津別町の”道の駅あいおい”から、阿寒に向けて走るとすぐ見えてくるのが、”シゲちゃんランド”だ。この町出身の造形作家 大西重成さんが、四年がかりで作り上げたワールド。オープンからもう四半世紀が経つのだが、遊び心にあふれる作品が見ていても楽しくなる。流木、ゴミからイメージ豊かに造形されて、命がよみがえるのである。奥様が、土産の作品を陳列した小屋に居て、自分からNHKのEテレ”日曜美術館”で紹介されていたので、鑑賞に来たと話したら、驚いてもう五年になると話してくれた。
”白糠アイヌミュージアム ポコロ”を取り上げるのを忘れていた。この博物館は、規模は小さいのだが、実際のアイヌの人々の生活文化を忠実に展示している施設だと思う。入館は太っ腹の無料で、小一時間もあれば、くまなく見学できるのだが、通りがかりであれば、絶対に立ち寄ってもらいたいところだ。
アイヌ民族の伝統的な儀礼の一つ、イオマン(熊祭り)は、捕えて飼育した子熊の魂を、再び神々の世界へと送り出す儀式だ。その子熊を飼育する小屋、ヘペレセッの小屋(右端)を見ることができた。ちゃんとした檻になっていて、儀式まで大切に育てられていたようだ。
この白糠には、手つかずのパシクル湿原があって、高台の自然公園から全貌を見渡すことができる。公園内には、クジラを模した塑像が置かれているのだが、国指定重要無形民俗文化財のフンペリムセ伝来を説明したものだ。アイヌ古式舞踊の鯨踊りなのだが、クジラが現れた喜びや感謝を表現しているという。






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