2017年12月17日日曜日

スキーヤーも天気図ぐらい読めなきゃ、ベストゲレンデの判断ができないよ - 全国津々浦々のスキー場

   
スキー・スノボは、雪の降らない季節はオフで、冬限定のシーズンスポーツです。
それに、ゲレンデが必要なフィールド競技でもあるので、コンデションは重要かも。

ただ、最近ではスノーマシンで季節に左右されないよう、雪を積もらせています。
スキー場の運営会社も、約束したゲレンデオープンを確実にしたいからなんだな。

前にも申しましたが、意外と地面は熱がこもっており、雪は簡単に融けてしまう。
降っては融け、降っては融けを繰り返しつつ、大地は徐々に冷やされて行きます。

こうして、雪が次第に降り積もるようになりますが、積雪が少ないと悲劇です。
スロープは茶色い地肌を荒涼とのぞかせたまま、年越になってしまいかねません。

経験では、一月中旬でも広島県のスキー場がオープンできない年がありました。
ところが、今シーズンはかの地で複数のゲレンデがオープンした欣喜雀躍のお話。

だから、クリスマスや正月休暇でシーズン初めの客の書き入れ時は逃せませんな。
うれしいことに、先月から寒波が入りまくって、全国で雪が降りまくってまいりました。

    
だから、ゲレンデ経営者が必死で雪を神頼みする、これまでのお話しが嘘みたい。
ゲレンデオープンの式典では、雪もないのに神主さんに祝詞を挙げてもらいました。

まあ、今はスノーマシン大明神の出現で、無事告知どおりにオープンが増えました。
ところが、今年は天然雪が先行して、パウダースノーでゲレンデはお化粧ずみだよ。

となれば、人口雪も加えてゲレンデは完璧になり、シーズン初めから好コンデション。
つまり、スキー狂は、クリスマスや正月にやって来る寒波を待たずに、ウキウキだな。

寒波は、ドカっと雪を降らせてくれますが、この時の天気図も非常に特徴的です。
高気圧がシベリアから降りて、ピッチの狭い等圧線がぎっしり並ぶ配置が神々しい。

それで、毎日、天気図を眺めるうち、雪の降る気圧配置に熟知してしまいました。
まあ、山登りが趣味ですから、季節の山岳気象は、ある程度把握しております。

天気図(2017/12/19)
1月並みの気圧配置

昔は、いったん山に入ってしまえば、天気予報の情報はせいぜいラジオでした。
もし、天気図を見たいのなら、ラジオの気象通報を聞いて天気図を作るのです。

思い出せば、幕営場では、懸命に山岳部の生徒達が天気図を書いています。
結構、各地の気圧、風向が次々と読み上げられて、記録に苦労していましたよ。

自分は、そこまではしませんでしたが、登る前にTVで天気図は常に確認しました。
悪天候に見舞われて遭難でもしたら恥ずかしいですから、注意はしていたのです。

今なら雲上に上がっても、スマホからネット経由で天気予報がチェックできます。
しかも、気圧計、温度計、GPS、高度計の備えた腕時計も、今は普通ですよ。

ドイツ製BARIGO
登山用LPコンロで有名なイワタニからも発売されていますが、優れモノでしょう。
というわけで、スキーオタクならゲレンデのコンデショんはベストで滑りたいものです。

気象予報士になれとは言いませんが、気象の知識をある程度知っていれば、天気図の動きを見て、週末にかけて雪が降るから最高のコンデションで滑られるとか、道路交通の雪道による渋滞予測も、判断できるようになるので、天気図ぐらいは少しぐらい読めるようになったほうがいいよと、皆さんにアドバイスしてみたくなるのでした。



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