2019年5月17日金曜日

なぜ、国宝にならずに重要文化財のままなのかと、いぶかった高校修学旅行での大きな勘違いが還暦まで続いたというお話 - 蓮華王院三十三間堂(京都市東山区)

  
京都観光のバスガイドさんに、仕事のマニュアル本が絶対にあると思いました。
だって、同年輩の方に高校修学旅行で京都へ行った際の、見学先の説明が同じ。

別のクラスに聞いても、蓮華王院三十三間堂の千一体の千手観音像がそうです。
ガイドさんが恭しく言うんだけど、自分の顔に似た観音様が必ずいるんだって。

あるいは、会いたい人の顔が必ず見つかると説明しますが、これが格好のネタ。
探しても見つからなかったらどうすると息巻いて、ガイドさんをからかいます。

まあ、ひょうきんな男子はクラスに一人はいるもので、自分がそうだったかも。
でも、よく考えれば、これって自分の死に顔と同じ顔があるらしいという意味。

観音様も仏様だし、お導きで浄土へ旅立つ姿と思えば、何だかオカルトっぽい。
もしジジババが見つければ、お迎えも近づいているし、ありがたやありがたや。

千躰以上の仏様をこしらえるなぞ、如何に仏教の力が大きかったか分かります。
本音を言いますが、一体一体の顔つきが違ったのは、血眼に見て分かりました。

でも、自分の顔が見つからずにいたので、少し残念に思った思い出もあります。
となれば、お前は浄土に行けずに地獄に堕ちるというのか、あな恐ろしいかな。

   
そんな下らない修学旅行の思い出が改めてよみがえったのも、再び訪ねたから。
今年のゴールデンウイークは、JR西日本の三都物語みたいに旅行をしました。

ただ、そう思い立ったのは理由もありまして、修学旅行がバス移動だったから。
拝観先を点で結び付けて移動するためか、京都のどこにあるのか距離感が無い。

今回、グーグルマップで改めて見たら、なんだJR京都駅から歩けるじゃないか。
それから、清水寺、八坂の五重塔をぐるっと回っても、ハイキング程度ですな。

実際に、京都駅から塩小路通なる京都の主要な東西の通りをてくてく歩きます。
十五分も歩いたか歩かないかで、先ずはお寺の南大門に到着しますが、荘厳だ。

桃山時代、豊臣秀頼によって建立された巨大な八脚門で、重要文化財の建造物。
修学旅行だとバスで駐車場に入り、見たらさっと移動なで周辺が分かりません。

歩きつつ南大門を通り過ぎて、拝観受付に到着するのが、この寺の訪ね方かな。
そんな本来のお寺めぐりで、豊臣秀吉が寄進した立派な太閣塀も見られました。

だから、高校の修学旅行で拝観したのは、さわりで味わいも糞もありませんよ。
しかも、ガイドの説明をいい加減に聞きき、全体が重文指定だけと勘違いした。

それで、文化庁はけしからん、こんな素晴らしい文化財を誤って指定している。
そんな憤りを覚えた学生時分でしたが、今回の拝観で間違いに気が付きました。

クリックで中身も見てね

つまり、千一体の千手観音立像だけが重文で、本堂などはちゃんと国宝だった。
勘違いが還暦まで続いたこと自体、お恥ずかしい限りで恥ずかしくなりました。

ただ、今回の再訪は、TV番組”美の巨人”で観音立像が国宝昇格と紹介したから。
この視聴で見物したくなったのも事実で、偉大なる勘違いの修正になりました。

というわけで、還暦も近づいたから自分の死に顔を探しに訪ねた分けでもない。
年齢を考えてみればそうにもなるものですが、人生百年時代が叫ばれるようなご時世ですから、時分の死に顔探しは、おそらく八十歳の傘寿とか、米寿ぐらいでよぼよぼ訪ねるのが適当なのかもしれんなーとお参りしつつ、健康長寿を祈る自分がいるのでした。



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2019年5月14日火曜日

ユニバーサルスタジオジャパンを素通りして、渡し船に乗れば、川面に吹き渡る春風に当たる心地よさの方がたまらなかった - 大阪市公営渡船(天保山渡・大阪市此花区)

   
週末金曜に放映する番組で、眠たい目をこすっても視聴する番組があります。
それは、NHKのドキュメンタリー番組でタイトルは、『ドキュメント72時間』。

普通ドキュメンタリーは、記録映像のジャンルでバラエティーではありません。
ぶっちゃけ、沖縄基地返還の闘争史みたいな、堅苦しい取材の印象しかないよ。

だから、民報のテレビ局だって、金かけてまで視聴率が取れるとは思わなんだ。
テレビ離れも進んだし、ユーチューブで見たり聞いたりする方が面白いからね。

マスコミが世論を誘導する時代でもなく、むしろ捏造の源泉と庶民は感づいた。だから、そんな偽善的な信頼性皆無のドキュメンタリーなんか使用しませんな。

こうして、番組を見かけることもあまりなくなりましたが、NHKだけは違った。
受信料を掠め取るあこぎな公共放送は、役にも立たない社会的使命に奮い立つ。

と言うより、この手の制作手法が衰退したままなのを止めたかったのだろうな。
こうして、三日間、同一箇所を定点にして取材する手法で、制作し始めました。

これが、最初に挙げたTV番組のタイトルだけど、堅苦しい政治色は一切無しだ。庶民の世相の実像を切取ることだけに終始しますが、これが斬新といえば斬新。

ルポルタージュの新形式のようにも感じますが、視聴者が主役に成れるのです。それだけ、人それぞれに人生のドラマがあるということに、深遠さがあるんだ。

逆に、テレビ局が気づかなかっただけ、愚か者集団だっていう風にも思えます。
事前取材なし、ロケハンも最低限、撮影はぶっつけ本番なんてテレ東の十八番。

番組の”出川哲朗の充電させてもらえませんか?”なんか、まさにそうでしょう。
だから、おまいら犬HKは、まねこき野郎だと言いたくなりますが番組は面白い。

   
特に先月に放映した”大阪・渡し船 片道1分の人生航路”は、出色の出来上がり。
でも、これってネットではB級の大阪観光ポイントとして紹介されてきました。

まあ、ネタで面白い番組まで昇華させた点ではNHKを仕方なく誉めてやろう。
つまり、自分も実際に行って乗船したくなったほどで、メディアの力は大きい。

しかも、別のB級観光ポイント”日本一低い三角点”のある場所が乗船場なんだ。
それが、天保山渡船場でユニバーサルスタジオの桜島側から築港側へ渡ります。

この築港側に築山の天保山があり、その三角点の標高は5メータ-に満たない。
だから、地理マニアも訪ねる人がいるようですが、休日なので混んでいました。

   
番組で紹介したように、ユニバーサルスタジオで働くスタッフも乗り込みます。
他にも築港側の水族館、海遊館へ遊びに行くような人もいて、意外な観光地だ。

というわけで、ユニバーサルスタジオには全く見向きもしなかった夫婦でした。
上さんは、留学していた頃、フロリダのディズニーへ行って面白かったと言うくせに、日本で行こうと言うと、もう行かなくて良いと言うので、自分もディズニーを見たことは無いのですが、ご他聞に漏れず、ユニバーサルスタジオジャパンを素通りして人生行路の渡船が大事だったということなのでした。

電車で気分だけ味わった



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2019年5月11日土曜日

聞きなれないメニューだからこそB級グルメの殿堂なのであって、つい舌鼓を打つのである - 阪神デパート「スナックパーク」(大阪・梅田)

  
通称スナパーと呼ばれる「スナックパーク」ですが、昨年のリニューアルです。
元々、阪神デパート本店のデパ地下でしたが、デパート自体が建替えの憂き目。

このため三年前に惜しまれながらも、立ち食いの聖地はクローズになりました。
今回の復活は、以前から営業していたお店を含め、合計13店とパワーアップ。

お客同士が譲り合い、スタンドテーブルをシェアして食べる雰囲気が最高だよ。
これだけのために大阪旅行を計画したとしても、十分に価値はあると思います。

二日連続で昼ごはんや夕食を食べに行ったけど、見慣れないメニューが面白い。
イカ焼き、ちょぼ焼きは、この前の投稿で触れましたが、他にも盛りだくさん。

似たような粉もんの牛焼きから、オムそば、そばめし、ボルガライスなどなど。
ボルガライスはオムライス屋のたまご丸で食しましたが、これぞご当地グルメ。

福井県越前市が発祥の地だそうですが、類似したメニューが各地に点在します。
とくに、北海道根室市のエスカロップ、九州は長崎市のトルコライスなんだな。

デミグラスソースを使うのがポイントだと思うけど、ボルガを食べられて最高。
以前、根室へ旅行した時は花咲ガニに食らい付いて、食べる機会を逃しました。

しかも、正月スキー旅行で福井県の敦賀市まで行ったけど、レストランが休み。
地元グルメのソースカツ丼もボルガも食べられずに、不満が溜まっていたしね。

それから、三月にも県庁所在地の福井市に投宿したのに、スルーしてしまった。
このメニューを食べさせてくれる西洋軒という食堂があるにもかかわらずです。

だから、スナックパークでこのメニューを見つけたときは、捲土重来の気分だ。
こうして、食べましたが、どうもソースの味が濃すぎで具に勝ってしまうんだ。

だから、オムライスなのにデミグラスライスになってしまったとういのが感想。
それでも、食べられたという達成感だけでも満足したということにしましょう。

   
それで、”そばめし”を食べたいといったら、上さんが何それと聞いてきました。
食べたことが無いらしいので、焼きご飯に焼きそばが合体したものと答えます。

まあ、興味を持ってもらい注文しましたが、冷凍食品になったぐらいだからね。
平成13年に発売されて空前のヒット商品になりましたが、もう昔語りですなあ。

それで、熱したホットプレートに、炒飯と焼き飯を別々に先ず調理します。
それを混ぜ合わせて出来上がりですが、実際の作り方を見ていて面白かった。

なんでも、お好み焼き屋で昼食に来た工員が、焼きそばを焼いていたのに着目。
弁当の(冷や)ご飯を、焼きそばと一緒に炒めてと頼んだのが、嚆矢らしいの。

そんな一品ですが、どろソースといわれる濃い味の調味料がアクセントでした。
他にも、隣の男性が食べていた生卵を乗っけたナポリタンが濃厚でおいしそう。

  
たまごを潰してスパゲッティに絡めながら食べていますが、これも注文したの。
面白いのは、ケチャップ味をソース味に変えたのが、ジャポネーゼなんだって。

これでもかと言う、変幻自在の洋食バリエーション、奥深さに感動したもんだ。
というわけで、三時以降、ちょい吞みセットのメニューが現れて立ち飲みOKだ。

ローマ軒では、三十分、ワイン、ハイボール飲み放題セットなんていうのもあって、千円でベロベロに酔っ払える、大阪居酒屋名物のせんべろ環境が、このスナックパークに出現てしまうのでありまして、中には関西弁をしゃべくる白人のお兄さんが周囲の客を笑わせつつ、コスパ最高の大阪”せんべろ”もインバウンド旅行者たちによって、インスタで紹介されるのであろうと思うのでした。



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2019年5月8日水曜日

あの阪神名物エリアの「スナックパーク」で、イカ焼き、ちょぼ焼きのB級グルメを堪能し、満喫した至福の大阪旅行 - 阪神デパート「スナックパーク」(大阪・梅田)

  
ちょぼ焼きの調理をしている職人さんの手際に、思わず見入ってしまいました。
手さばきを見ていると、道具を使う所作に、少し大げさなしぐさが入るのです。

職人さんの顔つきも、眉がとても特徴的で、誰かに似ていると思い始めました。
その場では思い出せずにいましたが、帰宅して喜劇俳優らしいと気が付いたの。

多分、藤山寛美の松竹新喜劇とか藤田まことのてなんもんや三度笠の時代だな。
そんな彼らが活躍していた時代だから、半世紀ぐらいは前の話になってしまう。

それで自分の記憶の片隅に名前が残っていないか、頭をひねっても出て来ない。
なのでネットやらユーチューブでも必死に検索しましたが、小島慶四郎かなあ。

いや、漫才師にもいたような気がするし、てなもんやでも見たような気もする。
ただ、慶四郎さんは、顔つきが岡目だったので、その職人は細面なんだよなあ。

なので、誰かはっきりぜずに分からずじまいでしたが、ちょぼ焼きは美味いな。
実を言うと、この阪神デパート「スナックパーク」ではイカ焼きが目標でした。

   
でも、イカ焼きの調理器具がいかめしくてクリーニング屋を思い出してしまう。
つまり、プレスアイロンを連想させるほどに具を充填したらバタンと閉めます。

つまり、たこ焼きみたく、途中にひっくり返したり回したりしない自動化だよ。
何やらプレスマシンで一定時間後に出来がって来る感じで、面白くありません。

その代わり、ちょぼ焼きやたこ焼きは、職人さんの手際が面白くて見とれます。
まあ、こういう粉もんのB級グルメと言うのは、調理見物も味わいの一つだな。

そんなスナックパークは、安く早く手軽に食せるB級グルメの殿堂に違いない。
以前はデパ地下の一角を占めていましたが、少し離れた場所に最オープンです。

このデパートのある梅田の地下街は、広すぎで迷子になってしまうほどなんだ。
なので、JR大阪駅の改札口を出て歩いていて見つけたのが、無料配布のマップ。

地味にひっそりラックに立てかけられており、目ざとく見つけて活用しました。
と言うわけで、この職人さん、翌日に中田ボタンのそっくりさんと気が付いた。

  
確かに眉と目元の感じが、この漫才師に良く似ており、中田カウスとのコンビも長年活躍して来たし、テレビを通じてお茶の間を笑わせてきたからせいで、この顔つきも自分の脳裏に焼きついていたのはさもありなん、しかも、あの焼き方、ひっくり返しに振りを付け足していたのが、なんとも漫才の絶妙な掛け合いにも通じるものがありまして、個人的なフードパークの一風景になったのでした。



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