2016年8月15日月曜日

B級グルメは全国数あれど、北海道にはB級観光地だらけなんだぜ - 十二ヶ所の道立自然公園(北海道全域)

国内最大の人造湖は、朱鞠内湖

北海道は、でっけーどーって良く言いますけど、これは本当のことなんです。
面積で見ても、九州地方と四国地方の二つの島を足し合わせても、まだ足りない。

都道府県の自治体レベルでの比較で見てしまので、やっぱり錯覚してしまいます。
四国九州は十一県もあるし、人口比では北海道の三倍以上も、人が住んでいる。

それだけ、人が住んでいないのかが分かりますが、ならば自然は残っているだろう。
観光地になるような景勝地も多いのではと思って、自然公園を少し調べてみました。

自然公園は、国立・国定・都道府県立の三つに分かれ、国立公園が最重要です。
わが日本国の風景を代表するに値する傑出した自然の風景地という定義ですね。

次に続くのが、国定公園で国立公園に準ずる自然の風景地という、意味合いです。
一方、都道府県を代表する自然の風景地は、都道府県立自然公園になります。

風景の美しさや魅力は、順番で国立公園が一等でしょうけど、ほかも捨てがたい。
それで、国立・国定公園の数で、九州四国地方と北海道を比べてみたんですね。

① 阿寒国立公園
② 大雪山国立公園
③ 支笏洞爺国立公園
④ 知床国立公園
⑤ 利尻礼文サロベツ国立公園
⑥ 釧路湿原国立公園

⑦ 網走国定公園
⑧ 大沼国定公園
⑨ ニセコ積丹小樽海岸国定公園
⑩ 日高山脈襟裳国定公園
⑪ 暑寒別天売焼尻国定公園

北海道には、国立公園・国定公園で合計十一箇所あり、各々、良く知られています。
一方、九州四国地方は、全部で二十箇所もあり、指定数が二倍近いので驚きです。

北海道は、本州の風土と違って、寒冷な気候によって育まれた自然が基本なのだ。
孟宗竹の竹林もないし、柿もみかんも育たないし、アカマツの木も自然には生えない。

シラネアオイという高山植物も、北海道に来ると、山間地程度に咲く花になってしまう。
厳しい自然によって残された景勝地なら、大雪山とか知床が代表格で、分かりやすい。

他方、温暖な気候に恵まれた瀬戸内海、雲仙天草など、多様な風土には恵まれない。
それが指定された公園数の差につながってしまうのでは、思わせるところもあります。

このため、これらを補うかのように道立自然公園が十二ヶ所も指定を受けていました。
冒頭の朱鞠内湖も、指定を受けた一つですが、国内最大の人造湖が魅力のポイント。

① 厚岸道立自然公園
② 富良野芦別道立自然公園
③ 檜山道立自然公園
④ 恵山道立自然公園
⑤ 野付風蓮道立自然公園
⑥ 松前矢越道立自然公園
⑦ 北オホーツク道立自然公園
⑧ 道立自然公園野幌森林公園
⑨ 狩場茂津多道立自然公園
⑩ 朱鞠内道立自然公園
⑪ 天塩岳道立自然公園
⑫ 斜里岳道立自然公園

ただ、それ以外は、名前の面白いピッシリ山の登山ぐらいで、残るは釣りでしょうか。
幻のイトウをルアーで釣るとか、マイナス三十度の厳冬期にワカサギ釣りをするとか。

確かにレジャーとして楽しめても、傑出した自然の風景地というレベルでもありません。
凍てつく自然ゆえ、付近一帯は稲作もできないので、そばの栽培が盛んなのでした。

夏が来ると、そばの白い花が畑一面に

ただ、温暖な本州の気候とは異なる寒冷地の自然に、誘われる何かがあります。
それに、枯れた植物が腐らずに残った泥炭地の低層湿原こそ、寒冷地の特徴。

この湿原こそが、夏の最盛期に原野のお花畑へと変貌する風景地であり、美しい。
紹介した①、⑤、⑦の道立自然公園は、その代表的な景勝地ですが知名度は低い。

その代わり、国際的なラムサール条約により、湿地の保全活動が行われています。
釧路湿原国立公園が最も有名でしょうが、道立自然公園だって魅力はありますよ。

というわけで、ベニヤ原生花園のある北オホーツク道立自然公園へ、いざ出発です。
月曜日の飛行機に乗ったら、土曜日の最終便に搭乗して帰るまで、気ままなキャンプ旅行を続ける予定なのですが、台風も通過しそうだし、天候も不順な一週間になりそうで心配なのですが、そこは日程を変えて日帰り温泉に行ったり、道北地方のグルメを満喫してみたりと、旅を最大限に楽しんでみようではないかと、思ったりするのでした。


おまけ:
厚岸道立自然公園の湿原
グーグルドライブはこちらから
厚岸町の観光パンフ
グーグルドライブはこちらから

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