近藤康用って、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、濃いピカイチキャラです。
あの髪型といい、付け胸毛といい、主役を食ってしまいかねない役柄なんだな。
演じる橋本じゅんさんも強い個性派なのは分かりますが、エッジが利きすぎです。
あの荒くれ武者役のメークにしても、二時間も掛けて収録に臨むんだそうですよ。
まあ、ドラマでは、柴咲コウが演じる直虎と激しく対峙して、主役に負けていない。
だから、ドラマの筋書きより、アクの強い康用ばかりが脳裏に焼きついてしまうのよ。
そんな井伊家の被官だった近藤一族ですが、その後も、井伊谷を治め続けます。
一方、家康に仕えた井伊直正ですが、故郷の浜名湖北岸を出てしまいました。
だから、井伊家の歴史的なゆかりは、かの地では希薄で近藤家の方が色濃い。
特に、仏教を手厚く保護しており、初山宝林寺の建立に色々と寄進しています。
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このお寺、拝観しましたが、なかなか立派で、国指定重要文化財に納得ですわ。
わざわざ、中国の明王朝から僧を招いてまで、建築した中国式の伽藍も珍しい。
ところで、この寺の宗派は黄檗宗で、大本山は京都の宇治にある萬福寺です。
禅師は、中国明朝時代の臨済宗を代表する僧、隠元隆琦(いんげんりゅうき)。
和尚様の名前からして隠元豆を創造させますが、日本に持ち込んだ張本人です。
西瓜・蓮根・孟宗竹(タケノコ)・木魚なども、禅師により日本にもたらされました。
一方、宝林寺を開いた独湛性瑩(どくたんしょうけい禅師も、明の国からの来日。
旗本、金指近藤家の招きでしたが、ドラマではむさくるしいイメージの武士です。
ところがどっこい、仏様の教えに深く帰依していたお武家さんなので、混乱しますよ。
ドラマでは粗野な出で立ちなのですが、女領主、直虎と対比をしたいがためかな。
そうでもしないと、主人公が際立たない気もしますが、柴崎コウさん、もう少しです。
最近は、家康の懐刀みたいに、時折、アドバイスをする役回りにもなって来ました
出世大名家康君と出世法師直虎ちゃん ちなみにうなぎの杖を持っている |
まあ、結局は、家康が耐えに耐えて天下取りに始動する、前哨戦のドラマですわ。
これが、月並みな天下取りのドラマだと平凡だし、それで井伊家を絡ませたのね。
というわけで、結局は、ゆるきゃらも家康と直虎が仲良く並んで、浜松をPRです。
どちらも、出世大名家康くん、出世法師直虎ちゃんと、何が何でも成り上がらないと楽しくないみたいな、殺伐とした出世至上主義の権化のようで、これも関与していた電通ゆえに、残業過労死のまつり社員を輩出するようなクソ企業ですから、名は体をあらわすネーミングにあきれつつ、残り少ない大河ドラマだけは最終回まで視聴しようと誓ったのでした。
おまけ:
マンホールまでPRしておりやした |
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