない。

冬の寒さが厳しくて、どんな人でも、それなりに備えて暮らさねばならない。
だから、アリとキリギリスなら、道産子はこつこつアリみたく暮らすってこと。

だから、地域間のギャップもあり、正直、このマンガの面白さが分かりません。
なぜ、人気が出たのか分からず、一方、北海道に被差別部落は全くないのね。

よく、左派系の思想家が、人気の背景を探り出そうと部落を取り上げた。
でも、こじつけで判然としなかったのですが、今回の旅行で分かったような。

  
なるほど、これが西成かと思ったけど、都会に住めばどうにか暮らせるのよ。
都会に住めばなんとかなるって、田舎から出てくる人の気持ちも分かるな。

それが、朝鮮から流れて住み着いたっていうのが、鶴橋ならそれもそうだ。
でも、あの狭い商店街の中で、生活を送るのは、道産子には絶対に無理だよ。

そして、地域の不動産紹介を見たら、1Kのアパートが家賃で月四万円。
物価も、暮らし向きに併せてお安くなっていますので、心地良いのかもね。

というわけで、串に差すホルモン焼きは、北海道になかったので驚きました。
チエちゃんが、串に指して焼いている情景がありますが、北海道では網に載せて焼くのであって、一方、大阪弁では、家畜の内臓は捨てるもの=放(ほ)るもんからホルモンになったと言う語源説があるのですが、道産子弁でも捨てるのは、”ほる”というので、同じホルモン焼きが好きな地域では、言葉も似たものがあるのかと思った次第なのでした。


いいねと思ったら、二つポチっとね!