平成2年1月28日滑走 |
この日、 ゲレンデが仲良く隣り合っているのでまとめて滑走してしまいまし た。
ただ、今や鶏頂山スキー場は跡形もなく、 管理センターも廃墟同然になっています。
片や、改名したエーデルワイスのゲレンデは、 現在も営業中で繁盛していてうれしい。
元来、運営者が異なっていましたが、 回数券のリフト券だけは共通に利用できました。
一日券が各々ゲレンデでしか利用できない不便さと比べれば、 使い勝手も広がります。
それで、切符を切るハサミが鶏頂山では変わっていて、 大きく券片を切り取りました。
三四回目がそうで、 券を発行した見晴リゾートの切込みと比べて非常に対照的です。
おそらく、 後で枚数を数えて料金収入の按分計算するのだろうと強く感 じました。
エーデルワイスゲレンデマップ+鶏頂山マップ グーグルドライブはこちらから |
特に鶏頂山のリフトは三本しかなく、滑走するうちに飽きてしまうような小さい規模です。
このため、隣の芝生は青いの例えで、 エーデルワイスがうらやましくて滑りたくなります。
リフトで登って、二百メーターをスキー歩行せねばなりま せんが、これが苦行でした。
仕舞いには疲れてきて、 ストックだけで地面をついて惰性で移動する羽目に陥ります。
息も荒くなって、スキーウエアの中は汗だくになってしまい、 これがまた結構つらい。
さて、現在のスキー場名、エーデルワイスですが、ドイツ語で” 高貴な白”のことです。
この他、高山植物のウスユキソウも指していて、 日本では自生する地域も限られます。
大迫町山岳博物館資料(抜粋) グーグルドライブはこちらから |
薄く雪に覆われたような花弁(包葉)が愛らしいのですが、鶏頂山には自生しません。
それでも、県内の那須岳には自生しており、 白い雪にあやかったと言うことでしょうか。
自分は、 岩手早池峰山や南アルプス北岳の中腹で見かけましたが、地味目でし た。
カラフルな高山植物が群生で咲きそろうと、 自然の景観の中では勝ってしまうのです。
それでも、ヨーロッパアルプスの近縁種だと言われれば、 西洋好きは尊重してしまう。
まあ百聞は一見にしかずで、 一度この目でご覧になって確かめたらどうでしょうか。
鬼怒川温泉へ泊まると、 あのロープウェーに乗ってサル山を見学した人もいるはず。
鬼怒川のライン下りも楽しめ、 閑散期はスキー場が手堅く事業を後押ししてくれます。
他方、隣のゲレンデ鶏頂山は、 第三セクター方式の地元企業が長く所有して来ました。
ただ、 反対側に接するメープルヒルリゾートスキー場に参加したの まずかったようです。
これがきっかけで破産整理に入ったのですが、 民間と三セクの経営で何か違ったのか。
多分、鬼怒川温泉とスキー場の観光事業で、 相互に補うノウハウがあったと思います。
通年の安定事業に腐心したはずで、鶏頂山開発㈱では季節に偏りがあったからか。
と言うわけで、野暮な見晴高原から改名したゲレンデは、 しっかり営業中がうれしい。
雪不足にはスノーマシンで人口雪を降らせて、 安定したゲレンデ作りにも努力できます。
ただ、その分、 カリンカリンの硬いゲレンデはエッジも立たずに転びやすいですか ら、 スロープではゆっくりのんびり安全にお子さんたちと滑ってもらい 、お泊りはぜひ鬼怒川温泉でと、 PRしたくなってしまうのでした。
おまけ:
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