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そのシーズン、 世界初166人乗りのロープウェイが山頂部まで引かれました。
乗っている時もそうですが、晴れた日には、 竜王山から下界の眺めが絶景です。
乗っている時もそうですが、晴れた日には、
乗客がみんな「すごい!」と声を上げるほどで、 景色のよさに魅せられていました。
面白いのは、乗り場がメインゲレンデの中心部にあって、 駐車場からすぐじゃない。
面白いのは、乗り場がメインゲレンデの中心部にあって、
ゲレンデに入ってから、 リフトを二本乗り継いでいかないと登場できず、不便です。
現在は、動く歩道で移動して、リフト乗り場に接続しますので、 便利でしょうか。
現在は、動く歩道で移動して、リフト乗り場に接続しますので、
しかも、スキーバスツアーに良く組まれているらしく、 スキー客が多く混雑がひどい。
駐車場で大型バスもかなり見かけたし、 誘導で停めるまで時間がかかりました。
駐車場で大型バスもかなり見かけたし、
周辺には宿泊施設も充実して、 宿泊パックなど大々的に呼び込んでいるのでしょう。
当時はまだスキーブームの最中で、 自分にはそのにぎわいが迷惑千万でした。
当時はまだスキーブームの最中で、
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こうなると、早くリフトで上がれるだけ上がって、 込み合って来るまで滑りを楽しもう。
ロープウェーもあることだし、山頂エリアは雪も豊富で、 雪質に期待できそうです。
ロープウェーもあることだし、山頂エリアは雪も豊富で、
こうして、リフトを乗り継いで山麓駅に到着しましたが、 既に乗客も並んでおります。
結局、一本分の二十分間、 待たされる羽目になってロープウェーも満員でした。
結局、一本分の二十分間、
まあ、上がってしまうと標高が二千メーター級で、 志賀高原並みの雪質でした。
ここから、クワッド一本を乗り継げば、 竜王山の頂上直下まで出られます。
ここから、クワッド一本を乗り継げば、
もし、天候が良くて道標もしっかりなら、 コース的にはさほど難しくなさそうです。
今は、携帯にもタブレットにもGPSがついていますから、 迷うこともないでしょう。
平成4年3月20日滑走 |
これが難しいコースでは、スキーヤーが降りれなくて、 途中が混雑してしまいます。
滑走の難しすぎる地形は、 間引き運転のできるロープウェーが無難かもしれません。
滑走の難しすぎる地形は、
このため、世界最大級の乗員数の施設を導入して、 話題を集めることにしたのか。
その後、ふもとのゲレンデを滑るしかなかったのですが、 滅茶苦茶混んでいました。
その後、ふもとのゲレンデを滑るしかなかったのですが、
ところで、お隣の小丸山ゲレンデは、 スキー修学旅行の生徒をかき集めていました。
スキー場とホテルの運営会社が同じですから、 相乗効果を狙って一石二鳥です。
スキー場とホテルの運営会社が同じですから、
こちらは、運営会社がツアー会社と組んで宿泊をパックにして、 客をかき込みます。
当時のゲレンデマップでも、 ギャルたちの人気を呼んでいるゲレンデとありました。
当時のゲレンデマップでも、
でも、リフト一本を乗るのに一時間くらい待たされる活況さは、 自分にはご免です。
ここは、ギャルたちのゲレンデデビューのお披露目場なんだと、 悟ってしまいました。
ここは、ギャルたちのゲレンデデビューのお披露目場なんだと、
というわけで、このスキー場もご他聞にもれず、 平成17年に経営に行き詰りました。
この年は有名ゲレンデの曲り角で、斑尾高原は倒産、 奥志賀高原は経営譲渡です。
この年は有名ゲレンデの曲り角で、斑尾高原は倒産、
こちらは、民事再生を経て復活したのですが、 負債額は最高で92億円に達しました。
ロープウェーなど過大な設備投資が、 仇になったのは否めないと思うのですよ。
ロープウェーなど過大な設備投資が、
確かに、 地域総合整備財団から70億円規模の融資を引っ張り出して再開発 したのはお見事でしょうが、 バブル崩壊を受けてスキーブームも下火になりそうな頃合でしたか ら、他に経営上のアイデアを見出せなかったものかと、 調べながらつくづく感じるのでした。
おまけ:
リフト券(裏面) クリックで拡大します |
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