2017年5月16日火曜日

海の向こうから藤棚の美しさでご指名とあれば、お連れ申し上げますぜ - 足利フラワーパーク(栃木県・足利市)

フラワーパークの藤棚

上さんの両親が、もうこれが最後かもしれないと、遠路はるばる日本に来ました。
お父さんは既に傘寿を迎えたし、お母さんももうすぐ古希だから、長旅は厳しい。

三時間くらいの旅空に過ぎませんが、目も悪くなって足腰も弱っているようです。
両親とも、自分の健康は自覚しているので、見ておきたい物を希望してきました。

それが、足利フラワーパークなんだだそうで、三年前、CNNで紹介されました。
世界の夢の旅行先、十選の中に選ばれたもので、花の美しさではここだけです。

他には、バオバブの木の通り道や、キリンに餌をあげられるホテルも選ばれました。
もちろん、日本からはここだけなのですが、その選定理由がちょっと風変わりです。

どうも、SF映画アバターに登場する”魂の木(エイワの木)”を連想させるみたい。
藤の花が、巨大な棚から垂れ下がりますが、ほとんど同じに見えるとしています。

県の天然記念物に選ばれたほどですが、人の手入れがあっての規模なのです。
でなければ、ここまで大きくならず、、自然ではつるが木に巻きついて広がります。
   
   
なので、花は棚のように水平に広がらず、枝から部分的に垂れて咲くだけでした。
マメ科の樹木なので仕方ありませんけど、初夏の山野を彩る淡い紫色も美しい。

長寿で繁殖力も強いので、おめでたいとされ、万葉集の和歌にも詠まれています。
一方、そんな親しまれた花を、平安時代に権勢を誇った藤原氏が大切にします。

その氏名にちなんだこともあり、藤花の宴をさかんに催したと伝わっているのです。
でも、上さんのご両親は、どこからこの場所の情報を仕入れて来たんでしょうかね。

海外旅行をよくしていますし、きっとCNNのニュースも目にしたのかもしれませんな。
それで、一泊旅行という段取りで出かけましたが、五月の連休明けになりました。

最近は、インバウンドで外国から観光客が押し寄せて、航空券の確保も難しい。
連休中は値が張るし、連休明け直後でも未だ藤の花は咲いていると聞きました。

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なので、この時期に合わせて来てもらいましたが、金曜日でも混雑しております。
見納めに、連休明けでも最寄のJR駅からてくてく歩く、お客さんも多数おりました。

それで、自分には咲き始めているバラの花のほうが、香りも強く美しいと感じました。
深紅に咲くダマスクローズは、鼻を近づけますと、本当に香料のような香りがします。

正に、目で見て香りを楽しむことができましたので、強く印象に残ってしまいました。
というわけで、アッシーくんの自分は、旅の専任ドライバー役を無事に果たしました。

ここから、宿泊先の喜連川温泉まで、更にドライブしながら移動したのですが、途中、業務スーパーにも立ち寄って乾物の食材を買い込んだりして、別に旅先でそこまですることもなかったのですが、ご両親にとっては物珍しさが加わったショッピングになりましたので、それはそれでプラスアルファになったのかなと、思った次第なのでした。


おまけ:
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栃木県にも業務スーパーは多いのだ


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