2017年2月21日火曜日

リフトもロープトゥーもないけど、田舎のゲレンデってこんな感じかもしれない - 中小屋温泉 スキー場(北海道・当別町)

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何時訪問したのか覚えておりません

このスキー場は、温泉に併設された町営スキー場ということになっていました。
場所は、札幌近郊の当別町ですが、最寄駅は学園都市線の本中小屋駅です。

実は、自分は札幌っ子で、大学を卒業して就職するまで札幌におりました。
土地感もありますし、この当別町からは高校の同級生が多数通学していました。

確か、同級生で大学も一緒に合格した山上君が、当別町から通学していました。
他には、国立の工業大学に行ったのに実家の農業を継いだ、彦治君もいます。

なので、学友がこの町から通っていたので、この町自体には親しみがありました。
一方、この町の開拓の歴史は古くて、明治四年までさかのぼることができます。

伊達藩の支藩だった岩出山の領主伊達邦直が率いて、移住して来たのが嚆矢。
このため、この移住による町の発展をたたえ、伊達記念館も建設されております。

伊達邸別館写真
グーグル画像検索より

自分も夏休みに訪れていますが、それまでそんな歴史があるとは知りませんでした。
次に、実際にこの温泉へ訪ね始めたのは、内地へ就職してから帰省中のことです。

夏休みに日帰りで漬かりに行ってみたし、冬の寒い時季に宿泊したこともあります。
JRの駅からテクテク歩くと15分もあればたどり着けるのですが、冬は少し厳しい。

まっすぐな道をテクテク歩くのですが、吹雪けば、風をさえぎるものもありません。
吹きさらしの中を歩くのはつらいもので、ここは自動車のお出かけをお勧めしたい。

旅館の前には砂利を引いた広い駐車場もあるし、冬になればもちろんでしょう。
それで、温泉にゆったり入りますと、アルカリ性のお湯で肌がすべすべになります。

源泉は冷たくて沸かしているようですが、泉質が良いせいで親しまれてきました。
明治三十七年の開湯で百年以上の歴史もあり、道内でも古い温泉の一つです。

周辺は農家も多く、湯治も兼ねた行楽で、近隣の住民も訪れてきたのでしょう。
一方、この温泉の南側には少し小高い丘があり、切り開かれた斜面が望めます。

どうも町営スキー場のゲレンデらしく、冒頭のパンフレットでも紹介されていました。
最終ページには、スキー競技会が開かれたような雰囲気の写真も載っております。

そこで、目を凝らして見たのですが、リフトやロープトゥーの索道が見当たりません。
となれば、ここはスキー板を担いでゲレンデを登らねばならなかったということか。

自分も冬場に訪れましたが、宿泊が目的のため、ゲレンデは横目で通り過ぎました。
ただ、ゲレンデらしき斜面は確認できたのに、滑っているような人気がありません。

HPはこちらから

なので、索道も見当たらないゲレンデだから、余り使われていないと感じました。
そこで、確認する意味もあったので、ネットでこの温泉とスキー場を探してみます。

すると、わずかなヒットでも、スキー場の写真をアップしたサイトが見つかりました。
説明では、コースには無数の滑走跡があっても、既に廃止されていたとあります。

加えて、山頂に向かってリフトの支柱も見受けられ、後年、掛けられたのでしょうか。
リフトはもう稼動することはないでしょうが、昔のように板を担いで登るだけです。

というわけで、このゲレンデはリフトが廃止されましたが、昔に戻っただけなのです。
後は、バックカントリー気分で、のんびり山頂まで登っては、ちんたら降りるというスキーの原点に立ち返ったような運動をするのもいいではないかと、思うのでした。


おまけ:
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