グーグルドライブはこちらから 何時訪問したのか覚えておりません |
このスキー場は、温泉に併設された町営スキー場ということになっていました。
場所は、札幌近郊の当別町ですが、最寄駅は学園都市線の本中小屋駅です。
実は、自分は札幌っ子で、大学を卒業して就職するまで札幌におりました。
土地感もありますし、この当別町からは高校の同級生が多数通学していました。
確か、同級生で大学も一緒に合格した山上君が、当別町から通学していました。
他には、国立の工業大学に行ったのに実家の農業を継いだ、彦治君もいます。
なので、学友がこの町から通っていたので、この町自体には親しみがありました。
一方、この町の開拓の歴史は古くて、明治四年までさかのぼることができます。
伊達藩の支藩だった岩出山の領主伊達邦直が率いて、移住して来たのが嚆矢。
このため、この移住による町の発展をたたえ、伊達記念館も建設されております。
伊達邸別館写真 グーグル画像検索より |
自分も夏休みに訪れていますが、それまでそんな歴史があるとは知りませんでした。
次に、実際にこの温泉へ訪ね始めたのは、内地へ就職してから帰省中のことです。
夏休みに日帰りで漬かりに行ってみたし、冬の寒い時季に宿泊したこともあります。
JRの駅からテクテク歩くと15分もあればたどり着けるのですが、冬は少し厳しい。
まっすぐな道をテクテク歩くのですが、吹雪けば、風をさえぎるものもありません。
吹きさらしの中を歩くのはつらいもので、ここは自動車のお出かけをお勧めしたい。
旅館の前には砂利を引いた広い駐車場もあるし、冬になればもちろんでしょう。
それで、温泉にゆったり入りますと、アルカリ性のお湯で肌がすべすべになります。
源泉は冷たくて沸かしているようですが、泉質が良いせいで親しまれてきました。
明治三十七年の開湯で百年以上の歴史もあり、道内でも古い温泉の一つです。
周辺は農家も多く、湯治も兼ねた行楽で、近隣の住民も訪れてきたのでしょう。
一方、この温泉の南側には少し小高い丘があり、切り開かれた斜面が望めます。
どうも町営スキー場のゲレンデらしく、冒頭のパンフレットでも紹介されていました。
最終ページには、スキー競技会が開かれたような雰囲気の写真も載っております。
そこで、目を凝らして見たのですが、リフトやロープトゥーの索道が見当たりません。
となれば、ここはスキー板を担いでゲレンデを登らねばならなかったということか。
自分も冬場に訪れましたが、宿泊が目的のため、ゲレンデは横目で通り過ぎました。
ただ、ゲレンデらしき斜面は確認できたのに、滑っているような人気がありません。
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なので、索道も見当たらないゲレンデだから、余り使われていないと感じました。
そこで、確認する意味もあったので、ネットでこの温泉とスキー場を探してみます。
すると、わずかなヒットでも、スキー場の写真をアップしたサイトが見つかりました。
説明では、コースには無数の滑走跡があっても、既に廃止されていたとあります。
加えて、山頂に向かってリフトの支柱も見受けられ、後年、掛けられたのでしょうか。
リフトはもう稼動することはないでしょうが、昔のように板を担いで登るだけです。
というわけで、このゲレンデはリフトが廃止されましたが、昔に戻っただけなのです。
後は、バックカントリー気分で、のんびり山頂まで登っては、ちんたら降りるというスキーの原点に立ち返ったような運動をするのもいいではないかと、思うのでした。
おまけ:
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